空を見上げて
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2017年11月

今回こそは・・・念願のタイミング 〜飛騨国分寺の大イチョウ〜

待ちに待った、いや満を持して公開します。
季節感たっぷりに、タイムリー(大阪近辺では)にお届けできる初めての黄葉巨樹記事かもしれません。

地元大阪でも黄葉(紅葉)が始まっていた先日、もしかするともう遅いかもしれない・・・と若干諦めもありながらも向かった目的地、それは「飛騨国分寺」。
あ、もちろん仕事で物凄く近くに行くもので、寄らない手はない!ということで寄っているのですが、巨樹を目的にしている私とは違って普通の観光客の皆さんは、飛騨国分寺その物を目当てに来られた時に、そこにある「大イチョウ」に驚かれるという構図なわけですが、もう今回は飛騨国分寺の蘊蓄は抜きです(笑)。

今まで多くの黄葉(紅葉)巨樹巨木をめがけて、秋の道を走ってきたわけですが、いかんせん、仕事の都合や思うようにその時期に合わせて動けないこともあり(基本、巨樹探訪は木材の旬にあわせて冬なので・・・・・)、その美しい色彩の妙を味わうことは稀でした。
いつもなら、常瀧寺の大公孫樹の様に黄色い葉っぱではなく、真っ白な雪に包まれたりしていましたし・・・・(汗)。
しかし、今回は違いました!
散っているかもしれないと思いながらも訪れた私を待っていてくれたのは、黄色い吹雪舞う、飛騨国分寺の大イチョウでした。

飛騨国分寺の大イチョウ1

手前に写る紅葉もきれいですねぇ。

いつも通り、写真のウデのない私にとっては、この美しい姿を十分にお伝えすることはできないまでも、興奮した私の気持ちだけでも実況しておきましょう。
飛騨国分寺の大イチョウは、イチョウの巨樹としても十分な大きさを持っていますし、観光地である飛騨高山の街中に存在する巨樹としては、立派なものです。

しかし、今回のポイントは幹回りではなく黄葉。

飛騨国分寺の大イチョウ10


イチョウに限った話ではないですが、イチョウは特に黄葉のあとのその葉を落とすスピードが早く、一度散り始めると風が吹こうものなら、まるで金色の雪が舞っている様な美しさで舞い散るのです。
動きの無い写真では、私にはこの散り吹雪を伝えきることができませんが、当日は時折強めの風が吹き、散ったかと思うと急に晴天になり、黄金に輝く様な色彩を見せる場面があると思えば、急に陰っていき若干残る緑の葉の色が強調される部分があったりで、多彩な表情の変化に、いつまでたってもカメラをしまうことができずに困ってしまいました。

丁度以前にお伝えした「延命寺の夕照もみじ」もそうで、黄葉(紅葉)の美しさの一つは、時間の経過とともに変わりゆくその色合いと、木々の表情の変化だと思います。

山吹色に近い黄色かとおもえば・・・

飛騨国分寺の大イチョウ3

太陽光ひとつで一瞬にして・・・

飛騨国分寺の大イチョウ4

レモンイエローに若干の新緑かと思うほどの緑が入る変わりよう。
本当は、これ以前の青葉の時期にも二度訪れたことがあり、その時はやはり見事な大きさに魅了されたのですが、この黄葉というマジックの中では、さすがに色彩に目を奪われてしまいます。

何度も言いますが、もしこれが黄昏時や早朝の陽が昇り始めたころであれば、時間変化とともに感じる風景の移り変わりの素晴らしさに、言葉がなかっただろうなぁ・・・と推察するのです。

樹木そのものの持つ美しさもありますが、写真というその一コマではなく、その場にいることによる時間という軸が加わることで、単なる二次元から三次元への体感の違いではない、四次元といってもいいような、不思議な空間にいる感覚ではなかろうかと想像するのです。

飛騨国分寺の大イチョウ9

そういうことを考えていると、人が持つ五感というものはなんという素晴らし器官なのかと感心してしまいます。
一つの感覚器官である「目」で見て美しいと感じるものが、さらに増す情報として、「耳」があります。

これも写真ではどうしようもないですが、秋の「木枯らし」と感じる突風めいたものが吹いた瞬間・・・
「カサカサ・・・サァー、カラカラカラ・・・・・」と乾いていながらもどこか大イチョウの息吹を感じるような「散る音」が聞こえるのです。

そう、黄金の散り吹雪の中で。

飛騨国分寺の大イチョウ5

その音を聞いていると、目を閉じていても十分に散りゆく美しさを感じることができますし、目を開けていれば尚更のこと・・・
その散り方は、ソメイヨシノのそれとは異なり儚さではない、次の息吹への序章のような、続いていく一連の物語のように感じます。

