空を見上げて
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2017年08月

木材は本当に浮かぶのか?!否、救命具たり得るのかの実証(エピローグ) 〜バルサの力 Α繊

さて、木材が救命用具としてその役目を果たすことができるのか?!という壮大なテーマ(?!)でお伝えした前回までのお話はいかがでしたか?!

実際、木が浮かぶことやもちろん沈む木もあることなどは、「戸田先生の木材授業」の時にも盛り上がるテーマなのですが、浮かぶ木に大人がつかまっても沈まないのか?!ということを実証する機会はそうはありませんでした。
実際、結果は見えてはいたのですがやはり、皆さんに見える形にすることにこだわって行った実験であり、迫力や見た目でいうならば「もっと大きくて乗ることができる様なもの」にすればいいのですが、「救命用具」とするには大きすぎるために、あえてあの大きさにしたのです。

バルサ板(ばん)2


バルサの軽さを御存じであれば、ある程度結果を想像できる今回の実験ですが、実際にバルサで8000キロを航行した例によって、日本の国立科学博物館などの研究チームが今夏に同じように、日本人の祖先はどのような方法で海を渡ったのか、という謎に挑もうとしたのだというではありませんか。
何とも魅力的。
そのプロジェクトは2016年に最初の航海実験をし、その時は草を束ねた船だったそうですが今年材料として選ばれたのはなんと「竹」!!

普通、世界のバルサとくれば、日本では押しも押されもせぬ有名軽量級木材(あえて無名には触れない・・・)の「桐(きり)」に白羽の矢がたつところだと思うのですが、なんとまぁ、実際使われたのは「竹」だったそうです。
材木屋からすれば、なんで竹?!と思うのですがそれもそのはず。
先ず、当初試験的に作られたのが草であることからして、3万年前に大陸から日本人の祖先が渡って来たであろうことを証明しようというプロジェクトですから、その時代の船を再現する時、やはり素材となるものが実際に使われていたということの根拠が無くてはならない。
そこから、木彫りの船は木をくりぬく道具が発見されていないことから、初年度は現地(実験の舞台は与那国島)にて材料調達の可能な「ヒメガマ」という草で作ることになったそうで、その次に竹が使われたということのようです。

なるほど、確かに単純に「軽いから」という理由では材料は選べないですね。

今のところ、結果としてはそれらでの洋上航行は成功に至っていないようですから、私たちの祖先はどの様に海洋を移動したのか、という現代版の実証実験はこれからも続くようです。
バルサでの実験を経て、やはり自分で体験するということの大切さを再認識しましたが、できることならば「木育」と称される活動の中に、古くは木材がこの様に生活の中に密着していた道具だったのだ、ということを楽しく体験できるようなこともしていかなければいけませんね。
海で浮かぶイベントでもやるか?!
若しくは、樹種違いでの浮力体験とか・・・・
面白そうで夢は膨らむけども、大変そうやなぁ・・・・


やりたいことはたくさんあるので、少しづつやっていきますね(笑)。
とりあえず、今回のバルーサ板の実験は大成功ということで、幕を閉じたいと思います。

バルサ板(ばん)8jpg



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木材は本当に浮かぶのか?!否、救命具たり得るのかの実証 〜バルサの力 ァ

巷では木材について「変人」だ、と称される(?!)私にとっては、「バルサで8000キロの航行」を実証したと言う記事や、特殊用途では救命用具として使われているということを知ると、どうしてもその「可能性」を知りたくなってしまいます。

という事で前回宣言しました実証実験に移ることにしたのです!
と、そんなたいそうなもんではないですが、こんなビート板(ばん)ならぬ「バルーサ板(ばん)」を用意して、いざ、本当に大人が浮かぶことができるのか?!を試したいと思います。

バルサ板(ばん)2

たいそうなこと言っておきながら、普通にバルサの角材をテープで縛っただけなんですけども(汗)・・・
まぁ、思いつきで無理矢理来てるんやから仕方ない、そう思って下さい。
しかし、事前情報として言っておきますとバルサだけではなく、多くの木材は水に浮きます。
木は水に浮くのです。
それすら知らない、といいますか「木は水に沈む」と思っている方が多くおられると思うのですが、多くの木は水に浮く中で、バルサは特別軽くて「救命具」として人間をも支えるほどの浮力があるのかということを、これから実験しようというのです。
木造の船などはたくさんありますから木が浮くことは想像できるとは思うのですが、空気の入ったビニールの浮き輪でもあるまいし、まさか木そのものが人を浮かせる程の浮力を持っているのか、ということは興味のあるところではありませんか?!

