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2011年08月

金具不使用本鉄刀木(ほんタガヤサン)木製名刺ケースが在庫僅少です。


弊社人気商品の「金具不使用木製名刺ケース(名刺入れ)」の中で、また一つ、少しずつ在庫が減り続けていたものが、そろそろ完売に近づいてまいりました。

それはこの稀少樹種。

本鉄刀木(ほんタガヤサン)です。

金具不使用本鉄刀木(タガヤサン)木製名刺ケース(名刺入れ)







昔から、高級和室の床柱といえば、やはり三大唐木の「紫檀黒檀鉄刀木」でしたね。
順に「シタン・コクタン・タガヤサン」と読み、私も木材を覚え始めの頃はこの「ノリのいい語呂」が気に入っていましたが、もうすでにそのころから、これらはかなり高価な木材として知られていましたし、本紫檀は近縁種で、鉄刀木も近縁の似た樹種で代用するというような事も、普通になっていました。

特にこのタガヤサンは、今では本当のタガヤサン「本タガヤ」を見る機会は少なくなっています。
虎の様な縞というか、縞よりももっと複雑な幾何学模様と言うか、独特の杢目は見るものを惹きつけてやみません。
今では、外国産の木材もかなりの数、かなりの種類が流通していますが、やはり貴重で木目に特徴のあるものといえばやはりこの「本鉄刀木(ほんたがやさん)」が筆頭でしょうか。

弊社でも、他の樹種を検討されているお客様に見ていただくと、大抵は驚かれますし、木を御存じの方も「本物はこんな杢目なの?!」と眺められる事もしばしば・・・・


金具不使用本鉄刀木(タガヤサン)木製名刺ケース(名刺入れ) 拡大












そんな稀少な本鉄刀木(ほんたがやさん)ですが、そろそろ完売の時が近づいてまいりました。
少しづつですが、やはり着実に人気を得ていた様で、知らず知らずのうちに在庫が少なくなっていたようです。
今日も一つ購入頂きました。
ありがとうございます。

次の入荷は未定です。
本物の無垢木材をお探しの方。
話のタネにも、また貴重な木材を手にするにも今がその時です。
お早めにお問い合わせを・・・お待ちしております。

お問い合わせはこちらから

金具不使用本鉄刀木(タガヤサン)木製名刺ケース(名刺入れ) 拡大








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ウールアッシュ(タモ)幅広無垢一枚物フローリング


「la houle」

古いスカンジナビア語を語源とする波の意。
海は命を育むと例えられます。
そんな海にうっては返す無数の波の様子は、力強くもありまた優しく触れ、包んでくれるかのような感覚を味わう事があります。

その力強くも優しい波の様な木材。
波の音の様な、規則的な様で微妙に不規則な「ゆらぎ」を感じさせる木材をご覧いただきましょう。

ウールアッシュ 4














百聞は一見に如かずで、ご覧頂けばそのイメージは大きく膨らんでいると思います。
そう、波打つ海の上を歩くかの様なこの無垢フローリング。
「ウールアッシュ幅広無垢一枚物フローリング」です。

ウールアッシュ 10














アッシュは以前にイースタンアッシュ幅広無垢一枚物フローリングや、ホワイトアッシュ幅広無垢一枚物フローリングなどで紹介した、「たも」の木のことです。
先程書いていた「波うつ=ウール」というイメージがぴったりのウールアッシュ無垢一枚物フローリング。

アッシュの材質については、イースタンアッシュやホワイトアッシュのところを参照していただきたいのですが、材質もさることながらこのユラユラとゆらぐような材面。
これらの加工は全てが手作業です。
一つ一つ、丁寧にさざ波をかたちどっていくのです。
だから、機械加工のような均一な感覚で無造作に切り取られるのとは違い、一つ一つ、フローリング一枚一枚で全て波の感覚は微妙にバラバラです。
ですが、かえってそれが規則的な不規則をうみ、見るものに圧迫感を感じさせないのです。

ウールアッシュ 5














杉柾浮造り無垢フローリングのところや、木の床の不思議視覚編」のところでも触れていますが、人の目は、均一且つ規則的すぎる感覚の並んだ物にはとても疲れるのです。
実際にパソコンなどで黒い線を規則的に並べてみると、目がちかちかするはずです。
それが、杉柾の様な不規則な規則性であると目が疲れにくい。
それは「1/fゆらぎ」といわれているものです。