本当のところは、この「黄色い葉の黄葉」を写真に収めることができれば十分!と思っていたものの、五感を刺激する大イチョウの黄葉は、改めて、その時その場に居合わせてこその感覚的美しさなんだなぁ、と実感。
もちろん、有名写真家さんなんかは、その時間さえも切り取って映してしまうような方もいらっしゃいますが、自分にはできないというもどかしさも、なぜかその場にいる時間を尊いものと感じさせてくれる材料にさえ思えます。

飛騨国分寺の大イチョウ6

まだまだ散りはじめではあるものの、大イチョウの足元はこのような感じ。
枝ぶりが見事なだけに、この根の周りにはそれほどの葉は積もらないかもしれないけれども、それでも「イエローカーペット」とでも言いたくなるほどの、いや、黄色いビロードというようななまめかしい厚みをもった絨毯の様相を見せ始めています。

撮影日は11/15。

朝は結構冷えるものの、日中は暖かさの残る寒暖の差がある日々。
木々の命のリズムは太陽光とともに寒暖の差が大きく関係するのですが、今年はとてもいいリズムだったのかもしれないなぁ、と一人満足。

飛騨国分寺の大イチョウ11


訪問より少し前に雨が降ったこともあり、足元をよく見るとまるで嘘のように美しい水玉が・・・・

中国の方を含めて多くの観光客がおられたのですが、ほとんどの人は、降り積もる黄色い絨毯に光る露の輝きまでは、目に留まらなかったようです。

さて、最後にいつもの大きさ比べをしておきましょう。
幹に観光客が被らないタイミングを見計らって・・・・

飛騨国分寺の大イチョウ8

本当は真横に立ちたいのですが、そんなに悠長にセッティングしている余裕がないほどに人がいることをお察しくださいませ。

いや、ぜひ青葉の時期と紅葉の時期に訪れてください。
広々とした境内に塔まで収める飛騨国分寺。(塔はあえて出しません。笑)
駅からも徒歩圏内。近くにはホテルも多数ありますので、高山にお出かけの際はお手を合わせにおいでください。


普段はその巨躯ばかりに気を取られがちな巨樹訪問ですが、今回ばかりは、観光客に交じってアングルを探して撮影です。
灯篭を傘のように包む苔の緑越しに見る大イチョウは、いつまでもそこでの時間の変化を楽しんでいたくなるに十分な対比となりました。
ありがたや、黄葉・・・

飛騨国分寺の大イチョウ12

飛騨国分寺の大イチョウ所在地

岐阜県高山市総和町1丁目83

境内が十分に広いので駐車可能。ただし黄葉時期は込み合うこともあるので、周辺の駐車場へ。


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この季節の慢性的不足・・・

いよいよ、この季節になりましたね!!

雪山

 



いや、、、、そうじゃなくてこの季節!

ストーブ

暖かさの恋しい時にこの炎。
やっぱり炎はいいものです。
ものすごくほっこりします。

冬になると、いつもの業務で求められるのとは異なる、「薪」の需要(といっても販売していないから、お願いか・・・)が急激に増えます。
いろんな方が、薪が欲しいといっていらっしゃいます。
もう昔からなので、いつもお渡しする分を貯めてはいるのですが、近年は構造用木材のプレカット化や大工さんの加工仕事の減少で、思うほど薪にする木切れが集まらなくなってしまって、いらっしゃる皆さんに、思うようにお渡しできなくなってきました。


まだキャンプファイヤーや餅つきなんかだと樹種や大きさを問わずにお渡しできるのですが、薪ストーブとなると大きさや樹種が肝心で、なかなかご期待に沿えません。
もちろん、先に書いたように販売しているわけではないので、専用に備蓄していないからという事もあるのですが、広葉樹が必要だということも重要なんですね。

薪ストーブでもいろいろと種類がありますが、多くは広葉樹を燃焼させることを主眼としていますので、建築などで出る資材の端切れでは、燃焼が悪かったり火持ちが悪かったりしますから、それ用に作っておくとなると、それはそれで手間がかかるわけで・・・
それにもまして、不足気味な薪なので樹種によって分けておくということもできず、申し訳ない状態です。
10年ほど前までは、極端な話処分しないといけないほどたまっていたものですが、時代の移り変わりの流れが早く、まさか薪が足りなくなるなんて考えもしていませんでした。

薪1

近年では、バイオマス発電の波もあり「燃やすための木材」が注目されていますが、できれば燃やすのではなく、もっとも小さな単位になるまで利用しきりたいところ。
それでも、残ってくる部分はきっちりと「温かさ」としての燃料となってもらうのです。
ゆらゆらとゆらぐ、炎の揺らめきは見ているものを視覚的にも体感的にも温めてくれるに十分な力を持っています。
近年はペレットストーブという手法もあり、住宅街でもストーブを焚く事ができるようになっていますので、「火のある生活」が身近になっています。
クールでカッコいい木材もいいですが、最終的に人の心と体を温めてくれる木材。

冬本番に向けて、今から備蓄開始です。

薪2



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またつまらぬものを・・・否、面白いものを買ってしまった(喜!)