それではいよいよ入水します。

バルサ板(ばん)4


慎重に先ずは浮かべます。
うんうん、想像通りの浮き加減。


バルサ板(ばん)5jpg


よし、それでは、いよいよ私がつかまっても浮く事ができるのか?を実験するためにバルーサ板につかまって浮かんでみたいと思います。


バルサ板(ばん)7jpg



お、おぉっ!!!


浮いてる!浮いてるぞ!凄い、全然沈まへんやん!!
想像以上の浮力に悦ぶ私。


写真からは想像できないでしょう(汗)・・・・
すみません。

撮影している家人からも「ほんまに浮いてんの?!」というお声・・・
いや、めちゃくちゃ浮いてるんです。凄い浮力なんです。

ただ、これ以上深い所へ行くとバルーサ板であることが写真で認識しづらいことと、カメラのズームに限界があるために、少しわかりにくい写真ですみません。

じゃぁ、これでどうだ?!
ということで、足をあげてみた!

バルサ板(ばん)8jpg


ほらぁ〜!!!
しっかり浮かんでるでしょう?!?
って、今度は手が見えないんだけど、ここ、しっかり水深は深いところです。

全体重を預けても、バルーサ板は水面から見えなくなるけども、沈むどころか浮力が本当に体を持ち上げるかのように強く支持してくれて、足をあげて「バタ足」をして進んでもへっちゃらです。
バルーサ板はみえにくくなっていますが、板の上面とほぼ水面が同じくらいになっている様な感じです。
はっきり言って、これは十分に救命用具たり得ます。
沈みませんし、体を支えるに十分な浮力があるために「人が浮く」のですから。

念の為、無理矢理海中に沈めてその上に乗ってみましたが、それでも十分に浮きます。
変人ファミリーである私の息子たちもよろこんで遊び始め、遊泳場の浮島から海に浮かべたバルーサ板の上に飛び乗ったりしていましたが、飛び乗っても沈んだ後に体を持ち上げてくるんですから、その浮力たるや悦びの境地!!


そんな具合で実験は成功なのですが、そのまま遊んだり全身を預けていると肝心のバルーサ板が見えづらく、海岸で浴びていたあの羨望の眼差し(?!勘違い・・・・)を浴びる事ができないことに少し不満になってきたところ・・・
海岸で聞こえたこんな声が聞こえない。


保護者: 「あの人、変なモンもって海入りそう…大丈夫?!」
子供達: 「あ、あれ、木ぃや!!木ぃやで、おかぁさん。おっちゃんが木ぃ持って海入るで!!」


そうそう、そういうリアクション。
それがいざ浮かんでしまうと見えづらいっ(汗)。

なので、この撮影以降は使い方をわざとビート板の様に手を伸ばして、自分の体の前方へ出して「バルーサ板」をアピールするようにしていると、聞こえる聞こえる、羨望の声!!(だから勘違い・・・)


子供達: 「木?木ぃ?!え・・・木ぃって浮くの?」


変人(私):「浮くで、浮くでぇ!!。浮かんでみるか?!?」


そんなやり取りをするも、若干アジアンマフィア的なサングラスにビビったのか、または親御さんからの視線もあり、可愛いよその子供達を木材ワールドに引き込むことまでは叶いませんでしたが、無事に日本の海にてバルーサ板と変人力をアピールすることが
できました。
十分に使命を果たすことができたと思います。

バルサ板(ばん)3



いやぁ、結果は想像していはいたものの、やはり実際にやってみることの大切さと、やったあとの達成感(大袈裟・・・)は言うに及ばず。
この日はもちろん、家族での楽しい海のレジャーという表向きながら、泳ぐことなく一日、バルーサ板を堪能しつくしました。
気がつけばもう夏休みも終わり・・・・

みんな宿題やったかぁ?!
おっちゃんは宿命をはたしたぞ!



