空を見上げて
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2018年04月

マスメディアに登場

業界紙ではありますが、きちんと座談会取材という形で紙面に担当が登場している月刊誌が刊行されています。

座談会記事1


ちょっと生意気な発言、いっぱいしてますがブログ以外ではなかなか生のお話をする機会がない(出張授業など以外では・・・)ので、もし見つけられた方は本音の業界トーク、読んでみてください。
木材情報の4月号です。

座談会記事2


木のビブリオが、それぞれの木が持つストーリーとともに、こだわりの木材をお届けするブログと、稀少木材・無垢フローリングのホームページです。

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低光沢ウレタン塗装 リフリーオーク 床暖房向け施工完成

前回、追加ラインナップを紹介したうちの低光沢ウレタン塗装無垢フローリング リフリーオーク床暖房向けを早速採用してもらいましたので、いち早く紹介したいと思います。

リフリーオーク床暖房向け1

周辺に建物が無いので、とても明るいリビング。
広々としていますから、大きな窓サッシから部屋の奥まで光が届きます。

普通であれば、眩しい様なその日差しの光もリフリーオークにかかれば、柔らかな木漏れ日の様な優しい日差しに生まれ変わるようです。

リフリーオーク床暖房向け3




無垢フローリングの良さは、もちろん「一つ一つの木、そのものを楽しむことできる」こと。
それは、足触りだったり色合いだったり、あるいは木目だったり。
それは、住み始めた時から楽しみとして眺めることになると思います。
しかし、通常のウレタン塗装フローリングであれば、気持ちのいいポカポカ陽気にフローリングを眺めると、眩しくて折角の木目が光って見えない、ということもあります。

それに対して、リフリーシリーズ無垢フローリングは塗装の光沢を抑えているので、日差しの中にもしっかりと木目や色合いを見る事ができるのは、とっても大きなポイントです。

リフリーオーク床暖房向け9


そして、その抑えられた光沢はオイル塗装の様にも見えるのですが、性質としてはしっかりとウレタン塗装の長所である「防汚性」を備えていますので、リビングやキッチン、若しくは子どもさんの部屋などで「うっかり」とした汚れのもとを、防ぎやすくなっています。

お施主様の、どうしても無垢材と切っては切れない心配事の一つである汚れ。
その心配事の一つを改善してくれるのが、リフリーシリーズフローリングです。

リフリーオーク床暖房向け6

オークのこんな色合いの差も、はっきりとみてとれます。
天然の色差、ランダムに入っています(^−^)


そして、一般的にはピカピカのウレタン塗装フローリングが大きな選択肢となる、無垢フローリングの「床暖房への使用。」
無垢の木材です。
完全に木材の水分を無くしてしまえば、伸縮は殆どなくなりますが木の性質も無くしてしまう。
その為、水分を残しつつウレタン塗装で伸縮を抑えるために、無垢材を使おうと思っても、ピカピカ塗装しか選択肢が無かったわけですね。
(一部、無塗装やオイル塗装でも使用してもらえるものもありますョ。)

しかし、リフリーフローリングシリーズであれば、オイル塗装の様な質感でありながらもしっかりとウレタン塗装の性質を持っているので、床暖房においても極力無垢材の伸縮を抑えるので、床暖房によるフローリングの激しい割れや、大きな隙間などの減少は、大変抑えられているのです。
(もちろん、全く起きないわけではありません。使用環境も大きな要因です。)

リフリーオーク床暖房向け4


今まで、「汚れ」と「床暖房」の2点で無垢フローリングを諦めていた方!
リフリーシリーズフローリングは、その心配点を大きく改善した無垢フローリングです。
無垢材としての性質を受け入れながらも、床暖房と両立を考えている方に、選択肢としていただきたい、そんなフローリングです。

リフリーオーク床暖房向け8



・リフリーバーチ無垢フローリングは
こちらから
・リフリーバーチ無垢フローリング子供部屋施工写真は
こちらから


・低光沢ウレタン塗装無垢フローリングリフリーオークはこちらから
・低光沢ウレタン塗装無垢フローリングリフリーバーチはこちらから


リフリーオーク床暖房向け2


・そのほかの無垢フローリングラインナップの記事はこちらから
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リフリーオーク床暖房向け10




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リフリーオーク(楢・ナラ)・リフリーバーチ(樺・カバ)(低光沢塗装無垢フローリング)に床暖房向けを追加

無垢フローリングを検討し始めると、最初かその次位に迷うことになる「塗装」。
通常の材木屋であれば、塗装品しか扱いがないですから、お客様への提案も自ずと塗装品になるのですが、弊社の様に無塗装やオイル塗装、そしてウレタン塗装や着色仕上げも扱っている場合は、結構毎回迷われる方が多いのです。

