空を見上げて
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2014年01月

エインシェントオーク幅広無垢一枚物フローリング


木材の色調に関しては、木の床の不思議ー視覚編ーや、出窓実験室 検証編などで、木材の見え方や木材の持つ組織による色調などの事をお話しましたが、木材というのは一般的にいえば、色調の濃いものほど高価になる傾向があります。
あくまでも一般的、と付け加えなければいけませんが、色の薄いものというのは針葉樹で知られるなどで、濃いものは紫檀(シタン)黒檀(コクタン)などと解釈してもらえれば、あぁなるほど、と理解していただけるのではないでしょうか?!

黒檀

先日、ある部材を製材するために黒檀の長さカットをしている時に、端切れを集めてもらっていた弊社女性スタッフが「黒檀って、こんなに重いんですね。仏壇が高いわけだわ・・・」と妙に納得していたのを思い出します。
つまり、重さが重かったり、色が濃い木材は相対的に高価な場合が多いということです。

しかしながら、住環境のインテリアには色の濃いものがあって引き締まっているのも魅力的です。
和風で言うと、煤で燻された古民家の梁の黒色や日光と生活による退色で茶褐色になったフローリング、洋風であっても使い古されたシックなオークのフローリングや、高級銘木チークの黄金色に見えてくる茶褐色、ブラックウォールナットの深みのある濃茶のそれなど。

以前にはお二人程、フローリングに無垢の黒檀や鉄刀木(タガヤサン)を使いたい、という要望を頂いた事がありますが実物を触っていただいたお客様から、触感が冷たい、という意見が出て、採用にはいたらなかった経緯もあります。
木材は色の濃いものほど高価で重く硬い傾向にあるのですが、その反面明るい材色の木材よりも、手や足から体温が移動するスピードが速くなるので、冷たく感じやすいのです。

紫檀や黒檀などの銘木は、木目が独特でその色合いもとても特徴的なために、その外観に惹かれてフローリングにできないか?!と胸を躍らせる方もいらっしゃいますが、実際は上のような「歩き心地・足触り」を確かめてみないとイメージ先行ではおすすめできないところがあります。

でも、家全体の雰囲気を引き締めたい場合や、濃い色合いの木材を好まれる場合ももちろんある。
そんな時候補にあがるのが、このエインシェントオーク幅広無垢一枚物フローリングです。

エインシェントオーク幅広無垢一枚物フローリング 7


どこか古いオシャレな喫茶店や使いこまれた洋館のフローリングのような、塗装では出せない色調が際立つエインシェントオークフローリング。

もちろん、塗装ではないので表面を削っても下地の薄い木材色が顔を出す、といったようなことはありません。

工業製品ではない無垢のフローリングにおいて、「色」という観点のみで選びだしたり木材を説明することは、無意味であることはいうまでもないことですが、冒頭のリンク記事をご覧いただいていれば、光の当たり方などで色見が異なることはわかっていただけるでしょう。
もちろん、それ以外にも一枚一枚が無垢の木材ですので、色合いは均一ではありません。
むしろ、白太の部分や原木の時からの濃淡によって、バラつきがあると思っていただいた方がいいでしょう。
もちろん、1820mmの幅広一枚物の無垢フローリングですから迫力も十分です。

エインシェントオーク幅広無垢一枚物フローリング 8


住宅の内装イメージを左右するフローリングの色調に、深い色合いを求めた場合には、壁面や天井の薄い色合いとのバランスがとてもよく仕上がることと思います。
足元がしっかりとした色合いであると、落ち着きが感じられたり壁や天井などの縦方向の空間を広く明るく感じます。
もちろん、何度も言う様ですが、無垢のフローリングで深い色調のものが少ない中では大きな選択肢です。

また、エインシェントオーク幅広無垢一枚物フローリングのもう一つの特徴は、床暖房の仕上げ材としても活用できる点です。
幅広の、しかも一枚物の無垢フローリングでありながら、通常の無垢フローリングでも難しい床暖房の仕上げ材とすることができるのです。
エインシェントオークは、通常のフローリングよりも吸放湿スピードが急激ではありません。
そのため、床暖房機器による昇温によるフローリングの形状変化が急速になりにくいのです。

エインシェントオーク幅広無垢一枚物フローリング 10


ただし、弊社の記事をご覧になっていただいていればお分かりかとは思いますが、「床暖房対応」というような言葉にすると、本来は無垢のフローリングの特性として受け入れられるはずのフローリング同士の隙間や踏みなりなどが、急に受け入れられなくなってしまうことがあります。
床暖房に対応しているということは、無垢のフローリング特有の現象も出なくなるもの、と伝わってしまいがち、というのでしょうか。

原点に戻ると、デザインや色目だけで無垢フローリングを選んだわけではないはずです。
隙間などの起こりうる特性を理解したうえでの無垢の選択ですから、床暖房があってもなくても、エアコンなどによっても木材は伸縮しますので、忘れないでくださいね。

エインシェントオークはナラのフローリングですから、ラッキーな梱包にはこんなものが入っているかもしれません。

エインシェントオーク幅広無垢一枚物フローリング 2


見事な虎斑(とらふ)!!
ブナ科の木材によく見られる美しい模様。虎の毛皮の模様のように、不規則でありながらダイナミック。
オークの大らかではっきりとしたイメージにとてもよく似合います。
通常の虎斑は銀白色の様に輝いて見えますが、エインシェントオークは「黒光り」しています。
そこがまたカッコよくてたまりませんねぇ。

古くから世界中で愛されてきた歴史のあるオーク材。
時には力強い木目をみせ、時には虎斑の様な優しいカーブの美しさを表現する木目の魅力は、一言では表せません。
そのオークの中に、どこか古く懐かしい感覚を見つけられるような気がするエインシェントオーク。
一枚一枚の表情や色調の違いを含め、是非ショールームにて足触りを体感してみてくださいね。


エインシェントオーク幅広無垢一枚物フローリング 9



貼り上りイメージ

エインシェントオーク幅広無垢一枚物フローリング 5


・弊社へのお問い合わせはこちらから。
・その他の無垢フローリング・羽目板ラインナップはこちらの記事下段から
・無垢フローリング・羽目板の一覧はホームページからどうぞ

(写真はフローリング現物ですが、時期や原木によって表情がことなりますので、ご注意ください。)



エンシェントオーク幅広無垢一枚物フローリング 検討に当たってのご注意:

・エインシェントオークは、材の乾燥特性上、特有の香りがあります。採用前に必ず香りを確認いただいた上での決定をお願いいたします。
・フローリングは着色ではないので、着色塗装の剥がれというものはありませんが、太陽光やその他による退色や変色で、当初の色見が薄く変わっていくことがあります。
・比較的濃い材色になっていますので、生活上の擦り傷などが白く目立つ事があります
・また、オイル塗装ではありますが、表面に水分が付着したままにされますと白色に染みになる場合がありますので、直ぐに拭きとりをしてください。
(下写真参照)

