空を見上げて
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2015年03月

担当不在のご連絡


近頃事務所にいる時間が永くなったせいか、弊社のシンボルツリーの桜が日に日にその花を大きく咲かせていく過程が早く感じる今日この頃。

すでに木々は自らの花の時期を感じて進んでいるんだと実感します。

image

(外に出て眺められるのもこんな時間だし・・・)

お花見も近いために外に出たいのですが、出るのは仕事でばかり・・・
明日からも、3日ほど私が所用で出社できませんので、その間に頂きました問い合わせ、予約に関しては戻り次第のご連絡とさせていただきますので、何卒ご了承ください。

担当がいない間にお花見を済ませ、春めいた心持ちでご来店いただくことをお待ちしています。


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オークとスギ 使われ続けるには違いがある


大人のもうちょっと、は長いからなぁ、、、、昔は自分が言っていたようなことを、こどもに言われる年齢になってきたのが若干ショックですが、もうちょっと続くんです、はい。

この前から続けてきているお酒とオークから始まったお話ですが、折角お酒のお話が出てきたんですから、今回はもう少しお酒にまつわる木材のお話を入れていきたいと思います。
とはいえ、木材というよりも材質とその木取りのお話になるのですが、気にしなければわからない、しかしとっても重要な木材の用途であり、しかも木材の性質をうまく利用しているという点が、とっても興味深く面白いのですよ。

前々回に、ウィスキーオークフローリングはオーク樽を作る際に使われた「柾目材」を再利用して作られたフローリングだ、とお伝えしました。

柾目面の道管


では何故、柾目材なのかということを考えたことがありますか?!
以前にも、ワインのお話やホワイトオークとレッドオークのお話の中で書いた事があると思いますが、寸法安定性と液体の漏れが少ないという点(後のスギとは異なる理由で)が大きなところだと言われています。

もともとオーク材は、ワインやウィスキーなどのお酒に「バニラ香」または「樽香」といわれる、甘くうっとりとするような香り成分をもたらしてくれることもあり、味もオークのその甘さを感じさせる様な形になることも手伝って、醸造には古くから用いられてきています。
また、樽はまっすぐな板ではありません。
想像するとわかると思いますが、若干弧を描いています。
それは、曲げ木といって熱を加えながらまっすぐな板を曲げていき、あの曲線を作るわけですが、ブナ科のオーク類は曲げ木に特に適した材であることから、現在の様な加工技術が無い時代から、賞用されていたことが想像できます。

そう言う意味で言うと、日本の社寺建築に桧が使われていた時代から加工技術の進歩でケヤキなどの広葉樹が使われるようになったのと同じように、やはり木材を利用することと加工することの関係は非常に密接であることがわかります。
また、柾目は材木として使用する場合には安定的な性質を持つ製材方法ですし、とくにオークの様に板目という木目で製材すると、残念なほどにバリバリと乾燥による割れが出てくる樹種だと、必然的に柾目利用になっていったのでしょう。

板目面


それに加え、大切なのが水分(アルコール)を保存しておくという本来の意味を考えた時には、容器から漏れてはいけないわけです。
そう考えると、広葉樹では針葉樹にはほぼ見られない「道管(どうかん)」というストローの様な組織が発達しているので、水分が漏れやすいように思うのですが、オーク(ことホワイトオーク系)では道管に「チロース」という成分が充填されているので、液漏れしにくいという特徴を持っています。
それが最大の理由かもしれません。

木口


それに比べて日本でのお酒というとやはり日本酒!

あの豊かな味わいと飲み過ぎてしまって困るくらいのすっきり感を醸し出す、優しい味わいをつくりだすのが「スギの樽。」
ウィスキーやワインとは違い、針葉樹であるスギを原料としている点が、洋の東西をよく現している面白い点で、やはり日本は針葉樹文化が先に立ち、諸外国は広葉樹文化を多くみてとれるところが、様々なところににじみ出ています。
更に大きな違いをいえば、スギの酒樽は「板目」にて作られます。

えぇ!?さっき寸法安定性も高くて液体を通しにくいから柾目や、といってたんとちゃうの?!
そう言われるのは嬉しいところ。
そうなんです。それを思ってもらいたいのです。
樹種の違いだけではなく、使い方も違うという点。

日本酒の樽は、スギを用い板目の材で作られます。
スギ材は繊細な味わいの日本酒に、優しくも余計に強すぎない香りづけをしてくれます。
しかし、板目材だと液体の漏れや寸法安定性が心配なんではないか?!
そう思われますよね?!あれだけオークで説明したんですもの。
実は、これを説明しようとするともう少し時間が必要なんです!
だから、大人のもうちょっと・・・もうちょっと付き合ってほしいんです。
次回に、樽と板目とスギの特徴を交えたお話をして完結させたいと思います。

もう少し、待ってくださいよ。

 



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洋酒とミズナラ、そして焼酎


急な木材利用ポイントの告知で一回分飛んでしまいましたが、もう少しだけミズナラからのお酒のお話。

前回までにワインはもちろんのことウィスキーのような洋酒もオーク(ナラ)の樽で熟成させられていること、そして、その味わいのことをお話しましたが、実はそんな海外のお酒以外にも、オークの樽を使って熟成させている日本のお酒があるんです。
それは焼酎。

一時はワインの次にブームになった、あのプレミアム焼酎の中にもオークの樽で熟成させているものがあるのをご存じだったでしょうか?!
その焼酎というのは好きな方の中では有名な蔵元である「黒木本店」の百年の孤独。

百年の孤独

もう、そのネーミングだけで「やられた!」感のある焼酎ですが、その名前と見かけだけではなく、中身もすごいんです。
通常、皆さんが想像する焼酎というのは「水割り・お湯割り」などで透明のグラスを透かして見ると、ほとんどが水かお湯を想像するような透明なものだと思いますが、この百年の孤独は違います。
グラスに注いだ瞬間から、「おい、中身ウィスキー入ってるぞ!入替えたんか?!」と言ってしまうほどに、まさに琥珀色に近い、熟成されたウィスキーのような色合いをしているのです。

もちろん、その飲みごたえも色合いに比例してかなり濃厚で、とろけるような舌触りかと思えば、熟成とはこういう事か!と思わせる香りとのど越しが鼻とのどを抜けていく感覚は、焼酎の域を飛び出しています。

それからも想像できるように、やはりオーク樽の熟成能力というのはすごいんだなぁ、とその味で身をもって感じることができるのです。
ウィスキーやブランデーなどの洋酒の場合は、色合いも味も、最初からこんなもんだろうという風に決めてかかっていることもあって分かりにくいかもしれませんが、焼酎でもこんな味がでるのがオーク樽、というのを日本で証明したのが百年の孤独のような気がします。

蛇足ながら、有名ワインメーカーが使っているオーク樽で仕込んだ日本酒、というのも以前に購入したことがありますが、そちらもやはり独特なオーク風味とまろやかさがついていたことを報告しておきましょう。(あっさりとした紹介ですみません。写真とデータがどうしても見つからず・・・)