もちろん、最初からオイル塗装や無塗装で天然無垢の質感を楽しみたい!という方は問題ないのですが、それでも、その無垢フローリングの美しさを長持ちさせたい!、もしくは子供がいるので汚されるのが心配、という心配はなくなることはありません。

無垢の木材だから、必ず汚れませんとか傷がつきません、なんてことは言えませんが少しでも軽減もしくは、予防できる方法を提案したいと思います。
そこでお勧めするのが以前に紹介している低光沢ウレタン塗装リフリー(楢・ナラ)オーク低光沢ウレタン塗装無垢フローリングリフリー(樺・カバ)バーチです。

リフリーオーク床暖房向け14


ウレタン塗装独特の「眩しい光の反射」を抑える低光沢塗装仕上げ。
もちろん、それにより木目も綺麗に見えるのも大きな特徴。

リフリーオーク床暖房向け13


そして、塗装されていることの一番のメリットはやはり「防汚性」。
一番最初に書いた「汚れ」に関する心配事が、大きく軽減されます。
塗膜、もしくはオイル成分が汚れを木材表面から遠ざけて付着を防ぎます。

無塗装であればすぐにシミになってしまうような、醤油でも問題なく拭き取ることが可能なのは、以前実験の通り。

リフリーオーク床暖房向け12


その防汚性と無垢材の風合いを損なわない外観から支持されている、低光沢塗装のリフリーオークとリフリーバーチに今回、待望の床暖房向け商品を追加しました。

これにより、無垢材を使ううえでの懸念とされていた「汚れ」と「床暖房への対応」という悩みを両立しながら解決することが出来ます。
もちろん、風合いもできうる限り無垢材そのままに近づけていますので、一見するとオイル塗装なのかな?と思ってしまう仕上がりです。

特に、小さなお子さんのおられる場合や、家事での汚れが心配になる奥様やご主人で、無塗装やオイル塗装では心配だけど普通のウレタン塗装では、せっかくの無垢材の雰囲気が感じられない・・・とお悩みのあなた!
一度、弊社ショールームにてリフリーシリーズの質感を感じてもらいたいものです。
詳しくは、下記の各リフリーシリーズフローリング紹介を見てくださいね。


次回は早速、床暖房向けを使っていただいたお宅の施工完成の様子をお伝えしたいと思います。

・低光沢ウレタン塗装無垢フローリング リフリーオーク(楢・ナラ)はこちらから
・低光沢ウレタン塗装無垢フローリング リフリーバーチ(樺・カバ)はこちらから

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リフリーオーク床暖房向け15


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臨時試験! 無垢フローリングのお手入れ 番外編

言葉の聞こえ方というのは凄いものですね。
「殺菌」と言われると、自然素材を扱っているものとしては、若干抵抗感を抱いてしまいます。
しかし、それを必要とする場合もある。
となると、実験するしかありません。

ということで、殺菌効果のある「液体」を使ってフローリングを疑似清掃してみます。

用意したものは、フローリング本体と殺菌溶液、そして水とウエス。

今回の殺菌溶液は水に希釈して使いますので、その濃度によって2パターンつくり、それとは別に「拭いた後にすぐ乾拭き」と「拭いてそのまま放置」、そして「オイル塗装そのまま」を用意し、全部で6パターンを比較することにしました。
まずは、どの部分に何をするのかと事後の変化がわかりやすいようにゾーニングをします。

実験7


そして、この各部分を清掃実験するための「洗浄液」を作っていきます。


実験6


500mlのペットボトルを使う場合だと、写真では非常にわかりづらいくらいの量の原液ですから、これだけの量を混ぜただけで殺菌できるという効果は、やはりすごいのだと思います。

下が出来上がった洗浄液。
洗浄液は、水でかなり希釈するので間違えないように一つずつわかるようにしていきますが、注意したいのはペットボトルを使用しているうえに、洗浄液が無色透明なので、誤って誰かが飲んでしまうことがないようにしないといけません。

実験5


さて、これを用いてウエスで無垢フローリングに雑巾がけをしていきます。
洗浄液をしみこませて絞ったウエスで、まずは一か所を拭いていきます。

実験4

若干洗浄液のにおいがします。
原液の説明には、直接皮膚に触れることのないように、ということなので手袋着用。
しかし、直接触れられないものでないと、やはり殺菌はむつかしいのかと考えてしまいますね。

実験3


少し入念に拭いてみて、そのウエスの拭き上げ面を見てみると案の定。(写真ではわかりづらいけど・・・)
そりゃそうだわね。
洗浄と殺菌効果を兼ねているわけだから当たり前ですが、ウエス表面にオイル塗装の成分と思われる黄色っぽい色が付着しています。

洗浄効果で若干オイルが拭き取られてしまった?
それも少しあるでしょうが、この場合はそうではない様です・・・

実験2


塗った後は、洗浄液が残らないように乾拭きをしていきます。
それとともに、乾拭きなしで洗浄液を乾燥させた場合も知るために、そのまま放置したものも作成。

さて、大きな変化は出るのでしょうか。
もちろん、そんなに大きな変化が出ないほうがいいのですが、実験としては変わらないのも面白くなく・・・・

いや、ちょっと複雑ではあるのですが今回は、試験データをとるためのものですから、きちんと結果は出てほしいと思っています。

オイル塗装は、洗浄液にどこまで耐えられるのか?
もしくは、洗浄液に対しての変化はどうなのか?

