空を見上げて
トップページ » 2019年03月
2019年03月

桧にもカビ・・・

日本人が木の持つ良さを語るときには、必ずと言っていいほど語りたくなる桧。

水湿に耐久性が高く屋外に使用されたり、シロアリに抵抗性があるということで住宅の土台に使われたり、もちろんきれいな木目や色合いから、美観上重要な場所にも使われます。

そのため、とくに材木屋としては桧が如何に素晴らしい木材か!?!ということを語りたくなるもんです。

桧だから腐らない、桧だから虫が食わない、といったことをアピールしたいのですが・・・・


むむ?!なんじゃこれは?

桧のかび


桧の丸太の切れ端を放置していたら、こんな白いものが・・・・
それも、桧の樹脂がにじむほどの材なのに!!

これは、山で伐採した直後から半年ほど置きっぱなしにしていたものですが、チェーンソーでカットしてあるので、切り口がガタガタしています。
そのために、床に接していた部分だけが白くなっているのです。

カビなどの菌が発生する条件がそろっていたからですが、これを見ると桧だから大丈夫!っていう桧神話を鵜呑みできないと思いませんか?

私も桧は大好きですし、桧のポテンシャルはとっても高いと思うし、贔屓したくもなります。
でも、ちゃんと使い方を知っていないと、劣化が早くなったり虫害を受けやすくなってしまったりします。

たとえ桧でも・・・
って考えて、樹種の性質だけではなくて使用方法や環境にも配慮して使うようにしましょうね!!


それにしても、いい感じの見本になったなぁ(笑)。



木のビブリオが、それぞれの木が持つストーリーとともに、こだわりの木材をお届けするブログと、稀少木材・無垢フローリングのホームページです。

・樹種別無垢フローリングのブログ記事一覧 
http://muku-mokuzai.livedoor.biz/archives/1611916.html

・戸田材木店・セルバのホームページ
http://selva-mukumokuzai.jp


木ぃクンmuku_mokuzai  at 13:30コメント(0) この記事をクリップ! 

見間違いと不審者に注意(汗)・・・ 〜京北第三小学校のスギ(八幡宮社の大杉)〜

人間の思い込というのは恐ろしいものである。
そう思ってしまいました。
だって、近くに行くまではてっきりと「松」の巨木を見つけた!と思っていたからです。


隣の県とはいえども私の住む大阪府茨木市からでも、結構なドライブとなる京都市右京区京北。
どちらかというと、車でのドライブというよりもバイクのライダーの方が多く好まれているツーリングコースになっているようで、ちょこちょことライダーさんを見かけます。
確かに左右に緑を見ながらも適度に民家や施設のある風景と、足を伸ばせば丹波や日本海側へも抜けられるコースは、車よりも風を感じて走るライダーさんに人気があるんでしょう。

そんな京北の地は、超有名な杉の産地の一つでもあります。
その名も北山杉。
北山杉についての詳しくはここでは割愛しますが、和風建築に主に多く用いられた美しい丸太を産出する京都市北部地域のうちの一つです。
その京北地域において、走行していた車中の私に「おぉ!あんなところに松の大木が!!」と思わせた「杉」を紹介したいと思います。
正確には、車中の流れる景色のなかの一瞬垣間見えた程度だったので、間違いも起こるわけですがそれでも、杉と松を間違うなんて材木屋失格?!

京北第三小学校のスギ(八幡宮社の大杉) 6

これが、私を勘違いさせた京北第三小学校のスギ(八幡宮社の大杉)です。
名前からも分かる通り、そして写真をみる通り、小学校の校庭のすぐそばにそびえたっている大杉。
子供たちの声にかこまれて、立派なのですが少し優しく感じてしまいます。

京北第三小学校のスギ(八幡宮社の大杉) 2


京都市(府だったか・・・)が数年前に一般募集していたと記憶している「森の京都 天上の木」に選ばれたようです。(ちなみに私も一枚、自前の写真で別の巨樹を推薦応募したのですけどね・・・・・・)
そうなるのはこの立地と、もう一つの名前の由来である八幡宮社の神木とされていることを考えると、至極当然。
いや、社寺仏閣の巨木もありがたく崇高なものですが、学校、特に小学校や幼稚園の近くにある巨木というのは、どこか人に寄り添っているというか近いというか、存在感以上の親近感を感じます。