そんなまろやかな味わいの熟成焼酎だからこそできることがあります。
それがこちら。

百年の孤独ボンボン

焼酎好きの方でも、これを知っている方は殆どいらっしゃらないのではないでしょうか?!
実はこれ、百年の孤独焼酎ボンボン、です。

よくあるウィスキーボンボンと同じく、チョコボールの中に焼酎が仕込まれている「ボンボン」なのですが、それが百年の孤独なのです。
私はお酒も好きですが、チョコレートも大好きです。
3歳に満たない時、叱られることを予想して祖母に隠れて板チョコレートを半分食べました。
隠れていたのは、「鼻血でるからやめなさい!」と好きなチョコレートをたらふく食べることができなかったことから、「食べてもでぇへんことを証明しよう」と思ったのは、今でもはっきりと覚えています。
結果は、、、、案の定、だらだら鼻血流して物置に閉じ込めの罰をうけたのでした・・・・
そうではなくて、それくらい好きなのですが、その好きなチョコレートと百年の孤独のドッキングとなると、食べずにはいられません。

しかしながら、これを入手できるのはお義母さんのおかげ。
ずっと前から百年の孤独をはじめとした焼酎を注文していたために、焼酎と一緒に毎年のバレンタインに合わせて私の為に買っておいてくれるのです。
家内と結婚する以前からずっと「代わりばえせんとごめんねぇ」といつも渡してくれる箱を楽しみにしています。
因みに、その同封の説明書きにも「樫樽で熟成させた・・・」とあるのですが、念のため、たぶんオーク=ナラの樽であろうと邪推するのも毎回のお決まりなのです。(今となっては、美味しいしどっちでもいい。)

因みに因みに、あんまり食べてはもったいと、日にちを置いていてはいけません。なるべく早く食べきってしまいましょう。
なぜなら、百年の孤独はアルコール度数40度を超えるウィスキーやブランデー並の数値ですので、「天使のわけまえ」がとっても多いのです。

天使のわけまえ、とは angel's share といい、蒸留酒を作っている最中に、水分やアルコール分と一緒にお酒の原酒の量が目減りする、まさにその目減りのことで、要は、熟成中に天使へのわけまえとして原酒をささげる、という事ですね。
自然に目減りするのを、そんなしゃれた言い方ができるのもやはり日本人との感性の違い。

あ、だからこそ百年の孤独ボンボンの中身も、いくら外がチョコレートで漏れ出てこないとはいえ、やはり中身は「天使に持って行かれる」のです。
大切に大切に置いていたボンボンを久しぶりに口にほおばった時に、中から出てくる焼酎に期待しつつも、何も出てこない時のあの落胆というと半端ないもの。
一度だけやってしまってからはもうそんなことはありませんが、皆さんは気を付けてくださいね。

百年の孤独やボンボンの写真を探している間に、今まで飲んだお酒のラベルをみていると、めっちゃ性格が出ていることに気が付きます。
特にこれ。

蒐集癖

一時期にたまたま買い揃えた、というのかどうしても飲み比べたくなり、一つ買うとまた一つ、そしてこれもや・・・と増えて行って、同じ時期に同じ銘柄(この時はすべて宝山の芋と製法違いばかり)を集めたくなってしまうのです。

これはもう木材と同じで、趣味的に「ヒノキの仲間」とか「ナラの仲間」とか、そうやって集めていきたくなるマニア心をつかんでいます。
悔しくもはまってしまうのです。


さて、これを書いている夜中22時55分。今日の飲みながら木材談義は、この忘れられない思い出の百年の孤独ボンボンをほおばりながら、少しあま〜いお話をかんがえようかな・・・・

百年の孤独2

 


 



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過ぎゆく秋風 木材ポイント


私の中では、様々に活用してもらいたいと思っていた木材利用ポイント制度がいよいよ終盤に差し掛かってきました。

木材ポイント2


3月16日時点の集計で、残りのポイント数が60億ポイントだということが公表されました。
数字だけ見るとまだ60億?!と思いがちですが、この制度の申請の殆どは1件につき30万ポイントの受付になる場合が多いので、単純に考えて2万件の申請枠が埋まってしまうことになります。
中には60万ポイント申請というケースもあるので、更に枠は小さいことがわかると思います。

現在新たに始まっている「省エネ住宅ポイント制度」の様に、もちろんリフォームにもポイントがつくために、街の工務店さんや大工さん、そして地域で木の家リフォームを考えているお客さんにポイントを得てもらいたかったのが、私の意図だったわけですが、実際ふたを開けてみれば、経験上の限りでは申請の殆どが新築住宅で、耳にはさむ話も住宅メーカーさんや大手のビルダーさんによる建築が多かったという結果になっています。

まぁ、ほぼ予想はしていたとはいえ、私が想定していたお客様へは現実的にこの制度を利用してもらうことが十分ではなかったことが残念です。
本当はスギのフローリングの時の様に、木を使って喜んでもらえる上にポイントを得るというのが私が思う本来の形ですが、もちろん理想論であり・・・


この制度で起こったことは、一時的な国産木材の需要の増加による品不足と価格高騰、その後の反動による品余り、そしてこの制度を上手に活用してお客様に貢献した形になったビルダーさんが受注を伸ばした、という様なことだと感じます。

一時の日本の木が無いと同じ様な状況に陥った事で、問題視されている需要に対する供給力不足や価格の安定性不安などが、意図していた以上に大きく現れて、確かに国産木材の単純な出荷量は増えていたのかもしれませんが、今となっては祭りの後の様で・・・・

こういった「制度」では、残念ながら木の良さを感じて木を取り入れようという啓発にはなりにくいでしょうから、制度の後には「国産木材を利用する」という名目は残らないのかもしれません。
だからと言って悲観することありません。
木材は、流行に乗って多量に消費されるモノではなく、大切に価値を感じて身近に活用するものです。
いや、木材は利用や活用というよりも、その木を感じる事で使う人の感覚の中の何かが満たされることが、木という素材を求める一番の理由になるはずなので、以降もポイント獲得条件を満たすのではなく、人の求める感覚を満たすことに力を注ぐことに変わりはないのです。


最後に、弊社の様な「窓口」で受付出来る期間は3月31日までとなっていること(その後は事務局に直接申請)と、残りポイント数によっては期限内でもポイントが無くなり次第受け付けが終了となる事から、いっせいの受付集中になることが予想されますので、申請をされる方はお急ぎください。

木材ポイント



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西洋帰りの虎の良さははたして?! 洋酒とミズナラとホワイトオークと


前回お話したサントリーのウィスキーオークを見ると、本当にウィスキーがオークの樽材で熟成されているという事が理解してもらえると思いますが、オーク自体はそれ以外にも幅広く活躍し続ける、いわば広葉樹のトップランナーかもしれません。

もちろん、他の樹種もさまざまありますが、世界的に永いスパンで愛され続けて且つ、使用範囲が限定されずに特殊用途から身の回りまで使われている材というのはやはり珍しいものです。

