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木の床の不思議 −触覚・暖かさ編 -

「無垢の木の床は暖かい。」


何か漠然としていて、わかりにくいですよね。

でも、そのままなんです。

ほんとにあたたかいんです。

近年は床暖房を備えられている住宅がずいぶんと増えましたが、その床暖房ほどではありませんが、暖かいのです。

正確には暖かく感じる、です。

それはなぜかというと、天然の木材は人の手や足から熱を奪いにくいからです。

そもそも、床が冷たく感じられる場合は、足が触れた瞬間に急激に足から熱が奪われるからです。

コンクリートを触ったときにヒヤッとするのはそのためで、触っている間、よっぽどでない限りあたたかく感じることがないのは、ずっと熱を奪われ続けるからです。

だから、現実的に木の床があたたかいんではなく、木は熱をうばいにくく、また一度温まると保温効果があるので、その熱を逃がさず保ってくれます。

これは木が生き物であり、空気の入る細胞を持っていて、断熱性を持つからです。

だから、木は暖かい素材だといわれます。

そして、こんな性質に加えて木の床は紫外線を吸収してくれるので、目に優しく疲れが出にくいといわれています。

また木目の不規則性が人の心理状態を落ち着かせてくれる働きがあったり、吸音効果もあるので、騒がしい居酒屋などでは、木の床にすると騒々しさがなくなりますし、当然調湿効果ももたらしてくれます。

とはいっても、マンションなどのコンクリート厚18cm以上の床の遮音効果とは比べ物にならないくらい音は通しますし、エアコンに比べれば、一時の調湿性は低いです。


ですが、そんな性能比べではなく、本当に私が「木の床はあたたかい」と思うのは、家というのは「人間つくりの場」であり、決して寝食だけの場所ではないと思うからです。

人間つくりの場というのは、夫婦でのコミュニケーションや子供を産み育てるというのもひとつですが、それ以上に人格形成の場であり、小さな社会だと思うのです。

人と人のふれあいの基本や話し方、常識や躾を学ぶ場であります。

だからこそ、その「場」である家で、もっとも長く接しているものである床こそ、本当の意味で暖かみがある物でないといけないと思います。

合板フローリングのお手ごろ感ではなく、本当の「あたたかさ」のある無垢の木のフローリングに触れ、あたたかい家庭がたくさん育つお手伝いを出来れば・・・・と思う次第です。




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