超有名作の「ルパン三世」に登場する、石川五右衛門が毎度口にする「また、つまらぬものを斬ってしまった・・・」は、もしかすると幾ばくかの満足感を含んでいるのではなかろうか?!


また、つまらぬものを・・・


五右衛門ほど人生達観してはいないものの、私もまた、「おもしろいものを買ってしまった・・・」と、小声でつぶやくのです。


日本のなら1

日本の広葉樹、「なら(楢・オーク)」の無垢板ですが、厚みがおよそ60mmある追柾(おいまさ)という木目で製材されたものです。
追柾は、一般的な柾目の様にまっすぐに目が並んでいるものとは違い、若干木目のような部分が入っていたり、斜め方向に目が流れていたりするものを含めてそう呼ぶものですが、今回の材も追柾です。

中にはほぼ板目に近いものもありますから、「柾目ちゃうやん!」と言われてしまいそうですが、今回は柾目だけに注目するのではないのです。
日本のなら材で、こんなに木目が細かくて綺麗なものがまとまってゲットできたことが嬉しくて、一人ひそかに「また、おもしろいものを買ってしまった・・・」とつぶやいたのです。
写真では、うまく写さないと木目が見えにくいほどの木目の良さ!

日本のなら2

日本のなら材は、実は山には比較的よく見られるものの、樹齢が若い物や木目の粗いものもあり、これだけ木目の細かいものはとっても高価で、「にんまり」とするよりも「価格設定」を悩みながら購入するものですが、今回はにんまりする理由があります。

それは日本の広葉樹でありながらも、とてもリーズナブルだ、ということ。
もちろん、それにも理由があって「若干の変色や割れ、腐りの部分」があるということです。
いつもの無垢フローリングの規格でいえば、ネイキッドグレード。
(この写真だと、ほぼ板目ですね・・・・でもきれいな木目で許して・・・)

日本のなら3

しかしそれでも、にんまりするポイントは木目の細かさとともに、大きな節がほとんどないことです。
それでいて厚みもしっかりとしているので、若干のわれはあるものの幅接ぎをしてテーブルにしたりカウンターにしたりと、幅広一枚板を作り出すことができるのですよ!!
多少の変色などがあっても、銘木にはない野趣があってかえって楢らしい雰囲気を味わえます。

そのほかには、もちろん日本の広葉樹フローリングの清涼ならカスクオークフローリングなどの玄関框や階段框としても、十分以上に役目を果たしてくれることでしょうし、もったいないかもしれませんが、テーブルなどの天板家具を製作した後に、そのまま足の製作にも取り掛かれる寸法であるのは、多様な材料寸法を持っていなくてもいい利点があります。
框材になったときに見えるであろうこの美しい虎斑は、最高でしょうね!

日本のなら5


ウィスキーやブランデーなどを供するバーや、飲食店などのカウンターやディスプレイ棚、壁材や家具などとしてももちろんオッケー!!
ここでも、リーズナブルさがすこぶるモノをいいます。
一部分の見せ場に使うのではなく、思いっきり店内を演出できること間違いなし!!!!
見せ方は無限大!!!!

これは早いもの勝ちですぞ。
店舗用途、家具用途、住宅の造作材などとしてイメージを膨らませて、様々な場所に活用してもらいたいものです。
高級品でドキドキするのもいいですが、面白くてワクワクする。
今回はそんな材料を連れてくることができて、なんだか五右衛門の境地!のこの頃です。

活用してみたい!!!という方は、お問い合わせをお待ちしています。

日本のなら4


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杉アンティークウォール 〜おしゃれなショップに・・・ミルキーゼブラ〜

前回のカッコいい杉板、ヴィンテージエベヌはいかがでしたか?!