オークのすごいところといえば、今となっては日本では、天然記念物級のものでなければ作るのは難しいのではと感じるようなサイズでも、ホワイトオークならば実現できちゃったりします。
こんな風に。

ホワイトオーク天板


ウチの息子、倒れてるんではありませんよ・・・
丁度、ホワイトオークの板の手入れをしている時に会社に来たのを、スケール代わりに横たわらせて記念撮影。
こんな感じの幅1mを超えるような一枚板を産出するのも恐るべしオークのスケール。
広めのテーブル板にしようと思っていたんですが、この写真を撮った瞬間に別の用途を思い浮かべました。
先々そんな使い方もえぇなぁ…えぇこと思いついた!
そんな感じでワクワクするのも、この驚きのサイズがあってこそ。
フローリングといい天板といい、今でも木材業界ではオークは大活躍。
もちろん、忘れてはいけないのはドアや窓などの枠材としての用途。
家具でもわかるように、装飾性とその木目の美しさからタモアッシュ)と並び広葉樹内装枠材の2大巨頭です。

フローリングで言うと、弊社でもカスクオーク幅広無垢一枚物フローリングを初め、エインシェントオーク幅広無垢一枚物フローリング低光沢ウレタン塗装リフリーオーク無垢フローリング日本の広葉樹フローリング 清涼楢幅広無垢一枚物フローリングなどのオークやナラの無垢フローリングを販売していますが、オークの人気は合板フローリングの世界では一時期衰えたものの、無垢フローリングにおいては定番中の定番として君臨し続けています。

ホワイトオークフローリング

オークは神話の世界のゼウスの象徴でもあり、どちらかというとその木目からも想像できるように、男性的なイメージが強い木ですが実際は、私の好きなワインなどに代表されるように、製材したときに甘い香りがすることや成長の遅い目の詰まった材には、とても繊細な美しさを感じるのです。
そしてその象徴が古くから「ジャパニーズオーク」という代名詞で世界に輸出されていた「日本のミズナラ」だったのです。

ミズナラ

ホワイトオークとは一味違った端正な木目と、それに伴って現れる光の波のように見える虎斑は、見るたびにうっとりするくらいに美しいものです。
虎斑は、放射組織と呼ばれるものですが、その組織に光が当たることである時は電流の流れのように、またある時は月光に照らされた水面を揺らす波のように輝くのです。
いくらケヤキが大径木広葉樹の雄で、高値で取引されていても、日本以外では今一つ人気が出なかったのは、こういった要因も一つあるのかもしれません。
古くはオークに代わり諸外国にケヤキを輸出する計画があり、若干は海外に出たようですが、受け入れられなかったという苦い時代があったといいます。
エルム(にれ)は受け入れられているにも関わらず、不思議なものです。
国柄によってやはり木の好みも変わるという意味で言うと、やはりオーク(ナラ)の良さというのは皆に永く愛される理由があるところなんでしょう。

虎斑

今回のような日本産のナラを使ったプロジェクトというのは、実はこのウィスキーに限ったものではありません。
実は私の好きな(もちろん、ウィスキーも好き)ワインでも、日本のワインを日本のならの樽でつくろう、という活動があり私の知人が精力的に活動していますから、そう遠くないうちに話題になることと思います。

ワインは本場でも土壌や気候、そして樽はもちろん醸造家との相性もあってその性格が決まるもので、とても複雑なものですが、ある程度の味わいを確立している日本のワインを日本のならの樽で熟成させるとどうなるのか、というのは、ワイン好きと木材好きと双方から気になるところです。

それも含め、前回も触れましたが「なら」は比較的蓄積量も多く活用できる広葉樹。
それも仕方なく、ではなく先ほどからあるようにとても有用な樹種なのですから、これを使わない手はありません。
現在の世の中の流れ通り、今日伐採して明日売れるかどうか、位のスピードの時代にどれほどの価値を持っているかは使う人次第ですが、使いたい人に渡らないがために木質バイオマスやチップ材などになってしまう広葉樹の事を考えると、時間と手間をかけても活用する方法を模索しないといけないというのははっきりとしています。

そんなことを考えるのは、到底一晩二晩では無理。
ここはゆっくりとウィスキーでも傾けて、じっくりと語り合わないといけないのでしょう。
さて、今日はどのウィスキーをアテに木材談義を始めようかな・・・


ウィスキー

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本場に渡った虎 郷里に帰る 洋酒とミズナラ


一時期(約4年ほど)は断酒していた為、外出してお酒を飲むという機会がなく特にバーなどという場で洋酒などをたしなむ機会からはかなり遠ざかっていたのですが、解禁されてからは少しづつ「外で洋酒」の機会が出始めて、また興味がそそられている今日この頃ですが、そんな時、新聞広告にとっても木になる(気になる)文字が並んでいます。

「○○○は、なぜ日本原産のミズナラの木を使うのか?!」(○○○は会社名。あ、写真にでてるな・・・)

ミズナラウィスキー

この広告はウィスキーのものですが、あんまりお酒に興味が無い人は「また日本の木を使うキャンペーンの一環か?!」と思ってしまうかもしれませんが、私にとっては、とっても興味をそそられる見出しなのです。
ワインの樽にはオーク(ナラ)の木材が用いられることは、もしかするとご存知かもしれませんが、ウィスキーなどの洋酒の樽には何が使われているかということを考える人は少ないのではないでしょうか?!
最近でこそブームの様に「ハイボール」なる飲み物の復権とドラマの相乗効果で、洋酒の販売が伸びているというのは周知の事実ですが、やはりビールや焼酎、日本酒に比べれば口にする機会は少ないでしょうし、その高いアルコール度数と独特な香りから、洋酒自体を敬遠する人も多くいます。
実際に私がよく飲食を共にする友人曰くは、「正○丸のにおいやんか、これ・・・」という、なんとも妙な形容をするのですが、やはり良い香りとは捉えられていない場合が多いようです。

そんな洋酒にもオークの樽が使われていて、ワインほどの材料へのこだわりの話は聞きませんが、やはり醸造には重要なファクターを成しています。
その重要な樽に、海外のメーカーがわざわざ日本のミズナラの木を使ってウィスキーを作ったのだそうです。
冒頭の広告はそのキャッチコピーだったのです。

結論を先に言うと、なぜ?!にかかる答えが少し期待値には届いていなかったのですが、今や生活の中はもとより住宅建築材や家具などでもあまり姿を見ない日本のナラを、世界の洋酒メーカーが使って日本で販売しますよ、という広告の様であります。
そう、日本のナラです。

弊社でも何度か紹介している様に、建築材料や無垢のフローリングの原材料となるナラは、殆どが輸入材で日本のナラは使われていません。
弊社取扱の日本の広葉樹 清涼楢(せいりょうなら)幅広無垢一枚物フローリングはとても珍しい例で、日本のナラは現在輸入材に比べあまり利用されていません。