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木材は本当に浮かぶのか?!否、救命具たり得るのかの実証 〜バルサの力 ぁ

少し前の新聞のコラムに「バルサ」という文字がありました。
普通一般の人にとって「バルサ」というのはほぼ、「有名選手を抱えるサッカーの強豪チーム」ととらえられるでしょう。
ネット検索でも「バルサ」と打ち込むとこの通りですから、よほど木材に浸っている人以外はこちらを想像するはず・・・・

バルサ

バルサという木材については前回までに、マジックのように出し入れできないビー玉から特殊な木材としての素材にも迫ってきましたが、「軽い」という言葉の連呼でイメージは出来上がっているものの、触れたことのない人には一体どのくらい軽いのか?!という疑問が残ることでしょう。
木材に精通している者には、「比重や密度」という表記である程度の想像はできますが、ふつうはなかなかイメージしにくいはず。

昔々スペインの征服者たちは、先住民が筏づくりにその材を用いていることを見て、スペイン語の「筏(いかだ)」を意味する「バルサ」と命名したと伝えられますが、冒頭の新聞コラムの内容は前世紀の半ば、ノルウェーの人類学者であるヘイエルダールという人物が、バルサの木材で作った船に乗り込んでペルーから東ポリネシアまでの約8000キロを航海したらしいのです。
その目的は、ポリネシア人は南米から移住した、という仮説を証明するためだったそうです。

ポリネシアン

きちんとした船のような形であればとは思いますが、それでも8000キロという距離を思うと、現代のエンジンで航行する船からは、私は挑む勇気はありません。

私、泳げますが海は結構こわい方なのでさすがにバルサで航行する気にはなりません。
しかしながらそれでも、実際バルサの力がどの程度あるのかは自分なりに実証したいところ・・・
ということで、今回はそのバルサの軽さと、救命具としても採用されるほどに「本当に救命できるほど浮くのか?!」ということを、自分自身で確かめるべく、バルサのミニ筏・・・ではなく「バルサ(ビート)板(ばん)」を作って、海に繰り出すことにしたのです!!!!

バルサ板(ばん)1

このバルサの角材を組み合わせて、ビート板ならぬ「バルーサ板」をつくるのです。

まぁ、普通はそんなことする一般人はいないですね(笑)。
してやったり(^−^)、と喜んでいるのは当人のみで、実際は実験に向かう私の姿を撮影している家人も若干ギャラリーの変な視線を集めていて、少し迷惑そうなのを気にしてはいけません(汗)。
変な人が海に変なものを持って入ろうとしてる!!、と危機的な視線を送っているのは大人達。
子供はもう興味津々です。う〜ん、おじさんのところに見に来てもいいんだよ。ふふふ・・・(こういうところがやはり変人に映ってたのかもしれませんねぇ。)

いざ、航海実験へ!!

バルサ板(ばん)3



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軽いこと以外の特技 〜バルサの力 〜

以前にも「何気なく使われる世界で一番 〜バルサ〜」と題して、木材として使われる中では最も軽いとされるバルサ材のことを取り上げました。

明治時代には、世界の用材で最も重いといわれるリグナムバイタの名は聞こえていたそうですが、バルサに関する記述はないそうです。
リグナムバイタは梅毒の治療薬としてかなり流通していたようなので、重さや特殊用途よりも、文明開化の世の中で必要とされたのは、「そちら」の治療薬としての用途だったのかもしれません・・・

バルサ4

文献の中では、ワタノキ科と表記されたり、地域によってはcork wood と称されるのもうなずけるような軽さの木材ですが、特殊な軽さとその軽さのわりに強度があるという特性から、中南米以外の東南アジアやアフリカでも造林されている、ポピュラーな樹種。
日本では専ら工作用か、小さな木材片で目にすることが多いバルサ。

実は土地が裸出するほどに、十分な空間があるとといち早く天然の幼樹が出るほどに開拓者的な一面を見せる材。
ただ、先月話題にした「地松」とは違い、肥沃で排水性が良好なところで成長するバルサには、軽さ以外の特殊用途がまだあるのです。