近くに来てみると、それはまさしくスギの姿なのですが、遠目に見るとスギと思わせない姿というか、連想ゲームのように、私の頭の中には「あの形は松!!」という思考を生んだこの樹形。
わかるでしょうか、それがなぜか。

京北第三小学校のスギ(八幡宮社の大杉) 4


それは、頂部に近い部分にのみ繁る枝葉とその形です。
一般的に林業地で見るようなスギやヒノキを想像してみてください。
雨傘のような形というか、逆三角形というか、先がとがっているような形ではないでしょうか。

しかし、このスギはというと、殆どとがっていません。
というよりも、少し丸く感じます。
それに枝ぶりも、下垂することなく、横方向に伸びていてそのうえ同じ場所に集中するように枝がある。

これがまさしく、私に松を連想させた「思い込み情報」なのです。
松の特徴である上部での幹分かれや集中節などの特徴が、頭からスギの情報を落としてしまったんですね。
それが、松の巨木と勘違いさせることになったのです。

それに、頭の中ではそう簡単に松の巨樹に出逢うことはないとおもってはいるものの、期待しているんでしょうね。
同じ針葉樹でもスギの巨樹は多くあっても、ヒノキと松というのは意外と少ないんです。
そのために無意識にもしや?!という思いがあふれていました。

もちろん、日頃から松の伐採勉強会の企画を含めて、いろんな山で松を見ているからどうしても先入観がついているということも、大きな理由ですけども、なんとも面白い樹形です。

京北第三小学校のスギ(八幡宮社の大杉) 7

奇形や幹の立派なスギは多くあるものの、どこか愛嬌のあるというか、迫力よりもずっと近くにいたくなるような、そんな雰囲気のある巨樹だと思います。

車での進入路から反対、校庭側に回ってみるとあれまぁ・・・
ここにも太い枝があったんでしょうね。
それが雷でしょうか?枝の下の樹皮まで引き裂いてしまうようになくなってしまっています。

京北第三小学校のスギ(八幡宮社の大杉) 3

少し痛々しいですが、内部にまで裂け目が入っていないので、深刻なダメージではないようですし、巨樹になればなるほど自然現象の影響を受ける可能性が大きくなるので、仕方のないこと。巨樹の証とでも言いましょうか。


そんなことを考えながら、スギの周りをあっちからこっちから撮影していると、校庭で遊んでいる子供たちが私を眺めています。

「あぁ、また杉の木の写真を撮ってる人がいる」、そう思ってみているんだな。
そうですよ、おっちゃん(私)は材木屋だけど伐採したいわけじゃなくて、木が好きで巨木に逢いたくて来てるんだよ!(^_-)-☆

心の内で、そんなやりとりのようなことを考えていたのですが、現実はそんなに美しいものではなく・・・・・



巨樹の位置する部分から校庭や校舎へは特別な門の様なものや柵もなく、そのまま道続きになっています。
そのため、巨樹の撮影で校庭側へまわって別のアングルでの遠景撮影をしたくなるものの、遠慮をしていたのですが、カメラでアングルを探す私の視界に、一人の男性が校舎から走ってくる・・・・


もうこの瞬間、久しぶりの感覚が沸いてくると同時に、さっきの心のうちのやりとりが夢幻であることに気付くのです。


私 :こんにちは!

近づいてきた男性 :えぇ〜っと・・・、ここでなにを・・・・・

私 :(無断撮影と校舎への侵入をことわろうと)あ、すみません。撮影してはまずいですか?!・・・

近づいてきた男性 :あ、あぁ・・・いや、、、、私、この学校の教頭でしてね。(スギをちらっと見ながら)写真を?!・・・

私 :そうなんです、撮影してはいけなければすぐに退去します。

近づいてきた男性=教頭先生 :あぁ、いやいや。子供たちがつい先日、不審・・・知らない人が見えてなにかあるのかと、びっくりしたんだとおもうんですよ。うん、ついこの間に授業でみんな勉強したもんですからね、知らない人に気をつけるとか、そんなことをね・・・
だから、みんな自分たちが撮影されてるんじゃないかと、私が来させてもらったわけでしてね。

私 :申し訳ないです!・・・そうですよね、すみません。本当にこの木が目的で来ただけなんです。ご心配をかけてすみません。



最近ではあまりなかったのですが、不審者と間違われること。
久しぶりに経験しました。

確かに、異常なくらいに熱心に写真をとっているのが、ファインダーの向こうにある巨樹ではなくて、子供たちであったりする場合もあるのかもしれません。
現在の世の中では、ないとは言い切れず、学校側が注意をするのは当然ですし、自分の子供が通っている学校だとしたら、とても配慮してもらった対応だと思います。
教頭先生、ご心配かけてすみません。

