空を見上げて
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2019年06月

令和彩る紫の蝶 〜藤(フジ) 第二話〜


日本人に親しみ深い樹木と「藤」という漢字の付く人名。
先日の藤浪くんもその一人ですが、他にも藤原、藤本、藤田、それから加藤や佐藤など多くおられます(敬称略)。

藤浪くん 1


もちろん、それぞれに由来があるんだと思いますが、樹木のフジの名の方には名前の由来とされるものがあって、「フ=増える・ふるえる」+「ジ=血・乳」がつながってフジと称されるというお話があります。
花を多くつけ、その花がふるえる様子と血・乳がほとばしる(沢山出る)様子からなっているそうです。

その様子から、繁栄を兆すものという考え方も生まれたようで、縁起のよいものとする地方もあるようです。

縁起というと、フジは縁起の良い木とされていますが、それにはちょっと複雑なお話があります。
野山においての藤は、高木に絡みついて自身の太い幹を形成することなく、空に近い光を受けられる場所を優先的に占領することができる樹種です。
つまりは、太い幹を形成している樹木をつたってその樹幹をフジが覆ってしまいます。
そうなることで、巻き付いた樹種の光合成が妨げられることと、巻き付いて登ってくることによって巻かれた樹木は樹幹が変形し、木材としての価値をなくし、場合によっては巻かれた樹木が枯れてしまうことがあります。
大きな木をよじ登り、ついには枯れさせてしまうことを天下取りにたとえることで、大きなものを乗り越え自身が成長するという縁起担ぎとされているといいます。

まきつくフジ

こんな大木の後ろから、どうやって位置を決めて巻き付いてくるのか不思議で仕方ありませんが、樹幹に上り詰めています。

ちょっと複雑な縁起物ではありますが、それだけ生命力や生き抜く力がある、ということですよね。

成長も早く、萌芽力も旺盛で刈り込みに耐え、大気汚染にも強い。
完全無欠のヒーローの様な気がしてきますが、この強すぎる性質が林業や山の環境に対してはいろいろな影響を及ぼす場合があるのです。


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令和彩る紫の蝶 〜藤(フジ) 第一話〜

ゴールデンを超越した、スーパーゴールデンウィークを作り出した平成から令和への改元の流れ。
それからすでに2か月が過ぎようとしていますが、すでに令和が浸透しているような気がするのは私だけでしょうか。

その改元と時を同じくして新しくなることが発表されたのが日本銀行券、通称(?)お札。
千円、五千円、一万円と三種類の紙幣が2024年頃に刷新されるとのこと。
デザインの詳細は別に譲るとして、そのデザインの中の一つに樹木が描かれているのに気が付かれたでしょうか。
発表からずっと気になってはいたものの他の業務の記事で遅くなりましたが、今回から少しの間、その新紙幣に描かれている樹木のお話をしていきたいと思います。
しかも、少し前がちょうどその樹木の花の時期・・・
とっても綺麗だけども、見方を変えればとっても難あり・・・

さて、その樹木がみられる紙幣はというと五千円札。

新紙幣 五千円 2


いきなり裏面ですが、表面はたくさん取り上げられているので皆さんご存知のはず。
この裏面に描かれているのが「藤(フジ)」。

おそらく、藤棚からしだれている情景なのだと思いますが、色合いもとても美しく出されていると思いますし、人目見てフジだとわかるデザインはなかなかいいのではと思います。
フジが採用された理由ははっきりとされていないのではないかと思うのですが、花の時期はとっても美しく各地に名所もありますし、野山を彩っている姿はとても華やかです。

フジは古くから日本人に親しまれていて、元号のもととなる日本の古典にも登場しその時代の人々にも、花をめでられていたものと想像します。
私のご贔屓のプロ野球チーム、阪神タイガースのエースと信じて疑わない藤浪晋太郎投手。
字は異なりますが、「藤波」というのは万葉人がフジの花をまとめてみたことによる呼称だというのですから、藤浪くんは本当に華のあるプレーヤーだと思います。
がんばれ、藤浪くん!!(ほんとに。)

そんな藤浪君をはじめ、日本人の名前の中にもフジは多く登場します。
やはり、それくらいなじみ深い樹木、ということになるのでしょうね。
次回以降にもう少し掘り下げていきましょう。


新紙幣 五千円 1



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千年の命の具現化?! 〜堂庭(山)のスギ(千年杉)〜


ここのところ出張で、とても真摯に取り組んでおられる山に行かせてもらう機会が多く、いろいろな山と木材を見せて頂いていましたが、それとともにいろいろなセミナーや講義にも出席していると、こと私のいる木材業界は「木をどんどん使うべき!」というイメージが先行で、とにかく山の木を伐る事が大切、というところがクローズアップされがちで少し疑問を抱くことが多い。(植林もセットで語られるものの、ただ植えればいいという単純なことでもないでしょうし・・・・)