軽くて柔らかいが故の衝撃吸収性のお話は、以前の記事にて記した通りですが、木材である上に軽い、ということは木材の持つ「あたたかさ」という性質もとても大きく働くわけで、断熱材として発泡スチロールが使われるのは、みなさん想像できますよね?!
魚屋さんで、氷とともに寝かされている魚やアイスクリームの保冷箱としてなど、熱を逃がさない若しくは伝えない「断熱材」としての発泡スチロール。

保冷


木材でありながらも「発泡スチロールの様」と形容されるバルサも、触れた感じ(ある意味ビロードみたいにしっとりスベスベするような感じ)と持った感じはその通り発泡スチロールのそれに感じるのですが、使われた用途も全く同じようなもので、船舶や店舗の冷蔵設備の断熱材としての用途があるのです。

木材はもともと持つ「空隙=すきま」のある細胞構造が特徴で、軽い割には強度を持つ上、断熱性を発揮する素材として、古くから様々な用途に使われてきました。
バルサの場合は、その材自体の空隙率が93%と驚異的なことからも分かる通り、ほかの木材の追随を許さない「断熱性」を有しているため、保冷設備材として使われていたのでしょうね。
数字として比較するならば、バルサの密度がおよそ0,1強で発泡ポリスチレンが0,02ほど。
微妙な差ですが、ほぼ変わらないような密度特性だから、そりゃ同じ用途に使われるはず(?!)・・・

それだけではありません。
バルサは複合材料としてもその存在感を発揮しているのです。
驚くべきはサンドイッチ素材。
バルサとステンレスのサンドイッチ素材は、静電気を起こさないそうです。
その上複合材料としても軽量なため、軽さを要求される航空機材としてやその隔壁材として貴重な素材となっているようです。

バルサ2


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出し入れできないビー玉 〜バルサの力 ◆

今回は前置きなしで一気にいきますよ!(なんせ写真が多いし・・・)
前回不思議な「出し入れできないビー玉」を見てもらいましたが、その出し入れできない理由が、その木材の特性を利用しているためにまた面白くて不思議なところなのです。

では、早速いきましょう。
(*簡単な加工ですが、製作にはカッターナイフや彫刻刀などの刃物を使用します。また、途中加熱工程があり、熱湯に触れやすくなるところもありますので、必ずお父さん・お母さんと一緒に自己責任の下、楽しく安全に行って下さいね(^_-)-☆)


さぁ、まず用意するものはこのようなもの。

出し入れできないビー玉1

・彫刻刀
・カッターナイフ
・鉛筆やボールペンなどの筆記具
・定規(小さい方が便利)
・ビー玉一つ(今回の大きさは2,5cmくらいのもの)
・バルサ材の角材(長さ6cm、横幅4cm、厚み4cm)
・そしてカップラーメンの食後のカップなど電子レンジで加熱できる容器(バルサ材が入る大きさと深さの物)
・電子レンジ
・サランラップ
・サンドペーパー
・(削り粉がでるので敷物があれば片付けが便利。)

今回用意する木材はバルサ
そう、世界で一番軽い木材として有名なそれです。今回はそのバルサを使うことが重要なポイントです。
用意ができたら先ずはビー玉が入ることになる「いれもの」を作る準備です。
用意したバルサ材に、切り取る部分の下書きをしていきます。

15

外側の枠になる部分を残し、中央をビー玉の大きさより少し小さく切り取っていきます。

出し入れできないビー玉2

素材になるバルサはとても軽く柔らかく、木材というよりも発泡スチロールによく似ている感覚なので、カッターナイフを下書き線にそって押し当てていくと、すいすいと切り込みを入れられます。
枠の四方に切り込みを入れておくと、カッターの刃を斜めに少し入れ込んで持ち上げるだけでこのように、木目に沿ってスポッと取れていきます。
(下書き枠の四方に切れ込みを入れておかないと、枠の外まで割れが入ってしまうぞ!注意。)

出し入れできないビー玉3

最初はこの要領でも簡単にすすみます。
少し深くなってくると掘り進まなければいけないので、彫刻刀がある方が便利です。

この作業を角材の四面に同じ様に行っていきます。

出し入れできないビー玉4

全ての面から進めていくと、すっぽりと貫通し「入れ物」が完成します。
しかし、この状態ではビー玉の方が大きいので、もちろん入ることはできないです。

出し入れできないビー玉6

そこで、ここからが木材の特徴を利用した方法で、入れられないはずのビー玉を入れ込んでいくのです!!