京北第三小学校のスギ(八幡宮社の大杉) 8


呑気にアングルを探している場合ではありませんでした。
やっぱり、傍目にはかなり以上に見えるんでしょうね、私の行動。

皆さん、学校や個人宅にて巨樹巨木の撮影をするときは十二分に気を付けましょうね(汗)・・・


そんな思い違いとご心配ご迷惑をかけた小学校のスギの撮影。
そりゃ、一人でせっせこと笑顔を作って自分のカメラのタイマー撮影に備えていたら、不審に見えるのかもしれません。


京北第三小学校のスギ(八幡宮社の大杉) 


こうやって、右端にいる私と比較すれば、スリムで小さく見えるこの小学校のスギのスケールがよくわかると思います。
由緒がきによると、樹齢は450年ほどということですが、まだまだ若々しく感じますし無理に枝葉を広げようということがない姿を見ると、現在の樹形でも成長に十分な栄養と光合成を果たしているのだと思います。
周りに何もない環境ですから、成長にはもってこいでしょうね。
いい環境です。

子供たちのはしゃぐ声と450年の命の重なりを見ると、小さな世界で毎日悩んでいる自分の小ささが実感されます。
のびのびと過ごす子供たちと、このスギのように私ももう少しのびのびとしないといけないのかもなぁ・・・そんな風に考えさせられる見間違いと不審者案件のスギ訪問となったのでした。


京北第三小学校のスギ(八幡宮社の大杉) 1



京北第三小学校のスギ(八幡宮社の大杉) 所在地
京都府京都市右京区京北上弓削町弾正27 京北第三小学校そば
小学校の校庭への進入路になっているグラウンドのそばにあります。

不審者と訝しがられないように、撮影中!のビブスが必要かもしれません・・(汗。私だけか・・・)

八幡宮社近くに駐車可能


*車で西に20分ほどのところの県道76号線沿いに、ツクバネガシの巨樹「白山神社のツクバネガシ」があります。

 
木のビブリオが、それぞれの木が持つストーリーとともに、こだわりの木材をお届けするブログと、稀少木材・無垢フローリングのホームページです。

・樹種別無垢フローリングのブログ記事一覧 
http://muku-mokuzai.livedoor.biz/archives/1611916.html

・戸田材木店・セルバのホームページ
http://selva-mukumokuzai.jp

木ぃクンmuku_mokuzai  at 13:30コメント(0) この記事をクリップ! 

すきこそものの、なんとやらで、ワインを語る。

ホームページをご覧頂いている方にはよく御存じだと思いますが、担当はワインが好きです。
もちろん、ウィスキーやブランデー、焼酎も日本酒も好きです。

あ、酒飲みではありません(笑)。

だって、日本酒には杉の酒樽が、ウィスキーやブランデー、そしてワインにはオーク(ナラ)の樽が使われているんですから、木材と大きなつながりがある!!
ということで、こじつけではなく本当にそれぞれの材質で、熟成させたお酒の味も変わるのですから、やはり木材とお酒の関係恐るべし!!

ということでですね、ただ好きなだけでは仕方ない。
いくら文章で書いていても体験しないことには伝わらない!
そんなりゆうから、ワイン会を開いてしまいます(汗)。

2019年4月27日(土) 午後6:00より。
詳細については、参加希望の方に個別の連絡となりますが、地元茨木市のバーの一角をお借りして、木材とワインの関係や、ワインの美味しいお話、そしてちょっとした飲み比べなんかをしてしまおう!!という企画です。

そうやって場をもつことで、今まで興味があっても誰にも聞けなかった人や、ワインの敷居が高く感じていた人、まさか木材とワインが結びつくとは思っていなかった人、単純にみんなでおいしくワインが飲みたい人まで、ちょっとだけ蘊蓄を交えながら楽しくやりたいと思っています。

ワイン会


お近くの方で、この機会に戸田と飲みたい!という方は、ホームページのお問い合わせ欄よりふるって?ご参加連絡を下さいませ。
只今、当日のワインを選別するべくといういいわけで、結構なペースで晩酌中です(笑)・・・・


木のビブリオが、それぞれの木が持つストーリーとともに、こだわりの木材をお届けするブログと、稀少木材・無垢フローリングのホームページです。

・樹種別無垢フローリングのブログ記事一覧 
http://muku-mokuzai.livedoor.biz/archives/1611916.html

・戸田材木店・セルバのホームページ
http://selva-mukumokuzai.jp
 

木ぃクンmuku_mokuzai  at 13:30コメント(0) この記事をクリップ! 