植林をされた山の中でも杉が話題にあがることも多いうえ、60年ほどで成熟して収穫期!というようなお話を聞くことがあるので、うぅ〜ん・・・と考えさせられたりもします。
いつも巨樹巨木を巡っているからなのか、1000年を超える樹齢のものや、まざまざと生き様を見せつけるようなものと対峙すると、利用ばかりではなく考えることってないのかなぁ・・・と思うこともあり・・・・

そんなことを考えていて、久しぶりに思い出したのが「千年杉」ともいわれる「堂庭(山)のスギ」です。

堂庭のスギ(千年杉) 7


複雑に絡み合っているような根。
そしてその傍に並ぶ石仏。
この巨杉自体が信仰対象だったのでしょうか、どのような経緯か定かではありませんが、どちらにせよ拝みたくなるような見事な杉です。

愛知県の豊田市中心部からくると、国道420号を東に進み足助町あたりで脇道へ。
ちょうどのその分岐あたりに、「千年杉」という大きな文字が目に入る。(下の写真とは異なります。)
実は、私がこの巨杉に訪れた時の目的地は別にあり、たまたま通りかかった分岐の「千年杉」が目に入ったことでの訪問でした。
最初に看板を見た時には、「なぬ?!千年杉?!千年?!」と、もし後続車が来ていれば追突でもされそうなほどに驚いて進路を変更したのです。

堂庭のスギ(千年杉) 1

もしや、千年も生き続けているということはよほどの山中にあるのか?!・・・と気にしながら進んでいった先には、急傾斜に前のめりになるように立っている「堂庭(山)のスギ」の姿がありました。
あ、早くも私登場。

堂庭のスギ(千年杉) 9

少し様子を見ている雰囲気。

枯れて折れたのか、途中でなくなってしまったような枝や、枯れているのかそれとも触手であるために葉が無いのか(そんなことはないけれど・・・)、異様な伸び方の枝を伸ばしています。
樹高はおよそ34mほどなので、それほど大きくはないものの、まるで荒れ狂う波をまとっているかのようだ、とでも形容すればいいのか、荒々しさを発揮しています。
露出気味の根、大きな割れ目のある幹、大きく枝垂れながら伸ばす枝、そのどれもが迫力十分。

堂庭のスギ(千年杉) 13


この瘤にまみれた姿の理由は一体?!
日本海側に多くみられるスギには、これに近い異形のものが少なからずありますが、どう考えても太平洋側である豊田市の山中で、この形容しづらいような姿を呈しているのは、やはり1000年の樹齢のなせるものなのでしょうか。
実は千年杉というのは推定樹齢か伝承樹齢かのようで、はっきりとはしていないようです。
それに、豊田市の「名木」には指定されているものの、希少なものの代名詞である「天然記念物」の指定がないのが不思議なくらい。

堂庭のスギ(千年杉) 2


もしかすると、意外と若いのかもしれません。

堂庭のスギ(千年杉) 3

このように、「房」といった印象をうける葉の茂り具合は若さを象徴している、と思ってしまいます。
樹木は、若いときにも多くの葉を茂らせるものでしょうが、反対に老齢になっても茂らせることがあると聞いたことがあります。
自身の最後の力を振り絞るために光合成をする、もしくは多くの種子を残すために葉を出す、といったものだったように記憶しています。
そうすると、あながち推定1000年もあり得るのかもしれないその姿。

しかし、しかしです。
正面から眺めて圧倒されながらも、後姿を拝見してみると、なんとまぁ・・・
とってもすっきり。

堂庭のスギ(千年杉) 5


え?さっきまでの荒ぶる形相はどこへ行ったの?!
もしかして、数歩歩いただけで他の樹についてしまったのか?!
少し襞のような縮模様があるものの、すらっとしたその姿は本当に同一樹種とは思えない!

まさか正面からはこんなことするような気にならないけども、後ろ姿ならば・・・

堂庭のスギ(千年杉) 4

といっても、私と比べるとそのしっかりとした大きさがわかっていただけるでしょう。
スケール感としては十分に巨木であるのですが、まるで阿修羅の面のように表情を変える堂庭のスギ。
一粒で二度美味しい、ともいう?!