杉という樹種は特に、近年のイメージ戦略(!?)によって「あたたかい、健康的」という印象から、建築に用いられる頻度は高まっています。
しかし、前回とともにお伝えするアンティークシリーズは、特に材木屋としてアピールしたくなる杉の長所をあえて表に出すことなく、思い切って外観での勝負を挑むことが出来る仕上がりになっています。

今日お届けするのはミルキーゼブラ。

ミルキーゼブラ11

何とも言えない、白と黒の対比。
これが日本の針葉樹の代表、杉であるということを忘れさせる、仕上がりを魅せるアンティークパネルです。

杉は無塗装でそのまま使っても、とても美しい木目と色合いがあり、永く好かれる存在ですが、その端正すぎるところが適当な粗さを求める声にこたえにくいところでした。
とはいえ、数年前に話題となった「中古足場板のリユース」によるアンティーク仕上げは、杉の美しさではなく使い古されたリアルな風合いが好まれ、新品ではなく中古品が品切れ、というおかしな事態が起こったのですが、確かに古びたテイストが似合う店舗などにはちょうどいい材料だったことは確か。

そんなテイストを楽しみたい、見せたいというお声があるために味わいのある仕上げを再現する塗装などの材料も多くありますが、このアンティークシリーズは、使いこむことによっておこる針葉樹の「浮造り加工」をしたような木目の状態や、節の補修を取り入れ、なおかつそれに丁寧に塗装と拭き取り作業を組み込むことで、白と黒の間に微妙な木目の立体感を持たせてインパクトを与えています。

ミルキーゼブラ1

素材となる杉材は、綺麗なものを厳選!というものではありません。
アンティークシリーズの特徴は、丁寧な仕上げと、いつもは欠点と評されている虫による食害の跡や割れなど、経年変化で起こりうる現象に見られるものも取り込んでいるために、材の有効活用と見た目のインパクトの両立をしているのです。

そして、日本人にはそれほどなじみがないものの、ヨーロッパなど海外ではパイン(マツ類)を木目の見える白色の半透明着色仕上げにし、インテリアに取り込んでいますが、それ以上に、ホワイトペイントされたミルキーゼブラは茶褐色に浮き立つ木目が一層ホワイトを引き立てて、コントラストの印象を強くしています。

ミルキーゼブラ4

無垢の木材ではなく、木目が印刷されたシート材でも人気があるように、素材そのものの良さ以上に注目されるアクセントとなる表情。
私にとっては木材そのものの名称が浮かんでしまう「ホワイトオーク」や「ホワイトアッシュ」も、今ではホワイトペイントされたオークやアッシュの事を指す場合が多くなっています。

フローリングにおいても、カフェやアンティークショップのテイストをそのまま自宅に取り込みたい!、という要望もあり、ホワイトペイントやアンティーク調の仕上がりを好まれますが、実際無垢の木材でそれを目指すと問題になるのがアンティーク材であるが故の節や傷の処理。
引っ掛かりなどになってしまいます。
が、印刷であればその心配も無用なので、そのデザインはフローリングに多く採用されるようになり、そこからドアや壁のパネルなどにも派生していますが、やはりどこか物足りない・・・
そこはやはり、無垢材にある立体感であり素材感。

ミルキーゼブラ2

手に触れて感じるのはもちろんですが、浮き立つ木目が演出する立体感は、視覚的な楽しみとおしゃれ感にあふれています。

そう、前回のヴィンテージエベヌはどちらかというと「剛」のイメージで、強く落ち着きがありしっかりとした、空間を引き締めてくれるような素材。
それに対してミルキーゼブラは、明るく華やかで彩のある「柔」のイメージ。
洗練され洒落たインテリアショップや、アンティーク感のある美容院などで、華美ではなくしっとりとした内装の雰囲気づくりにピッタリ!

ミルキーゼブラ3

 

普段は単調になりがちな壁面の仕上げが、躍動感あるものに仕上がりますよ。
彩のある商品を際立たせたいディスプレイスペースの背面に、またはお客様を迎えるエントランススペースの背壁に・・・

特徴的でありながらも主張しすぎないデザイン。

杉アンティークウォール ミルキーゼブラは、それらのデザイン性で特別な空間の色どりを作りだします。
色々な空間に活用場所を見出してもらいたい、ちょっと特別な仕上げの杉羽目板です。


*)ミルキーゼブラはアンティーク加工商品のため、表面の段差や傷、節の陥没、昆虫の穿孔痕や端部の軽微な干割れ、材の曲がりなどがある材をミックスしています。これらを風合いとして活用いただける場所への採用をお願い致します。
また、加工段階での炭の付着残りが木端面を中心に見られます。洋服その他、汚れがついて困る部分に触れる場合は事前に拭き取っておいていただくか、仕様方法を工夫していただくようにお願い致します。


ミルキーゼブラ貼りあがりイメージ

ミルキーゼブラ11


・ミルキーゼブラ以外の無垢フローリング・羽目板の記事はこちらから

・無垢フローリング・羽目板の一覧はホームページからどうぞ


杉アンティークウォール ミルキーゼブラ無垢羽目板(寸法表記はすべてmm単位)