光と風をとおすデザイン木材 〜ダイヤラインフェイス〜

木材が持つ様々な特徴。
今までにもご紹介してきた様に、視覚的な作用や香りによる落ち着き、天然の調湿作用をもっていることなど、目には見えない効果があるのです。
それらは研究結果として報告されているものの、少々分かりづらい。

しかし、これならどうでしょう。

ダイヤラインフェイス 2

木の持つ調湿作用というのは木口面、つまり木材の長辺方向の切り口が大きな役割を担っています。
イメージとしては、空洞のパイプの中に湿気が入ったり出ていったりするような感じ。
そのパイプがたくさん露出している方が、出入りがし易いことは容易に想像できますが、この「ダイヤラインフェイス」は、無垢の一枚板を交錯するようにたくさんの切り口を作っていますから、パイプの露出面積がとっても大きくなります。
その為に、本来の調湿作用がより発揮しやすくなる、ということ。

また、この切り口は表面だけではありません。
裏面にも、異なる方向とデザインで切り込みがあるのです。
それによって、無垢の一枚板がこのように光を通すのです。

ダイヤラインフェイス 6


光がとおる、ということは風もとおる。
そうです。
両面に切り込みが貫通している部分があるので、光と同時に風もとおるのです。

表裏を反転させるとまた、微妙に見え方が異なるのも魅力的!!

ダイヤラインフェイス 5


木材を扱っていると、すぐれた性質を持っていることをアピールしたいが為に、どうしても調湿効果などを誇張して販売したくなってしまうのが材木屋(汗)。
しかし、本来もつ性質にプラスしてデザインが加えられていることで、「木の持つ見えない性質+目に見えて感じる効果」を生み出すことができました。

木は人間の五感に優しいと言いますが、その中でも木材自体に触れたりすることなく自然に感じられるのは、視覚的効果と嗅覚的な効果だと思います。
人は広い空間にいる時には、どこか視点の安定する部分があることで落ち着くそうです。
このダイヤラインフェイスは、規則的な切り込みでありながらもどこか昔ながらの細工物の様な風合いと、裏面と表面とで切り込み模様を変えているので、視覚的変化が目をひきます。

ダイヤラインフェイス 3

一枚の無垢材の板を加工することによって生まれる立体感。
見る角度によって、木目がはっきりとするところもあれば、格子戸のように細工の際立つ部分もある。
その変化も目を楽しませてれます。

例えば、こうやって見る角度を変えていくと見事に表情が変わります。

木目のはっきりとした状態から・・・

ダイヤラインフェイス 9

縦のラインがはっきりとしはじめ・・・

ダイヤラインフェイス 8

やがて単純なラインの連続ではない、細工物のような溝加工を見ることができます。

ダイヤラインフェイス7


こんな様々な表情をもったダイヤラインフェイス。
それに、天候や温度によっては香りが柔らかく漂う、という嗅覚的体験もできるかもしれませんよ!

ラインの間から洩れる光を楽しむ行燈作りもいいでしょう。
もちろん、製作建具に組みこんで意匠と通風性を両立するのもいいと思います。

ダイヤラインフェイス 1


または、現代風欄間の様な使い方や、パーテーションの一部分にもいいのではないでしょうか。
使い方次第で様々な表情を見せてくれるとデザイン性を持った木材、ダイヤラインフェイス。

お店のディスプレイスペースや、来客のある玄関での飾りなど、用途を問わず可能性を膨らませてもらいたい木材です。


・ダイヤラインフェイスの姉妹品、クロスラインフェイスの施工写真はこちらから


ダイヤラインフェイス

・製作可能寸法

厚み9〜30mm×幅最大210mm×長さ最大2000

・形状

無垢板一枚物木口木端切りっぱなし

・価格

寸法によって別途お問合せください

・樹種

基本的に杉・桧 一部在庫状況により広葉樹もあり

・運賃

別途地域により、お問い合わせください。

・納期

無垢商品の為、該当年度の原材料が限られている都合いつでも生産するということができませんので、余裕を持って確認ください。


*ご検討の前に弊社からのメッセージを必ずご覧ください。 

お問い合わせ・ショールームのご予約はこちらから


*ダイヤラインフェイスご検討の前に
無垢の木材を意匠性の為に表裏加工している為、部分的な力がかかったり曲げたり、その他では非常に割れや欠けが起こりやすくなっていますので、取り扱いには十分ご注意ください。
また、完全オーダー製作ですので、製作寸法によって柄の連続性やピッチ寸法などが異なります。
*無垢材製品ですので、無垢材がもつ本来の反りや割れなどの現象はおこりますので、過乾燥や多湿な場所、直射日光や冷風温風の直接当たる部分等へのご使用は、避けてください。



