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2018年11月

近頃気になる、お酒同士のコラボ 木は何とコラボ? 〜あとがき〜

前回の日本の広葉樹 楢(なら)乾燥無垢材の紹介を挟みましたが、わざわざそれを紹介したかったわけではなく、ふと晩酌の時に・・・といっても書類づくりをしていた時ですが、お酒業界のコラボから楢の無垢材が思い浮かび、そこに自分の活動やこれからのことなど、いろんなことが重なり、書き連ねたという形になりそうです。


一つには、スギやヒノキに代表される針葉樹木材利用や、一般に問題視される森林の課題等を考えたときには、自分がその業界にいるからですがどうしても建築目線で物事を考えてしまいがちです。
いわゆる、構造材や仕上げ材といわれる木材として使えるかどうか、です。
これが本当に欠点で、木材ってそれだけが使い道ではないんですものね。もちろん、わかってはいても、どうしてもそれを優先的に考えるので、「使えるものと使えないもの」という判断が生まれて、建築材にならないものはチップかバイオマス、という考えに偏りそうです。

あとがき 2


全くそんなことはないし、とくに日本の楢(なら)のように広葉樹の利用は、建築というよりも多くは家具や製作物ですし、求められるものがことなるんです。
それをきちんと考えていると、前回のような使い方次第でとても魅力が広がる木材として紹介することができるようになるのですが・・・・


当方に限って言えば、もちろん今までも木工や家具屋さん、彫刻他様々なお客様があったものの、やはり量といい売上金額といい、建築用途への出荷が多かったのは言うまでもなく、そのために建築への供給をしっかりとしていれば材木屋としては、迷うことはさほどなかったのです。
しかし、時代の変化と言えばそれまでですが、森林の状況や木材市況、そして外国産材の状況や日本の木材の状況など、今まで見えていなかった(見ないようにしていた?!)様々な事が自分の目の前に林立していて、「うちは、建築材料卸だから・・・」というような状況ではなくなっているように感じています。


いやいや、もちろんだからこそ!建築需要の変化や今までにない木材と共にサービスをお届することも大切なのですが、物だけを流しているような状況ではいけないんだと感じるんですね。
今まででも、打ち合わせをして気にいってもらった木のデザインや樹種、建築納まり等はありますが、それらをもっと広くわかりやすく、いろんな人と共有していかないといけないと思っているんです。
インターネットの世界が当たり前になっているので、共有することは簡単ですがその共有の場所やアイディア、人、物、時間や体験を私が「自分のテイストで」提供するということを考えているのです。


前回の様な良材の広葉樹を紹介することも一つですが、それが建築以外に人にも知ってもらう事、そしてそれによって今までにない用途が生まれること。
直接的な木材だけではなくて、山を知ってもらう事。作業を知ってもらうこと。苦労を感じてもらうこと。
それによって共有できる思いや感情、背景によって環境が変わること。

講師 戸田昌志


同じもので競争して、他社より抜きんでることよりも自分に求められ、できることを精一杯やって喜んでもらうこと。
それによってつながった縁から、遠いところで林業や森林、木材や建築や家具や製作等の環境が良い意味で変わっていくこと。

その場を作って共有できるようにすることが、私の仕事の様に思える今日この頃。
昔々、会長が様々な想いを綴っていた自費出版本も、今の様に手軽に情報発信できない時に「材木屋の場」を作りたかったのではないか?!と思って読み返しています。


もしできるのなら、「材木屋がいる」不定期のギャラリーやバーなど、人が集まって木の事やそれ以外のことを語れる場所を作りたいなぁ、とも思ったり・・・
大人が真剣に遊べる場所。
遊び、楽しみながら何かが生まれる場所。
まだまだ先になりそうですけど、やりたいなぁ。バーは、そんな形態で林業の人達がやっている「林業バー」がありますしね。
(場所が京都じゃなかったら、しょっちゅう行くのに・・・)

あとがき 1



人の輪ができて想いがつながるような場所の作れる材木屋。
ツアーや企画等を通しても、今後も活動していきますので、応援してくださいませ〜!!

もちろん、無垢フローリングや木材購入による金銭的応援もどしどしお待ちしていますよ〜(笑)。


 

 
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日本の広葉樹 楢(なら)無垢乱幅乾燥材

今回紹介する「なら」は、もちろん木材の楢(なら)ではありますが、いつも紹介する無垢フローリングや建築内装の造作材やカウンターといった建築材ではありません。

日本の楢(なら)乾燥無垢材 5


もちろん、建築に使ってもらってもいいのですが、寸法的にはどちらかというと家具や製作ものに向いているといったほうがいいかもしれません。

早速ですがご紹介します。
輸入のホワイトオークではない、日本のならの乾燥材無垢一枚物です。

日本の楢(なら)乾燥無垢材 1


厚みは58mmほど、長さは約2,1m、幅は各種均一ではありません。100mm〜200mmの間でいろんな寸法が混在するのです。
スギやヒノキを主にする建築材料であれば、規格寸法というものがあって、それにそろえて製材されているものですが、楢(なら)などの広葉樹は丸太の通直性が針葉樹に比べて得にくい事や、同じ大きさの丸太を一定量かつ定期的にそろえるということが難しい場合が多いので、木材の幅は丸太ごとに得られる大きさのまま、製材されることが多いからです。