・寸法

10×135×1950

・形状

一枚物

・エンドマッチなし(本実加工あり)

・品番と価格

MZ-17N OPC一枚物 着色塗装アンティーク仕上げ 10×135×1950 ネイキッド
¥25,920(税込)/12枚入り(3.16屐

・運賃

別途地域により、お問い合わせください。

・グレード

ネイキッド:色むら、節、パテ補修、など強度に問題ないものは全て含みます。
*)アンティーク加工品ですので表面は平滑ではありません。

・納期

無垢商品の為、該当年度の原材料が限られている都合いつでも生産するということができませんので、余裕を持って確認ください。


*ご検討の前に弊社からのメッセージを必ずご覧ください。 

お問い合わせ・ショールームのご予約はこちらから

・表情の違い 参考

穿穴虫の跡

ミルキーゼブラ10

節補修 拡大

ミルキーゼブラ9

薄板本実の為、運送中による実割れが入るかもしれません

ミルキーゼブラ8

軽微な端部乾燥割れ

ミルキーゼブラ5


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杉アンティークウォール 〜アンティークな店舗に・・・ヴィンテージエベヌ〜

少し前に、時折「フローリングに杉を使うなんてありえない!」というお叱りを受けることがある、と言いましたが、その理由は材が柔らかすぎるとかキズが付きやすいとか、根本的に向いていないとか様々な理由を聞きますが、現在求められているのはそれらを克服したもの、というよりもそれらがあったとしても「これがいい!」と思わせる、特徴的な杉材。

それが今回から2回で紹介する杉アンティークウォール「ヴィンテージエベヌ」と「ミルキーゼブラ」の羽目板です。

ヴィンテージエベヌ12

この2つの木材をみて、最初に杉という材質の事を考える人は少ないでしょう。
とても特徴的な白と黒の色合い。
若干粗さが残る風合い。
私がいうのもなんですが、カッコいい木材だと思います。

今日ばかりは、木材に関してのうんちくではなく、視覚的にインパクトのあるこの表情を存分に見てもらいたいと思います。

ヴィンテージエベヌ7

木材を見た時に、無意識に「いいなぁ」と思うのは木が持つ表情の豊かさや人の目に優しい色合い、そして自然がはぐくんだ木目のリズムなどですが、時に木材は人に使われることによって、本来の表情以外に経年変化による味わい深い表情をみせるもの。

その経年変化による、何とも言えない「味のある」表情を手に入れるには相応の時間を、その木材とともに過ごしていく必要があります。
もちろん、その変化が楽しみでもあり無垢材の醍醐味というところですが、特にデザインを際立たせたい場合や、店舗などの新装の状態から風合いのある空間に仕上げたい場合は、「味をうむ時間」を掛けるわけにはいきません。
しかし、うまくアンティーク加工と塗装を施すことで、味わいのある時間の経過を思わせる表情を生み出すことが出来ます。
それはもちろん「錯覚」のようなものですが、その中にいかに「カッコいい」と見せられる要素があるかどうかがポイント。

ヴィンテージエベヌ8

もともと表情豊かな杉の節の部分や、普段は木目が今一つと思われがちな芯の部分、もしくは欠点材として処理されてしまうような大きな節の部分など、木の持つ本来の自由な成長の部分を活かし、その上に使い古されたペンキが落ちていくような様を表現し、経年変化で得られるような風合いを狙っています。

ヴィンテージエベヌ10

塗装の加工ともう一つ、特徴的なのは浮造り(うづくり)仕上げの様に、木目が浮き立っていること。
これがあることで、モノトーンの塗装が一層引き立つとともに、単調になりがちな塗装の中に綺麗な木目を感じる事が出来る仕上げになっています。
木材の経年変化では、紫外線や雨、歩行による摩耗など様々な要因で木の表面組織が削られていき、あたかも浮造りされたような状態になっていく事がありますが、まさしくそのような状態を再現しています。

実はこれらは全て手作業によるものです。
不自然にならない様に注意を払って作業されていますから、フローリングなどで求められるような美しい補修作業ではなく、粗さが不自然にならない様に、補修があっても古さに似合う状態を考えられています。
それは、表面の塗装の粗しや傷のような状態を作り出すアンティーク加工すべてが手作業だから出来る事です。

ヴィンテージエベヌ9


住宅の中の少し遊び心のあるスペース、またはアンティークな装いのカフェなどの店舗、そして来客の目をひくポイントとなる壁などに使ってみてはいかがですか?