その不快でなく受け入れられる、不規則なリズムがこの手加工のウールアッシュ幅広無垢一枚物フローリングには感じられます。

ウールアッシュ 3
























ですので、貼り上げてみても、隣のフローリングとは波が微妙に合わないところが普通にあります。
また、無垢フローリングには通常加工のある、「面取り」といわれるフローリング木口面の角のエッジ処理がされていません。

ウールアッシュ 13





まさしく実継ぎ部分です。自然の波同士がぶつかりあっているようです。







エッジ加工をしていないのは、面取りと言う加工をしてしまうと、せっかくの不規則なリズムである「ゆらぎ」が、その面取りの部分が一本の見切り線の様になって貼りあがるので、不愉快なリズムが生まれてしまうことと、せっかくの波が途絶えてしまうからです。

そのため、フローリング一枚板の端の部分である木口に近いところでは少し波の山が高く、鋭利に感じるところもあるでしょうし、長時間の正座には正直しんどいかもしれません。

ウールアッシュ 7


ちょうど木口部分、実でつなぐところはこういう感じになります。

施工の時も、少し板間の余裕を見ていただくために、実際はぴったりとついているのではなく、このような外観になるでしょう。




今の平滑で、特に普通のウレタン塗装などを施されたフローリングなどに比べると、とても気になる!というくらいの「波」のうねりかと思いますが、この味わいを知ると、平滑にはもどれない?!かも・・・


ウールアッシュ 2














平滑な表面もとてもきれいなものですが、あえてこのウールアッシュのリズミカルな波を生活に取り入れてみたくなるのは私だけではないはずです。
陰影のできる無垢のフローリングは、照明や太陽の日差しで刻一刻とその表情を豊かに変化させていくことでしょう。

もちろん、波だけではなく、フローリング自体も幅広13cmの一枚物ですから、つなぎ目の無い、本物のアッシュの質感を楽しむ事が出来ます。


ウールアッシュ 12





もしかすると、こんな面白いウールアッシュ独特の木目を見ることができるかもしれませんよ。
















部屋にリズムをつけたい、陰影のある落ち着いた空間にしてみたい、平滑でなくとも、ウールアッシュの不規則な足触りが良い!というお客様、是非ショールームを御予約ください。
実際にウールアッシュの波に触れていただく事が出来ます。
その波に包まれる空間を想像してみてください。

手作業が織りなす波模様。
たったひとつの質感を感じてくださいね。

ウールアッシュ 6














ウールアッシュ 11















・ショールームの御予約はこちらから

・イースタンアッシュ幅広無垢一枚物フローリングはこちら
・ホワイトアッシュ幅広無垢一枚物フローリングはこちら

・その他の無垢フローリング・羽目板ラインナップはこちらの記事下段から


ウールアッシュ 14














*ウールアッシュ無垢フローリングを採用頂くにあたって

ウールアッシュフローリングの原材料のイースタンアッシュは、ケヤキやオークと同じように環孔材広葉樹であり、キクイムシによる白太(辺材)の食害を受ける可能性があります。
全てがそうではありませんが、採用にはその可能性がある事を含みおき頂いきますようによろしくお願いいたします。


ウールアッシュ(たも)幅広無垢一枚物フローリング (寸法表記は全てmm単位。但し厚みは削られている部分は薄くなっています。)

・寸    法 :15×130×1820(130幅広)

・形    状 :一枚物

・入    数 :130幅広 7枚入り(1.65崙り)/ケース

・エンドマッチ :あり

・価    格 :一枚物 無塗装 幅広130 ¥28580(税込¥30866)/1.63

・運    賃 :別途、地域によりお問い合わせ下さい。

・グ レー ド :ネイキッドグレードのみ(加工により、節その他が表面に出る為。) 

・納    期 :受注生産となりますことと、無垢商品のため、余裕をもってご確認ください。 


*ご検討の前に弊社からのメッセージを必ずご覧ください。 


お問い合わせはこちらから                


・表情の違い 参考

ウールアッシュ 9



加工後表に出てくる節










ウールアッシュ 8



加工の刃物跡










また、部分によっては、加工後に抜け節のような感じになる節や、芯部分が現れるものがございます。
ウールアッシュの特性として御理解の上採用頂きますようによろしくお願いいたします。




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黒柿でクラブヘッド


以前に紹介したことのある「黒柿角材」、少しブランクがあったのですがほぼ完売となりましたことを報告いたします。


黒柿ナンバー4 反対







チョコチョコとはでていたのですが、今回はまとめての注文を頂き、ありがとうございました。
黒柿といえば、木材として目にするのは殆どが板材ばかりです。
角材というのは意外とありそうでないのです。

黒柿ナンバー2 片面

 墨の流れたような不思議な黒い縞。魅力的です。





必要にならないと気がつかないことですが、いざ探すとなかなか角材は見つかりません。
そのための今回の「まとめ買い」のご依頼だったのですが、では黒柿の角材をまとめ買いしていったいどうするのか?!