エインシェントオーク幅広無垢一枚物フローリング 4

エインシェントオーク(ナラ)幅広無垢一枚物フローリング
(寸法表記はすべてmm単位)

・寸法

15×120×1820

・形状

一枚物

・エンドマッチあり

・品番と価格

AO-15OP OPC一枚物 オイル塗装 15×120×1820 プルミエ
¥33,264(税込)/8枚入り(1.74屐

・運賃

別途地域により、お問い合わせください。

・グレード

プルミエ:材の特色を活かしたトップグレード

・納期

無垢商品の為、該当年度の原材料が限られている都合いつでも生産するということができませんので、余裕を持って確認ください。


*ご検討の前に弊社からのメッセージを必ずご覧ください。 

お問い合わせ・ショールームのご予約はこちらから

・表情の違い 参考

含まれる節

エインシェントオーク幅広無垢一枚物フローリング 3

色みの違い

エインシェントオーク幅広無垢一枚物フローリング 6



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世界でもっとも貴重なコーヒー


人によって様々である嗜好品。
お酒やたばこ、甘いものもありますが、食料品以外にもギャンブルなんてものも嗜好品?!なのかもしれませんね。
私は性分的に何をしても「ハマるタイプ」(自分で区切りがつけられないだけ、とも言われる・・・涙)なので、ギャンブルは殆どしたことがありません。

趣味で続けているスキーや少しハードな(?!)ドライブ、ワインなどは、ハマりにハマっているので、こりゃ他には手をつけられないぞ、といいブレーキになっているわけですが、この他に、趣味ではなく本当の嗜好品があります。

それはコーヒーです。

幾度かフレーバーコーヒーのことを紹介したことがありますが、弊社ショールームでも出させてもらっているのが、様々な香りのつけられたコーヒーである「フレーバーコーヒー」。
味はコーヒーなのですが、香りはチョコレートや甘いケーキの様なものも・・・
最初は戸惑うかもしれませんが、バリエーションに富んだその香りには次第に魅了されていくのです。

私のお勧めはベストセラー?!のヘーゼルナッツです。
甘く香ばしいフレーバーのコーヒーは朝の目覚めにも、夕刻のリラックスタイムにもピッタリです。

そんなコーヒーはみなさんご存知の通り、様々な種類がありますね。
インスタントコーヒーや缶コーヒーだって、いろんな豆からできています。
もちろん、「ブレンド」というのもアリです。
まだまだ子供だった(若かった)ころは、喫茶店では専ら「アメリカン」だったのが懐かしく感じますが、豆の味わいと香りを楽しめるのがコーヒーの嗜好品たるところでしょうね。

それは、ワインにも共通するところがありますし、「木になるもの」というくくりでいえば同じ様なトキメキがあるのはわたしだけでしょうか?

その様々あるコーヒーの中でも最高級、というと何を思い浮かべるでしょうか?!
ブルーマウンテン、なんて結構高級ですし、聞こえもとても格好いいものですが、実は普通にはあまり聞かない稀少な豆が、最高級品なんですよ。

その名も「ルアックコーヒー」。

ルアックコーヒー 2


実は大分以前にテレビで見たことがありました。
どこかの国で、イタチみたいな動物の排泄物からコーヒーを作る、って。
ビックリ、というかまたおかしな食文化を面白おかしく取り上げているのか、とげんなりしていたのですが、実はそれがルアックコーヒーだったのです。
番組は殆ど聞き流していたものの、最後に本当に稀少なコーヒーであるということがわかり、画面を見ると本当にイタチかアライグマ(若しくは狸か?!)みたいな動物が写っているではありませんか・・・

その動物の名前がルアックで、ルアックというジャコウネコの糞の中から、果肉以外の未消化で出てくる豆を綺麗に洗浄し、焙煎して楽しむのです。
主にインドネシアの島々で生産されているルアックコーヒーは、ルアックの腸内消化酵素や腸内細菌の働きによって、独特な香りと風味を持つと言われています。

ルアックコーヒー 3

とはいえ、これを聞く限り、あんまり飲みたいとは思わないところですが、実は先日私が出張に行ったインドネシア圏の島にて、その噂のルアックコーヒーが売られているではありませんか!!
値段は・・・うーん、めっちゃ高い。
現地の紙幣で生産した為はっきりとは覚えていませんが、確か50gで3000円位したような・・・
しかも心くすぐる「ロブスタ」と「アラビカ」のパッケージ違い品。
豆が異なるわけですが、こんなの二つ買わないわけないやないですか。好きな人が。
こりゃ、戦略ですな・・・・
とわかっていながらも、大枚をはたいてゲットしてきました、幻のコーヒー。

といっても、結構売られていましたから、ちょっと拍子抜け。
しかも現地の人の話では、やはり有名である為にルアックコーヒーを専門で販売しているのだそうで、みやげ物屋さんにも置いてあったりしていました。
バスで移動中、森の中を横切っていると「ここ、ルアック作ってる」というガイドさん。
え?!そんなに大規模なの?!と稀少価値として購入した後に、ちょっとがっかり・・・
とはいえ、入手したそのルアックのお味はというと・・・・

うーん、柔らかで優しい味わい。
渋みや苦みというのは少なく、いい香りです。
味に期待して飲むと、本当に高価なの?!、と思ってしまうかもしれない位に優しいものです。

これぞ嗜好品。
貴重と思って味わうからこそ値打ちがあるもの。
好きな人が入手するべきものですから、その価値は無限大ですね。
木材でいうと、さしずめ沈香白檀のようなものでしょうか・・・

出張という、特別な時間でしか購入することのないであろう貴重なお土産を片手に(本当に軽いお土産!)、とっても胸膨らんだのはいうまでもありませんが、これもいい経験として残しておきましょう。
みなさんは、これには出費を惜しまない!というもの、何かありますか?!

