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青森ひば 無垢一枚物フローリング・羽目板


独特な芳香とヒノキチオールと呼ばれるとても有用な成分を多く含有することで有名な青森ひば。
その天然林の美しさも、桧、杉林とともに「日本三大美林」と呼ばれるくらいよく知られています。
その材の約80%が青森県内に蓄積されているといいますから、まさしく「青森」ひばなのです。

弊社でもオリジナル木製名刺ケースの素材としてや、長尺幅広盤の在庫などのご紹介でたびたび登場している樹種ですが、今回は、無垢の一枚物フローリングと、壁材である羽目板のご紹介です。

青森ひば無垢一枚物フローリング 3


前回までで、ある程度の特性や特徴をご紹介してきましたがここで再度紹介したいと思います。

よく水質に耐え、シロアリの食害にもあいにくいことなどから、建築用途では専ら住宅の土台に良いとされる青森ひば。
現在森林大国とまで言われる日本ではありますが、その蓄積量の多くは人工林が支えています。先人が頑張って植えてくれた(杉に偏った植林などの事情は考えないとして)その人工林利用は大きなテーマですが、それとは違いこの青森ひばは、実際に利用できる天然生の樹木としては珍しく樹齢200年を超えるものも残っており、現在でも1300万㎥という、想像しにくいほどのボリュームの蓄積をもっているという、「利用できる天然林からの木材」としてもっと注目されてもいい材料です。
特に、大阪をはじめとする近畿エリアではほとんどその名前を聞くことはありませんし、先の天然美林の行で名前は聞いたことがあっても、その素晴らしい特徴的な材を見たことのある人が少ないのが現状です。
自宅の土台にも青森ひばを取り寄せるほどの、ひば(ひのきあすなろ)ラバーの私としては、近畿圏の多くの方に良さを伝えたい一番の樹種かもしれません。

青森ひば無垢一枚物フローリング 5


少々材質が暴れん坊なものもあるので、ねじれや曲がりに注意が必要なために、その素性を知る大工さんには「ひばかぁ・・・ひばなぁ・・・」と曇りがちなコメントをもらうこともしばしばですが、クローズアップされる上記の性格以上に優秀な材料です。
優秀だというのは、何も建築材として利用される長所があるからというだけではありません。
ヒノキチオールをはじめとする有効成分を多く含む精油がもたらす効能は、様々な試験でリラックス効果や抗菌作用などの有用性がはっきりと実証されていますし、ひば油を加工した抗菌繊維の利用によるアレルギー疾患の予防やせっけんなどのスキンケア用品としても使用されています。

丸太を加工して利用する「木材」という分野だけにとどまらず、加工中にでた木切れおがくずからも有能な精油である「ひば油」が抽出できるという、まさしく無駄にするところのない樹種である点が優秀である、といえるところであるでしょう。
もちろん、建築材としては土台のみにとどまらず言うまでもなく水気の多い浴室の壁や、浴槽本体にも用いられるほどの耐朽性を備えています。

ひば材建築にまつわる昔のいいつたえでは、「総ひば造りの住宅には蚊が寄り付かない!!」といわれてきました。
輸入材やベニヤ板の普及が進むまでの住宅では、総青森ひばつくりの住宅も建築されていたんでしょうから、そんな事実も証明されていたんでしょうか。
真贋は定かではありませんが、化学防虫剤を使用しなくてもそんな効果があるって、すごいとおもいませんか?

青森ひば無垢一枚物フローリング 11

そうです、木材としての利用で忘れてならないのが先に軽く触れた「天然林からの高樹齢木がある」ということです。
もちろん、出てくる木材のすべてがそうであるというわけではありませんが、ヒノキをはじめとする有用樹木は一部の天然記念物などの大木を除けば天然の豊富に使用できる高樹齢木の蓄積は決して多くはありませんが、その中でも青森ひばは天然林を木材として利用できる数少ない樹種のうちの一つであることは間違いないでしょう。

どうしてそんなに「天然林」と強調するかというと、育て方や環境にもよりますが、一般的には人工林の原木を木材に加工した場合よりも、天然林の原木の方が気味(木目や色合いなどの木の持つ味わい)が相対的に良いと材木屋目線で感じるからです。
それは、のちの記事に出てくる木曽桧についても言えることですが、ただおとなしく端正で無欠点な人工林の木材よりも節の雰囲気や色、香りなどが違うと感じられます。

そしてそういった個人の感覚的のみならず、高樹齢の天然林の原木から製材できるメリットの一つには「柾目材がとれる」という事があります。
柾目材は木材が持つ規則的である不規則なリズム「1/fゆらぎ」という、人が落ち着くリズム感を感じさせるスラッとした木目を見せてくれるものですが、柾目の木材を原木から切り出すのはそう簡単ではありません。

杉柾浮造り(うづくり)フローリングにてもお伝えしていますが、木材の丸太の中から柾目をとることのできる部分や取り方は限られています。タケノコのような模様の木目である「板目(いため)」は丸太の直径方向で製材すれば得られるので、小さな径の丸太からでも比較的幅の広い材が得られますが、柾目は半径方向でしかも丸太の中心を外して製材しないと得られませんから、丸太の直径の1/3よりももっと少ない幅のものしか得にくいことで、とても貴重です。
その柾目材も少量ながら含んでいることが青森ひばフローリングの大きな特徴です。(製材時の状況によりますので、必ず含むものではありません。)
丸太の歩留まり(ぶどまり。ロス率)の悪い柾目挽きはもちろん珍しいものですから、通常のヒノキフローリングなどではなかなか真似できない特徴といえるかもしれません。