その理由や流れは別の記事にするとして、国や自治体が頑張ってスギやヒノキを活用しようと啓発してくれるので、どうしてもナラなどの広葉樹は材が無い、若しくは伐採利用してはいけない(増えすぎた針葉樹、減っている広葉樹というある意味の偏見)と思われているところもあり、材木屋でもやはり目にする機会はすくないのが現状。
また、現状を理解している人達や地方では広葉樹、こと伐採したナラを活用できないかと、大変努力されているところもあるので一概に利用されていないとは言えませんが、正直なところ、コナラを含めたナラ類の蓄積は相当量確認されているので、本当はスギやヒノキの利用を考えるのと同じようにこれらの利用も真剣に考えないといけないのですが、スギやヒノキで言われるような利用へ向かう動きが報じられないのが残念なところです。

加工場建設


ここは、国内のとある広葉樹利用施設の建設現場。

広大な土地が切り開かれています。ここに、期待の加工場と土場、そして乾燥機械が並びどんどん広葉樹製品がうまれる・・・予定です。
ただ、まだまだ乾燥や木取の技術の改良が必要なようですが・・・
こういった大きな施設は珍しいのですが、私が知っているだけでも数か所の自治体で動きがあることは事実。
もう少し針葉樹以外の山の木にも目を向けないと、スギ・ヒノキに偏った時のように、今度は広葉樹に偏らないといけないようにならないか、いや、なりつつあるような気もします。
すべてを綺麗に利用できるような使い道をつけていくことと、生産できることの両輪が早急に必要です。

えぇーっと、脱線しました。
現状は、針葉樹だけではなく広葉樹の利用も考えないといけない。その中で、蓄積のあるナラ類の利用は急務だという事を知ってほしいのです。
そしてそのうえでのナラ樽材のお話。

実は弊社は、ウィスキーの樽で使われていたオーク材を再利用した無垢フローリングを販売しています。
ご存じの方もあるかと思いますが、日本の有名メーカーであるサントリーのウィスキーオークフローリングです。

ウィスキーオークフローリング

樽材としての役目を終えて解体されたオークの板材を、再度まっすぐに加工し直し、幅の細い状態のオーク材を長さ方向とともに幅方向にも接着することで、150佗のフローリングにしています。
材には釘の跡で黒く変色したところや、焦がしを入れた部分が黒く残っている部分もあり、味わい深いのですが何よりの特徴は、ケースを開けた瞬間に香り立つウィスキーの香り。
はじめてつかわれる方は必ず驚かれますが、このように加工されてもまだウィスキーの香りを放つ樽の原料となったオーク材は、すべて柾目木取りですので、材の表面には多くの虎斑を見て取ることができます。

通常のオークのフローリングでは、柾目木取りというような贅沢なことはなかなかできませんが、樽の材料となるオーク材はすべて柾目でとらないと液漏れがしますし、なによりオークの成分と蒸留酒の成分の移行が起こりにくいこともあり、このオール虎斑のようなフローリングができるわけですね。

このフローリングが世に出始める時には弊社は大阪の販売店としては専売取扱いをしていましたので、相当数の出荷をさせてもらいました。
永くウィスキーを育んできた樽材のフローリングとあって、お酒好きのお施主様はもちろん、工務店様にもその価値を喜んで頂いたものでした。

ウィスキーオーク


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ミャンマーチーク幅広無垢フローリングが貼りあがり


日本家屋の一室を、洋間に改装するお部屋にミャンマーチーク幅広無垢フローリングを使っていただきました。

ミャンマーチーク幅広無垢フローリング5

チークについては、詳細記事としてはまだ紹介しきれていないので、近日中に紹介することとして、先にフローリングを見てもらいましょう。
チークと聞くと、世界の銘木として有名で高級船舶そのほか家具にも使用されていたりすることをイメージされるかもしれません。
それほど有名ですが、一口にチークと言っても産地によって大きく2つに分けられます。
一つは、今回使っていただいた「ミャンマーチーク」。
そしてもう一つは「インドネシアチーク」です。
どう違うかというと、木材のこと。全然違います。
杉でも産地によって違いが出ることもそうですし、さらにいうと白檀やローズウッドに関しても産地の違いがあるように、それぞれのキャラクターは同じ木材でありながらも産地の個性を持っています。

ミャンマーチーク幅広無垢フローリング4

その為、「チーク」とひとくくりにせず分類されているわけですが、お施主様には最近知られるようになったことではないかと思います。
どちらが良いとか悪いではなく、産地の違いを楽しむのが木材のいいところなのですが、今回はミャンマーチークですからやっぱり少し濃い目の茶褐色と黒っぽい筋の流れる木目でしょうか。

視覚的な印象は個人の感覚に大きく左右されるところがありますが、インドネシアチークに比べて色調が深く、油分の多さを感じるのが特徴だと思います。
しかしながらその良さを強調するため、もしくは誤解を解消しようとするために、ちょっと工夫(!?)をされている場合があるので、チークフローリングを見る際私はその工夫がされているかどうかを確認します。

その工夫、というのは調色です。

ミャンマーチーク幅広無垢フローリング3

上の写真を見てもわかるように、チークといえども木材としての色調の濃淡は現れます。
材料の入荷が豊富だったころは、私の記憶でも色調のそろった濃茶褐色のチークフローリングが多くありました。
しかし、木材資源の有効活用を考えた場合、チークといわれてイメージするような色調よりも薄い部分を省いていくと大きなロスになりますから、木材として利用できる部分はきちんと活用されるわけですが、そこに例の「工夫」が生まれるわけです。

無垢フローリングすべてに言えることですが、カットサンプルで見たものと現物の木目や色合いが異なることがあるように、チークの場合のそれに当てはまるのが色合いの差を調色により「イメージに近づけている」工夫。

ミャンマーチーク幅広無垢フローリング7

写真のように、色の濃い部分もあれば反対に薄い部分もありますが、この薄い部分に濃い目の着色をして、他の部分と色合いを合わせている場合があります。
チークはこんな色だ、というイメージに近づけるためですが私は色差があっても、その木材自体を楽しみたいタイプですので調色は必要だと思っていません。
その為、今回のこのミャンマーチークフローリングは、調色をされていないものを提案しています。

それが私のこだわっているところで、本来の木材そのものを味わってもらいたい、という気持ちからくるものですが、通常考えると「色がそろっていない方が不自然」と思われる場合もあり、誤解を招くことがありますから説明の際には注意しないといけないのです。
それでも、本物を感じてほしいと思っているという事です。

ミャンマーチーク幅広無垢フローリング2

だから、これが本来のチークの姿そのもの。
もちろん、原木によって色差の少ない、もしくは色のそろっているものもありますが、それが誤解を生む部分になるので、なぜそうなっているのかという事を知って使ってもらえるようにと思っています。
無垢の木材には均一性を求めるのではなく、本来の自然な風合いを楽しむもの。
その風合いを生かすためにこだわっている部分が今回のチーク材のお話です。
あれ?色の差が大きいな、と思われるかもしれませがそういった理由があるという事を知ってもらうために、今日もその素材の特徴をお話する毎日です。

ミャンマーチーク幅広無垢フローリング1



木のビブリオが、それぞれの木が持つストーリーとともに、こだわりの木材をお届けするブログと、稀少木材・無垢フローリングのホームページです。

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バルサ その魔法のような軽さの正体


前回の最後に、バルサは木材の特徴そのものを持っているとお伝えしましたが、その比強度が高い「軽い割に強い」という木材の代名詞的な特徴を最大限に活かしたバルサの利用法は何も工作などに限られたものではありません。

実は映画界にもバルサは進出しているのです。
その軽い割には強いという木材独特の性質を活かして、映画の「ドカーーン!!」とぶっ潰れるシーンのセットの材料にはバルサは持ってこいで、普通に木材としての強度をもって組み立てられ、潰れる時には俳優や他のものをつぶさずに自身が潰れるという、自己犠牲の精神の塊のような木材。
すごい!!