出来上がったバルサ材の「入れ物」を、別の耐熱容器にバルサ材が半分鎮められるくらいの量の水を入れ、電子レンジで「チン!」します。

出し入れできないビー玉9


このとき、下書きのインクや木材の成分がにじみ出るので、容器はそのまま処理できるカップ麺の食後の入れ物などが便利です。
(チン!するとカップ麺のにおいやバルサのにおいなどがレンジに残る場合があるので、必ず保護者の方に了解を得て行って下さいね。)

「入れ物」と水の入った耐熱容器にフタ(ラップでもオッケー)をし、500〜550Wでおよそ9分〜10分ほどチン!します。

出し入れできないビー玉10

*このとき、できあがりの容器はフニャフニャしている上、中身は加熱されて熱湯になっていますから、レンジから容器を取り出す際は必ず大人が注意のもと気を付けて行って下さい。

電子レンジで温めた後、アツアツになった容器を取り出しますが、みたところの変化はありません。
(でも、ラーメンスープと木材の混ざった複雑な香りがッ・・・あっさり系の味のカップで行う事をお勧めします。汗。)

出し入れできないビー玉11

とても熱いので、慎重にバルサ材の「入れ物」をとりだしたら、いよいよビー玉が入る瞬間です。
入れ物の彫り込んだ部分に、ゆっくりとビー玉を押し当てていきます。
慎重に、ゆっくりと少しづつ・・・・

出し入れできないビー玉12

温められたバルサ材の入れ物は、掘り込みをしたときよりもさらに柔らかく、ゆっくりとビー玉を押していくと少しづつですがバルサ材がへこみがらビー玉を中へ取り込んでいきます!!
この際、入りにくい場合は無理に押し込もうとせずにもう一度温めるか、少し枠を広げる切り込みを入れましょう。

少しづつ、入れていく・・・・

出し入れできないビー玉16


ゆっくりゆっくり進めていくと、スポン!!!!

出し入れできないビー玉13

入っちゃいました!!

水分を含んでさらに柔らかくなったバルサの材が凹むことで、ビー玉が入り込む隙間が出来たのです。
もちろん、この際にバルサ材はビー玉のカタチに凹んでしまうので、もう一度先ほどの要領でチン!!します。
そうすると、へこみも戻り押し込んだ形跡がなくなり、もうどのように入れたのかわからず、取り出すこともできない様に見える!というわけです。

最後に、十分に乾燥させてから下書きの線をサンドペーパーで優しく削り取れば完璧。
飾ってもよし、見せびらかしてもよし(笑)、クイズ的にみんなに考えてもらうもよし。

ただの工作ではない、夏休みの自由研究兼工作。
世界一軽い木材と言われるバルサのことや、木材の性質的な文言を添えれば尚良し!!
一躍クラスの人気者?!になれるかもしれませんよ。

完成品


*今回使用したビー玉ですが、自分で作るにも実は結構売ってない!!そういえばビー玉自体最近見かけない。
どこで売ってるのかと考えるほどに、お店が浮かばない。
それに、工作用としてホームセンターなどで普通に販売されていると思われるバルサ材も、今回使用するような「角材」がない!
えー、ホームセンターに無いのにどこで買えば?!!?!

ということでお困りの方には、弊社在庫しておりますバルサ材を今回の主要材料のセット化して販売することにいたします。
作りたいけども材料が揃わない!!
そんな方は一方いただければお送りいたしますよ。
届いたら下書きして削っていくだけ!
(温め用のカップ、その他は揃えてくださいね。)

「出し入れできないビー玉」セット内容

・バルサ角材(長さ6cm、横幅4cm、厚み4cm位) 1つ
・2,5cmビー玉(カラーの指定はできません。若干のこすれキズは入ります。) 1つ
・サンドペーパー 1枚

¥1,728-/セット(税込み・送料込み)

ご入用の方はこちらまで!!送り先ご住所とお名前、連絡先、必要セット数をお知らせください。
(お手数ですが、お振込にてのお支払いになりますので、よろしくお願いいたします。)