もちろん、最初から用途の決まっている場合は別ですが、用途限定せずにいろいろなものに使ってもらいたい、という場合はそういった製材になります。

日本の楢(なら)乾燥無垢材 6


そのため、針葉樹の規格商品に慣れた人にとっては、寸法がまちまちな板材の使い方がピンとこない、という方もおられるかもしれません。
無垢フローリングの場合などでは、長さが異なる場合に「乱尺(らんじゃく)」などと表記しますが、まさにそれの幅バージョンです。

しかし、その用途の一例をはっきりと言いましょう。
幅の違いにとらわれずに、数枚を幅方向につなぎ合わせて一枚の板に仕上げてテーブルにする!というのはどうですか?!
現実的にいざ、日本の楢(なら)の一枚板を探すとなると、テーブルほどの大きさのものを探すのはとても大変ですし、それ以上にとっても貴重になっている楢(なら)の幅広板は、やすやすと財布が緩むような価格で入手することはできません。

日本の楢(なら)乾燥無垢材 7


そこで、今回の「日本の広葉樹 楢(なら)無垢乱幅乾燥材」の出番となるわけです。
一枚物とは違いつなぎ合わせる手間はかかりますが、手作り感が出ますし一枚ごとの木目が楽しめるランダムな幅のつなぎ合わせになるので、来客の方にも一目で本物の楢(なら)の無垢材を感じてもらえることと思います。

日本の楢(なら)乾燥無垢材 8


また、テーブルを作るとき必要となるものが「脚」。
テーブルなんだから、板だけあっても仕方ないので、脚をつけないといけません。
テーブル天板が楢(なら)なんだから、やっぱり脚も楢材で!!と思うのが普通だと思います。しかし、そこでもやはり、楢材の乾燥した適当な角材というものがすぐには入手しにくいという問題が出てきます。
しかし!!今回の無垢乱幅乾燥材をそのまま流用すれば、十分な厚みがある為に脚まで日本の楢材でつくったテーブルができてしまいます!!!

どうですか!日本のなら、使いたくなったのではないですか?!(笑)


もちろん、テーブルだけにとどまらずにいろいろな用途を考えて使って頂きたいのですが、ちょっとだけ注意点をお伝えしておきます。
できる限り材を有効活用したいことは言うまでもありませんが、それと共に大いなる「もったいない精神(汗)」を皆さんにも共感頂きたいのです。
例えばこんなものが入っています。

日本の楢(なら)乾燥無垢材 15

ちょっとした傷がある部分や・・・

若干変色した部分、

日本の楢(なら)乾燥無垢材 13

そして菌が入っていて、白くなっている部分。(木質部は有していますが、強度などは期待できません。)

日本の楢(なら)乾燥無垢材 12


これらを多少含んでいます。


日本の楢(なら)乾燥無垢材 14

そしてこんな丸みがついた部分があるので、木材の寸法は長さの中間で計っていますが、先すぼみしているものや表示寸法よりも幅が狭いところも出てきます。
その辺は、一律の寸評表示の仕方として御理解を頂けるとありがたいです。

また、中にはこのような大きな節の部分も含まれるものもあります。

日本の楢(なら)乾燥無垢材 10


これらは、無垢のフローリングを製作するときと同じなのですが、スギやヒノキの様な針葉樹材と同じように、「節なし」や「小節」等の様に分類が難しい広葉樹材を無駄なく上手に使う為にあえて取り入れている部分です。


上記のような部分があるおかげで、無駄にする部分が減って価格も日本の楢(なら)の乾燥材にしては、かなりお手頃な価格になっていると思います。
一度に多くの量を紹介することはできませんが、このような広葉樹材が使えるものとして、少しでも多くの方に認識してもらうべく、街の材木屋さんが在庫をしているということはとっても大切だと、一人で思っています。(汗)


材の持っている特徴を活かして上手に使えば、表情豊かな作品ができることと思います。
楢(なら)は、お店でも住宅でも施設でも、木の雰囲気を醸し出すにはとっても重宝する樹種です。
自分なりのアイディアで、日本の広葉樹である楢(なら)を是非味わってくださいね!!