木のビブリオが、それぞれの木が持つストーリーとともに、こだわりの木材をお届けするブログと、稀少木材・無垢フローリングのホームページです。

・樹種別無垢フローリングのブログ記事一覧 
http://muku-mokuzai.livedoor.biz/archives/1611916.html

・戸田材木店・セルバのホームページ
http://selva-mukumokuzai.jp
 

木ぃクンmuku_mokuzai  at 13:30コメント(0) この記事をクリップ! 

杉の日焼け

今までも、いろいろな実験をしてきましたが、その中でも木材を使う上で避けて通れない変化ですが、普段は気がつかない変化が「日焼け」ではないでしょうか。
屋外使用の様に、グレーに退色していくのはわかりやすいのですが、室内においての変化は意外とわかりづらいもの。
木材だけではなく、畳もいい例ではないでしょうか。
大掃除の時に、座卓をのけてみると脚のあった部分だけ色が最初のまま・・・。そんなことありますよね。

無垢のフローリングについても、やはり日焼けを気にされることが多いのですが、基本的に毎日目にしていると変色にはほとんど気がつかないので、大抵は問題ない様に思うのですが、今回話題にするのは変化した後の違い!です。
それも、同一樹種でありながらも見た目の変化がわかる例ができるはず、ということでやりました。

これです。

杉の日焼け比較3


杉の無垢フローリング2種。
2種類の杉のフローリングを比較しようというのですが、一つは弊社の紹介文に共感してもらった人には、その良さのわかる「高樹齢古希杉浮造りフローリング」。たいしてもう一つは「ただの杉フローリング(汗)」。
そういえば、映画「ハッピーフライト」で綾瀬はるかちゃん扮するCAさんが、2つあるうちの片方の機内食の良さをアピールするのに「・・・・(一方)と、ただのビーフでございます!!」と言っていたシーンを思い浮かべます。

それと同じくらいに違いをアピールしたい!そうご理解下さい(笑)。

さて、早速ですが日焼け試験結果、見てみましょう。

杉の日焼け比較2

お?!
なんか両方少し色が濃くなってる。

そして覆っている部分をはがしてみると・・・
おいている方向が逆になっていますが・・・

杉の日焼け比較1


でました!

写真右が弊社の高樹齢古希杉浮造りフローリング。
同じ様に赤茶色に変色してきていますが、木目の部分がより一層赤く目立っていると思いませんか?
変色前をみても、木目部分の色合いに差があることはわかりますが、日焼けした後も一層木目が引き立つとともに、芯材部分の多い赤身勝ちタイプであることからも、一層色合いが深くなっていることが分かります。

試験期間はおよそ半年ほどですが、これが数年数十年となると大きな差になっておうちの印象を左右します。
綺麗に歳をとっていく、というのでしょうか。
その秘密は、比較する樹種は同じ杉ですが表面の加工と樹齢や、そのものの性質に違いがあります。


育った場所を厳選し、樹齢の高い落ち着いた杉を天然乾燥させて香りを活かしているのはもちろんのことですが、丁寧に浮造り加工をされた材面は、杉という樹種のもつ樹脂による経年変化の美しさを感じさせてくれるのです。
はたしてもう一方は、表面はサンドペーパーでサンディング仕上げされて平滑な普通のフローリング。
仕上げ以外の面での違いもありますが、赤茶けた色合いに変色しているものの特に木目もはっきりとするわけでもなく、のっぺりとした印象。

この差が大きな違いになってくるのですが、こんなことは今回の様にわざわざ言わなければ分かりません。
どちらも杉何だから、同じでしょ?!ってなる。
そうじゃありません。
もちろん、価格重視や経年変化での価値観のことなりがあることを承知のうえですが、私は経年変化の後になっても「この杉フローリングはよかったなぁ。」と言ってもらいたい。
杉だけではなく、それ以外の樹種の取り扱い無垢フローリングにも同じことが言えます。