アンティークの代表的樹種であるオークのワイルドな木目とは異なり、日本人が落ち着きを感じる針葉樹独特の木目が、訪れる人の目をひきつけてくれることと思いますよ。

ヴィンテージエベヌ11


次回はヴィンテージエベヌとはまた異なる、黒と白の調和「ミルキーゼブラ」を紹介します。


*)ヴィンテージエベヌはアンティーク加工商品のため、表面の段差や傷、昆虫の穿孔痕、端部の軽微な干割れ、節の陥没や材の曲がりなどがある材をミックスしています。これらを風合いとして活用いただける場所への採用をお願い致します。
また、加工段階での炭の付着残りが木端面を中心に見られます。洋服その他、汚れがついて困る部分に触れる場合は事前に拭き取っておいていただくか、仕様方法を工夫していただくようにお願い致します。


ヴィンテージエベヌ貼りあがりイメージ

ヴィンテージエベヌ6


・ヴィンテージエベヌ以外の無垢フローリング・羽目板の記事はこちらから

・無垢フローリング・羽目板の一覧はホームページからどうぞ


杉アンティークウォール ヴィンテージエベヌ無垢羽目板(寸法表記はすべてmm単位)

・寸法

10×135×1950

・形状

一枚物

・相シャクリ加工、エンドマッチなし(本実ではありません)

・品番と価格

VE-17N OPC一枚物 着色塗装アンティーク仕上げ 10×135×1950 ネイキッド
¥28,512(税込)/12枚入り(3.16屐

・運賃

別途地域により、お問い合わせください。

・グレード

ネイキッド:色むら、節、パテ補修、など強度に問題ないものは全て含みます。
*)アンティーク加工品ですので表面は平滑ではありません。

・納期

無垢商品の為、該当年度の原材料が限られている都合いつでも生産するということができませんので、余裕を持って確認ください。


*ご検討の前に弊社からのメッセージを必ずご覧ください。 

お問い合わせ・ショールームのご予約はこちらから

・表情の違い 参考

木端部分の炭のこりが付着する場合があります。

ヴィンテージエベヌ1

曲がり材による勘合部分の隙間

ヴィンテージエベヌ2

節補修部分 1

ヴィンテージエベヌ3

節補修部分 2

ヴィンテージエベヌ4


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材木屋の欠点 ◆遡擇魯泪謄螢▲襪らデザインに〜

もう、女性の「木でできていること」への驚きよりも、私の「こんなに美しい木曽ヒノキに感激しない(当たり前なんだけど・・・)なんて!」という驚きのほうがはるかに勝ってしまい、その瞬間にやはり、どれだけ素晴らしいものでも、伝え方と見せ方が大切なんだということを、嫌でも実感した瞬間でした。

木は昔から人に、とっても近かった存在。
生活の中の道具や衣服、そして食料や建築材料など、様々なところで「当たり前」のように存在していました。
道具になるものには「滑りにくい、腐りにくい、強度がある」などの利点があり、食料になるものには「栄養価があり栽培しやすく」、建築材料になるものは、性質を精密に測る道具などなかった時代から材の特徴を活かして荷重に耐えられる建物を作ってきました。
そこには、ほかのものに代えられないその性質が必要であったから、という大きな理由があるのですが・・・

きのもの


もちろん、今でも木は身近にはあるものの、それらは決して「木の良さや長所」を活かして使われているわけではありません。
木の長所、それだけをとればより安くてより使いやすい「代替材料」があります。
デザインも自由度が高かったりしますから、特別木である必要はないんだと思います。
ただ、日本人の中には世界の人よりもいっそう濃く、感覚的に「木はいいものだ」という無意識の認識があるために、今でも木であることがかろうじて求められているのでしょう。

それでも、木の性質そのものが求められる機会が少なくなった、ということ。
だから、どんなに木が好きでその長所のことを知っていても、それだけでは材木屋の商品としての木材は魅力不足であると実感します。
もちろん、どこでもというわけではなく、魅力的な「商材」として木材をPRされているところは、多くのお客様に木材製品を届けておられますが、私はまだまだPR不足です。
でもね、本当は百年以上育ってきた木々から作られた貴重な木材製品や、その特殊な性質を十分に活かしたい樹種、どうしてもお勧めしたい樹種があるんです。
それらはもちろん、愚直に伝え続けます。
これからは、その樹種や木そのものが持つ性質も大切ですが、それを受け入れて活用してもらうには、私がその情報を伝えることと、それを魅力的に受け入れてもらうための準備をしないといけないということだと思いました。

そしてそれにプラスして、より一層魅力的な「魅せる木材」をアピールしていきたいと思っています。
そうすることにより、共通の価値観が生まれることを期待しています。


次回はその一つとして、今もっともポピュラーといっても過言ではない「杉(スギ)」のおしゃれな壁材を紹介したいと思いますので、期待してくださいね。

ヴィンテージエベヌ11


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材木屋の欠点  遡擇魯泪謄螢▲襪らデザインに〜

材木屋の欠点、何か知ってます?!