日本の広葉樹 楢(なら)乱幅無垢乾燥材


・寸     法 :2,1m 58mm×100mm〜200mm(乱幅)

・形     状 :無垢一枚物板(丸みほかあり)

・価     格 :¥9,450〜/本(¥10,206〜/税込)

・運     賃 :別途 地域によりお問い合わせ下さい

・状     態 :天然乾燥後、仕上げ人工乾燥。仕上げ加工別途です。


*ご検討前に、下記ご注意と弊社からのメッセージをご覧ください。

ぜひ一度お問い合わせください


 
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近頃気になる、お酒同士のコラボ 木は何とコラボ? 〜はじめに〜

異業種参入とか、異業種コラボとか。
専門の業界を超えて協力したり協業したりという成功例もよく聞きますが、いざ自分の属する木材の業界はどうでしょう。

あ、今回は経営とか商売とか、そんなにカタイお話ではありません。
ちょっと気になる、木にも関係するお酒のお話と自分の想いをつらつらと・・・。

皆さんはそんなに意識されていないかもしれませんが、近頃お酒の世界でのコラボというか、今までの手法とはことなった種類の材料を由来として作られていたり、あえて原材料にこだわっていることを明確にアピールするものが多いように感じています。


たとえば、私の好きな「ワイン」を醸し出すブドウ品種のソーヴィニョンブランから採取された酵母を原料に加え、ワインのさわやかさにアルコール度数を感じる日本酒のような、爽やかでいて味わい深い風味を出している(と感じる)焼酎。

蔵の師魂 グリーン


今まで、ワインを熟成させた樽(それも確か、かの有名なロマネコンティ社の有名ワイン・・・)を使って日本酒を作った、というものは頂いたことがありますが、ワイン用のブドウの酵母を使って焼酎を醸造するというのは聞き覚えが無いので驚きましたが、これが洗練されているのです。
芋焼酎なのですが、芋独特の少し尖ったようなところが無く、芋のまろやかさとは異なる、繊細な味というか今までになりフレーバーを感じさせてくれます。
もちろん、ラベル(ワイン風にはエチケット?!)も今までにないようなこの斬新さ!
こんなのありか!ってな印象。


有名なものでは、プレミアム焼酎として有名だった「百年の孤独」は、オークの樽で熟成されている為に、焼酎とは思えないほどにまろやかで深くて、若干熟成の甘みとうまみを感じるものだったと記憶しています。(もちろん、今でも好きです。)
甕壺で熟成ではなく、洋酒で主流であるオークの樽を使う。
これも異なる者同士の融合。

そして、樽で熟成することが基本であるウィスキーでも、近年はワインで使用した樽を利用して、より深みがあり優しい味わいと香りを感じるものに仕上げているものもあります。
お酒という分類は同じでも、全く異なる種類のものの「いいところ」を合せ合う。
そして今までよりもよいものを生み出す。
フュージョンですね!!


木材や森林林業の業界も、他の業界のいいところを取り込んだり、アレンジするということにもっと取り組まないといけないのかもしれません。
もちろん、先端技術的なナノセルロースがあったり異業種コラボも散見はされますが、まだまだ私たちの様な一般木材業界に活気があるというところまでは感じられません。
もちろん、自分がそのような取り組みをしているかどうか、も大きくかんけいしてくるわけですが・・・
どんな事に閃き、どんなものを生み出すのかは関わる人次第ですが、やはり協業して取り組む姿勢や、新しい可能性を感じてもらうような状態でいないといけないと、お酒業界?!から教えられているように感じました。

最後に、木材と関連のあるお酒で近年有名になっているもの、それは「ミズナラ樽ウィスキー」ですよね。(気にしているのは、業界人だけか?!)

ミズナラウィスキー


単なるオーク樽熟成、ということではなくわざわざ日本語で「ミズナラ」なところが、とっても重要ですよね。
ウィスキーの購入層が、どの程度の知識で「ミズナラ」という固有の樹種による違いを欲しているかはわかりませんが、そういったことよりも表記をすることによる差別化と、より一層のプレミアム感を演出し、ウィスキー市場の急拡大を見せる日本市場への大きな差別化商品として成り立っているのではないかと思います。

樽とナラオーク)については、今までいくつかオークの記事にて書いてきましたが、今回はオークではなくその「なら」、特に日本の楢(なら)の新入荷材について次回記事で報告をしたいと思います。
樽を作る、というのではなくもう一つ大きな用途の一つである「家具」や「木工」などの分野にも使っていただけるような、手が届く価格の日本の楢(なら)の厚板材を紹介しますので、次回をご期待くださいね。


 
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ピュアラーチ(TENKARA・カラマツ)無垢一枚物フローリング(オイル仕上げ)、 こども達の足元へお届け!!

樹種にこだわる、惚れこむ。
その理由は人それぞれあると思います。
色合いであったり、木目の良さであったり、又はその樹種がもつ固有のストーリーだったり・・・


今回は、西日本ではあまり馴染みが無いかもしれませんが、秋には美しく黄葉を見せる樹種についてです。
その多くは寒冷地で造林されているため、西日本ではあまりなじみがないものの、その山肌が綺麗にうっすらとやわらかな黄色に色付くのが印象的な樹種、カラマツです。

カラマツ黄葉


黄葉というと、街中ではイチョウが代表格ですし紅葉するものはカエデなどの広葉樹の印象が強いですが、スギやヒノキと同じく針葉樹であるカラマツも、黄葉する樹木です。
針葉樹である為に、通常想像するもみじ類などの紅葉のイメージとは少し違い、若干樹幹が透けて見えるようなうっすらとした優しい黄葉であるのが又いい感じなのです。