FAX 072-634-3000
Mail selva-toda@lion.ocn.ne.jp



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出し入れできないビー玉 〜バルサの力  

さぁ、今年もやってきました夏休み本番。(というか終盤?!)
ちびっこ諸氏!宿題ははかどっとるかね?!(笑)
そう言う私も子供の時は・・・・(-_-;)

いや、今日はそんな暴露ではなく、木材を使ってちびっこ諸氏の夏の一番の悩みを解決するお手伝いをしようというのですから、見逃せません。
最近でこそ、インターネットという便利なシステムや、街のお店でも自由研究(って今の言うのかな?!)のネタが販売されていたりしますから、そう苦労はされないのかもしれませんが、私の時代はそりゃあ毎年悩みの種で・・・・
ということで、今回はそんな難儀な宿題の手助けになる様な木材を紹介しようというのです。


もったいぶらずに早速見ましょう。
お助け木材はこちら!!

出し入れできないビー玉18

宿題の手助けになる木材、といえば工作を思い浮かべるところですが、これは工作というよりも作ってしまえば飾りにもなる様な、そんな可愛さがありますが、
特徴はその可愛い外観ではありません。
良く見るとわかると思いますが、四角い木材の中にビー玉が何気なしに入っていますが、この木材はどの部分も切り取ったり貼りつけたりしていないものですが、中にあるビー玉はどこからも外に出てくることができません。
むむ?!
では、どうやって中に入ったの?!

そう!そこが問題です。

出てくることができないところに、どうやって入ったのか?!?!
不思議ですねぇ、わからないですねぇ・・・
しかし、実は特別な魔術を使っているわけでもなく、目の錯覚でビー玉が大きく見えるとかではなく(汗)、すこし木材の性質を利用して工夫をしてやれば、この「出し入れできないビー玉」をつくりだすことができるのです。

その肝心の作り方。
テレポーテーションさせたわけではないですよ!(出来ないって・・・)
写真に写らないところが錯視で見えない様に穴があいているとか・・・
そんな事ではありません。

子どもさんでも楽しく比較的簡単につくることができますし、きっと大人も楽しく飾っても綺麗。
そうそう、丁度弊社にたくさん在庫のある木材なので、この際、大先輩からご教示頂いたこの秘儀を、次回お見せいたしましょうぞ!!(笑)

次回に続く・・・・・

出し入れできないビー玉19


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お盆の通常業務 休業の御案内

今年ももう、お盆休みを迎えようとしています。
毎年、この時期になると「お盆過ぎたら、もうお正月やでぇ〜・・・早いなぁ。」が挨拶代わりの様になっていますが、本当にそのスピードが年々早くなっている様に感じます。

さて、遅くなりましたが弊社の本年の休業案内をいたします。
ショールーム以外の通常業務は、13日(日)〜16日(水)までの休業となります。
ショールームに関しましては、ご予約頂いたお客様への対応となりますので、ご予約にて日程をご確認お願いいたします。

休業中に頂きましたご連絡には、順次回答させていただきますので、ご不便をかけますが、よろしくお願いします。


怪我、事故の無い様に楽しく休める休日を(笑)お過ごしくださいませ〜(^o^)



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鳥居は神域への門なのか?!  岩倉の乳房杉(ちちすぎ)

わたくしごとながら、先月より不定期で木材組合の紙面をお借りして、巨樹巨木に関するコラムを持たせていただいています。
木材や樹種についてもそうですが、いつかは「紙の媒体」で、インターネットの画面からは見ることができない様々な人の目に、私の訪れた巨樹の存在が知られる機会を持つことが、夢の一つであったのですが小さな一歩を踏み出した、という感じです。
もう、このブログの中での巨樹巨木の記事は、完全に業務ではなくただ皆さんに、私が訪れた木々達から受けた印象をお届したいという想いだけで続いていますので、仕事の事を話のタネにしなくてもいい分、自由に書かせてもらっています。

さて、今回登場の巨樹は日本の代表的な樹種である「杉」なのですが、およそ杉とは思えない様な姿であるそれをお届します。


日本の杉巨木の中でもっとも有名なのはなんでしょう?!
おそらく縄文杉でしょうね。
屋久島の事を語る時には、必ずと言っていいほど登場する縄文杉ですが、実は当記事には未だ登場していません。
皆さんご存じだから、とか私がしょうかいしなくても、とか色々と理由はあるのですが、太さや大きさでは譲るものの、ある意味縄文杉よりも「パワースポット」めいているのがこの、「乳房杉(ちちすぎ)」です。