欠点?!何かいけないことでもあるのだろうか?!
とドキッとしそうですが、実は「悪いこと」ではなく、「良いこと」を宣伝しすぎる事が実は、欠点になっている場合が少なからずあるということを最近思うのです。

私をはじめ材木屋さんのページには、必ず「木はどんなに良いものか!」、「木の素晴らしさ」や「自然素材」とか「木のぬくもり」と表示されたりしていると思います。
私もそう思います。
だって、木が好きだし本当に良いものだと思っています。
私ほど贔屓目が過ぎる人間だと、ある意味偏っているので仕方ないのかも知れませんが、普通の健全な(?)材木屋さんまでが、「精神論的な木の良さ」をアピールされる場合がありますが、情報としては正しいものの、果たして建材として木を求めるどれほどのお客様が、その「木の良さ」を求めているのか!?という事には、近頃疑問を感じるようになりました。

いえ、本当のところはもっと前からうすうすと感じていたものの、私としては妄信的に「木のよさを伝えたい!」と思っていることから、お客様が本当に求めているものが見えにくかったのかもしれません。


そう思って見てみると、確かに最近の木材はそのものの持つ「良さ」ではなく、それがあることによるカッコよさやインテリア性などが最も訴求されていて、それに付随したちいさな説明で「さらに、木がもつ○○な効果により・・・」と、今まで私たち木材関係者が前面に出していた「有効性」という良さが「付随として」書かれているのみです。

効能

そんなことを如実に感じたのが、先日見た「木曽ヒノキ」。

あるイベントで、とても精緻な彫刻を施された木曽ヒノキが展示されていました。
しかし、木曽ヒノキとはわかるように表示はされていません。
いや、むしろ原材料が何なのか、そう思ってしまうくらいに見事な彫刻でした。
好きな人間がみれば明らかに木曽ヒノキという香りと木目なのですが、私がその見事な木曽ヒノキをほれぼれと眺めていたとき、同じように「うわぁ〜、すごーい!」と近づいてきた2人の女性。
彫刻の美しさにおどろいていたわけですが、次のセリフに驚いたのは私の方でした。


女性2人:「すご〜い!これ、何でできてるのぉ?!!」


私の心の中:?!?!なぁにぃ〜!!!!!こんなに美しい木曽ヒノキの木目と香りがあるのに、ヒノキだとすら思わない、いや木であることすら気が付いていないのか?!!・・・


スタッフ:「これはヒノキで作られていまして・・・・」


女性2人:「えぇ?!木でできてるの?すご〜!!」


今度は彫刻技術ではなく、それがまさか木でできているだなんて思いもしなかった、という意外性に驚く二人。
彼女らにとっては、あのヒノキの香りとか、年輪を数える事が困難なほどに美しい木曽ヒノキの数百年の木目と色合いの美しさ、などの素材の素性は最も優先される情報ではないんだな、ということに、わかっているような気もしながらも、動揺してしまうくらいに驚きました。

 木曽桧

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今年の活動

最近はシリーズものを書き溜めていたこともあって、気が付けばもう11月突入済・・・
9月以降はイベントや出張も多く、いつも通りにあっという間に冬に向かっています。
ということで、いつもより一か月早く「あぁ、今年ももうあと2か月かぁ・・・」という気持ちから、この一年を振り返っていたわけですが、そう考えると今年もいろいろとしていたものの、年始に書いていた紹介すべき商品がほとんど紹介できていないことに気が付きました。

タガヤ○サンのフローリングや日本の広葉樹フローリングシリーズ、その他もろもろと、ネタは多くあるもののまったく紹介できていません。
全然サボってるわけではないんですよ。
ここで、最近の活動を紹介しておきますが、すでに来年に向けての準備に動いていまして、なかなか整理ができない状態なんですよ(言い訳。)

視察

みなさんをご招待できるところまで行くかはわかりませんが、こんなところでイベントを開催する予定にしています。
立派な木々と手入れのされた山で、勉強会とともにちょっとした企画を予定しています。

現在、さまざま調整中です。

そして、これもできるだけ早く作っていくべしで調整しています。

広葉樹2

ならかばを紹介している日本の広葉樹シリーズのフローリング。
レギュラーでないものはすでに受注はできる状態ではあるのですが、(レギュラー化している「たも」もまだ紹介できていませんが、近いうちに・・・)どうしても数樹種レギュラー化したいところで、現在いろいろと考えているのですが、そればかりに集中もできず、年内はむつかしいところ・・・広葉樹1


こんなにたくさんある日本の広葉樹を見ると、日本の広葉樹フローリング以外にもいろいろとやりたいことが広がって、同時進行のために一つ一つのスピードが鈍ってしまう(楽しくて?!)のです。

ブログ更新も少し遅れがちですが、すみません。
こんな材料を見に行ったり、楽しいイベントにするべく打ち合わせをしている本人が一番楽しんでいたりして、どうしてもすべてに手が回らなくなっています(汗)。
楽しみを独占すべく・・・否!人にまかせっきりにはできないために、これらの活動には私一人で対応させていただいている都合上、更新は遅くなっていますが、こんなに精力的に動いていますので、まだまだ紹介していきますので、少しづつご期待くださいませ。
近況報告!頑張っていますよ!