さて、今回はそのカラマツにこだわりを持って、ピュアラーチ(TENKARA・カラマツ)無垢一枚物フローリングを、子供さんの集う保育施設に使ってもらいました。

ピュアラーチ無垢一枚物フローリング プルミエグレード オイル4


広い面積に伸びるピュアラーチの木目と天然林由来だからこそなせる、これ以上ない木目の美しさ!!
惚れ惚れとしてしまいます。

ピュアラーチ無垢一枚物フローリング プルミエグレード オイル20


ピュアラーチ無垢一枚物フローリング プルミエグレード オイル13


今回は、ピュアラーチ(カラマツ)にこだわって設計された室内空間で、フローリング以外にも様々なところにその姿が見られるこだわりでした。
しかし、通常は節であったり色ムラなどで「うるさく」なりがちな針葉樹の木材を、フローリングはほぼ節なしのプルミエグレードで統一してもらったことで、全く派手さ無く納められています。

ピュアラーチ無垢一枚物フローリング プルミエグレード オイル22


そしてもう一つのポイントは、この施設が鉄筋コンクリート造の建物の一部分であって、室内空間のほとんどの部分はコンクリートが現わしになっているということ。
そして、その一見無機質であるはずの空間に、ピュアラーチの木質感がまるで光が差し込んでいるかのように温かい空間の演出をしているのです。

ピュアラーチ無垢一枚物フローリング プルミエグレード オイル3


ピュアラーチは土や寒さなど、とっても厳しい環境で育ちます。
他の樹種が育ちにくい様な場所だからこそ、太陽光を受けることができるのが、この明るい木目に反映されているのでしょう。
しかし、他の樹種がいないということは、樹木間の競争はなくても自然環境や動物による食害などの危険とはいつも隣り合わせ。
そんな環境で逞しく育つからこそ、針葉樹としてはとってもしっかりとした重厚感と、柔らかすぎない適度な硬さを持つことができたに違いありません。

ピュアラーチ無垢一枚物フローリング プルミエグレード オイル7

ピュアラーチ無垢一枚物フローリング プルミエグレード オイル24

ピュアラーチ無垢一枚物フローリング プルミエグレード オイル6


そして今回も、木目のはっきりとしたピュアラーチフローリングでの、大工さんの隠れた見せ場の一つである、これがありましたよ!

ピュアラーチ無垢一枚物フローリング プルミエグレード オイル23

わかります?!

写真中央の一枚物をはさんで右と左、そのつなぎ目に注目。
つなぎ目があるのに、木目が続いているように見えませんか?
まるでもともと一枚の木材だったかのように。
そうです、こういうところが施工者の静かな見せ場です。
多くは語らずとも、しっかりと見せ場をつくっているところ。気が付く人だけが気が付く。そんなポイント。

私なんて反対に探してしまうのですが、今回もあった!
大工さん、お見事。しっかりと揃えてくれていました。

こんなのって、まったく仕上がりに関係ないというか、特に気にしなくてもいいところなのですが、そこまで気を配って施工している証拠ですよね。センスです。はい。

ピュアラーチ無垢一枚物フローリング プルミエグレード オイル21

もちろん、プルミエグレードといえど色差がありますし、節のほとんどない部分は辺材部分の白い色合いも含みます。
そのため、山吹色っぽい濃い目のものと、アイボリーに近いような白い部分が混在するので、偏りなく貼り上げてもらうことが基本ではあるものの、ばらつきの中にもおさえるところはおさえる。

そして、施工者の心意気を残す・・・

むぅ・・・大工さんかっこいい!!

ピュアラーチ無垢一枚物フローリング プルミエグレード オイル17

いや、そんな美しいものばかりではありません。
こんな野趣あふれる場面もたまには・・・

ピュアラーチ無垢一枚物フローリング プルミエグレード オイル16

おぉ!!

この中央の、なんとも形容しようのない、自然が作り出す不思議な木目。
伸びやかな木目に挟まれながらも、唯我独尊!我ここにあり!!ですね。
これも森の先駆種、カラマツにふさわしい一コマです。

最後まで、どこかあたたかくほんわかとした雰囲気を醸し出してくれていたピュアラーチフローリング。
訪問当日はオープンスクールだったこともあり、子供たちが床に座り込んで、いや大人である保護者の方も床がとってもいい!とおっしゃる声が聞こえて、椅子がいらない、というような意見も耳にして、うれしい訪問となりました。

ピュアラーチ無垢一枚物フローリング プルミエグレード オイル8


ふと気が付くと、女の子ってこんなところあるんですね。
さらに気持ちが温かくなりました。
とってもいい訪問のしめくくり。

ピュアラーチ無垢一枚物フローリング プルミエグレード オイル18


ここで育った子供達が、厳しい社会の環境にもまれながらもたくましく育ってくれる、そう願っておられたかどうかはわかりませんが、私はそう思っています。
競争する場面も多く出てくることだと思いますが、この実生のカラマツの様に、過酷な環境でも、健康で活発な成長をしていってくれることを信じています。

実生のカラマツ

*写真出典 大町市荒山林業地にて 香山氏

今回紹介のピュアラーチ(カラマツ)フローリングのそのほかの施工例は、下記のリンクからご覧になれます。
黄金の輝き!見てくださいね!