乳房杉5


茂る下草、他の追従を許さないかの如くの異形、開けた空の輝きを受けて後光のさしているかのような存在感、そして天を射抜いてしまうかの如くの枝々。
様々な巨樹巨木を目にしてきましたが、驚くものや圧倒されるもの、または絵になるようなものなど特徴を持ったものの中で、「神々しい空気をまとったもの」というのはなかなかありません。
その「神々しい空気」を感じることができるのが、この岩倉の乳房杉です。

隠岐の島の中心よりやや西、大満寺山を横断する林道の途中に位置するこの杉は、「隠岐の三大杉」といわれる「八百杉、かぶら杉、乳房杉」の一つです。
島を紹介するガイドブックや情報誌にも必ず登場する(と感じる)ほど、島を代表する存在でもあります。
気になる人のためにお伝えしておきますが、ほかの2本の巨杉のうちの八百杉は「伝承と人との身近さ」を感じる境内にそびえる杉。
かぶら杉は、以前に私を大いにビビらせた「高井の千本杉」と同じように、根元で別れた太い枝が天に伸びる「沢沿いの杉」。
もちろん、それらも見ごたえがあるのですが、一線を画すのが乳房杉。

乳房杉1

私が訪れたときは日光の加減で空は明るいものの、山肌が薄暗く感じ幽玄さを感じるような佇まいでした。
観光ガイドの写真などには、霧のかかった様子や雪を抱いた姿などが紹介されていますが、それが違和感なく認められてしまうのは俗にいう「パワースポット」だからでしょう。

人それぞれの感じ方ではあるものの、近年のパワースポットブームもあり、なにか特別なものを感じることができる場所。
それは巨木であったり、伝説の地であったりするわけですが、私自身はそこで何かが得られるから、という理由ではなく自分の中の何かが目覚めるきっかけにできるかどうか、自分次第だと考えているので、正直場所にこだわったり巨樹からパワーをもらうというようなことは考えていません。
しかし、この乳房杉をパワースポットと紹介したくなるのには理由があり、その理由こそ、ここを「神域」に感じさせる理由でもあるのですが、とりあえず乳房杉の詳細をまず・・・


乳房杉10


乳房杉の樹齢はおよそ800年。大満寺山の崩落岩に根を下ろす異形は、日本の杉を大きく3グループに分けたうちの一つ「ウラスギ」に入ると解説されていますが、納得のその姿。
横に張り出す枝は力こぶのようでもあり、銛(もり)の鋭さのようでもある。
そして乳房杉の大きな特徴の一つであるのがその名の通りの「乳房」。

乳房杉8


当ページの記事では「常瀧寺の大イチョウ」などに代表されるような大きな「乳」が垂れているのがそれです。
通常であれば、樹木の枝などは上空に向かって伸びるもの。
それが正反対の地上に向かって垂れるように伸びている。
銀杏(イチョウ)のそれを含め一般的には「気根」と呼ばれています。乳房杉の解説板にもあるように、空気中の水分を取り込む役目を果たしたり、樹木の幹の支持を助けたりするものといわれていますが、この乳房杉もこの「乳」をつかって空気中の水分を得ているといわれます。

しかし実際、この気根と呼ばれる下垂状の乳は「根」ではなく、葉っぱのない「枝」だと言われています。
下方向に伸び、根を出して新しい枝を形成するためのものだという定義がされています。
ストーリーとしては、「乳の出をよくするために煎じて飲んだ」というお話や、「空気中の水分を補給する」といったほうが夢があるものの、実際の植物たちの事情はもっとシンプルで、生き抜くためのまっすぐな理由だけなのかもしれません。
興味深い世界です。


乳房杉6


どうしても今回の写真はこのアングルに固定されてしまうのが、少し見どころを欠くところかもしれませんが、それには理由があって、近頃の巨樹所在地と同じく、乳房杉には近づくことができません。
縄がはってあり、また入り込んでいけないからこそ下草も繁茂し幻想的な空間を維持しています。
そのため、もう正面のこのアングルしかないのです。
もちろん、現地にいれば光の具合や感じる風、鳥のさえずりや木々の揺れる音などで無限にその世界は広がりを感じるのですが、写真下手の私にはそれを伝えることもできないのが未熟なところ・・・