ルアックコーヒー 1




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特殊加工 杉柾羽目板納まる 


もう最初に製材と相談を始めてから9カ月位になります。
全く方向性のわからないところで材の提案から始まって、加工形状、寸法、形とその全てにおいて様々な意見を交わして、施工方法なども考慮した結果出来上がった羽目板の施工がついに完成しました。

杉柾特殊加工羽目板 7


見事な杉の柾目。
4mという長尺(長い材料)でありながら柾目という贅沢な木取り方法で得られる貴重な羽目板です。

杉、というと依然「安い無垢内装材」というイメージを持っておられる方もいらっしゃるのですが、杉の柾目の美しさというのは、松の柾目とはまた全く異なる美しさのあるもので、これぞ針葉樹の真骨頂と言うべきものだと思っています。

杉柾特殊加工羽目板 2

また、特筆すべきはこの色合い。
赤身と白太の自然な美しさは天然乾燥によるもの。
またそれは色合いだけではなく、清々しい杉本来の香りも残してくれています。

杉柾特殊加工羽目板 6


機械で急いで乾かしても色合いは調整できるかもしれませんが、水分と一緒に絞り出されてしまう杉が持つ、本来の有効な精油成分もしぼりとられてしまいます。
その点、天然乾燥では杉材において実証されているリラックス効果や安眠効果はそのままですから、寝室やリビング、いや場所を問わず、憩いの場である我が家にはぴったりの材だと思います。

杉はまっすぐに育つから「直(す)ぐい木」の転訛でスギだといわれたりしますが、それでも、柾目部分ばかりを多く集めるのは簡単ではありません。
それも乾燥材で、です。
これぞ、高樹齢 百年杉柾浮造り無垢フローリングを扱っているからこそできること。
また、柾目以外の部分も板目浮造りフローリングデッキ材などで活用する事が出来るからこそ、これだけの柾目板が出来るのもまた同じ。

杉柾特殊加工羽目板 5

そして今回はその材質ばかりに注目してもいられません。

材質については私が自身を持って送り出すものの、その加工形状です。
以前に記事で試行錯誤中の経過をお伝えしたこともありましたが、「陰影を出しながらも、弧を描いていること」が今回の羽目板、いや正確には天井板の条件でした。
陰影を出す、ということは、まっすぐに板同士を嵌合していたのではいけません。
ではどうなるのか?!
これも以前にお伝えした「イナゴ天井」のような形で板同士が重なり合うように納めていけば、綺麗な陰影が出来るのではないか?!
ということで、その形状の試作と試行錯誤が始まりました。
色々と案を出し、実際にサンプルを作って出来上がりのイメージを見て、そして再度作り直し、ということを繰り返してこの天井板が完成しました。

また、形状で一番苦労したのが弧を描くこと。

杉柾特殊加工羽目板 3

全体像をお伝えできませんが、吹き抜けにそって天井が波のうねりのように動的な印象を与えるその貼り上り。
大工さん、流石です。
納まりや形状は企業秘密(うーん、格好いい!)ですが、頭では理解できるものの、本当にこんなにうまくできるのかどうか心配していたところ、なんとも圧倒的な完成度。
まるでお寺の本堂の様?!

杉柾特殊加工羽目板 4


実際にケヤキの太い大黒柱がたっていますから、それもあって物凄く木の存在感がありながあらも、鬱蒼と感じないのはやはり頭上の杉柾板の涼やかさでしょうね・・・

今回は若干の柾目の流れも許容できましたので、若干の目の流れも見られますが、そんなこと気にならない気にならない。

杉柾特殊加工羽目板 8


これこそ、材料の良さと大工さんの腕のなせる建築の凄さですね。
自身の提案した木材が、こんなに素晴らしく産声を上げる喜びはいつも格別です。
忙しい中、丁寧な無垢仕事をしてくださった高槻市の誠和住研様、有難うございました。
細部の割り付け(材料の使い方)、指摘するところなしでした(笑)。恐れ入りました。

このスギの赤白も徐々にあせてはいくことと思いますが、それとともに柾目の深い味わいが出てきてくれるであろうことを期待して・・・


百年杉柾無垢フローリングを始め、杉柾目天然乾燥造作材の別注も受け付けておりますので、ご相談はこちらまで。

杉柾特殊加工羽目板 1




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GOOD JOB! 頑張れるのは、木の仕事


実は私、こう見えて(プロフィールみてね・・・)英語、少し勉強してたんです。


それ位別に、新鮮でもなんでもないですが、見かけによらない場合というのもよくあるものです。
有難い事に亡き弊社会長も、学者さんみたいな人だ、と言われたりしていました。
それは、もちろん日々の積み重ねその物であり、晩年は一日の90%を新聞(2誌)と読書に費やしていた程ですので、業界の事から政治経済まで、様々なことを網羅していました。
会長の姿が見えないと本のあるところ、という位にね。

私の場合は恥ずかしながら、現在は英語で威張れるような実力は全くありません。
頭の中は商売で培った大阪弁と、脳まで根を張った木のあれこればかりになってしまっていますので、深くは突っ込まないでくださいね。

しかしながら学生時代の英語学習の中での想い出に、「GOOD JOB!」という言葉があります。
直訳すると、良い仕事!。
うん、これでもまぁ感じ的にはいいように思いますが、その直訳以上にこの言葉はいいものです。
幼少時代に、初めて物事が出来た時や、上手にこなせた時に親が子にかける「上手にできたねー」というようなほめ言葉に似ているように思います。
何かをやり終えた時や授業で頑張った時などにかけてもらうと、「あぁ、できたんだ」と、嬉しくなったものです。
懐かしい想い出です。

では、仕事に関してはというと・・・・・
うーん、まだまだでしょうか。
まぁ、仕事は認めてもらうには一朝一夕にはいきませんから、長い経験とお客様との関係が必要になってくるところですが、もしかすると、私たちの様な「木の仕事」が、本当に「良い仕事」であるのかもしれません。
それが近々映画で証明されそうですよ。

WOOD JOB

えぇ写真やないですかぁ!!
こんな抱きついてる人、なかなかみませんよ(当たり前か・・・)。私くらいかとおもってました。

この映画は矢口史靖監督作品です。
その名も「WOOD JOB!」。
直訳すると、木の仕事!?

そんな直訳いらないですが、まさしく林業のお話。
林業と言えば、木材利用ポイントの影響もあり、話題になっている日本の山の実情を含めたお話になっているようです。
そして、その林業のお話を映画にするのは、映画オンチの私でも大好きなあの矢口史靖監督です。
個人的にはハッピーフライトが大好きです。飛行機が好きなのもありますが、あの展開とキャラつくり、そしてストーリーもたまらず、休日にちょこちょこと見たりしていますから、もうセリフも出てくるくらいです。
我が家の子供達も家の中でしょっちゅう、ヴィ〜ワン・・、とか言って離陸しています。(ご存知の通りの離陸時のパイロットのやり取りのセリフ真似です。)

ハッピーフライトのいろんな場面を想像するだけで、あんな調子で林業のお話を取り上げるとどうなるのか!?と期待が膨らみます。
主演(?!)の長澤まさみさんが、どの程度どう演技されるのか?!ボケはあるのか?!(ないよね・・)
最近になって遅ればせながら長澤まさみさんの出ている山岳映画の「岳」をみたところで、あの雪山でのシリアスな表情と演技が一体どうなるんだ?!と楽しみで、もう待ちきれませんね!
因みに映画といえば、このシーズンの我が家では伝説のスキー映画である「私をスキーに連れてって」がヘビーローテーションですが・・・