以降の様子を見て、お客様にお伝えしたいと思いますが、今回の様に自然素材が性質として持っていないもの(ひばやヒノキ他一部を除く)を求められる場面は少なくありません。
もちろん、人工的に性能を付加しなければ対応できないものもありますが、もし、天然素材に少しのスパイスを加える事でお施主様の要望に叶うのであれば、できる限りそれに近づけたい。

今回の実験もそうですが、次回に紹介する低光沢ウレタン塗装フローリングリフリーオーク・リフリーバーチシリーズもそんな想いから生まれたものなのです。


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臨時試験! 無垢フローリングのお手入れ 番外編

無垢の木材=天然素材。
できる限り、自然のまま使ってほしい。

実験9


どうしても、漠然とした「木の良さ」という事を考えると、そんな風に思ってしまいます。
私の様に、異常に木が好きな性格だから余計なのかもしれませんが、基本的に塗装せずに使いたいですし、多少汚れようがキズがつこうが自然の風合いが第一!と思ってしまうのですが、無垢の木材を求める人の万人に、その考えが共通するわけはありません。

昔から、無垢材のキズの修繕方法や汚れについては、必ず「問題」になるところでしたし、フローリングの塗装についても風合いを優先するべきか、それとも美観を保つための塗装をするべきか?ということを今でも質問されます。

塗装については、普段から浸透性の天然成分主剤の塗料を使って下さい、とお伝えしていますが、今回はその浸透性の塗料であるオイル塗装を施しているフローリングを、殺菌作用のある洗剤類で清掃しても良いかどうかというお問い合わせを頂きました。


難しい質問です。
いや、難しくないのですが決めつけることができません。
本当のところは、天然成分オイルで保護されている無垢一枚物フローリングに、殺菌作用のある洗剤を使うとなると「殺菌」の言葉のイメージが耳に着くからなのか、「使ってもいいですよ」とは言いにくくて困る。

えぇ〜、天然素材に殺菌?!ってなるわけです(汗)。


折角天然素材なのに(涙)、、、、と、もう「殺菌」という言葉に異常に反応してしまう。

しかし、今回は少し事情があってその「殺菌」をしたい環境であることと、殺菌効果のある液体を薄めた状態で使用する、ということで、お話をしているうちに私もそれがどの程度の影響があるのかを知りたくなってきました。

言葉尻ではなく、実際にその洗剤の影響がどの程度あるのか。
もうこれは、試してみるしかない!!
ということで、先の曖昧な回答から一転!緊急試験と相成ったわけです。

お客様の物とは同じではないものの、成分が同等の商品を使い「殺菌」がどの程度無垢フローリングの仕上げに影響するのか、ちょっと見てみる事にしました。
俄然やる気になってきた。

実験1



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13年後のハードウッドデッキ材

急激に温かくなった2018年春。
気候が良くなってくると、寒いからと控えていた建築工事のほうでも少しづつ、動きが出てくるものですが、実際の気候には関係ないものの、温かくなると使いたくなる場所を綺麗にしておこう!という気持ちはでてくるようで・・・

近日続けて納品予定の木材の中に、「ハードウッド材のデッキ」があります。
ハードウッド材というのは、デッキ材の場合は一般的にいうと「硬くて耐久性の高い木材」を指します。
広葉樹も、針葉樹と対比してハードウッドと言いますが、それとは別。
主に、南半球や熱帯性気候の地方の木材の中で、非常に硬質であったり樹脂を多く含んでいたりして、屋外使用においても腐朽のスピードの緩やかなものです。
全てに触れると、非常にお話がながくなるので割愛しますが、代表的には「バツイペ・ウリン・マニルカラ」等々があります。
それぞれの樹種について触れていくのは次の機会にして、今回は材木屋サンがすすめる「腐りにくい木材」は、どれくらい腐りにくいのか?!の写真を見てもらおうと思います。

屋外のデッキというのは、とてもイメージ的にはいいものの実際は施工に意外と費用がかかるので、材料を安く済ませるケースが多く見られます。
よくあるのが、どこでも入手できる白っぽい木材に塗装をしているケース。
この場合は、手入れをきちんとしていれば、ある程度の年月使い続けることができますが、どうしても面倒な手入れを怠ると、数年うちにすぐに腐って原型をとどめなくなってしまいます。
その為、上記のハードウッドと言われる木材があるわけですが、もちろん、若干お高い・・・
では、その価格差の分耐久性は高いのか?!そう思うあなた!
今回は、高耐久の代名詞「ウリン材」の新品とその13年後を見てみる事にしましょう。