・ピュアラーチ(TENKARA・カラマツ)幅広無垢一枚物フローリングはこちらから
・ピュアラーチ(TENKARA・カラマツ)幅広無垢一枚物フローリング、セレクショングレード施工写真はこちらから
・ピュアラーチ(TENKARA・カラマツ)無垢UNIフローリング、ネイキッドグレードオイル塗装、施工写真はこちらから


ピュアラーチ無垢一枚物フローリングプルミエグレードの中のキャラクター一例

・軽微な節

ピュアラーチ無垢一枚物フローリング プルミエグレード オイル1


・一枚の中での芯材と辺材の色差

ピュアラーチ無垢一枚物フローリング プルミエグレード オイル2

・一部変色部分

ピュアラーチ無垢一枚物フローリング プルミエグレード オイル15

・部分的な変色

ピュアラーチ無垢一枚物フローリング プルミエグレード オイル19


 
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うららに待つ(松)は桜に非ず・・・ 地松〜赤松と黒松  追記番外編〜 地松は何故曲がる?!

前回に、こんなもの使い物にならないよ、というほどの曲がり方を見せる立木の写真を載せましたが、まっすぐに育つのが普通で曲がるのは不良だと思ってはいませんか?!

もちろん、建材として使うには通直で節が無いに越したことはないので、山では少しでも価値のある(値段のつきやすい)通直木を育てようとするのが、人工林では基本だと思われます。
がしかし、一見不良だと思われる前回の曲がり木の様なものでも、ものすごく厳しい自然の中で生きていく為の方法として、あのような曲がりを身につけたことは、あまり知られていません。

地松シリーズ追記番外編の今回は、昔を知る人や地松の事を知る人ならある程度共通認識である、「地松は曲がる」ということについて触れたいと思います。
曲がる、といっても木材となった時に曲がるということもありますが、今回は写真のように立木の時に起きる曲がりについてのお話です。


下見6


写真のように、地松の多くはあらぬ方向、あるいはS字を描くような形で曲がりくねっている場合があります。
ヒノキやスギの通直材生産を目指しているとなると、ありえない様な曲がり木に遭遇することがあります。
いや、それ以外でも基本的にヒノキやスギのような根元から通直、ということはほとんどありません。多かれ少なかれ、どこかで曲がっていたりします。


しかしながら、実はその曲がりには生育の上で大きな理由があるのです。
はい、もちろん理由もなく曲がるはずが無いと思うようなところですが、そんな理由を考えたことがありますか?!
写真のような木をみても、どのように育ったのかや何故この方向に曲がって伸びたのか、という事を想像する人は一握りでしょう。

それを知ると、地松の曲がりが不良材どころか、一層いとおしくなってしまうんですけどね・・・


通常、樹木は空に向かって伸びるのはある程度共通です。
もちろん、それも理由があるのですが、その中で地松(を含む数種類)が何故、まっすぐに伸びていかないのか?!
それには、山の先駆種が生きていく為の工夫の賜物なのです。
樹木には、光を目指して早く成長できるものもいれば遅いものもいる。また、自分の縄張り!とでも言うように傘を広げたような樹形をとり、太陽光を独占する樹種もいます。
その中で、針葉に少しでも効率的に太陽光を集めていくためには、工夫をしなければならない。
そこで地松は考えた!!
「そうか、上をふさがれるならあいている横方向に行ってやる!!」と思ったかどうか知りませんが、上方一辺倒で競争するのではなくあえて、他の樹種との隙間に伸びたり、隣同士の間隔が無い部分から逃れるように、自分自身を曲がりくねらせて成長しているのです!!

下見1


おおっ!!なんともニッチな・・・
そう思いませんか?!

あの曲がりは、他の競争相手と同じ手法で生きていくのではなく、自分らしく別の活路を見出す為の、地松の生きる道!だったのですねぇ・・・
一般的には、日光を燦々と受ける方が光合成し易く成長に良い、と思われがちですが、あまりに強い直射日光は人間にとってと同じく、さほど良いものではないので、他の競争相手から抜けだしはしなくても、柔らかく日光を受けられる場所にいられれば、荒れ地でも育つその逞しさで生き延びることができるのです。


一見無骨でたくましく、好き放題に曲がって生きているように見える地松。
しかし、そこには繊細で可憐な程の生存手法が秘められていたのです!!

そう思いませんか?
さぁ、これでまた一人二人、地松ファンが増えたはずですね?!
乾燥材がない、とか曲がり材は使えない、なんてこと言えなくなったはずです(笑)。
地松を建築に使いたくなったそこの大工さん!!一緒に地松を語りながら、地松のおうち、建ててみませんか?!

