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杉 正赤身 デッキ材


近頃は住宅の内装材に天然素材が浸透し、木質の(当然無垢の!)仕上げ材も増えてきて、住宅の質としては良い方向に進んでいると思います。
それが一転、室内ではなく屋外となると、また話が変わってきます。

室内使用では主に、寸法安定性や表面仕上がりの良さ、意匠性が重要視されますが、屋外ではそれらよりも「耐久性」が重視されるのは当然と言えます。
そこが最も大きな違いであることは容易に想像していただけると思います。

屋内ではありえない、雨による多量の湿気による腐朽菌の繁殖、かと思えば照り返す日差しでの急激な乾燥による日割れや材の暴れが起こりますし、当然、紫外線を浴び続けるので、木質細胞の紫外線劣化が激しく、細胞が潰れていくことで木部の原型をとどめていくことができず、劣化が進みます。

木材の屋外使用で多いのが、「ウッドデッキ」でしょう。

ガーデニングと共に時代の潮流にのりかなり急速に普及しましたが、その材料の違いについては十分に吟味されていない場合もあったと思います。

まず、デッキ材というと大きく分けて3種類でしょうか。

手頃な価格の規格寸法販売の木材を表面を平滑に加工し使用する、杉や桧や米松などの針葉樹材の物。
または屋外使用でも高耐久が特徴の熱帯雨林からくる輸入木材の使用。
そして、メンテナンスが楽で、商品によるばらつきの少ない木の色柄をした合成木材。

こんな感じでしょうか。


1つ目の針葉樹材は、入手はかなり容易で価格もかなり手頃なため、予算の関係が懸念される場合はほとんどがこのタイプですね。
2×4材を使用される場合もよく見られますが、確かに手ごろで軟らかく加工しやすいですが、耐久性という面でみれば初期投資に見合うだけの性質があるかというと疑問が残ります。

それに、桧や杉、米松材を使用したとしても、やはり材自体が軽軟で、腐朽菌や、シロアリなどへの抵抗性も大きくないため目安として施工後永く見ても10年を目安に作り替える必要性が出てきます。

その点、2番目の熱帯雨林産の重硬な広葉樹材では、紫外線劣化は避けられず、表面は無塗装ですと劣化していきますが、腐朽菌による劣化には強いですし、シロアリに対する耐性を持つものもあります。(食いにくいというもので、食われないわけではありません。)
ですがなにぶん高価であり、それ以上に環境問題や違法伐採が問題になっている昨今、熱帯からの木材を切っていくというのは時代の流れに反していますし、一度品薄になってしまうと再入荷の目途が立ちにくいという輸入材特有の問題点もあります。

話はそれますが、熱帯の樹木の中では一度伐採してしまうと、同じ土地では再生できない天然の樹木林も珍しくありません。
そんな理由からも、熱帯雨林はむやみに伐採していくことのできない、生態系にとって貴重な資源です。
何も熱帯産広葉樹に限ったことではなく、寒冷地に生える針葉樹も同じです。
日本の建築業界の「縁の下の力持ち」的な存在の欧州赤松材。
これも、様々な地方から輸入されていますが、特にロシア産の非常に高樹齢の木目のつんだ(年輪の細かい材のこと)物は、永い年月をかけて氷の張るような厳寒地に適応し生えています。
それを無計画にどんどん伐採しているわけですが、そこも氷の張るような氷点下の土地柄、再度植林など到底できませんし、植えても育つような環境ではないところです。
そんな環境に永い昔から少しずつ適応してきたものを今じゃんじゃんと伐り出し使っています。
人の叡智の及ばないところに生きているものをむやみに、無知に使用するのはもういい加減やめにしないといけないところに来ています。

と言いながら、日々そんな貴重な赤松小割り材を販売していっている矛盾も十分感じているのですが・・・・
偉そうに講釈する資格はないかもしれませんが、現状は何とか打破していきたいと思っています。


えらい脱線しました。

戻って、3番目ですが、これは言うまでもなく合成木材という名前の、木材ではないものです。
接着剤と木粉の塊ですが、後処理の環境的にも、また材の価値としてもいかがなものかと疑問です。
紫外線劣化や、シロアリの心配もなくとにかく施工後の見た目が続くというものですが、土俵が違います。

みんな否定的で、一体どないすんねん!!

ですよね。

そこなんです。
どうしたらいいか・・・・
ただ耐久性を追求するのか、それとも環境共生で資源的なことを考えて選ぶのか、最終的にはそれともコストか・・・・

それぞれの事情があるでしょうが、私は提案したいです。


あえて杉を使いましょう!!



なんだ、今まで書いてきたことはどういうこと!?と思われるでしょう。
思ってください。

御説明します。

杉を使う意味、それは以下です。

・杉の赤身は耐久性が意外に高い

・杉は蓄積量が多く、十分持続的に供給可能な材料である。

ということです。

特にその耐久性です。
杉は軟らかく腐朽し易い材であると思われがちです。
確かに白太は虫害に弱いですし、腐れも早いものです。

そこで、杉の赤身の部分(木の芯に近い色の濃い部分)のみを使うのです。
白太は細胞が活発に活動している若い部分ですから栄養分が多いところですが、赤身は役割を終えた細胞が老朽化し、芯材成分といわれるものが堆積沈殿して色の濃くなった部分ですから、虫害や腐朽菌のえさになりえる部分が少なく、またその樹種特有の様々な成分を有している部分ですので耐久性が高いというのがカラクリです。
その赤身のみを使うことで、腐朽にも耐え、虫害を抑え、耐久性をもったまま環境にも優しい製品とすることが可能です。