デッキ

綺麗な赤茶色。
施工仕立てです。
この色合いと風合いが一体どうなるのか。

13年後です。

デッキ8


ちょっとアングルは異なりますが、同じデッキ材の劣化の様子です。
これは、無塗装の状態ですので、正味木材の性質だけでどれ位の劣化になるのかというのがみてとれると思います。
色合いがシルバーグレイに変化しているのは、木材全てに共通するところ。
通常は、最も劣化が早くなるであろうと思われる木口部分も、腐朽などはみられませんし、劣化するとよく見られる「角が無くなって、木部が丸くなってくる」という様な事もありません。
強いて言うならば、ビスの方が早く劣化している様子・・・

もちろん、割れが入っていたり「ささくれ」があったりしますが、耐久性という意味では13年経過しても腐朽はありません。

デッキ4


木材は、入手した当初から経年変化が始まります。
無垢フローリングでも同じことですが、色合いの変化や表情の変化はお客様にはなかなかわかりづらいところ。
今回はちょっと極端な例ですが、屋外使用の木材がどの様に変化するのかを見てもらいました。

これを考えると、一般的な安価な木材を10年未満で劣化交換するとなると、書記と同じ木材費と再施工費(解体費とも)がかかりますので、初期の木材費は少し高くなるかもしれませんが、ハードウッドの選択肢も持ってもいいのではないかと思います。
もちろん、弊社取扱の杉正赤身デッキ材赤身勝ち日本のひばもいいと思いますけどね(笑)。

なかなか見ることのできない、木材の経年変化。
ハードウッド編、でした。



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もう少し地松 皮むきの理由

前回は少し気味の悪い写真で終わってしまいましたが、先ずは現実を見ること。
それが大切。

今回、わざわざとこの時期に皮むきの為だけに山まで出向くことには理由があります。
それは、写真の様な「虫害」を防ぐため、です。

皮の下1


丁度倉庫に転がっていた過去のものですが、この様に孔があいてしまうほどに材を喰われてしまいます。
雨の滴のようにウネウネと筋がついていますが、こんな状態になっているともう木材自体も相当食害を受けています。

皮の下2

完全に貫通しています。
これは広葉樹の写真で、このようなケースばかりではないですが、原木を皮がついたまま放置していると様々な食害虫にやられてしまいます。
小さなものから大きなものまで、大小はあれども、大切な木材を穴だらけにしてしまうのですから、賤しくも商売上お金になるもの食い荒らされると非常に困るのです。
特に、今回の場合は長い時間の中で伐採から自然乾燥を経て、そのままの姿で住宅に納まるまで、を追う大きな企画ですから、こんな無残な姿にするわけにはいかないのです。


そしてそれとは別にもう一つ理由があり、これからどんどん温かくなるとともに雨が降るシーズンになってきます。
そうすると、温かくて湿度が高い状態が維持されますので「菌」の繁殖が盛んになるのです。
菌=カビです。

最近では、乾燥材の普及でほとんど心配はなくなりましたが、昔の材木屋はカビとの戦いでした。
今伐ってきたばかりやろ?!と言われるほどの生材(乾燥していない材料)の扱いが多く、気温が上がる今くらいから湿気も高まる梅雨から夏にかけては、在庫の材料にカビがつかないかどうか、出荷するわけでもないのに場所を移動させたり、通風させたりするために多くの時間をかけていました。

今では乾燥材が主流になり、一部を除き保管の上でのカビの心配など皆無に近くなりましたが、今回の地松の場合は、乾燥機に入れるわけでもないので、虫害とカビの両方から守らないといけません。
その為には、4月でこれだけ温かいと時間の猶予も無いわけです。

それに、根本的な理由としては皮と木質部分の間の部分(白太を含む場合もある)は、樹木の中で最も活発に活動している部分です。

皮むき2


成長の真っ最中であり、自分が生きていくための要素がたくさん詰まっているのが、皮のすぐ下の部分なのです。
樹木にすれば、菌や虫といったエイリアン達にとっても大切な部分を狙われているわけです。
(この部分、皮をはいだ直後はフレッシュな樹種特有のめっちゃいいにおいなんですけどね!!やっぱり、美味しいのかな?!)


自然界の生存競争は激しいのです。

とはいえ、立木である樹木を最終的に伐採して利用するのは人間。
そう言う意味で言えば、最大のエイリアンかもしれません。
そう考えると、かなり複雑な気分ですが100年かけて育った木材。きちんと寿命以上に使いきれるように、心がけていきますからね!!


皮むき1


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