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周知不足・・・

2月4日付けの読売新聞に掲載の記事より・・・・

「この森は崩壊寸前。衰退に向かっているのです。」とあります。

巨木のケヤキなどを擁する皇居の森としてしられるこの森が、どうしてそんなことになっているのか・・・

景観はとても緑が多く、ほんとに都会の中の森林!!という雰囲気なんですが、記事にも書かれていますが、巨木などの寿命が尽きるとそのあとに育つのは、他の樹木の生育を阻んでしまうほど自らが急激に成長する樹種である。
そのため、様々な樹種が繁茂する美しい森とは違い、同じ樹種のみが立ち並ぶヤブのようになってしまう。

ということです。

なるべく自然のままに・・・と、人の手が入らない状態で守られてきた森ですが、必ずしも自然のみが正しいとはやはり言えないのかもしれません。

私がこの記事から連想したのは、いまだに「木を伐採するのは悪だ!!」と考えておられる方がいらっしゃるということです。

というのは・・・





確かに、むやみやたらに切り倒して、山から木をなくしてしまうようなものは決していけません。

ですが、人間がしてあげる森を良くする伐採というものがあるんです。

計画伐採や、適度な間伐です。

木を切ると二酸化炭素を固定化できず、環境に負荷をかけるとおもわれがちですが、そおでないところもあるんです。


木はある程度成長するまではよく二酸化炭素をすい、酸素を作るという作業をしてくれますが、樹齢がすすんでくるとそのスピードが緩やかになり、若木ほど活発ではなくなります。

しかも、山に密埴されている状態で木々が成長を続けると、木々の枝葉で太陽光が地面まで届かなくなり、新芽が育たなくなったり、他の背の低い生態系の植物(下草など)が育たなくなります。

そうなってくると、森は暗く下草や、木の実を食料としていた小動物はいなくなり、結果的にだんだんと森は緑だけが見えている、生き物のいない場所になってしまいます。

生態系のくるいで、当然土壌も変わるでしょうし、有用な樹木のない森は、資源としても活用されなくなり、自ずと廃れていきます。

だからこそ、必要なところには人の手を入れ、成長させる木々を残しその他は間伐する。そして必要なところに、偏りなく新たな樹種をうえる。そういう作業が必要です。

そして、間伐の作業にはたくさんの人手が要ります。
何せ今の日本は、立派に育っているゆう有用な木材が(特に杉、桧)切り時にさしかかっています。

これを放っておかず間伐し、住宅などを中心に皆さんの理解を得て、無垢の木の材料として活用しなければいけません。

それがひいては山を守り、自然を養い、また、間伐などの仕事ができることによって、失業問題の解決にもつながるのではないか・・・・と思います。

健全な木使いで、自然を守り育てていく。
そのためにも、私たちのような材木屋がきちんと消費者の皆さんに正しい知識と、良い商品をおとどけしないといけないなぁと、また感じた本日の記事でした。


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