いや、失礼。
表面(?!)に戻りましょう。
この巨象の膝、と申しましょうか・・・年老いた生き物の、ひび割れたその皮膚のように思わせる幹の下部。

堂庭のスギ(千年杉) 12


実際にこの場に訪れてまじまじと、この「足」の部分を観察すればするほど、「本当に足だ・・・」と納得されることでしょう。
となれば、胴体がこうなってこの辺が腕で・・・
といった感じに見えてくる、その理由は実際に正面に立ってもらうと分かると思います。
もし、スギに雌雄があるのであれば十中八九、この個体は雄株であるはず。間違いないです。

雄ならではの猛々しさと、その後ろ姿にはさわやかさすら感じさせる堂庭(山)のスギ。


堂庭のスギ(千年杉) 14


電動機械や重機で山も樹木も簡単に伐りだすことができる時代。
植林木の存在とは比することはできないものの、伐って使うだけが山の役割でもなく木々の存在理由ではありません。
伐るために植えられたものであったとしても、山の為や周辺環境のため、他の動植物の為、そして今から100年後や1000年後の山の事を考える時、チップや燃やすために伐りだすこともないし、単に量を求めて価格競争に入っていく必要もないとも思います。

一度の施業で量を確保できるからこそ業として続けられる材木屋でありながらも、とっても複雑ではありますが、使わせてもらうものもあるけれども残す場合もある。
植林地でも積極的に残す選択肢もあるかも知れない。
それを実行されている山があるのは、少し前の出張で目の当たりにした山でお伝えした通り。

最初から人がかかわった山はそのまま放置できないのかもしれない。
なら、関わりを最小限にしてもいいかもしれない。

伐る事だけが林業でもないし、施業でもないんじゃないかな・・・
そんな自分の商売とは矛盾するようなことを考えている時、この千年杉である堂庭(山)のスギを思いました。


しかし威風堂々、「前のめり」にすら思えるその姿は、悩んでも悔やむことがあっても、進むことが大切で行動することが答えを見つける一つの方法である、と言ってくれているようです。
これからも山にかかわり続ける材木屋として、1000年先を見据える力(笑)つくといいなぁ・・・・・・・
もちろん、商売の行き先も・・・・・・・・



堂庭のスギ(千年杉) 8


堂庭(山)のスギ(千年杉)所在地
(豊田市の名木としては、スギとしか登録されていない模様。地名は堂庭山のようですが、一般的には山は付けずに呼ばれている模様です。)

愛知県豊田市葛沢町中本郷66-1

周囲の邪魔にならないように駐車しましょう。
近くには、有洞のサワラなど巨木が数カ所存在します。


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林野庁発行の「平成30年度森林・林業白書」に担当が掲載されました(^^♪

いろいろなところでお話させてもらったりするおかげで、写真でみる自分の姿は見慣れてはいるももの、今回はえらくたいそうなもので取り上げて頂いたことで、みなさんからありがたい反響を頂いております。

今回掲載頂いたのはなんと、林野庁がまとめられている通称「林業白書」。
林業白書に、なぜに大阪のちっちゃな材木屋が?!・・・

平成30年度森林・林業白書 戸田掲載ページ
青いジャンパーが私。
この写真、ものすごく太って見えると結構不評なんですけどね・・・(汗)


その理由は記事にありますが、取り組みの一例として紹介されています。
まだまだ胸を張れるような取組ばかりではありませんが、いっつも会社にいない「どこぞで遊んでいる」と思われている周囲の人たちには、ちょっとは理解してもらえる内容になったのかも?!しれません。

これを機に、一段と活躍できるように取り組んでいきたいと思っていますので、取り組めるだけ仕事とできるように、木材製品のご注文をお待ちしております(笑)!!



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引き続きご案内 高樹齢杉シリーズの仕様変更(統一)ご案内です。

最近は山でも木材でも広葉樹に関わることが多くて、どちらかというと杉からは離れていたはずなのに、なぜかとっても沢山杉に関するお問い合わせを頂いています。
特に高樹齢百年杉柾浮造りフローリングには、一か月に続けて3件もいただくという、非常に珍しいペース!

それとともに、前回にご紹介した杉埋め節フローリングのリニューアルの直後から、綺麗な仕上がりだ!と、特に大工さん工事に主眼を置かれている工務店さんからも好評をいただき、順調な滑り出しです。

高樹齢杉シリーズについては前回も少しご紹介しましたが、弊社の記事を全て更新しきれていないことと、ホームページの写真も現在入れ替えが進んでいない(私のせいですが・・・・汗)ため、改めてここで再度、仕様統一のご案内をしたいと思います。

価格は据え置きのままで、板目浮造りの表情が統一されています。

15mm品

高樹齢 古希杉浮造り一枚物フローリング 15mm-1

30mm品

高樹齢 古希杉浮造り一枚物フローリング 30mm-1


どっちがどっちかわかりません(汗)・・・

それでいいんですけども、こんなに見事に揃うもんだと、逆に思ったりして。
それだけ選別しているという証拠ですけども、弊社がサンプル抽出している時期が似通っているので、出てくる原木の山の状態が似ていたということもありますが、このような表情に統一になります。