まだストーリーがどう結末を迎えるのかは知る由もありませんが、林業や木材業という、普段はイメージでしかわからない仕事(失礼。私のところも含めて、です)が、この映画を通して様々な方の目に触れることを期待するとともに、「木に携わる仕事 WOOD JOB」が、「仕事をきちんとこなせたという達成感を持てる職種 GOOD JOB」である様に願いたいものです。
もちろん、それには携わっている本人である、私たちの日頃の業務や態度も関係することだとは思いますが・・・


映画は5月10日公開。詳しくはこちらで・・・若い男子の綺麗なお尻にヒルがくっつく予告編も見られますよ(笑)。






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輝く記念号 来る


自分の年齢というものは、普段なかなか意識しないけれども、ふとした機会に痛烈に感じる時ありますよね。
先日、これが届いてあぁ、もう25年になるのか・・・と年末過ぎた今になってひしひしと感じました。

100号


B'zのファンクラブの会報誌、100号記念誌です。
豪華です。ハードカバーでちゃんとプチプチ(エアキャップだったかな・・・)に包まれてきました。
本当は、昨年が25周年記念イヤーで、コンサートや参加型企画などで盛り上がっていて、CDもベスト盤が出るなどしていたのですが、私はついこの前まで年末に特集(?)した資格試験に没頭していたため、25周年記念だというのにもかかわらず、それまで必ず行っていたコンサートも初めて欠席したので、まったくお祭りの実感のないまま周年が終わってしまい、今になってこの輝く会報を見て一人興奮しています。

思い出せば中学生でした。
まだ肩パッドのバリバリに入ったジャケットや皮ジャンに身を包み、二人という最少人数のグループがでてきたのは・・・
その頃はまだ、ヴォーカルとギターだけではなく、ドラムやベースといったメンバーもいるグループが多かったので、私も最初は二人ってできるの?!と思っていたものでした。

デビュー当初は演奏がカラオケになっていたことは、ファンの方は皆ご存知のことですが、演奏者がいない(ギター以外)バンドというのが奇をてらったように見えたのは、一般の人だけではなく音楽業界の中でも同じだったようで、後のインタビューでギターの松本さんがおっしゃっていたのを聞いたように思います。
それにはちゃんと理由があるんですが・・・そこまで行くとかなり時間がかかりますから割愛するとして、その松本さんとヴォーカルの稲葉さんによるグループがB'zです。

皆さんも青春時代に聞いた歌や音楽というのは、その時代の自分の記憶に重なる部分が多くあると思います。
あぁ、あの時はこんなかんじだったなぁ・・・とか、その時の情景が浮かんでくることもあるでしょう。
私の場合は多分にB'zの楽曲が重なります。
辛い時も「泣きたい挫折もバネに・・・」と踏ん張り、淋しいときも「どうすれば時がもどる・・・」と考え込み、そして最高のときも「今日は最高」と叫びながら進んできました。
その中でもお二人に直に会う機会を作ってくれるファンクラブの企画である「ミート&グリート」に参加できたことは本当にいい思い出です。

ミート&グリート


今となってはBIGなお二人ですが、やはり初めは無名。それが25年走り続けて多くのファンを作り、実績を残していることはいうまでもなく凄いことだと思います。
僕、25年何してたかなぁ・・・と考えると、胸はっていえることは・・・少しはありますが、やはりまだまだです。
少しはあの時より成長したか?できるようになったのか?!と自問しますが、その答えがでるときまで、B'zは走っていてくれるでしょうか。
もちろん、お二人が還暦を迎えても応援したいですね。

楽曲やその他触れだすと、もうそれこそ「ENDLESS WINTER」になってしまうのでやめておいて、いつも思うことがあるのをお伝えしましょう。

様々なファンクラブや会でも同じなのかもしれませんが、内容や活動の割にはリーズナブルな費用で運営してくれているファンクラブ関係の方にはとても感謝していますが、それだけではありません。
今までも、家のポストに入らないからと、大切な会報が折り曲げられるので困るとかいったファンの方々の声に対応して包装に注意書きを入れられたり、文字を大きくして下さったりして、内容とともに写真やその装丁も大切にしたいファンにとっては、とてもありがたかったのですが、今回の100号はそれにもまして更なる心遣いがされていました。

注意書き

これですよ。
折り曲げ厳禁!は誰でもかけます。
でも、先ず最初に配達員の方に対して労いをかけながら、ファンの方のために協力してもらうようにお願いする文面の内容に、もう開封前からとても嬉しく感激しました。
そこまで大切に届けてくれているんだと、心遣いを感じました。

会員数が何十万人になるビッグなファンクラブであっても、ずっとこういった気遣いを続けてくださるのは本当にありがたいです。
それとともに、見習うべきところの多いファンクラブだと嬉しくもありました。
B'zのこともそうですが、思わず嬉しくなり、この気持ち忘れるべからずと、記事にしてしまいました。

アツイ想いを大切にしてくれる気持ち、嬉しいですよね。
私も大切にしていかないといけません。友達に対しても家族にも、そしてもちろんお客様にも、です。
たかが趣味の話かもしれませんが、大切なこと、一つ改めて学んだような気がしました。
これからも走り続けろ、B'z!!

グッズ




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出窓実験室 検証編


さて、現在外は冬。
もうすぐ大寒だということに呼応してか、やたらと風が冷たく感じます。
もちろん、雪国に比べれば全くもってあたたかいのですが、年々寒さが身にこたえるようになってきました。
とはいえ、車中や風の無い穏やかな日は、日差しさえあればとても心地よい日もあります。

そう、日差し。
冬のさなかでも、温かさを感じさせるその力はとても強いものです。

先日の記事では、その日差しによる木材の材色の顕著な変化の様子を掲載しました。
目で見てわかるその変化ですが、ではその変化が起こる木材というものの表面はどうなっているのか?!
以前の記事である、木の床の不思議 視覚編の内容も交えながら考えていきましょう。

人間は自身の目で様々な物を認識します。
それは物体であったり、色であったり形であったり。
私たちは、それがあたかも自分が選択して理解している情報の様に思いがちですが、本当は「そうみえているだけ」ともいえると思います。
人間の目が物事を見る事ができるのは、目に光の情報がはいってくるからです。
光のもつ情報を目が読み取っている、と言えるかもしれません。
といっても人間の目が認識できる光にも下限と上限があります。

虹を想像してください。
あれがまさしく人の目に見える光の上限と下限でしょう。
一般的に色として認識できる光を可視光線というようにいいますが、その範囲は虹の紫色〜赤色に向かう約380(紫色よりの短波長)から780nm(赤色よりの長波長)という波長の間を指しています。