違いがあるから選ぶ理由になる。
価格だけの差ではなく、ずっと一緒にいて触れ続けるものだから、なおさら違いのあるものを選んでほしい。
杉の経年変化の美しさを引き出す浮造り加工と、そのポテンシャルを持たせる原木を使っていること。

選ぶ理由のある杉無垢フローリングをお届します。


古希杉浮き造りフローリング

(施工一年経過後の様子。アトリエFUDOさま)


自分の家の杉無垢フローリングにこだわりたい、という方は一度違いを検討してみてくださいね。

・高樹齢 古希杉浮造りフローリングはこちらから


木のビブリオが、それぞれの木が持つストーリーとともに、こだわりの木材をお届けするブログと、稀少木材・無垢フローリングのホームページです。

・樹種別無垢フローリングのブログ記事一覧 
http://muku-mokuzai.livedoor.biz/archives/1611916.html

・戸田材木店・セルバのホームページ
http://selva-mukumokuzai.jp
 

木ぃクンmuku_mokuzai  at 13:30コメント(0) この記事をクリップ! 

弊社にカタログはありません(汗)・・・

最近では少なくなりましたが、それでも若干聞かれることのある「カタログってあるの?!」。

結論からいいます。
弊社にカタログはありません(涙)。

一般のお客さまの場合はホームページをご覧頂いて、その上ブログ記事までご覧頂いてお問い合わせ頂くので、それらも弊社の全てを網羅していないものの、ある程度の意向をもってお尋ね頂けます。
しかし、大工さんや工務店さん、設計士さんは様々なお客さまの意向に対して提案できる素材を持っておく為に、カタログにこだわられる方もおられます。

一覧になっていて見やすい。
イメージを探すときに助かる。

そんなお声も聞くのですが、実際そのカタログを見せてもらうとなるほど、写真が綺麗でイメージが膨らむ。しかも商品ラインナップ数も多い。
すごいなぁ、真似できない。

でもね、無垢材は工業製品じゃないので、カタログに載っているからといっていつでも入手できるものではありません。
そのカタログに掲載されている商品から選定して問い合わせても、受注生産で納入まで数カ月というものや、寸法表示等でラインナップを増やしているものの、全てに対応していないというケースもあります。

私は無理にラインナップ表示を増やすのではなく、できるだけ確実にレギュラーでお届けできるものを紹介したいと思っていますし、生産はしているものの入荷の予定の無いもの(若しくは極端に少ないもの)は、ラインナップに「未定」と記載しています。

それに、カタログをどんどん配布できるような潤沢な資金もありません。
いや、カタログは作りたいと思うもののやはり、そのお金を活かして生産者に逢いに行ったり、山へ皆さんをお連れするツアーを企画運営したり、詳細を知りたいお客様の為に出向いて説明をしたりと、そんなことがしたいのです。


なので、今のところカタログはつくれません。すみません・・・

ですが、昔の刑事ドラマの様に、カタログが見られない分は自作プレゼンとサンプル、そして私の説明にてカバーできる「行動力で稼ぐ」材木屋を続けていきますので、何とぞよろしくお願いしますm(__)m



木のビブリオが、それぞれの木が持つストーリーとともに、こだわりの木材をお届けするブログと、稀少木材・無垢フローリングのホームページです。

・樹種別無垢フローリングのブログ記事一覧 
http://muku-mokuzai.livedoor.biz/archives/1611916.html

・戸田材木店・セルバのホームページ
http://selva-mukumokuzai.jp


木ぃクンmuku_mokuzai  at 13:30コメント(0) この記事をクリップ! 

戸田先生と愉快な仲間たちの伐採授業!! 2018年度 終了!  まとめ

一年を通じて行っている「戸田先生と愉快な仲間たちの伐採授業」。

2018年度も無事に伐採を終えることができました。
3年生も卒業をし、それぞれの道への歩みを始めています。
私たちはというと、伐採の後の搬出や原木となった木の大阪への配送、そしてそのあとに控える授業の一環「大阪研修」の準備を始めなければいけません。