ワンシーン

そして軽いは偉い!
その驚異的な軽さを利用して救命用具や浮きという用途があるといいますから、これこそ素晴らしい利用法!
人命にかかわることに使われるんですからね。
あ、そうです。バルサの軽さをいつも通り比重という単位で表すと、0.1〜0.26と言われます。
参考に、日本一軽いと言われる桐(きり)の比重は0.2〜0.4ですから、如何に軽いかわかるでしょう。
桐でもたいてい軽いと感じるのですが、その桐よりもはるかに軽いのです。
これも前回に書きましたが、まさしく発泡スチロールの様で「本当に木なのか?!」と疑わせるほどですから、そのスチロールと同様に、運搬用の保護材としての用途もあったようです。

その他、軽いということは手触りがあたたかく感じ、あたたかく感じるという事は熱を逃がさないという事で、断熱性が高い木材であるとも言えます。
その為に、断熱材にされていたこともあるのですが、そこも木材の大きな特徴をまさに具現化しているところで、木材は暖かい素材だといわれますが、それは何より断熱性があるからであって、人の触れた面から体温を奪わずに保温しているからあたたかく感じるというのは、すでにご存じだと思います。

それは、このように木材の組織がまるでストローの集まりのような状態になっていて、細胞に隙間を持っているために、弾力性があったり断熱性があったりするのですね。

細胞

この造りは、針葉樹と広葉樹の違いはあるにせよ、木材ではほぼ同じでどの木材も同じような性質なわけですが、バルサがなぜ特別すごいかというと、隙間の割合がずば抜けて多いから、です。
つまり、隙間だらけ?!なわけです。
だから、発泡スチロールのようにスカスカに感じてあたたかいのです。
どのくらいスカスカかというと、木材の93%強が隙間なのです。
木材でありながら、木材である部分が7%という信じられない木材がバルサの正体です。
決して魔法をかけられたわけではなく、自身が極限までに隙間だらけになった木材。それがバルサだったのです。
因みに、日本でも軽い方の針葉樹であるスギは約75%が隙間です。
それでも75%が隙間=空気の部分なんですね。

それらを見ずに浮かべて比較するとするとこんな感じ。

水槽

我が息子の力作です。水槽がいがんでいるとか言わないように・・・
左に浮かんでいるのがバルサ。
沈むどころか水面に漂うようなもの。さすがに救命具にされるだけの事はあるというもの。
そして右の赤っぽいのがスギ。
少し赤過ぎるかと思いますが、赤身の良材としておきましょう。
こちらは若干ですが、水面から下に材が見えるようになります。もちろん、沈むというようなものではないですが、バルサの浮き具合に比べると如何に差があるかということがわかります。

こういった事からもわかる様に木材は軽くて暖かくて軽さの割には強いんだ、という事なんですね。

比重という言葉は一般的ではないので、この隙間の割合がわかりやすいかもしれませんよね。
そんな特性をもって、断熱材やまた音響関係の絶縁材として利用される場面があるのです。

因みに因みに最初に、バルサは商業用材中で最も軽い材、としたのをお気づきだったでしょうか?
普通に世界で一番軽い木、といわれていますが実は、商業用材=木材として利用されているもの、以外で世界で最も軽い木が存在するのです。
私も実際にはほんの小さなかけらしか見たことがありませんが、マメ科の小低木であるピスプラントという樹種が比重なんと、0.044だというのです!!

何じゃそりゃ、ケタ違いとはまさにこのこと。
その次には0.073というナイルピスプラントという樹種もあるので、バルサが世界一を目指すには更なるダイエットが必要なようです。

木目のはっきりと出にくい散孔材という部類の木材であるバルサは、乾燥が用意な割には、白っぽい木材にありがちな乾燥中に起こりやすいシミが出やすいという特徴もしっかりともっていますし、その弾力性ゆえか刃物加工は意外と難しく、ロクロ細工がしにくいといわれきちんと刃物を研磨していないと、材がボロボロのなってしまうというのも、発泡スチロールを削る、と思うと納得かもしれません。(ナイフなどでの切削は容易)
それと注意が必要なのは「キズ」。

バルサ3

さすがにこれだけ材が柔らかいと、ちょっとぶつかっただけでもぼっこりとキズがつきます。
まぁ、材が吸収してくれるからこその緩衝材としての利用法もあるわけですが、木材を扱っている方からすると、入荷当初からこんなにボッコリといかれていては、さすがに困ってしまいます。
お客様にもその特性は理解していただけると思いますが、使う前からボコボコはちょっと・・・ねぇ・・・。


バルサというのはスペイン語で「筏(いかだ)」を意味する、と見たことがあります。
やはりその軽さゆえに大河の流れる地域では浮かべて使ったことから来たのでしょう。
もう、ここまで来ると沈む木材と世界で一番重たい木材のお話をせざるを得ない展開ですが、それはまた今度の機会にすることにして、このバルサ姫の嫁ぎ先を考えることにします。

幅も広くは取れませんが、工作の部材にするもよし枕にしてみても意外に気持ち良かったりするので、木製枕にしてもよし。
少し大きな塊が入用だった方、さっき持ちあげていた梱包位の在庫がありますので、塊の木材としてのバルサをいろんなところに是非使ってみてください。
この驚きの軽さをみんなで感じましょう!!