今までは、30mm品のみがより赤身勝ちで節の少ない仕上がりになっていたものを、15mm品に関しても同じ原木選別基準に基づいての選別に切り替えましたので、厚みによる表情の差がより少なくなりました。

高樹齢 古希杉浮造り一枚物フローリング 15mm-2


乾燥手法や選別の方法、加工の精度などはもちろん以前とは変わっていませんので、赤身の美しい木目の引き立つ浮造りフローリングとなりました。
「天然乾燥の赤身勝ち杉浮造りフローリング」、なかなかないと思います。

床暖房なしでの無垢フローリング生活に、とご検討いただくケースが多いですが、それ以上に木目や色合いの美しさと素足の肌触り、そして天然乾燥ならではの香りを楽しんでもらいたいと思います!!
以降も高樹齢杉シリーズの板目浮造りをよろしくおねがいします!!


・高樹齢 百年杉柾浮造り一枚物フローリングはこちらから
(一枚物施工例はこちらから、UNIタイプ施工例はこちらから)

・高樹齢 古希杉板目浮造りフローリングはこちらから
(2017年仕様変更後の施工例はこちらから)

・高樹齢杉 純白浮造り羽目板はこちらから
施工例はこちらから)

表情の特徴

埋め木補修個所

高樹齢 古希杉浮造り一枚物フローリング 30mm-2


補修しない小節

高樹齢 古希杉浮造り一枚物フローリング 30mm-3

 天然由来による、若干の渋や変色

高樹齢 古希杉浮造り一枚物フローリング 30mm-5



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杉埋め節幅広無垢一枚物フローリング〜2019〜 が新しくなりました!!

弊社がお勧めする、こだわりの杉フローリング「高樹齢杉シリーズ」。
山深く、良質な杉の育つ地方の優良木を選別してお届けしています。

驚きの視察 7


杉柾浮造りをはじめ、古希杉浮造り純白羽目板などのバリエーション展開をしていますが、それらの「浮造り商品」とは別に一般的な表面を平滑切削加工仕上げした「埋め節シリーズ」の取り扱いもありました。

予算の都合や浮造りよりも平滑な仕上げを好まれる方には好評でしたが、今までは高樹齢杉シリーズとは異なる樹齢の原木と選別を行っていたために、表情が大きく異なっていました。
高樹齢杉シリーズは、2017年に選別方法の見直し(15mm、30mmともに)を行っているために、発売当初の表情からリニューアルをしている経緯がありますが、このたび埋め節シリーズにも変更を加え、高樹齢杉シリーズと同様の表情に近づけることにいたしました。


つまりは、「木の中心部分が多い赤身勝ちになり、節ありでありながらも節が少ない」ということです。

杉埋め節フローリング 2019-2


この表情、接写でなければ高樹齢古希杉浮造りフローリングと見分けがつきにくいほどに似ています。
今回の変更で、「今までの節のある表情がいいのに!」というお客様がおられることも想像されるのですが、どうしても節がはっきりと表れるほうが良い、というお客様には別のシリーズをお勧めするとして、弊社のおすすめラインナップの杉フローリングは、表情が柾目以外はほぼすべて統一ということになりました。
贅沢な悩みですよ。普通は節がなるべく出ないように、節ありのフローリングを作るところを、出ていない事に悩むなんて(笑)・・・
それだけ、枝が少なく樹齢の高い、太く育った原木を使っているという証拠ですけどね!

杉埋め節フローリング 2019-3

そのうえ、一般的な杉無垢フローリングと大きく異なっている点はその乾燥方法。

杉という木を木材として使う時、伐採してすぐに搬出するのではなく葉をつけたままで少しの間山においておく、「葉枯らし乾燥」という手法があります。
それをすることで、杉独特の渋と言われる色がつきにくくなることや、以降の良好な乾燥過程に移れること等の利点があると言われてきている手法です。
弊社の高樹齢杉商品には全て、その葉枯らし乾燥が取り入れられていますが、もちろん、今回の埋め節フローリングにも同じやり方が取り入れられています。
だから色合いがとてもきれい。

杉埋め節フローリング 2019-11

赤身といっても、杉の芯材の色は地域によってさまざま。
弊社のお勧めする杉フローリングは、淡すぎることなく黒っぽくない、鮮やかな赤身を目指していますので、葉枯らし乾燥は非常に重要。
そのうえでさらに、通常は人工乾燥機にはいるところを丁寧な天然乾燥を施しています。