虹


それ以外の部分が紫よりも外側の色ということで「紫外線」、赤よりも外側の色ということで「赤外線」、というんだよ、と小学校の頃に誰かに教わって、無茶苦茶衝撃的だったのを覚えています。
何気に夏場に「紫外線が多いとやけるからなぁー」とか言ってたくせに、そんな意味なの?!と驚いた記憶が・・・
だから、この紫外線や赤外線は目に見えないけれども私たちが毎日受けている目に見えない「感じる光」なのです。

私も含めて人間って、目に見えていれば気をつけるものですが、目に見えないものは信じ難いし、気をつけようがないものですが、それでもみんなが気にするものはやはり「日焼け」ですね。

ここで少し話を戻しましょう。

人間は木材を見て、総じて温かみを感じると答える場合が多いですが、それは木材が赤色よりの長波長の光を多く反射するから、暖色系の色合いが多く認識されるからだと言われています。
その逆に、紫外線の様な短波長を吸収し、反射を少なくしているとも言われます。

そうです、ここが大事。
紫外線は多く吸収すると目には良くありません。
前回書きましたが、雪山で一日好天下にいると、たまらなく目が痛くなる時があります。
目がやけているんですよね。反射の影響を大きく受けているということです。

つまり「日にやける」ということは、目にも肌にもあまり良くない紫外線を吸収しているということ。
そして木材などが紫外線を吸収するということは、目に優しいということです。
木材は、自身の色を変えながら、私たちに優しい光を届けてくれていたのです!
なんとも有難いことです。

また、木は細胞を持っている生き物だといつも書いていますが、その細胞組織がストローのような筒状のものを並べたような構造になっており、それを木材にした時の表面はストローの凹凸が現れるので、それにより光をミクロに反射させて、人の目に対して眩しくなく、優しく温かい雰囲気をもたらしてくれるのです。
では、その凹凸が無いとどうでしょう。
例えば、鏡のように平滑だったら?!
鏡に光を反射すると猛烈に眩しいですよね?!それは鏡がとても平滑だから。写るものを反射させて、その物を見せてくれますが、紫外線などもそのまま反射することになります。
それは木材の塗装も同じ。
表面を平滑ピカピカに仕上げれば仕上がるほど、その反射率は増し眩しく感じます。
フローリングでも、ピカピカ平滑なものは光り輝いているようでとても綺麗だ、と言われますが、実際にそのピカピカばかりだと目が疲れてしまうこともあるでしょう。

リフリーオーク 4


一部の例外は、木材の中でも塗装を施した方が見た目が良くなるものもあるということ。
光の反射と散乱の比率の変化が大きくなる事によって、ナラの虎斑や栃の縮み杢などはひと際際立ってみえるので、その用途によって光沢度を調整したいものですね。

塗装済み 栃の杢


だから前回の実験をしたのです。
ピカピカと光るウレタン塗装と、光沢度をオイル塗装に近づけた低光沢リフリーバーチリフリーオーク、そしてオイル塗装の3者を比べる事で、やけ具合とともに、その変化の違いを見たかった実験は成果があったと思っています。

近頃は、合板フローリングでも日焼けによる変色をカタログ上にうたうメーカーさんが多くなったこともあり、日焼けによる変色の話題を大きく取り上げることは少なくなりましたが、最初にイメージしていた色と違ってきた!と、新品当初の木材の色合いを維持したいと思われる方も少し減ってきたようです。
私も、新品の状態の自宅の床やドアを見た時は、このままピカピカな状態を維持したいなー、と思ったものですが、窓際を始めあまり日の届かないと思われるキッチンの奥側のフローリングまで見事に変色している事に気がついてからは、「木が紫外線を吸収してくれているんだ」と子供たちに話しています。
それによって、私もその変色具合が気にならなくなりました。

住宅の中で最も日焼けによる変色を受けやすいのは平面にある無垢フローリングでしょう。
面積も大きく、物が置いてある場合があり、それをのけるとくっきりと型が付いているということもあるかと思いますが、その時にはしみじみ感じてください。

「あぁ、今日も僕たち私たちの為に色が変わっているんだ」ってね。

そうすれば、無垢フローリングの「一枚一枚の色の違い」は、フローリング選びにおいてはそうそう気にならなくなるでしょう。
その現象が起きることを嫌がるのではなく、理由を理解して付き合えば、問題視することはないのです。
自身の日焼けは喜べなくとも、木材の日焼けは大いに喜べ!?
無垢の木材は目に優しい素材です。
パソコンからの光を気にするのならば、家にいる時に必ず目に入る光を通すフローリングを気にしなければいけないのでは?!
と、ちょっと真剣に思ってしまう木材の日焼け 座学検証編でした。


出窓実験室 7



追加:窓際などで、やけて深い色に変色するのではなく、退色した様に色合いが薄くなるのは、ガラスによって紫外線がある程度カットされ、投下した可視光による光劣化である「光漂泊」だと言われています。
木材中の成分や、投下光線によって劣化の差で色の差が出る様である。
外装木材の場合は、これに水分と埃などが絡んでくるので、更に劣化が進むというわけです。


木のビブリオが、それぞれの木が持つストーリーとともに、こだわりの木材をお届けするブログと、稀少木材・無垢フローリングのホームページです。

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出窓実験室より 木材の日焼けリポート番外編 


木材は、人間と同じように日焼けする

カウンター材にしろ、フローリングにしろその用途に関係なく、日射の影響の大小はあるにせよ、木材は購入当初の色合いをずっと残すことはできません。
それが当り前なのですが、やはりご自身がその木材の色目も気にいっておられた場合は、やはりその色変化については知っておいていただかないと、がっかりする場合があるかもしれませんね。

特に特徴的なパープルハートや印象的なリグナムバイタ等の一風変わった風合いの木材ほど、大きく色変化するので注意が必要です。
とはいえ、それが人間と同じように細胞という組織で構成される木材にとっては自然なことですから、変化を楽しんでみようではありませんか!