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何気なく使われる世界で一番 〜バルサ〜


木材を一般の方に紹介したり、伝えたりする際によく言われるのが木工。
いろんなものをつくる体験をすれば、その材料への興味関心が深まるからですが、対象が子供の場合、中には工作が不得手な子が必ずいて上手くすすめない場合もあります。
実は、私もそちらの部類だったので遅れている子はとても気になるので見てあげるのですが、大人になって実際に遅れている作業を見ていると、決してその子が悪いのではなく、寸法の合わせなどをきっちりとしすぎて手間どっていたり、材がたまたま堅い部分で大人でもなかなか釘が打ち込めなかったりしているという理由であることがわかり、フォローしてあげるのです。

一方、木工と言えるかどうかはわかりませんが、私自身も経験のある子供向けのゴムで引っ張ってとばす様な、簡易組み立て式飛行機などに使われていた木があります。
おそらく、男の子の多くは何気なく子供の時の工作で使っているであろうもの、その名はバルサ。
どこからともなく、「エルサ?!」と聞こえてきそうですが、どこかの映画とは違い氷の魔法は使いません。あしからず・・・

バルサ4

しかしこうやって塊で見ると、木材だということを視覚的に認識するはずですが、工作などにされる場合には大抵数mmの板や数cmの棒状にされていたりするので、木材という感覚を無くしてしまいそうです。

私がバルサを初めて使ったのが飛行機製作キットだったと思いますが、やはりその頃から材木屋の息子としての目で見ていたのでしょう。
材木なのに、こんなに軽いのか?!もしかしたらスポンジみたいなものか?!と思った事を記憶しています。
いや、実際に持ってみてもそうですし触れた感触もまるでその通り。
木材だ!と思っている人間の先入観というのはおそろしいもので、掴んで持ちあげようとすると力を入れすぎて拍子抜けするくらいの軽さです。
もちろん、スポンジだと認識していると、目から入る情報の経験上で力の入れ具合を調節出来るのが人間のすごいところですが、バルサは木材に対するその「経験」という情報を遥かに上回る軽さ!といえば伝わるでしょうか・・・

その軽さは、大人であればこんなこともできるくらいです。

バルサ1

どうだ!力持ち!!
そんな絵面になっていますが、実はまったくそうではありません。
これはバルサの1mの角材をまとめた梱包ですが、力など必要ありません。
少し持ちづらいですが、こんな梱包でも軽々と持つことができます。
女性でも持てます。
やらせではありませんよ。
嘘だと思うなら、是非さわりにいらしてくださいね。その軽さを体感できますよ。

ちょっと木材のことを知る様になると、必ず聞く名前であるでしょう。
なぜならバルサは、「世界で一番軽い木材」と言われているからです。

英名 Balsa パンヤ科(アオイ科とされているものもある)の近似した数種ある Ochroma 属を一括して出荷されているものの商業名として使われているけれど、先に挙げたように、その名は木材のことを勉強しだすと早いうちに覚えるであろうものの一つです。
一般的には Ochroma lagopus が独立名で O.pyramidale や O.limonensis ・ O.tomentosa は同種の異名とされているようです。

その木材の芯材は白から淡紅色、辺材は黄白色ですが、おおむね黄白色のイメージが強いと思います。

南アメリカのアマゾン流域や中央アメリカ、西インド諸島にかけての熱帯アメリカに広く分布している材で、古くはエクアドルが代表的な産地となっていたそうです。
熱帯産の木材には、とっても樹高が高いものやとっても太いものなど、サイズの大きいものが多いのですが、このバルサは「成長が早い」という特徴を持っています。
排水のよい土壌を好み、十分に空間があるといった成長に適した土地で育った場合、5〜6年で樹高15m強、直径60〜70cm位になるといいますから驚くべきスピードです。

普通に育つと樹高は20〜40m以上、直径は50〜120cm程になるといますが、この成長の大きな開きが、「世界一軽い」と形容されるバルサの軽いだけではない、もう一つの特徴かもしれません。
上に挙げた様な、成長最適地と異なる場所で育った場合は極端に成長が悪くそのまま樹齢が高くなったものは、バルサという名前から想像するより材は重く、材にも色がつき価値は低くみられるといいます。
特徴的なその軽さと均一な黄白色が特徴な材だけに、その特徴がないと価値がない、ということか・・・
いや、いつも言っているように木の価値は人間が用途によって決める物です。私みたいなマニアは重くなったバルサというのも体験したい気になるのですが・・・
価値、というのはやはり商業的な意味合いが強いですから、木を使い尽くす、という意味では「それ以外の価値」を見出す必要性を強く感じます。
もちろん、それも私の仕事ですからこうやってどんどん紹介していくことが第一歩です。

バルサの成長の早さは本当に特筆すべきところで、造林されている地域での収穫伐採サイクルは4〜6年といわれていますから、驚くべき速さ。
日本では、建築用材として期待して造林されたスギが現在何かと話題になることが多いですが、それは40〜50年前に植えられたものなどが現在伐採期に入っているといわれますが、単純には比較できないものの、収穫伐採できる年月を考えれば、バルサはほぼ1/10の期間で行われているというのは木材という中で考えると以上に早いと考えられます。
もちろん、同じ用途ではないことなどは考慮すべきことは再度、言うまでもありませんが・・・


バルサはその軽さゆえの特殊な用途があるので、通常の木材で注目されるような特徴的な木目や、加工後の仕上がりの良さなどはあまり語られることがありません。
一般的には肌理は中庸から粗く、しっかりと仕上げると光沢はあるものの、この木目がきれいだ!、というようなアピールポイントにかけることは否めません。

バルサ2


しかしながらあの柔らかい感触と触り心地は、他の木材には無いものでそれだけでもアピールポイントとなっているからでしょう。

先ず、そんな使い方はされないでしょうが、白っぽい木材全般に言えるように、想像通り材の耐朽性は低いので注意が必要?です。
木材の耐朽性を左右する菌類や食害虫にはとことん弱いのです。
ただ、バルサは木材の特徴を具現化している樹種だという事もできます。

木材は、鉄やコンクリートに比べてその重さの割に強い、という比強度の高さをアピールしますが、バルサこそその筆頭でしょう。
スポンジのような軽さと感触がありますが、模型飛行機や実際の飛行機の部材にも軽量で強度がある部材として使われていたことを考えると、比強度の高さというものを表していることがよくわかるというものですね。

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春を告げる 梅のご神木のクローン


そうでした。
自分の試験シーズンといえば毎年9月だったことが4年ばかり続いたので、今の時期は脱力感から脱し、やっと次の年度に切り替わるかどうかという時間を過ごしていたことが永かったこともあってか、学生さんの試験シーズンが続いていることには、なかなか気がつかないものです。

受験合格や物事がうまく運ぶことなどを例えて、「桜咲く」などといったりしますが、今の時期に見頃で咲く、といえばやはり梅。

古くは桜よりもはるかに和歌などに登場する機会の多かった梅ですが、今回はその美しい梅の花ではなく、梅の木のお話です。
それも木といっても木材ではなく、樹木の方。

梅の名所とされている、京都市の北野天満宮のご神木とされている「樹齢300年の梅」からクローン技術によって苗木を作ることに成功した、という記事を見つけました。(通常梅の樹齢は100年程度だそう。)
祀り神である菅原道真公ゆかりの古木の保存につながることと、現在各地に広がる「ウメ輪紋ウィルス(プラムポックスウィルス)」の対策としても期待されているという。

菅原道真公で梅、とくればやはり本家の太宰府天満宮を避けて通ることはできません。
福岡県にて、道真公の墓所の上に社を構えるとされる太宰府天満宮。
その由緒や歴史は一言で語るに余りあると思いますので割愛しますが、その道真公は梅を愛していたことで知られているために、北野天満宮においても50種1500本という数の梅があるといいますし、大宰府天満宮には、かの有名な「飛梅」なる梅が存在します。


えぇ?ホンマかいな・・・
関西人でなくてもつっこんでしまいそうなお話ですが、京の都を追われ大宰府に移った道真公を追って京から飛んできた、と伝えられているのがこの飛梅。
飛梅