驚きの視察 6


杉は白太(辺材)と赤身(芯材)の水分量の差が大きなことや、想定通りに乾燥しにくいことから様々な乾燥方法を考慮され、人工乾燥の技術も多く積み重ねられているので、多くの杉フローリングは人工乾燥材です。
もちろん、その方が反り易い杉の性質からしてより良い乾燥方法だともいえますが、それよりも一層、香りや色合い、そして艶の良さを感じてもらえると思うのが、「天然乾燥」なのです。
使っていただける方にはすぐにわかっていただけると思いますが、梱包を開けた瞬間に、杉の柔らかでさわやかな香りが広がります。


杉埋め節フローリング 2019-4


別にそこまでこだわらなくても・・・
そう思われるかもしれませんが、杉のもつ力を引き出すとこうなる、ということです。
素晴らしい素質を無駄にしない為、全力でその良さを感じてもらおうというわけです。

もちろん、節ありのネイキッドグレードですので抜け節になりやすい杉の節部分は、きちんと「埋め木処理」をしてあります。

杉埋め節フローリング 2019-6

一般的には樹脂のパテを使われる場合がありますが、私はこの埋め木処理が好きです。
針葉樹の天然の丸い節に似合っている、とも思いますしね!

さて、もう一つこのフローリングのいいところを・・・

通常の針葉樹フローリングは杉でも桧でも、サンディング仕上げという仕上げ方法をとっています。
要はサンドペーパーで表面を研磨して仕上げています。
しかし、この埋め節フローリングは表面を切削加工で仕上げています。
つまり、刃物で削っている、ということです。

そのため、サンディング仕上げでは得られない何とも言えない艶があるのです。

杉埋め節フローリング 2019-11

先ほどからの写真も、わざと光を当てているわけではなく適度に表面に輝きを感じるような艶を見せてくれるのが、表面仕上げの良さ。


一般的な杉の節ありフローリングではここまでの仕上げはなかなかありません。

高樹齢杉シリーズや浮造りには手が届かない、または浮造りではなくフラットで艶のある表面仕上げを楽しみたい方には見逃してほしくないフローリングです。
かなりお得な仕上がりとグレーディング!!
また、近年の運送便事情により4m材の配送が困難な地域や、マンションや改修工事にて長物の搬入が難しいところには、長さ1900mmのエンドマッチ加工(長さ方向の嵌めこみ実加工)を施した商品もあります!

順次ホームページ等も写真を切り替えていきますが、いち早く本記事にてのご案内です。

普通にはない、赤身勝ちの天然乾燥杉フローリング。
選択肢の一つにぜひ加えてみてくださいね!!


貼り上がりイメージ

杉埋め節フローリング 2019-1

*表面仕上げが切削加工ですので、浸透性の塗料での塗装をされる場合は仕上がりに滑りが出る可能性があるので、表面をサンディング加工されることをお勧めします。


・杉埋め節無垢一枚物フローリング 2019 の施工写真はこちらから

・高樹齢 百年杉柾浮造り一枚物フローリングはこちらから
(一枚物施工例はこちらから、UNIタイプ施工例はこちらから)

・高樹齢 古希杉板目浮造りフローリングはこちらから
(2017年仕様変更後の施工例はこちらから)

・高樹齢杉 純白浮造り羽目板はこちらから
施工例はこちらから)

・旧商品 杉埋め節フローリングはこちら


杉埋め節幅広無垢一枚物フローリング〜2019〜 (寸法表記はすべてmm単位)

・寸法

30×190×4000(1900エンドマッチ)
15×140×4000(1900エンドマッチ)

・形状

一枚物

・エンドマッチ 1900mm商品のみエンドマッチあり

・品番と価格(*消費税別途表記です)


FS-164N OPC一枚物 無塗装 30×190×4000 ネイキッド
¥16,000(税別)/3枚入り(2.28屐

FS-16N OPC一枚物 無塗装 30×190×1900 ネイキッド
¥8,600(税別)/3枚入り(1.083屐

FS-174N OPC一枚物 無塗装 15×140×4000 ネイキッド
¥17,300(税別)/6枚入り(3.36屐

FS-17N OPC一枚物 無塗装 15×140×1900 ネイキッド
¥9,200(税別)/6枚入り(1.6屐

・運賃

別途地域により、お問い合わせください。

・グレード

ネイキッド   軽微な色違い、節(補修共)、源平(辺材と芯材)あり

・納期

無垢商品の為、該当年度の原材料が限られている都合いつでも生産するということができませんので、余裕を持って確認ください。


*ご検討の前に弊社からのメッセージを必ずご覧ください。 

お問い合わせ・ショールームのご予約はこちらから


表情の違い

切削仕上げ加工による軽微な逆目

杉埋め節フローリング 2019-7

軽微な̪死節 1

杉埋め節フローリング 2019-8

軽微な死節 2

杉埋め節フローリング 2019-10




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材木屋と行く森林ツアー 2019 〜隠れた製材所編〜 無事終了!! 満足の帰路編