以前にも、色変化のスピードの早いブラックチェリー日焼けを見てもらいました。
今回はそれと同じことを、我が家の「出窓実験室」にて行った模様をお伝えする「木材の日焼け 番外編」をお届けします。

木材自体の日焼け比較となるとかなり膨大で、同じ木材であっても赤身と白太や、その材自体の色の個体差によって様々ですので、なかなか紹介しきれないのですが、今回はふと、「無垢フローリングとして一般的なウレタン塗装とオイル塗料、それと低光沢ウレタンのリフリーバーチリフリーオークを比べるとどうなるか?!」という自身の素朴な疑問から始まった実験です。

おそらく、合板のフローリングも含めて木材が日焼けして色が変わっていくと言うことを意識しながら使っている方は、決して多くはないでしょう。
実際に日焼けで色が変わっても徐々に変わっていくことで、気がつきにくいです。
しかしながら、意図的に一部分だけを日焼けさせてみると、一目瞭然の違いが出るものです。
実験は、南向きの出窓の上に各サンプル材を並べ、その材の長さの半分だけ紙の覆いを被せておいて、1ヶ月放置した結果です。
なお、試験は秋口に行いました。

先ずはバーチ(樺)の方から。

出窓実験室 1

おぉ・・・期待以上の日焼け具合!!
実験成功といったところです。
もちろん、写真上の色の薄い部分が紙で覆っていたところで、写真下の方が太陽光を受けていた部分です。
そして写真左から「一般的なウレタン塗装」「低光沢ウレタン リフリーバーチ」そして一番右が「オイル塗装」の順番です。

元々、塗料がのると若干黄色がかった部分が強調されるようなところがあるバーチですが、日焼けした部分は一層その黄色みが強くなったように感じます。
各実験サンプルの塗装による違いですが、それは思ったような違いは得られませんでした。
塗装の種類で何かしら違いが出るかと思っていたのですが、並べてみてやっと、若干一般的なウレタン塗装の方が、黄色みが強いかな・・・という位です。

低光沢ウレタン塗装であるリフリーバーチと、オイル塗装を比べても、違いはわかりません。
しかし、私がこの実験で得たかったもう一つの結果が出ました。
オイル塗装と見分けがつかない(どころか、手触りもわかりません)ウレタン塗装であるリフリーバーチ(後に出るリフリーオーク共)と、オイル塗装で日焼けによる違いが出るか否かを調べたかったのですが、結論、日焼けしてもわからない、ということがわかりました。(下写真左リフリーバーチ、右オイル塗装)

出窓実験室 2

全く異なる塗装であるものの、今までウレタン塗装といえば「テカテカ・ピカピカ・ツルツル」なイメージがあったのですが、見た目だけでなく触った質感までオイル塗装に近いリフリーバーチ(リフリーオーク共)の経年変化に似た結果が得られました。

下は一番右に新品のリフリーバーチのサンプルを置いた状態。

出窓実験室 5


そして次はオーク(ナラ)。

出窓実験室 3

こちらは元来少し灰茶褐色な色合いの材面ですが、それが見事に変わっています。
並びは先のバーチと同じ、右から一般的なウレタン塗装・低光沢ウレタンのリフリーオーク・オイル塗装、という順です。

紙で覆っていたところは灰茶褐色ですが、日焼けした部分はやはりかなり黄色っぽい色合いに変化しています。
(オイル塗装の端部が若干変色しているのは、拙息の仕業・・・ご勘弁を)

さて、ここで驚いたのは、バーチでは遜色なかったオイル塗装と低光沢ウレタンとの違いが、オークでは比較的顕著だったこと。
もちろん、若干素地の色がオイルの方が濃いので、その要素もあると思いますが、それを含めても、目視でもリフリーオークは若干の艶感がみてとれました。

出窓実験室 4


私の見解としては、材色の薄いものはその違いが目立ちにくいけれども、材色が濃くなるにつれ、如何に光沢度がオイル塗装と同等の低光沢塗装といえども、材の持つ本来の艶感がでてくるのだろうと思いました。

下は一番右に新品のリフリーオークのサンプルを置いた状態。

出窓実験室 6


とても興味深い結果となりました。

1ヶ月でこれほどの違いです。
まぁ、真南で一日中直射日光という厳しい環境ですが、住宅でも掃き出し窓のように大きな窓があるリビングが南向きの場合は、これと同じくらいの変化があると言うことです。

これだけの変化があると言うことは、それだけ木材が日光を、紫外線を吸収していると言うこと。あらためてみると恐るべし紫外線・・・

つまりは、紫外線の反射を受け止めて緩和してくれているということ。
人間は、常に太陽から紫外線を受けています。
夏場に日焼け止めをせず肌が焼けると、とてもひりひりしますね?!
冬山でのスキーやスノーボードの時にゴーグルなどを着用せずに過ごしていると、天気の良い日は目が痛くなるときがありますね?!
そんな紫外線を木材は吸収していると言うことです。

つまりは、木材はただ焼けていると言うのではなく、紫外線を吸収して焼けているのだから、変色するのですね。
以前に「木の床の不思議 視覚編」でもお話したように、木材はその細胞組織で光の反射を和らげ、そして緩和した光を人間の目に届けてくれています。
ピカピカとしたものは一見綺麗に感じますが、目にとっては厳しい環境です。

少し話が脱線してくるので、次回は番外編から派生して人の目の見え方をおさらいしながら、木材の日焼けのメカニズムをおっていくことにしましょう。

えぇー、こんなに変色するの?!と驚いたり、こんなに色が変わるなら困るな・・・と思われていた方、実はその日焼けにはとても深〜いメカニズムがあると言うことを知ってもらえば、その印象も変わるかもしれません。
実験結果検証編?へゴー!です。

出窓実験室 7


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技術・会社 継承の難しさ


難しいテーマだ・・・
継承、存続、継続・・・

言葉だけみれば、意味もわかるし納得もできる。
けれども、何をするにせよ一つのことを続けていくということの難しさは、言葉では表せないことです。

私たちも日頃仕事をしているということは、その務めている会社が存続継続しているからで、当たり前のように出勤しているかもしれませんが、その当たり前を続けていくのは、月日が重なるほど難しさを増していくのでしょう。

新聞記事にありました。

「正大工不在 手斧(ちょんな)始め式」

なんのこっちゃ、と思われるでしょうが、これも継承者がいないために起こったことなのです。
事は、聖徳太子が建立した大阪にある四天王寺でのこと。
宮大工の仕事始めの儀式として「手斧始め式」というものが営まれるそうですが、代々、同寺の正大工(宮大工棟梁)を務める金剛家当主が担ってきたが、昨秋、第三十九世・金剛利隆さんが89歳にして死去され、正大工が不在となり、存続が危ぶまれていたといいます。
それが表題の意味です。

儀式自体が市指定の無形民俗文化財で、毎年1月の11日に同寺金堂にて柱を作る作業を模した作法を行って、一年の無事を祈る儀式となっていて、世界最古の会社とされる建設会社「金剛組」の宮大工さんが立ち会って飛鳥時代から行われてきたそうです。
しかし、三十九世が亡くなったあとの同社は、ご長男が継いでいらっしゃったそうですが、2006年の同社の経営危機に陥った引責として社長を退任されていたため、正大工の後継者は不在となっていたそうです。