地松(赤松)乾燥構造平角 7


・以前までの「うららに待つ(松)は桜に非ず・・・ 地松〜赤松と黒松〜シリーズ」はこちらから
・地松乾燥平角材についてはこちらから
・地松(石山赤松)幅広無垢一枚物フローリングはこちらから
・国産黒松(雄松・男松)無垢一枚物フローリングはこちらから


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今年度の伐採木の下見 今年もスタートです。

7月に、大阪研修の様子をお伝えした弊社の伐採企画ですが、2018年度の伐採に向けての伐り旬がやってきましたので、今年も選木に行って参りました。

下見4


いきなり出てくるのが、「こんなに曲がりくねっていて、使い物になるのか?!」と思われる木々。
スギやヒノキで垂直に気持ちよく成長しているものもある中で、やはり被圧されたり他の木に負けそうになっていたり、若しくは頑張って成長する為に光を求めてさまよっているものもいます。

そんな中を、今回も学生さんと一緒に、山の中の立木を見て回ります。

そこに、目移りするような通直で綺麗な材がいきなり飛び込んできます。
見上げた青葉と樹皮の対比の美しいこと!!
上を見上げて口をあけたまま、見とれてしまいます(笑)。

下見5


しかし中には、こんなに曲がっているのにどうしてそれがいいの?!と、普段はまっすぐで素直な原木生産を目指す頭が、理解不能な?マークで一杯になるようなものを見て「これはえぇなぁ!!!」と言ってみたりして、歩いていきます。

もちろん、その理由もきちんとお話します。

下見6


といいながらも、この写真。
驚きませんか?!
どこいくねん!こいつはっ?!?!

普通ならばこのような木、残ってないと思います。
人工林やその近くではいろんな理由(大人の?!)で意図的に残す場合を除いて、確実に「排除」されているはずです。

しかし、私たちはこれを「えぇやんかぁ!!これ!」と、近寄っては眺めて喜んでいるのです。
生徒たちの頭にはおそらく「やっぱり、大阪の人達は少しおかしい・・・」と思ったはずです。
昨年、木材の用途や曲がりについて少し授業をしたとはいえ、実際にこの曲がりを見ると驚くはず。
皆さんもそうですよね。これ、どうすんの?!って。

なので、きちんとこの木を選木した理由を説明するのです。
それで、やっと納得。(それでも、いつもの通直木の選木は何だったのか?!と思っていると思います。)

選木の前後には、こうやって寸法を測ってくれます。

下見3


今回も、直径的にも立派なものが多すぎて困ってしまうくらいでした(汗)。


普通の材木屋ならば、太くてまっすぐで節の無いもので・・・・というような選木基準になりますが、この企画は別。
ほっそりしたものでも、まっすぐでなくても、節があろうとも、住宅の部材となった時の機能性や美しさ、そしてなにより今現在の育った環境に合わせた使い方を考えながらの活用になるので、四角くい材木になって綺麗かどうか、が基準ではないんですよね。



しかし毎回の事乍、とってもいい曲がりの材がたくさんあり過ぎて困ります(笑)。
もちろん、通常なら喜び勇んで使いたい通直材ももちろん。
そして樹齢も100年超えクラスがいくつも・・・
零細材木屋にとっては、一度には使いきれませんがその分、少しづつ大切に、授業を兼ねて活用していきたいと思っています。
そしてすこしづつ輪を広げて、手刻みの大工さんや山と材料の本質を知りたいと思う大工さん、お施主さんを巻き込んで大きな流れを作っていくつもりですので、今年度以降も御期待くださいませ〜!!


下見1



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材木屋と行く森林ツアー 2018山陰編!! 

今回のプチツアーは、少人数だからこそ出来た企画です。

本来人数がおおければ、私がタイムキーパーになり現地の人達に説明をしてもらって、時間になったら移動する、ということを繰り返すところですが、組んでいる予定時間も大まかなもので、じっくりと過ごすところはじっくりと、聞きたいことは聞いておく、といったことができたのではないかと思います。

山を見る、ということにはいろんな意味があると思いますが、山で施業するのではなく木材を扱う私だからこその視点でお話ができること。

ツアー18


そして、訪問地だけではない他の地域での事やその違いを、その場で同時情報として得ることができること。
今回の大きな隠しテーマであった「林業地の過去・現在と未来。そして取り組みの違いによる木材の違い」を、感じてもらえたのではなかろうか、と思っています。
お伝えしたいことが多すぎて、情報過多な部分もあったとは思うのですが、基本的な事も含めて木材も森林も林業も、多くの情報と知識が必要とされます。
その情報すべてが散在していて、集めて咀嚼して理解するのがとても大変なのです。
だって、山の人に建築や木材となった時の性質を聞いても分からないし、街で木材しか扱わない立場の人は、林業や山の事の本当の事情はわからない。
情報が一元的ではないことと、きちんと翻訳して伝えられる人がいない(機会がない)からです。
それらをすべて網羅するのはとても大変ですが、知ろうとすることはとても大切です。
私がそれらの情報を得るのに、とっても永い時間と労力を必要とした(今でも途上・・・)ことを考えれば、「知りたい、学びたい、取り組みたい!」と思っている方には、できるだけ平易に素早く、わかりやすく伝えていきたいのです。