いろんな樹種のいろんなサイズがあり、種類も形も一様ではないために皆さん、材料を眺めては凝視して観察するという光景が広がっていました。
特に天然乾燥させている為に、材の色も変わりまくっていて表情も木目もはっきり見えにくくて(笑)、樹種がわかりづらい・・・
でも、広葉樹を天然乾燥してくれているって、本当はものすごく有難くて小躍りするような状況。
皆さん、分かってもらっているでしょうか。
ただの変色材じゃありませんよ。

しかも、広葉樹だけでなく地松まで製材していて大きな梁材やタイコ梁と呼ばれる部材も乾燥中。
それに、中には肥松もチラホラ…

材木屋と行く森林ツアー2019-9

腕に覚えのある大工さんたちが、木の状態や癖、そしてどうやって使っていこうか?!という材料との「対決」に向けての準備?!をしておられたり・・・

材の大小は問わず、クスやタブやクワの大径木やカシなどの広葉樹がここにもあそこにもあるもんで、本当に真剣に見てくださっています。


おや?!なかなか帰ってこないから皆さん名刺が切れてしまうくらい(前回参照)に貼ってしまったんだろうか?!と心配していたら、談合・・・基、材料や乾燥機について盛り上がっておられたようです(^^♪


材木屋と行く森林ツアー2019-10


今回は、みなさん普段目にする機会の少ない樹種を多く取り上げたツアーでした。
特に、地松は針葉樹であるにもかかわらず、皆さんにとってはかなり遠い存在です。いや、でした!
今回、多くの在庫を見て特性を学んで、供給状態や製品の品質を知ってもらうことで、グッと身近になったようです。
もちろん、広葉樹もいろいろな樹種を見ていただけましたし、参加者各自の中での活用の糸口も少しは見つけられたのではなかったかと思います。
実は最後に「ムロ」という特殊樹種も見てもらいました。
これがまた特殊で・・・・

おっと、これはいつかのコラムに取っておきましょう!
それでも、ツアー後早速にこのムロと地松を使ってみようとご注文をいただきましたから、可能性のある樹種である、ということはお分かりになるでしょうかね(^_-)-☆


現在は山の木を伐って使おう!と盛んに言われます。

驚きの視察 24


私もそうお声かけする時もありますが、本当はその言葉だけでは不十分。
あ、そうか植林がセットにならなければ!、と閃かれた方もおられるでしょうか。
もちろん、それもそうですが時には伐る内容や伐る量、そしてその方法と伐った後の事(植林ではなく植生など)の目的をもって伐っているかなどが問題となります。(山の人は本当はもっと深くいろいろと考えている。)
しかしながら、木材を利用する人にそこまでのことを理解してもらおうと思うと、長いという言葉では表せないくらいに長い時間がかかります。
そこに樹種や山の環境も含まれてくるので余計に、です。
山はこうあるべき!、という答えは一つではないからです。


だから私は、自分のできる範囲で活動させてもらえるフィールドから、できることを始めたい。
今回のツアーもそういった側面があります。
有効に使うことと、そしてその苦労を知り山のことまで考えさせる材料であってほしいと思ったことも一つです。

私は杉も好きですが構造材や化粧材の一部には地松を多く勧めます。
構造材にはとっても適しているから、それだけです。
もちろん、美しいのは言うまでもないですが。
そのほか、ワンポイントで個性のほしいところなどは、やはり広葉樹の独壇場。
広葉樹も、今いろいろと手をかけるのかかけないのか、育てるのかそのままにしておくのか、という山が多くなっていますので、規格寸法をそろえにくいからこそ、山から出た「個性」の生きるところに使えるように、ネットワークをつなげたい。

そう思っています。
今回、遠路参加していただいた方には若干そういった雰囲気を感じてもらえたのかもしれません。


そうして、長そうで短い1泊2日だった行程は、青く澄んだ海に足をつけられない無念を抱き、材木屋と行く森林ツアー 2019 〜隠れた製材所編〜は幕を閉じたのでした。


材木屋と行く森林ツアー2019-12

 
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材木屋と行く森林ツアー 2019 〜隠れた製材所編〜 無事終了!! 名刺が足りない2日目編

ツアー初日は美しい夕陽の観賞と、素晴らしいお料理の夕食懇親会を堪能した一行(笑)。
今回はツアー2日目です。

今日のメインディッシュは広葉樹。
広葉樹というと有名なところでは、ナラやタモ、そしてケヤキやカバなど古くから建築に使われている上に、供給量としても豊富なものが思いつくでしょう。
しかし、上記のケヤキ以外で現在流通しているものの多くは同一樹種の輸入材。
日本で育った以外のナラやタモ、カバが多いことは知られていないのかもしれません。