誠残念ながら、咲いた写真はありません(涙)。
まぁ、これもいつものこと?!とご勘弁を・・・

巨樹古木を探訪する私としては、この太宰府天満宮には古木飛梅を初め、各所にクスノキの巨木が存在するので、見て回るのに大忙しなのですが、それでも飛梅は人々の注目を集めていました。

話は戻ってクローンですが、やはり植物も動物も同じくしてウィルスにはやられるものですね。
輪紋ウィルスなるものが広がっているといいますが、クローン技術を応用してどのように対策を取られるのかも追ってみたいものです。
一般的には、樹勢の衰えた古木は挿し木や接ぎ木が難しいことから、住友林業!が、北野天満宮と協力してクローン技術を研究していたそうです。
今回は、ご神木の冬芽から分裂組織を採取して培養し、15cmほどの苗木にすることに成功したとのこと。

なお、飛梅の反対側には「皇后の梅」という、貞明皇后が大正時代に植えられたという梅も存在します。

皇后の梅


これらが咲き誇る時にはさぞかし美しいことだろうという、その時の妄想を思い浮かべながら試験から遠のいている自分と梅と道真公を想うのでありました・・・



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雪に埋もれて750m 常瀧寺の大公孫樹


さぁ、木の虫ブログ定番の「雪まみれの巨樹巨木ツアー」の始まりだよ!!


子供ならいざ知らず、大人になると「雪まみれ」なんてぜんぜんワクワクしないこのコーナー。といいますか、普通はそんなことしませんが、私の場合は雪まみれ確率が非常に高いという事で、私の記事は積雪の巨樹との2ショットが拝める珍しい巨樹巨木探訪記である、というのも、もしかすると一つの特徴かもしれませんね。


縦に長い兵庫県。
私のイメージでは北部といいたいところですが、地図上は中部位に位置している丹波市に青垣町というところがあります。
山あいの静かな町という勝手なイメージですが、その山中に今回目当てで訪れた巨樹が存在します。

その所在地は、山中とはいっても1時間の登山!とかそういったものではなく、750mほど登ればいい、という数字を単純にみるとそう苦でなさそうで、マップで見ても道のついている部分に近そうな位置であったことから、わりと気軽に「ちょっと登るか・・・」位で訪れたのでしたが・・・・

お目当ての巨樹はお寺にあるという。
それは、どこに行っても街中の巨樹はお寺や神社の敷地に保護されている場合が多いので、例にもれず、境内に入ると少し山手に「これかぁ!!!」の如く現れるのだと思っていたものの、駐車場に止めて入っていくとすぐに「大公孫樹登山道←」の看板が・・・・

常瀧寺の大公孫樹2


そう、お目当ては大公孫樹。
ん?!!?!、登山道?!!?!?!
まぁいいや、少し山登りする、といったことは事前調査で把握済み。山は好きだし、早く逢いたい。

そんな感じで看板の示す通りに進むと、トラックが登っていそうな広い登山道に出る。
おぉ、やっぱり。少しは登山道を歩くのか。仕方ない、早く行こう・・・・
そう自分に話しかけその道を登り始めたのです。

しかしながら、さきほどから「早く」とか「まぁ、いいや」とか若干後ろ向きで何かを気にしがちな雰囲気であるのには理由があって、実はここに到着の2時間後に大事な講座の受講が控えていて、現地からでも車で30分ほど移動しないといけなかったことがあり、時間を気にしていたことと、冒頭の「雪まみれ」が示すように訪問当日は朝から天気予報通りの雪。
丹波市でも道路にも積雪。スタッドレスタイヤでも若干滑るところが出るほどだったことから、例の「750m登山」という言葉に少しビビっていたことで、期待の巨樹への道が不安という霧に包まれ始めていたからでした。

そんな中、少しづつ「登山道」に入っていくと予想通りの積雪量。

常瀧寺の大公孫樹3

まさか登山靴など履いてきておらず、スニーカーで登り始めた足元はみるみる雪に埋もれ、振り返ると遭難者の様に私の足跡だけが新雪に残されている様な状態。
頭の中には、「今年は雪が多かったこともあって、雪山遭難結構出てたなぁ・・・」という風に考える自分が出てきて、行けども行けどもその姿の見えない巨樹への不安がつのるばかり。
そう、一番怖いのは遭難とか事故。
一人で山に入って、しかも雪の時期。場所によっては携帯電話など電波の入らないところが多いので、万が一あれば多くの人に迷惑をかけてしまいます。
だから、さえぎる物の無い登山道で猛吹雪を受けながらも全く寒いという感覚はなく、携帯電話の電波が入るかどうかを常にチェックし、足元の安全などを確認しながら登っていくのでした。

普通の感覚で言うと、750mは頑張っていけばさほどの距離でないと想像するのですが、それが登山の750mは違います。
そりゃそうですよね。勾配があるんだもん。しかも足元は新雪。滑るわ埋まるわ、途中には崖崩れしてるところもあるわで、普通に登れない!!
あぁ、しまった、完全にあかん(ダメ)パターンや。
そう思うまでには既に15分が経過していました。
もう少し早く気付けよ!、そう思うでしょう。
何故ここまで無理してきたのか?!それは、もちろん同じ場所に2度訪れる機会は非常に稀だということと、なにより冬場以外は「ヒル(蛭)」がたくさん出没するので、結構やられるという話を聞いていたので、この時期しかない!!と決めて入っていったことが最大の理由だったかもしれません。
それで万が一あれば大変ですが、気持ちの50%は「あの曲がり道で引き返そうか・・・次に吹雪いたら・・・」といつでも戻る心づもりで歩いていたことは報告しておきましょう。

非常に前置きが長くなってしまいましたが、「あかん、もう帰る時間が無い。あの曲がり角で最後!」と心折れそうな中決心し最後の曲がり角を曲がると、何やら大きな影が・・・・
あれか?!!・・・・いや、あれであってくれ!!
半ば祈る様に、疲労した足を引きずり雪の中を進むと、やっと見えてきた。あれや・・・

常瀧寺の大公孫樹11


まるで仙人が鎮座しているような、修行道をのぼりつめた私を待っていたかのように眼前にあるその姿には、「あぁ、逢えた・・・・」ただその言葉だけ。

これがお目当ての大公孫樹。すごい。
雪をかむるその姿に、しんどさを忘れしばし佇むのみ。

常瀧寺の大公孫樹5

立派であることはもちろんわかっていて訪れたものの、やはり雪の中で、しかも山中の巨樹に逢うというのは、自分がそこにいるということに違和感を感じるような、そんな感覚にとらわれます。

いや、現実そんなにゆっくりも出来ないんです。
既に予定の時間を大幅にオーバー。少し余裕を見ているとは言っても、ここまでの所要時間は28分。帰りの事を考えると、雪の中急いでも25分?!・・・
急がなきゃ!!