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ちょっとだけ、カヤのお話 

やっとこさで前回、カヤの材質について迫ることができましたので、今回からは少しスピードを上げていきましょう。

特殊用途に絞ってきましたが、一般的なカヤの用途としてはヒノキなどで言われるのと同じように、水湿に耐えるために水気のある用途に使われるということと、シロアリの被害を受けにくいということ。
この二つはセットであることが多いものですが、これにも少なからず脂気が関係していることでしょう。
木材の持つ芳香成分は樹脂によるところが多いものですし、カヤが特徴的な香りを持っていることからも、樹脂分がシロアリの忌避に寄与していることを想像できます。
もちろん、完全な防虫効果ではないのですが有用な薬剤処理ができない時代には、住宅の土台や浴室材(今でも...)、風呂桶材という用途がありました。

カヤ4

そうです、シロアリつながりで虫といえばカヤの語源ですが、枝葉をくべて「蚊遣り」としたことから「かや」になったという通説があり、私も納得したいところですが、どうやら本筋は古名の「カエ(かへ)」が転訛したものだそうです。
前者のほうが、「あの香りのする材ならば、蚊遣りになるだろうなぁ」と納得できるいわれなのですけどね・・・

まぁ、真実かどうかというのはもちろん大事ですが、木の世界にはロマンチックな話も必要なので、「こういう言い伝えもありますよ」という話題作りには必須アイテムといってもいいでしょう。

名前ついでの因みに、漢字の榧は日本のカヤの種ではなく本来はシナガヤを指す漢字なので、少し用法がちがっています。
また、イヌガヤという樹種もあります。
カヤがイチイ科なのに対してそれはイヌガヤ科イヌガヤ属なので全く異なる樹種ですが、木材業界や植物の世界では、「イヌ○○」とか「ニセ○○」みたいなものはたくさんあるので、それを知っていくのも木の世界の一つの楽しみではあります。
そしてそして、なによりもイチイの英名が yew なのに、カヤの英名にはその言葉がなく、たいして全く科目の異なるイヌガヤの英名が japanese plum yew と称するのは、とっても不思議です。

それに、イチイはその木材の色合いと同じ様に、綺麗な赤色の実が出来るのに対してカヤはアーモンドのような無骨なのも、とっても不思議なところ。
材の華やかさといい、植物としての見た目といい、どこかイチイに引けを取っている様な・・・・
いや、それはそれで、植物たちの戦略の一つなのですね。
イチイは綺麗で美味しそうな「果実」をつけることで、鳥の気を惹いて少しでも遠くに自分の分身を運んでもらおうとしているわけです。
一つの地域にかたまって生存競争するよりも、さらに住み心地のより場所に子孫がたどり着くかもしれない。
それに対してカヤは、親木の近くに落下するのですから、生存競争としては有利とはいえないかもしれません。
しかし、たくさんの「アーモンド」をつけることで、動物に運んでもらったり、たまたま競争相手の無いところに行きついた場合には、そのアーモンドは着実に育つのです。
安定型の繁栄方法といえるでしょうか。
面白いものです。

さて、ここで珍しい大きなカヤの材を見て下さい。

カヤ1

なかなか立派でしょ。
うぅ、こうやってみると私のおなかの方が立派に見えるぞ・・・・
いかん、横向きはいかん・・・・

こっち向きで・・・・

カヤ2

ちょっと前に、なぜかカヤのテーブルが作りたい!!ということで用意していたものの相方です。
若干、節の影がでているところもありますが、とってもきれいな板です。
少し大きめのカヤで彫刻?その他の用途があれば、お声掛けください。

最後に、カヤは針葉樹にしては珍しく萌芽力のある樹種です。
広葉樹では、幹が伐採された後もそこから次が芽吹いてくる「萌芽」という状態を見られますが、針葉樹では珍しいのです。
主幹が無くなっても命を繋ぐ・・・
 soft (針葉樹)の中に、そんな hard (広葉樹的)な生命力を感じる樹木、それがカヤなのです。


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