ですが、今日見ることのできる広葉樹というのは、それらではありません。
反対に、マイナーであったり稀少であったりする樹種が、そこらへんに転がっている(?!)んですよ・・・


普通、こんなもの転がってはいないんですけど、ここにはある。
といっても、本当に転がしているわけではなく、先日から参加者の方に見てもらえるように、とある程度の顔が見えるようにお願いしておいたものなのです。

材木屋と行く森林ツアー2019-7


こんな黄色い木肌に興味を持って頂き、どうやったら活かせるか?、今まで見たことが無い、面白そう、といろいろな意見が飛び交いました。
材料を見て「欲しい」と思った方は、後でまとめて請求をお送りしますので名刺を貼っておいていただければ(笑)・・・という冗談交じりの本気満々の掛け声もあってか?!みなさん以降の品定めが楽しくなりそうな雰囲気(笑)。

そして製材機に向かうのですが、この日は日曜日の訪問の為製材は動いておらず人もいません。
しかし、ここでもちゃんとおいてくれていました。
長尺の栗の原木です!!

栗の長い原木って、貴重なんですよねぇ。
今回は、柱適寸くらいから少し大きなものまで、いろんなサイズの長物がありました。

材木屋と行く森林ツアー2019-8


これらの栗の原木は化粧材をつくることはもちろん、土台用や雨濡れするデッキ材用に製材されます。
一般的な広葉樹の製材所さんは、小さすぎる丸太や節の出そうなものは買いません。
歩留まりという、木材製品になる部分の効率が悪くなることと、節が出ると材料としてのロスが大きいからです。
しかし、上記の土台やデッキ等の用途をつくることで、節なし材が撮れる原木ばかりではなく、節のある丸太からも化粧材をつくりながらも、節の出た部分も活用するという方法をとっています。

杉や桧のような針葉樹では、節あり材が一般的ですが広葉樹は節が出ると使いにくい場合が多いので敬遠されます。
そういえば、枠材でも何でも広葉樹の節ありというのは見たことがないな・・・と思われるのではないでしょうか。
そういった理由からなんですが、ここではそこまで料理してしまう為に、いろんな木材を製材して活かす事ができるのです。

材木屋と行く森林ツアー2019-11



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材木屋と行く森林ツアー 2019 〜隠れた製材所編〜 無事終了!! 初日編

前回までで、長かった日程詰めすぎ出張月間の報告が終わりましたが、そんなことを言ってるうちに(?!)、現実世界では弊社主催でおなじみの「材木屋と行く森林ツアー 2019 〜隠れた製材所編〜」が挙行されていました!


直近では、ミニマムな人数で行った昨年のツアーがありますが、今回は28人乗りのバスを貸し切ってのツアーです!!
(その時のツアーの記事にも、出張の連続で・・・という言い訳が垣間見られますから、常習犯だなぁ・・・)

今回も日本海方面に向けて走ります。
ちょっと遠方になる為にバス移動は大変ですが、きっと満足してもらえる木を見てもらうことができるはず!!
そう信じて、一路進みます。

材木屋と行く森林ツアー2019-1

実は、森林ツアーと銘打ってはいますが今回は森林には行きません。(森林としての勉強はするんだけども・・・)
新緑美しい季節ではあるものの、今回のメインは製材所なのです。もちろん、以前にも一緒に山に入って伐採を行った経験もある製材所ですので、山や丸太のことは意思疎通できています。
1泊2日ツアー、最初の製材所は私が大好きな建築の骨組みとなる構造材を製材してくれているところ。
それも地松です。
そうです、先日上棟を済ませたおうちにも使って頂いている地松の梁桁材を製材している製材所です。

材木屋と行く森林ツアー2019-3


近年は、梁桁材を輸入材のベイマツではなく日本の杉を用いて建築に取り組んでおられるところが多くなりました。
杉材の貴重な流通方法としてとても良いことです。
ただ、私としては杉もいいかもしれませんがやはり、地松をお勧めしたい。
いろいろと理由がありますから、それはショールームに来て頂いてお話しするとして(笑)、みなさんが知らない地松構造材の秘密をじっくりと見てもらおうというのです。

積み上げてあるのは全て日本の赤松、「地松(じまつ)」です。

材木屋と行く森林ツアー2019-4

あらゆる寸法があり、その上で長さも通常企画で6mまで対応可能なので、特殊建築以外のほとんどの家で対応が可能なはず。
私も4m 150×450というものをとんでもない寸法を発注しましたが、慌てることなく見積もり出荷してくれました。
これって、すごい事です。
反対にベイマツではできないことじゃないだろうか・・・