しかし、このアングルしかないからこそそこにおのずと人が集まるのですが、ここに立つからこそ、乳房杉を訪れた人々はこの場所が世で言われるところの「パワースポット」であることを「確信する」ことになるのです。

そのパワースポットたる場所はこの鳥居をくぐることで、「神域」への到達を感じさせるのです。

乳房杉9


決してたいそうな鳥居ではないものの、登山することなく自家用車の窓からも眺めることのできるこの乳房杉を特別なものとせしめているのが、この鳥居とその先の「神域」なのです。
ここを訪れた観光客はまず、目に慣れない大きさとその姿にまずは驚かされます。
しかし、本当に驚くのは鳥居をくぐったその瞬間。


「え?何?!!なんかすごい涼しい・・・というか冷気が・・・!!」
「うわぁ!!!パワースポット!マジで!!」

私が滞在していた間にも、7組ほどのカップルや家族が来られましたがすべての皆さんがその得体のしれぬ「神の気」にさらされた驚きを口にします。
本当にここは神の世界、神域。その神の依り代があの乳房杉か・・・・


そう信じたくなるほど、鳥居の先は別世界なのです。
しかし、そこにあるのは不思議な世界や霊の力ではないのです。
皆が感じる冷気(霊気?)の正体は実は「風穴」です。
最初の解説板を見ていただくと表記がありますが、実はここは岩石が崩れてできた場所。

乳房杉4

そしてその岩石の間を、年中大気よりも冷たい空気が噴き出していることにより、真夏であれば驚くほどの「冷気」を感じるのですが、風穴と言われる仕組みをしらなければ、スポットクーラーの強烈な冷気に似た風が自分の足元近辺に流れてくるのを感じた瞬間、目の前の巨躯に畏敬の念と神の存在を感じずにはいられない空間になります。

乳房杉6


神の冷気を感じた後に眺める乳房杉は、鳥居をくぐる前の数倍のありがたみを帯び、より一層大きく感じるのです。
言わずもがな、島の宝。


全国に巨樹の杉かずあれど、数少ない「神域」を想わせる岩倉の乳房杉。
ここで感じるのはパワースポットではなく、紛れもない命の宿る世界と自然の仕組み。


乳房杉7


岩倉の乳房杉所在地

島根県隠岐郡隠岐の島町布施

各地図にも観光案内にも場所が記載されています。山道ですが十分に道幅があり、乳房杉前には大きな退避場(駐車場?!)があり、数台駐車可能です。道路沿いから眺めることができます。


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木ぃクンmuku_mokuzai  at 13:15コメント(0) この記事をクリップ! 

何にも勝る、子供達からのお礼の力

7月は出張などの外出が続きお客様にはご迷惑をおかけしていたところですが、最後の出張あけの出勤の日、出張疲れも夏の暑さも吹き飛ばしてくれるようなものが、私の机に置かれていました。


御礼状1


あれ?!なんやこれ。
リボンが巻かれているところから、「えぇ(良い)もの」であることは確かだと思うのですが、さてなんだろうか・・・と開けてみると・・・


御礼状2


少し前に、保育園さんから親子で工作するための木材をいただきたい、というご依頼があり少しばかりですが、切れ端となった木材たちをお持ち帰りいただきました。
その御礼に、作成された写真とともに園児さんの手書きと思われるお礼状をいただきました。

これがたまらんのです。

当たり前ですが、お買い上げいただいたわけでもありません。銘木の良さを喜んでいただいたわけでもありません。
ましてや、安くて嬉しかったというわけではありません。
普段だと小さな、廃棄するものとしか見てもらえないような木材のはしきれであるはずのものが、発想と気持ちを込めるだけでこんなに喜びにあふれたものになる、ということがとっても伝わってくる御礼状。

こちらこそ、ありがとう!です。


この気持ちを忘れることなく業務にあたることはもちろんですが、今回の子供たちが木に触れて感じたこと、そして親子で木のものを作成した楽しさを忘れずにいてくれることを願います。


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