通常の様に、苦労せずとも逢える巨樹であったなら、このイチョウにはかなり驚きその異形に畏れ慄くところですが、気持ちの焦りと吹雪の28分登山の後の小刻みに上下する肩の当時の私には、「早く撮影を!」の一心しかなく、淡々とカメラアングルを探していたことに、帰宅後の画像確認でようやく気がつくのでした。

常瀧寺の大公孫樹7

それにしても大きい。
状況が状況だけに後で知ったことですが、この銀杏は西日本最大のイチョウと言われているそうで、立派なはずです。
異形の上に最大と来られると、おそれおののく以外にありません。
そしてもちろん、巨樹というのだから大きいのですが、周辺に他の樹木が無いこともあってか、その存在が強調されて神々しくも感じます。
吹雪の中なので、いつもの様に立て看板の由緒書きは既に雪で読むことができないことから、近くに建てられている休憩小屋の中にある由緒書きを読んでいると、実は山道に入る前の常瀧寺の境内は、古くは現在の境内よりも立派な伽藍で裏山に位置していたようで、後に現在の位置に移ったために、大公孫樹との距離が離れたしまったようです。

常瀧寺の大公孫樹4

そして急いでいるがあまりこの看板を熟読する暇がなく、帰宅後に調べていてわかったことですが、この大公孫樹が実は源実朝暗殺の折に、公暁がその身をひそめたことで有名な鶴岡八幡宮のイチョウ(現在は倒れてしまっている)の親木ではないかという説があるのです。
その理由は、なんと2つのイチョウのDNAが一致しているからだそうで詳しい事は調査中だといいますが、なんとも不思議かつ面白いお話ではないですか。
樹齢1300年と言われるこんな立派な巨樹です。そんな逸話や伝説がないとおかしいくらい。
興味は深まるばかりです。

しかし驚くのはその大きさだけではありません。
何も知識が無く訪れていると、「巨樹の手前にもう一つ大木があるやんか、2本あるなんてすごいなぁ。」そんな感想になるはずなんです。
そう、常瀧寺のイチョウは、この大きく枝を広げた異形であることは誰も疑うことはないと思いますが、その傍らにも普通に考えるとかなりの太さのイチョウがあり、子どもかそれとも新しく芽吹いたのか?!と思ってしまうのですが、よーく見てください。

常瀧寺の大公孫樹10

大銀杏の裏側に廻るとよくわかりますが、斜面下側に向かって大枝が垂れています。
そして、その枝の先を見るとそのもう一本の大木が見えます。(雪で見えにくいけど、現地ではみえます・・・)

常瀧寺の大公孫樹8

お分かりでしょうか。この大銀杏は、伏状更新という状態にあるのです。
伏状更新とは、日本海側に分布する杉の巨樹にも多く見られる現象ですが、垂れ下がり、地面についた枝から地中に根を張り新しい幹としてでてくるもので、イチョウでは果たして目撃したことがあったかどうか、記憶が出てこないほど珍しいです。

それに加えて、大きく太く伸びた枝にはイチョウ独特の「乳」が大きく垂れ下がっており、さながら空の下の鍾乳洞の様。
そのうちこの乳も地面まで垂れるのではと思われる位の迫力です。

常瀧寺の大公孫樹9

外見のこの迫力からは想像しにくいですが、解説版にあるように、落雷なのかそれとも火が燃え移ったのかは定かではないですが、主幹の内部は大きく黒焦げていて、痛々しく感じました。
もちろん、巨樹になると主幹が空洞になっていることはよくあることですから、だからと言って弱っているとは言いませんが、それでも立派な主幹を見たいと思うのが巨樹探訪者ではないでしょうか・・・

常瀧寺の大公孫樹6

すごい上に実に興味深い、そう考えたのは温かい部屋の中だからで、この日実際の現地では「湿った雪のために物凄く冷たい」ことに加え、寒さ対策のためにダウンのジャンパーの下には温かい起毛のベストを着て、更に毛糸のセーター、おまけにマフラーをぐりぐりと巻いていた状態で750mを息切れする様に登った事から来る「ジャンパーの下のみ汗びっしょり」の、両極端な状態だった為に全く冷静さを欠いていました。
山登りでの汗対策は必須ですが、朝の大阪は寒かったものの雪は降っていなかったことから、装備のアンバランスが招いた結果でした。
懸念していた「ヒル」は避けられたものの、時間に追われて寒いわ暑いわ、靴までぐしょぐしょやわで、写真には出ない苦労だらけの訪問となったのでした。

追い打ちをかけたのはカメラ。
上記の様に冷静さを欠いていた私は、イチョウの周りを歩きながらアングルを考えていた時、ずっと電源を入れっぱなしだったことに気がつかず、せっせと撮影を始めたところ、液晶画面に電池の赤いマークが!!!
「なにぃぃ~~~!?!もうないの?!!昨日充電したやん!」と誰もいない山中で一人驚く。
が、理由を理解した私。
「まぁ、いいや。予備の電池があるから・・・・」と鞄を探り始めるも見当たらず・・・・ただでさえ汗がびっしょりのジャンパーの下に、「もしかしたら、電池ないかも・・・」と焦りの冷や汗が伝い始める・・・
「やってもたぁー、講座で使うからそっちの鞄にわざわざいれたんやったぁー!!」
きちんと整理して荷づくりしたきっちり屋の吉五郎な性格が災いし、肝心な撮影に電池が足りなくなるかもしれないという失神寸前の私。
しかも、何度も言いますが、新雪の中時間に追われ、汗まみれ雪まみれの登山の末にたどり着いた巨樹やのに、今からやり直しでけへん!!、という後悔がどんどん溢れて来て、疲労もありもう倒れそう。

何とか開き直り、電池の続く限りデジカメでしか取れない写真を優先して撮影していった結果何とか、思うものは撮れたものの本当に自分の未熟さを感じてしまいました。

結論、講座にも間に合った(間に合わせた)ので、全て予定をこなせたのですが、やはり後で見る写真に映るイチョウの迫力は、冷静にその姿を肉眼に焼き付けておきたかったと思うもので、デジカメの画面越しに見る構図ばかりが頭に残っているのが少しばかり悔しいところでした。
本気になれば再度いくこともできますが、どうしてもヒルが気になって気になって・・・

もし、再度いくことになれば絶対もう一度記事として紹介しますので、その時は「あぁ、また行きよったんやな。」と笑ってやってください。
そんなこんなで、良くも悪くもとても忘れることのできない巨樹訪問記になり、苦労したとはいえ、雪に佇む巨大な命に逢えたことは大きな想い出になった事を報告して「雪まみれの巨樹巨木ツアー」を終了したいと思います。

常瀧寺の大公孫樹1


常瀧寺の大イチョウ所在地

兵庫県丹波市青垣町大名草481 常瀧寺の奥の山中

駐車場に車を停めあがっていくと、境内右手に小さな墓所があり、その脇から「登山道」に入っていきます。
私はあっていませんが、ヒルに注意することと冬場は特に雪で足場が悪かったり崖崩れしていたりして道幅が狭く通りにくい部分があったりする危険もありますので、油断せずに登られる事をお勧めします。

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