寺の方でも、当主が不在なら式を廃絶するしかない、伝統を守るため何とか続けるべきだ、等の議論があったそうですが、最終的に第四十世正大工の代務者を置くことを認証し、その務めを、同社相談役の植松襄一さんが務められるそうです。
植松さんは、これまで正大工を補佐する「権大工(ごんだいく)」として三十九世を支えてきた経験があるとの事。
それにより、今年も儀式が執り行われるようです。

ここで、「あー、よかったね。」では終われません。

これが飛鳥時代からの儀式だから大きな問題になっている、ということはもちろんですが、技術や伝統、そして会社の継続継承というものは、同じ様にとても大変なことです。
伊勢神宮が遷宮を20年というサイクルで繰り返す事にも、この継承という意味合いが関係しています。

やはり、如何に特殊で如何に大事で、今普通に存在していても続けていかないことには絶えてしまいます。
そして、続けていくには後継者が必要ですし、後継者を育てるには時間がかかり費用もかかる。
宮大工といえど、いつも必ず寺社の仕事があるとはいえませんし、それがなければ技術の継承もままなりません。

それは会社も同じ。
継承し、存続するには後継者を確保し、会社維持のための仕事と利潤を確保しないといけません。
これがとても大変な時代です。
宮大工の儀式の継承とは関係ないように思われるかもしれませんが、普通の会社だと「倒産」として扱われるのと同じように、儀式の存続は廃止です。
どうしても、時代背景というものもあって、重なって見えてきて仕方ありませんでした。

会社経営はその手腕にもよると思いますが、やはりある程度の規模を維持しながら継続していくというのは難しい事に変わりありません。
全て平等というわけにはいきませんが、せめて頑張っている会社が存続していけるような社会であって欲しいものです。

大工儀式からこんなこと考えるのは、果たして私だけなのか・・・
心配症がでてきたのかな?!と年始早々に、儀式当事者でもないのに頭を抱える私でした。



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志多備神社 日本一のスダジイ


巨樹シリーズをお伝えしている中で、昨年に引き続きお正月の1本目は日本一をお届けします。

昨年は文句なしの日本一、鹿児島県の蒲生の大クスでそのスケールが私のつたない文章と写真でつたわるかどうか心配でしたが、今年の日本一であるこれも、さすがの迫力でした。

志多備神社日本一のスダジイ 10

島根県に存在する志多備神社のスダジイです。

最初にお伝えしておかないといけないのは、スダジイという樹種については実は現在は、このスダジイを更に上回る巨樹が見つかっているらしい(離島に存在するそうで、正確な所在地は明かされていないとか・・・御蔵島との噂が・・)のですが、それでも、一般で確認出来る範囲では文句なく一番です。

スダジイのようなシイという樹種は、巨樹の多さではスギ・ケヤキ・クス・イチョウについで5番目に数えられるといいますが、関西地方ではあまりなじみのない樹種だと思います。
特に我らが大阪に限って言えば、やはり薫蓋樟に代表されるクスノキが身近です。
大阪市内にも巨樹がみられるクスノキは堺市に入ると更に多く、堺市では巨樹と言えばクスノキと言うくらい(嘘。私のイメージです。)の多さです。
もちろん、その樹種に適した生息地があるからということが大きな理由でしょうから、大阪からの私にはとても珍しい樹木のように感じてしまいます。

そんなスダジイですが、みなさんご存じないでしょうが実はドングリのなる木です。
ドングリがなる木は、一般的には「ドングリの木」と言う風にいわれるのですが、ドングリは広い意味での「実」のことで、ブナ科の木材であるナラやカシ、そしてこのスダジイの実もドングリです。
もちろん、食べることもできますよ。

話を巨樹に戻しますと、スダジイでは2本が国指定の天然記念物に指定されています。
迫力からいくと、この志多備神社のスダジイがトップかと思うのですが、そうではなく、他のまだ私の会ったことがないスダジイが国指定になっているのです。

志多備神社日本一のスダジイ 4

訪れて先ずはじめに感じることは、やはりおそろしい・・・ということ。
「こわい」というよりもおそろしい。
自分の中の勝手な表現ですが、動かぬ話さぬとはいえ生物で、しかもこの様相とサイズです。
大きさは後で「昌志スケール」で見てもらいたいのですが、永い年月を経たその様相はやはり見るものを圧倒する雰囲気があります。
それに私が訪れた時刻はちょうど雲がかかっていたこともあり、少し薄暗かった為、その巨躯を直視したとき、近づくのをためらいました。
上の写真は程なくして陽がさし始めた時に撮ったものなので雰囲気はでていませんが、期待通りの驚きを与えてくれました。

幹廻り11.4mとされていますが、腰に巻いた藁の注連縄(本によると蛇を表しているものだそう。さすがは神話の地出雲。)が、横綱の化粧まわしを想像させるのか、余計に太くたくましく感じました。

志多備神社日本一のスダジイ 3

後先になりますが、この志多備神社のスダジイ。これだけの巨樹なのに車でのアクセスで簡単に訪れることが出来ます。
最寄り駅からは少し離れてはいるものの、車だと駐車場もお手洗すらも完備されていて、私のような「探して廻る」人間にはとてもありがたい設備(!?)が整っています。
いや、これだけの巨樹だからアクセスしやすいのかも。蒲生の大クスもそうですが神社などはやはり御神木として残っている為に、山中に赴くことなく拝むことが出来るのは幸せですね。

志多備神社日本一のスダジイ 1

さて、恒例の解説板ですがよく見ると「スダジイ(二本)」という表記になっています。
え?!二本もあるの?巨樹が?!と思ってしまいますが、最後にあるように参道の脇にもスダジイがあるのです。だから、何も知らないでいると、参道のスダジイを見て「え?もしかして、これが日本一のスダジイ?」と勘違いして帰られるかもしれません。
そりゃ、木の大きさというものがわからないと、スダジイというものは日本一でもこのくらいだと思うのも無理はないはずです。
参道のスダジイはこちら。

志多備神社参道のスダジイ

もちろん、小さいというわけではありません。
樹木としては大きい方ですが、このスダジイを超え境内に入り、向かって右奥の少し暗くなった辺りにお目当てのスダジイが鎮座していますからお間違いなく。

志多備神社日本一のスダジイ 8

巨樹、特に広葉樹ではまっすぐに上に伸びる樹幹というものはあまりありませんね。
それは針葉樹と広葉樹の外見の違いをそのまま表していますが、やはり巨樹のそれは異様なものです。
四方八方に伸びているというか、よくもこんな太い枝を伸ばせるもんだと驚くくらいに伸ばしています。
上から多いかぶさられるようなイメージがある分、その空間が暗く異様な雰囲気に感じられ、「おそろしく」なるのかもしれないなぁ、と感じます。

志多備神社日本一のスダジイ 9

もちろん、数百年の樹齢でこんな太い腕を支え続けるのは難しいでしょうね。支えが作られています。
もしかしたら、これがなかったら西光寺のスギのように伏条更新するのかな?!と寒冷地のスギ独特の進化を思わせるような思いにかられます。