伐採や他の企画ツアーでも同じことですが、伝えていくことの大切さを近年とても強く感じているからです。

ツアー22


もちろん、今回参加のメンバーは(来られなかった方も含め)皆さん、とっても勉強熱心でこれからの事を真剣に考えている人たちです。
だって、宿泊込みで2日間も仕事を休んで、材料のことではなくその元となるものを知ろうと集まってくれるのですから。
当然その分、木材コーディネーターである材木屋の自分にしかできない内容でお連れしているんですけども・・・
そういう意味ではいつ売れるのか、若しくは商品としてのつながりができるのかもわからない様な状態でアテンドするこの材木屋も、相当熱心だとおもいますけど(笑)・・・


仕上げに、こちらも普段皆さんはいくことない原木市場をご案内。

ツアー20


うわぁ・・・この桧。大きい節あるけども元気そうやし、木目も綺麗。えぇなぁ!!
ってな感じです。
辺材も綺麗だし。
というようなことを、原木市場でみていきます。
現地の製材の人がどんなことを見るか、とか自分ならこれよりもこっちを買う、とかそんな話を交えて大量に並んだ原木を鑑賞しました。
もちろん、ここでも事前に見た山の情報は生きてきます。
そうか、これはこんなかんじだったかな?!とかね。

限られた時間でしたが、木材の流通の一通りを見て来ることができました。
今回はメンバーといくことで、自分だけでは気がつかなかったことも含めいろいろと楽しいこともありました。
そうです、私が一番楽しんでいましたね。確実に。
いいんです、いつもそれが目的・・・基、楽しいと感じてもらえるツアーは、自分も楽しいと思えるものでないといけない、それをモットーに取り組んでおります。(本当に・・・)
そういう観点からすると、大満足のツアーであったと思いますよ。

交流を通じて、山側もいろいろな事を吸収してもらったと思いますし、参加メンバーにも喜んでもらえたことと思います。
今回の地は、森林セラピーを行っているほどの山があるところ。

しかし、私たちにはセラピーがなくても十分に刺激的で魅力的で楽しいツアーになりましたとさ・・・


さぁ、メンバーのみなさん!新しい木材活用を探る夜明けぜよ!!

ツアーの朝

 
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材木屋と行く森林ツアー 2018山陰編!! 

通常、材木屋が紹介したいとすれば本来はこちら。製材所でしょう。

私の様な街の材木屋さんは、ほとんどの場合は丸太を仕入れているのではなく、既に製材をされて四角くなった「木材」を仕入れている場合が多いので、前回までの様に、丸太を見に行くということは非常に稀です。
だから、私は行っているんですけども・・・

もちろん、材木屋がもっとも扱い易い商品となったものを見ることができる製材にいけば、大工さんも設計者も、物件の完成具合が想像できてよいと思いますが、商品を紹介するだけであれば、商社さんの方が上手ですし建材メーカーさんのほうがとっても綺麗にプレゼンされますから、私がする必要はありません。

ということで、普通ではない製材所見学をします(笑)。

ツアー14


これはどんなことをしているのか、どのような用途か。
もちろん、そのような質問もあるのですが、製材所の特徴や取り組み、そして大切なことである「どのようにものづくりをされているか」という事を交えながら、実際の商品となる過程や、商品を生み出す機械、そして木材製品そのものをみることで、バラバラだった情報がひとつになって、「こういった木材をこのようにつかえばいいのか」や、「これができれば、こんなことができないかしら?!」というような発見や気づきにつながると思っています。

それに加えて、立木での「欠点」と言われる部分を知ってもらうことで、木材になった時の表情の違いにも理解が生まれますしね!

それを感じてもらうためにも、最初に立木と山を見てもらうことは大切で、どのように育って伐り出し、どんな状態だからどのような丸太からこんな木がきるんだ、という事を整理できれば自ずと、自分が欲しい木材の形が少しづつ見えてくるような気がしませんか?!

ツアー13


製材所で製品を見ることで、雰囲気はわかるとは思いますが、無垢の木材はその一部分だけでは全ての情報を把握することができません。
その為に、「違い」を知っておくことで自分なりの判断基準が生まれます。
その道筋を立てやすくするのが私の役割で、出来上がった製品のスペックだけを上手に論じるのではなく、言葉はヘタクソかもしれませんが、商品となる木材のそれぞれの違いや見るべきポイントを交えながら、製造の過程をみられるということは、なかなか無いことだと思います。

そこに、わざわざ旅行ツアーではない、「材木屋と行く森林ツアー」の意味があるのです!!(と信じています。)
山の事から製材の事、そして木材そのものを通した建築の事まで・・・
つながりを持って伝えていける、それが木材コーディネーターである私の仕事です。

ツアー15
 


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材木屋と行く森林ツアー 2018山陰編 無事終了!! 