高樹齢材とはいえ、赤身の中にも少し白太の入るところがありますので、若干の色目の違いがあることと、当然ながら同じ赤身でも若干の色合いの変化があるものの、端正でありながらも、その香りとともに天然林からやってきた存在感を感じる事ができるはずですよ。

青森ひば無垢一枚物フローリング 6


因みに、梱包されていた新品のフローリングの上に、弊社の事務所内にて展示中の青森ひば木製名刺ケースを置いてみると、その色の違いに驚きます。
フローリングも名刺ケースも無塗装なのですが、日中は冬以外は殆ど日光の当たらない場所にディスプレイしている名刺ケースにもかかわらず、こんなに黄身がかっています。
もちろん、初めはフローリングの様に涼やかな黄白色だったことはお伝えせねばなりませんが、ブラックチェリーの色合いの変化と同じように、初めの黄白色がずっと続くというわけではないのも特徴の一つ。
この色合いの変化も含めて楽しんでいただければ、嬉しいものです。


青森ひば無垢一枚物フローリング 12

新品当初の外観は優しく黄色がかった木肌は美しく、針葉樹フローリングの代表的に利用されるスギの様な大きな節のない木目もきつく主張しないので、柔らかい雰囲気のお部屋に仕上げることができるとおもいます。

フローリングにすれば、針葉樹なので足ざわりが温かく、足にかかる負担も少ないですし、ヒノキチオール成分を含んだヒバ油がダニや菌などの繁殖も防いでくれる効果も期待できると思われます。
また、羽目板と言われる壁材を使えば、室内の床面積に比べて青森ひばの表面積がより一層多くなるので、香りの好きな方にはたまらない空間になることと思います。
(ただし、多ければよい、というものでもありませんので、他部とのバランスを考慮して施工してくださいね。)

壁材である羽目板は、目透かし加工という処理をされています。

青森ひば無垢一枚物羽目板 目透かし4

羽目板同士をつなぎ合わせた時、写真のように透かしができるという加工です。
そんなに木目の個性が強く無い青森ひばですが、この目透かしが入る事によって板と板の連続性が生まれて、壁にリズム感が出ます。

壁の場合も、節のないやさしい木目のため他の家具や調度品ともバランスよく調和するでしょうし、湿気の多い洗面室や浴室の壁材などにも、その耐湿性を発揮するとともに芳香によるリラックス効果が期待できるのではないでしょうか。
一日の疲れをとる為の入浴の前に、脱衣場でヒノキチオール成分で癒される。
そんな毎日なら、翌日の仕事や、勉強もはかどるかも・・・・しれませんよ。

そんな素材のいいところを味わっていただきたいので、基本的に無塗装で販売いたします。そのため注意点として、硬い木材ではないので表面には使うにつれて傷が付いていきますし、その日の湿度などの状況で多少なりとも伸縮しますので、その点は十分にご理解いただきたいと思います。

青森ひば無垢一枚物フローリング 4


もう一点、上述しましたが他の針葉樹材に比べ少し材の暴れ(ねじれや反り、曲り)が多くみられます。これは青森ひばの性格なので、人間とおんなじで、こういうやつなんだ・・・とご理解ください。(当然ですが、すべてがそういったものばかりではありません。)

同じ日本の木材でも、桧や杉とは一味違った楽しみ方と効能をご自宅で実感してください。

青森ひば無垢一枚物フローリング 2


この様に、とても優秀な樹種であるひばについて更に詳しくのめり込みたい方は、こちらの記事をご覧ください。
ややこしくも素晴らしい?!ひばの世界を知ってもらえますよ。
また、木材だけでなく、そこからとれる「ひば油」自体を楽しみたい!という方には抽出ひば油をご用意していますので、お問い合わせください。


無垢一枚物フローリング貼り上りイメージ

青森ひば無垢一枚物フローリング 1

無垢一枚物羽目板 貼り上りイメージ

青森ひば無垢一枚物羽目板 目透かし1



*青森ひば無垢フローリング・羽目板について

青森ひばは上記のとおり、多くの有用な精油成分を含んでいます。そのため、フローリング同士が長時間束に結束されたままなどで密着していると、下写真のように表面に析出したひばの油分が、別のフローリングに写ることがありますので、到着しましたらできるだけ早く開梱し、施工していただく事をお勧めします。
(また、写真ではわかりづらいですが、材面は若干黄色みを帯びています)


青森ひば無垢一枚物羽目板 目透かし5

*永く開梱して置きすぎることも寸法精度変化につながりますので注意してください。


・青森ひば一枚物無垢フローリング・羽目板 板目柾目込み(寸法表記は全てmm単位)

・寸    法 :15×90×1820(フローリング)  
          :10×90×1820(羽目板)
 
・形    状 :一枚物 無塗装

・入    数 :10枚入り(1.63屐法

・エンドマッチ :あり(羽目板は切りっぱなし)

・価    格 :一枚物床 ¥22600(税込¥24408)/1.63 
         :一枚物羽目板 ¥15000(税込¥16200)/1.63

・運    賃 :別途、地域によりお問い合わせ下さい。

・グ レー ド :プルミエ(多少の白太、微小な節を含みます。)
          
・納    期 :お問い合わせ下さい。

*ご検討の前に弊社からのメッセージを必ずご覧ください。 


・お問い合わせはこちらから
・その他の無垢フローリング・羽目板ラインナップはこちらの記事下段から


フローリング・羽目板の表情参考

変色部分

青森ひば無垢一枚物フローリング 10

軽微な節

青森ひば無垢一枚物フローリング 9

葉節

青森ひば無垢一枚物フローリング 8

入り皮

青森ひば無垢一枚物フローリング 7

木目の色違い

青森ひば無垢一枚物羽目板 目透かし3




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