さてとりあえず、地松というものがどういったものかの説明をします。
本来であれば、丸太が積んであって製材機が回っていて・・・・というところですが、現在丸太はほぼゼロ。
その理由は、松は冬の間しか扱う事ができないから、です。
変色菌の影響を受けることや、虫による食害を避けるためです。
ですから、丸太の無い中でじっくりと想像しながらのお話をします。それで、自分の中での杉や桧のイメージと重ねたときの疑問や不明点を洗い出してもらおうという事です。

材木屋と行く森林ツアー2019-2


割れのことや乾燥方法の事、仕分けの事。
様々な工夫があって商品になっているという事を、皆さんに知ってもらうために来てもらっていますので、欠点も隠しません。
ネジレや割れは積極的に見てもらいます。

そしてその後に豪華で贅沢な化粧材用の製材地松を見てもらいました。
化粧材用のものは基本的に芯去り、という木の芯を材の中に残さない方法で製材されています。

材木屋と行く森林ツアー2019-5


これを行おうとすると大きな原木が必要でコストもかかるのですが、その分とっても美しい!!
(木口からの写真しかないですが、ちゃんと先程のおうちにも使ってもらっていますので、そのうちご紹介します。汗・・・)

ちょいちょいと地松のアピールと、反対に検討するときの注意事項などを交えながら歩を進め、通常のツアーではなかなかない、一つの製材所に2時間半ほど居るという時間を忘れる視察になりました。
皆さん、地松の美しさの虜になってくれたようです。
まだまだ話足りない部分がたくさんあるものの、その余韻を懇親会という最高の舞台?!に移して更にもりあがり、戸田材木店企画のツアー初日を終えたのでした。

材木屋と行く森林ツアー2019-6



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担当の一か月の出来事、総集編(汗) 

私にとっては、進んでいく毎にまるで「テーマパーク」に来ているかの様に、様々な想いと取り組みが散りばめられた場所があり、所有林のほんの一握りの部分しか歩いていないにも関わらず、この山をどのように理解していいのか頭が混乱してしまいました。

驚きの視察 15


しっかりとイメージ通りの杉林業地というところももちろんあるのですが、それでももう、次の世代の広葉樹があったり、それと共に試験的に植林している若木があったり・・・
確立された運営方法と植林をされてはいるものの、その上で更に山の状態や場所によってやり方等を変えておられる。

つまりは、人工林としてそのまま続けていけばあたり前の様に続くであろう状況をよしとするのではなく、もっと先や、違う事に目を向けておられる。
というのも、自然林や天然林があると言っていたように、様々な形の山がある中で他地域で問題視される間伐主伐跡地のことや、単一植生からの遷移のこと、山としての理想的な形と人との共生、そして人の関わる山の将来の形のこと。

驚きの視察 23


それらを全て兼ね備えて、見据えて既に実証されているような感覚。
だから、どの山の部分を見ても新しく魅力的で、先日までいろいろと悩み考え答えとなる形はどのようにすればいいのかを話し合っていた、一つの答えがもう目の前にあるではないか!!
そう感じさせるのです。

テーマごとに、「自然のままの部分」、「お手本人工林の部分」、「人工林の今後の模索部分」などなど・・・そんな状態のテーマパークを巡っている様です。
もちろん、これらがすべて完成形ではなく時代によっても変化はするでしょうし、少しづつ変わっていくものが普通だとすると、それらは完成形で有る筈がないのですが、すくなくとも現在様々なところで迷い試し悩んでいることの答えが既に、ここに凝縮されているような気がしました。

驚きの視察 18

 林業として以外で考えると、単一植生では山の環境としては不足しているとおもわれるのですが、反対に単純に針葉樹と広葉樹の双方があるからいい、というわけでもありません。
暗い森だったとしても、自然の状態で優先的に支配する樹種がいてその樹種にとってはパラダイスな山かもしれません。
そして、その暗い森の支配者が何かの理由で倒れた時、次の樹種の出番が来る。それを待っている種がもしかするとそこにあるかもしれません。

そんな可能性や自然の姿をいろいろな角度から考えることができる山。それがここにありました。

とても冷静に物事を見て考えて、先のことを重視して山を考える山主さんの言葉と行動には、山の産物を扱うものとしてとっても喜ばしくなりました。
嬉しすぎて、どのように感想を伝えていいのかわからなかったですから・・・

最近は、自然の山に人が関わること。そしてそこに住んでいらっしゃるということ。
シンプルな状態でできることをできる範囲でする。
それらの重要性を見失っていたような気がします。

材木屋として何ができるのか。
また考えて是非、再訪したいと思っています。

驚きの視察 20



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