御紹介する「杉 正赤身デッキ材」はその名の通り、杉の赤身の部分のみを厳選使用したデッキ材です。


施工現場拡大 2








杉の赤身にはタンニンという、緑茶などにも含まれる抗菌成分がたくさん含まれています。
日本という高温多湿の気候風土で育ってきた杉の赤身には、抗菌作用と共に日本ならではの気候変化に対する耐久性に優れたところがあるのです。
その為杉の赤身デッキ材は、屋外使用する場合の耐久性も高く、資源としても枯渇の心配もなく、なにより国産の手触りや香りのよい木材を使用できる安心感があります。


杉正赤身デッキ材 施工現場3








当然、材自体にはリラックス効果のある杉の香りが満載ですし、何よりデッキ材だからといいっていい加減な加工にはしていません。


施工状態拡大 1







きちんと美しく加工され、しかも針葉樹では避けられない節の部分にも、内装材でないにも関わらず丁寧な埋め木処理が施されています。


埋め木拡大 1木端埋め木拡大埋め木拡大 2







そのため、リビングからそのまま素足でデッキへと飛び出す子供たち・・・そんな光景が当たり前にみられることは確実です。(まったく怪我なくという意味ではありません。木材のケバや、めくれが起こる場合もございます。)

高耐久熱帯雨林材ではこうはいきません。

ハードウッドデッキ材割れ

 







施工後早いうちに割れや木口からソゲが立ってくる場合が多いので、おそらく靴やスリッパを使われることになるでしょう。

この素足かスリッパかが大きな違いです。

足の裏に木の温かみを感じながらの日光浴やバーベキューができるデッキと、足を気にしながら歩かなくてはいけないデッキ。

考えるまでもないですよね。

いろんな選択肢がある中で、国産材、それも日本の森林にとって大きなウェイトを占める杉がこんな形で使用できるんです。

そしてもう一つ、この杉赤身デッキ材の特徴は専用施工クリップ(別売り)で簡単施工できるということです。

デッキ専用クリップ専用クリップ施工イメージ







熱帯雨林由来の硬い木材を施工する場合、直接材同士をビス止めするにも錐で先穴をあけてからでないと、材の硬さからビスが入っていってくれませんから、手間がかかります。
しかもそのクリップで施工することで、もしデッキ材が劣化して交換することになっても、ビスを緩めるだけでデッキ材を交換できますし、デッキ材に直接ビス止めする必要が無い為、見た目にもよいですしクリップをはさむことで出来るすきまが、デッキ材同士の適度な間隔を保持してくれます。
こちらも、熱帯硬木広葉樹の場合はビスの保持力が強すぎて、ビスを抜くのが大変な上に、ビスをねじ切ってしまう場合も少なくありません。
経年後のビス部も目立ちます。

ハードウッドデッキ材 ビス固定部分







ただ杉というだけの偏見からでは使えなさそうなイメージの杉のデッキ材でも、こんな違いを生むことが出来るのです。


この杉正赤身デッキ材、ぜひご自宅に選んでください。

100年とは言いません。
が、持続可能な森林からの供給材で、もし朽ちてもまた新たに供給できる森林サイクルがあります。
使ってもまた育つサイクルを考えていける、貴重な材だと思います。

以上で杉正赤身のデッキ材を採用する理由は十分だと思います。
デッキをご検討のかたは、選択肢に入れていただきたい材ですので、お問い合わせをお待ちしています。

杉正赤身デッキ材 施工現場











杉正赤身 デッキ材 (表面リブ加工品とリブなしフラット品があります)

・寸     法 :長さ3m×幅11.5cm×厚み4.0cm
          :長さ4m×幅11.5cm×厚み4.0cm 

・形     状 :無垢一枚板 節あり埋め木加工済み、
           表面リブ(波状)加工又は加工なしフラット

・価     格 :3mリブ付き ¥4170/枚(税込¥4504/枚)
                 4mリブ付き ¥5213/枚(税込¥5630/枚)
          3mフラット  ¥3750/枚(税込¥4050/枚)
          4mフラット  ¥4690/枚(税込¥5065/枚)
          専用クリップ  ビス同梱 ¥4500/25個入り(税込¥4860)

・入  り  数 :各3枚で1梱包  3m=1.035崙り
                     4m=1.38崙り

・運     賃 :別途 地域によりお問い合わせ下さい

・状     態 :丸太乾燥後、製材して天然乾燥。

*ご検討前に、下記ご注意と弊社からのメッセージをご覧ください。


お問い合わせはこちらから


  
・ご  注  意 :
                   
1、屋外使用の場合、どんな樹種を使用しようと必ず、表面が「銀灰色」に変色してきます。

ハードウッドデッキ材灰色化







これは木材の細胞組織が、紫外線によって破壊されていく為に起こる外見色の変化であり、塗装である程度は保護できますが、完全に変色をとめることは出来ません。
保護用塗料は、屋外木部の保護にも使用いただける無公害塗料はオスモカラーをお勧めします。屋外用クリヤー仕上げ用もあります。
銀灰色になった木部のメンテナンス、再塗装にはこちらをどうぞ。

2、材表面のリブ(波)加工は滑り止めの効果はありません。

リブ(波)加工形状寸法拡大







リブ加工することで材の表面積を増やし、雨などによる水分の残留を少しでも早く乾燥させ、材の水分による腐朽劣化を防ぐ目的のものです。ご注意下さい。                                                                       
         
3、材には埋め木加工を施していますが、一部生き節の部分には乾燥星割れ(節自体が中心からなどから割れている状態)があるものがございます。
素足歩行や靴下での歩行の際は十分ご留意下さい。
 生節の状態  
      

  






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