私も今まで、いろいろな形のツアーに参加していますが、木材関係や産地視察というと主催者はどうしても「お手本のようなもの」を見せたくなりますし、参加する側も「期待通りの素晴らしいもの」を見たいと願う。
そんなものだと思います。

しかし、私はそんなことはしません!
実際にしていることと異なるものを見せても、後々に期待とのミスマッチがおきるだけですし、私自身も今までに様々な形で「見てきたものと、何か違う」という違和感を持ってきました。
その為、私は必ず「テーマやストーリー」を持って企画に挑みます。

ツアー17


今回も密かなテーマがあるとは知らずに、参加の皆さんは熱心に今目の前にある情報の取得に励んでもらっています。
あたり前ですが立木にも年齢があり、それにより太さや状態が異なりますが、大径木の聳える山もあれば、まだまだひよっこのところもある。
それに加えて、決して美しいと言えない山もある・・・・

木材を使う側からすれば、年輪が揃っていて色がよく通直で、素直な材を求めますがそんな立木ばかりではありません。
実際に見ている中で伐り出す立木の多くは、良質なものばかりではありません。
様々な質のものが混ざります。
「産地」という冠は、いつでもどんな所からでもすぐれた木材を生産する、というイメージがあるかもしれませんが、必ずしもそうではない。そしてそれも産地が抱える課題の一つである、と思うのです。

そんなことは、話しても気がつきません。
実際に伐り出したものを見てもらうのです。

ツアー11


じっくりと眺めて・・・

ツアー10


それぞれ各人が、自分の思っていることとの違いや不明な事、それらが頭の中で入り混じりながら処理をしている状態でしょうか。
迷って考えて、イメージとの整合性を探す・・・
普段見る木材ではない、丸太や立木。
それを基に、自分たちの活用を考える。それが木材を使うということだと思いますが、彼らは何かを会得してくれたでしょうか・・・・


山を見た後は、丸太の○が木材の□になる製材所へgo!



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材木屋と行く森林ツアー 2018山陰編 無事終了!! 

怒涛の週末出張の連続の中で行った、「材木屋と行く森林ツアー 2018山陰編」。
その様子を少し報告しておきます。
(週末に遊び呆けているわけではない証拠・・・汗)

以前からも少し話題にしていましたが、今年は頭の中で考えていたいろいろな事を前にすすめようと、この秋をめがけて企画をしていたのですが、大阪府北部地震や相次いで襲来した台風の影響で、余裕を持ってすすめていたものが全く余裕が無くなってしまって今日に至っています。

その為、無理やり組み直した過密スケジュールの上で動いているので、不在その他で御迷惑をかけていることもあるので、その分出張で得たものを少しでも多くフィードバックしたいと、いつも以上に意気込んでいます。

ということで早速ですが、今回のツアーはとっても小規模な「身内ツアー」にしました。

ツアー2


木材や建築、そして山の事までを吸収しようと熱心な精鋭のみを選りすぐり(笑)、モデル的に素晴らしい山や商品をみてうっとりするようなものではなく、現実を直視し自分たちがすべきことや伝えるべきこと、そして山を知りその意見を聞くことに重点を置いています。
「産地直送の、流通経路の中抜きで安くなる!」的な広告宣伝販売に陥るのではなく、産地の中で起こっていることや困っていることなどの実情を知って、その上で現地で意見交換を行って意識の共通化を図るのが目的。
実際の木材製品はその後です。

皆、商売ですから単価や納期も大切ですが、関わる人や原料となる木や山を苦しめての安さには、全くの意味がないですから・・・・


ということで、前置きが長くなりましたが、そういう趣旨でおこなった「材木屋と行く!!」森林ツアーです。
先ずは山を見ること。

ツアー1


山を見て、何がわかるのか…自分たちは木材を使うわけであって、生きている丸い形の樹木を見ても、全く意味が無い。それなら早く製品市場や製材所に行きたい!時間の無駄だ、そう思うかもしれません。

しかし、先にも書いた様に自分たちの使う木材は、その山からきています。
植え(タネが落ち)育て、伐採して運搬され、競りにかかり四角い木材になるまで、多くの手がかかり、その中にも特有の課題や問題がおおくあるということ。
それを知るには、いくら話をしても伝えきれません。行くべきです。
それも、実情を知る人や実際に施業等にあたっている人と共に。
そうすることで、生の声を聞き現地を体感し、五感で問題意識を共有することができます。
ですから、私が引率をさせてもらう時は可能な限り、産地=直接販売所、ではなくそのものの根本を形成する場所(ルーツ)として感じてもらえるように考えています。

また、単にモデルを眺めるのではなく課題を共有することが大切なので、山といってもパターンの異なるところに廻ったりもします。
比較することで見えて来るもの、あると思いませんか?!

山のプロ!とまでは到底いきませんが、材木屋として多少の森林や植生の知識を持ち、なおかつ「山の立木を前に、これが材木になったとしたら」を話すことのできるのが、私のアテンドの一つの特徴。
すぐれた立木を見上げて「綺麗ですね〜!」では終わらせません(笑)。周辺環境や見るべきポイント等を、山の人とは全く異なる「材木屋ならではの視点」で語ります。
たんなるお楽しみツアー、なら旅行会社に頼めばいい。
そうではなく、専門知識をその場で共有できるという事が、私が引率する最大の利点であると信じています。


夏に行った大阪研修もそうですが、木材と森林を知る「私にしかできないツアー」の真骨頂が始まったばかりです。

ツアー4



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