だから、一つ終わってもまた一つ、となるわけですがとりあえず、一息つけるのが年度末に見る「授業に関するアンケート」を手にしている時。

戸田先生と愉快な仲間たちの伐採授業 2019 アンケート 2

自分たちの授業への率直な意見や、はたまた不明点の洗い出し、そして要望と授業では聞けなかったことなどを、このアンケートに記してもらっています。

今年は伐採事前授業にて、山の男がつくるお手製木製スノーボードのお話をしたH本さんの人気が高く、仕事を趣味につなげていてすごいと思う、とか自分も仕事に楽しみや喜びを見つけたい、といった声が多く出ていました。
やはり、夢を持たせることも大切。
私のように、厳しいことばかり言っていてはだめですね(汗)。

しかし、事前授業も伐採授業も、多くのことを個人個人で感じてくれたようで、とにかく興味をもちしっかりと授業に参加してくれていたという印象を受けました。
やってよかった、と思う瞬間です。

伐採した原木は、実際に使えるようになるまでは数年の時間を要します。
だから、その数年後にまた伐採木に会えるように、2019年度以降も継続して活動をしていくことが必要。
そして、その過程で生徒たちに木を活かした住宅や建築を見せることも大切なこと。
それが夏に行われる大阪研修ですので、今年もまた、新しい3年生と大阪で会えることを今から楽しみにしています。

それに、今年は横架材がオール地松の乾燥平角という、超贅沢で立派なおうちの見学になる予定なので、いまからものすごくテンションが上がっています。

とても前向きで、真剣なまなざしを返してくれた生徒たちと、そんな環境を作ってくれている学校や先生方、そして今までその森で活動してきた先輩たちにも喜んでもらえる、意義深い伐採授業も、次年度も続けていきたいと思います。

まだまだ、私も技量を上げていかないといけませんね!

戸田先生と愉快な仲間たちの伐採授業 2019 アンケート 1



木のビブリオが、それぞれの木が持つストーリーとともに、こだわりの木材をお届けするブログと、稀少木材・無垢フローリングのホームページです。

・樹種別無垢フローリングのブログ記事一覧 
http://muku-mokuzai.livedoor.biz/archives/1611916.html

・戸田材木店・セルバのホームページ
http://selva-mukumokuzai.jp


木ぃクンmuku_mokuzai  at 13:30コメント(0) この記事をクリップ! 

戸田先生と愉快な仲間たちの伐採授業!! 2018年度 終了! 

しっかりとした確認作業のあと、「たぁ〜おれーるぞぉ〜・・・」という声は発しないものの、樹は独特の音を立てながら、雪を振り落とし倒れていく80年生の樹。
いつも、とても感謝する一瞬です。

伐採授業2


これは、製品ばかり扱っている材木屋では感じることのできない感覚で、主催している私も学ばせてもらっている瞬間です。
そしてもちろん、伐採の後は切り口の考察。

伐採授業13


これも去年と同じ風景(笑)

単に伐って終わりではなく、うまく伐倒できたのかどうか。
自分の意図していた内容で作業できたのか。そして木材としての傷みはないか。
それらを含め、そしてそれ以上に伐採した樹の生きてきた過程を知るために、みんなで観察。
中には、一生懸命年輪を読む生徒も(笑)
今回もすべて、80年生以上クラスの立派な樹たちでした。

そして、そのあとは実際に使われる長さへの「玉切り」に入ります。
実は、この玉切りがとっても大切で、このイベントには実際に伐採した丸太を使う大工さんが参加しています。
だから、実際に使われる寸法を正確に指示して、余すところなく採材することができるため、普段ならば現場での伐採担当者に任せられがちで、長さ寸法の過不足が生まれてしまうロスをなくしています。
そのために、みんな集まって伐採しているといっても過言ではないのです。

伐採授業1


それから、生徒たちにも実際の山の現場を想定して、斜面で重心が偏っている曲がり樹の伐採についても、レクチャー。
青い山ウェアーは、指示をしない監督である私(笑)。

伐採授業3


そして、以降N井氏は指導はするものの作業は生徒、という環境においててきぱきと指示していって、難しいと思われる伐採を進めていきます。
その中でも、もちろんいつものことですが、そんなにきれいに狙った方向へ倒せるの?!という伐採を学生に指示していく。

伐採を狙った樹の先に位置し、伐採の際に支障の出る木を先に伐採しておく作業も生徒が行います。
チェーンソーを入れる位置、倒す方向を確認しながら少しづつ。
N井氏のアドバイスで正確に一人でやり切ります。
単純に見えるけども自身のつく瞬間。
見てる方もワクワクします。

伐採授業7


しかし、指導をしながら動く山の男、かっこいいですねぇ。
そして、一緒に動いてくれるN村氏の環境と山づくり、作業などへの想いと原動力もこの伐採授業の大きな燃料です。

お二人、いつもありがとうございます。
この場を借りて感謝申し上げます。
そして、命をつないでいく丸太となった樹々にも感謝!!