志多備神社日本一のスダジイ 5

まぁ、それにしても立派です。
見上げると言うよりも、そこに存在する迫力を感じる、と言った方がいいくらいにどっしりと構えています。
それは周囲が林と一段下がった田んぼに囲まれていて、遠くから眺めることが出来ない、ある意味閉鎖された空間に巨樹と同時に存在しているからかもしれません。

周囲が開けていると、巨樹のそばを離れた瞬間にどこか客観的に見えると言うか、本の中の一部分のように、「眺める」感覚にとらわれるものですが、ここではこの空間は巨樹だけのスペースのようで、そこに立ち入らせてもらうようなイメージです。

志多備神社日本一のスダジイ 2

離れて撮影する余裕がないこともあるのですが、近づくとどこを写そうか迷ってしまうのはやはり素人。
この大きさを伝えたいと思う心と、もっと詳細に伝えたいと思う気持ちが空回りです。
そう考えると人間の目は素晴らしいですね。
一度に遠近双方を理解して、いいバランスで融合してくれます。
巨樹を撮るようになってつくづく感じることの一つです。
上の写真も、撮影した時はもっと詳細に幹を伝えるつもりが、今見ると一部分を写しているのみというような、なんかはっきりしないものになってしまっています。
巨樹の撮影は、本当にそのものを表現する難しさを痛感することの一つです。

志多備神社日本一のスダジイ 7

他の巨樹にも見られるものですが、こういう「苦悶の表情」のようなどうすればこのような姿になるのかと訊ねたくなる部分があるのもやはり時が生み出す妙。
本当に苦しかったのか、外的な影響かはわかりませんが、素直に伸びる幹もあれば、主幹がこの様に凹凸まみれのものもあり、これこそが生きているというものかと改めて感じるのです。

一通りスダジイの周りを一周すればお待ちかねの昌志スケールです。

志多備神社日本一のスダジイ 12

どうだぁ!!
ちょうど光のシャワーが降り注いでいるような、そんな瞬間です。
スダジイが作り出した巨樹の世界に足を踏み入れた人間に、下界へ戻る道が開けた瞬間のような・・・

苔むした土に囲まれたスダジイは、湿り気のある空気の中で独特の雰囲気を放ちながら私を迎えてくれていました。
近づいてみては離れ、離れては近づいてみたのですがこのスダジイは日光の当たる角度やその明るさ、そして見る位置によって様々な表情を見せてくれているように感じます。
たぶん、だからこそついては離れて何周もぐるぐると周りを廻りたくなるのかもしれません。
さっき見た表情とは違う、さっきの写真ではこれが撮れていたか?!
そんな想いがなかなか離れず、この光のシャワーに乗り遅れてしまいました。
いつもながら、このままずっと眺めていたい様な気持ちだったのは言うまでもありません。

スダジイという、大阪ではなじみの薄い樹種の日本一。
しかと目に焼き付けて、神々の国から帰阪してきました。
時間が許せばまた会いに行きたい、そんな巨樹でありました。

志多備神社日本一のスダジイ 11


志多備神社のスダジイ所在地

島根県松江市八雲町西岩坂1617辺り

川沿いの道路傍に駐車場とお手洗あり。案内板も設置されています。



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お礼参りに奥の院


今日は1月の3日。
今日もまだまだお正月満喫されているでしょうか?!

わたしは毎年、家内とのお互いの実家にあいさつに回り、久しぶりの親戚との対面を楽しむことは同じですが、今年に限ってはこの3日は少し特別。
私にとって今日は、お礼参りの日、です。

昨年末にまとめて綴った資格試験の合格祈願の御礼です。
場所は、皇太子妃雅子さまも安産祈願されたと聞く宝塚市の中山観音(なかやまさん、と言っていますが)です。
ん?!どうして安産の観音さまに合格祈願?!と思われるかもしれませんが、なにせ角番受験。
安産でありますようにと・・・・
いやいや、そうではありません。

数年頑張って、前の年には結構な自信がありながらも合格を逃した反省と、正月気分は2日まで、と心に決めた決意を全うするために、昨年の3日に訪れたのが中山さん。
そして、中山さんに訪れたのは、先の安産祈願で有名ではありますが、実はこの中山さんにも「奥の院」が存在します。
奥の院といえば、「生樹の御門」のある愛媛県の大山祇神社の奥の院が思い浮かびますが、社寺のなかには本殿とは別に奥の院という場所が存在します。
本殿の近くに位置する場合もありますが、結構離れている場合もあります。
中山さんの奥の院は、後者で結構離れています。
というより、距離ではなくハイキングから軽い山登り、というような道を登って行った先にあるのが中山さんの奥の院。

奥の院 1

安産祈願や三が日参詣だけの方はご存知ないかもしれませんが、それでもお正月から結構な人数が奥の院にも参られています。
去年は登り始めて四丁という看板を見て、そうか十丁までだとあと少し・・・と思って勢いよく登っていた私。

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しかもちょっと歩けばいけると思い込んでいた奥の院初参拝の私は、ウィンドブレーカーにセーターに長そで肌着を重ね着、しかもパンツもウィンドブレーカータイプだったので、途中から汗だく、しかも脱ぐと汗に寒風があたり極度に冷たい!

奥の院 2

山初心者のようなアホみたいな格好で登り始めたのを悔いたのは後の祭り。
決して山登りが初めてなわけではなかったのですが、こんなにもきついとは思っていなかったもので・・・
皆さんも冬は本当に気をつけて・・・因みに、奥の院は十八丁に位置します。

さて、そんなこんなでたどり着いた奥の院。
登った時にはとても清々しく、御正月のお酒もいささか抜けて真っ白な気持ちで参拝したことを思い出します。

そして2014年の今年。意気込んで登ったその先にはなんと、テントに囲まれた本堂が・・・なんとも残念なことに、本堂が工事中でした。拍子抜け。そのため仮本堂にて御礼をすませました。

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有難く合格御礼の報告をできることを喜びと感じ、寒中の御礼参りを済ませる事が出来ました。
今年は縛られていた気がかりなことが解消され、色々と活動できる気がします。
様々な動きが出るであろう2014年。
明るさだけは忘れずに邁進していこうと思います。今年もよろしくお願いいたします。



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謹賀新年


謹賀新年

新しい一年を無事に迎えられたことに感謝

本年一年もご愛顧いただき皆様にも幸多き一年でありますように



本年の通常業務開始は7日からとなっております。
木材利用ポイント申請と合わせて、ご来店のお客様は確認と電話ご連絡をよろしくお願いいたします。
本年も一年、よろしくお願いいたします。

干支




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