伐採授業6


今年の伐採授業は、いつになく生徒が主役とできたと思います。
そこを目指して計画していたので、うまく運ぶことができました。
自分でやりながらも、「こんな授業が学校であったらなぁ・・・」といつも思ってしまうくらいに、自画自賛な有意義な時間になったのではないかと感じています。
プロが学生に教える、学校では教えてくれない(教えられない?!)伐採授業。
今年度も無事終了しました。
最後に、曲がり樹の伐採を担当したコンビを撮影。

伐採授業15

いい経験、できましたよね?!

来年は現在の2年生。
そして、卒業生もいろんな場面で今後も参加できるような形にしていきたいですし、どんどん大工さんや設計士さんの輪も、そして後々はお客様も含めて広げていきたいと思っていますので、2019年度の伐採授業も楽しみにしていてくださいませ!

次年度も、戸田先生と愉快な仲間たちの伐採授業の応援を、よろしくお願いします!


木のビブリオが、それぞれの木が持つストーリーとともに、こだわりの木材をお届けするブログと、稀少木材・無垢フローリングのホームページです。

・樹種別無垢フローリングのブログ記事一覧 
http://muku-mokuzai.livedoor.biz/archives/1611916.html

・戸田材木店・セルバのホームページ
http://selva-mukumokuzai.jp




木ぃクンmuku_mokuzai  at 13:30コメント(0) この記事をクリップ! 

戸田先生と愉快な仲間たちの伐採授業!! 2018年度 終了! 

もう2019年になって3カ月も経とうとしているのに、主題に「2018年度」と表記することに違和感を感じてしまいますが、弊社の年中イベントの一つである「戸田先生と愉快な仲間たちの伐採授業」の2018年度を、今年度も無事に開催することができましたことを報告しておきたいと思います。

伐採授業11



昨年の様子はこちらから数回に分けてみてもらうことができますが、その時の半端ない大雪の恐ろしさから、今年は雪の心配の少ない時を狙っての開催としたのですが、前日まではほとんど雪の気配のなかったところを、なんと!当日は本降りの雪に見舞われるという、まさしく「雪男」である私を象徴するような伐採授業になったことが、今年のトピックス?!かもしれません。

このアングル、どうです?!
是非、ポチッとして昨年度の記事の写真と比べてみてください。
殆ど同じアングルですが、この違い・・・

伐採授業10

今年は何とか行けそうだ・・・

ということで、意気揚々と伐採授業開始!!
の前に・・・
愉快な仲間であるN村氏とN井氏を交えて、オリエンテーションと再度の伐採授業内容の確認、そして今から伐採する樹種のことや利用のことを、朝の一限目の授業として学習室で座学。
伐採の実技についてはもちろん、このあたりの座学にこそ私たち講師の経験と知識を余すところなく、安全につたえられるところ。
実は凄く楽しくも充実した時間なんですよ。

伐採授業9


さぁ、座学を終えいよいよ山の中へフィールドを移します。
あらかじめ下見して決めておいた伐採木のもとへ行き、伐採前の注意や見ておくべきこと、検討する事項や伐倒方向を見ていきます。
ここもとっても情報量が多い瞬間。

生徒たち全員が伐採を経験できるわけではないですが、その場にいる全員に私たちの持っている情報を伝えるべく、伐採指導してくれるN井氏どんどんと言葉をつないでくれています。


伐採授業12

伐採するという作業自体の手順のことはもちろん、安全のことやより良い木材とするために考えておくべきことなど、ただ伐採するということではない人の手で樹を活かすことを目的とした伐採の授業。

どんなことを考えておくべきか、注意することは何かということを直接言葉で教わることができる、とっても意味深い実習の時間です。
伐倒の方向を確認し、いよいよ伐り倒していきますよ。


木のビブリオが、それぞれの木が持つストーリーとともに、こだわりの木材をお届けするブログと、稀少木材・無垢フローリングのホームページです。

・樹種別無垢フローリングのブログ記事一覧 
http://muku-mokuzai.livedoor.biz/archives/1611916.html

・戸田材木店・セルバのホームページ
http://selva-mukumokuzai.jp




木ぃクンmuku_mokuzai  at 13:30コメント(0) この記事をクリップ!