私自身が不思議だったので、お客様に聞いてみました。

すると納得。
なんと、ゴルフクラブのヘッドを作ろうと思っている、ということでした。
柿の木の用途として、ゴルフクラブのヘッドあまりにも有名です。木材を扱う方よりも、ゴルフ関係の方の方がなじみが深いくらいでしょう。
といっても、ゴルフで有名な柿の木は外国の「パーシモン」なので、厳密には違いがあるのでしょうが、残念ながらゴルフをたしなまない私にはその感覚の違いを知ることはできないのです。

そんな柿材ですが、先に書いたように角材がない。
板はそこそこあるのですが、本当に黒柿の角材はない。
大きなもので、全部分が真っ黒になった「真黒(まぐろ)」の角材はみたことがありますが、縞のでた黒柿の角材は目にすることは珍しい(本当は真黒の方がめずらしい!!)のです。

それがたまたま「趣味」みたいなもんで、「私のところへこないとどこへ行く!!」という、一般の方には理解しがたい行動理念でまとめ買い(大人買い・・・)をしてから少しずつ販売していた黒柿角材ですが、ついに完売です。
少しは手元に残しておきたかったような気もしますが、喜んでいただけるならいいかな。

是非完成したクラブを見てみたいと思うと同時に、やはり試打の感覚も教えていただきたいものです。

戸田材木店は、実は変わった商品を扱っている、変わった材木屋さんです。
大量購入できるような材はないかもしれませんが、こんなんあるの?!というような材料もあったりしますので、問い合わせいただければと思います。

クラブの出来がりが楽しみで仕方ありません。
また出来上がりを紹介する機会があればいいのですが。

黒柿ナンバー4 表










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我が家の宿題 夏の箸作り


先日から「お盆」や「自由研究」と、少し「夏っぽい」言葉を使っていたせいか、気になっていました・・・我が子の宿題。
あぁ、余裕なのかと思いきや、しっかりと残していました、自由研究。
今は「自由学習」というそうですが・・・
どちらにせよ終わっていなかった(汗)・・・

偉そうに、人に(皆さんに)向けて、話題を提供していたところだったのにお恥ずかしい。
ということで、私も手伝うことに・・・
で、何をするかといいますと、これ。

無垢の木のお箸 2














端材が勿体ないと、取っておいたナラ、タモ、楓(カエデ)と写っていませんが、ブラックウォールナットや一位(いちい)、杉などの角材で作った「お箸用角材」です。

家内が、コレを仕上げて自由研究に!!と、実益を兼ねた提案をしたところから、私の出番です。
何故か実演が必要ということで、私も一膳作らせられることに(汗、汗)・・・・・・・

無垢の木のお箸 3














子供にもわかりやすいように、ペーパーを小さく切って削ります。

無垢の木のお箸 4














ひたすら削ります(大汗!)・・・・・

木を触っているのはとても気持ちいいのですが、どちらが宿題をしているのかわからないような・・・
とはいえ、普段感じている自動加工機械では感じにくい木の硬さや加工性を手にそのまま感じることができますし、新しい発見のあるものです。
無垢の木材はやはり肌で感じてみないといけません。
特に楓の硬さと耐磨耗性はなかなかのものですね。予想以上の削りにくさに少し驚きを感じました。
これも手作業ならではのことです。

そうして苦労することかなりの時間。
ようやく完成。
いつものイベントでは、ある程度のところまでお箸の形にカットしているものを削っていきます(というか、仕上げていくような感じ)ので、そう苦労はしないのですが、今回は正味角材の状態から尖らせていくことは、予想以上の時間と労力を要するものでした。

無垢の木のお箸 1














できたお箸。
子供達には、少し小さめの自分のお箸を作らせたのですが、私は家族のために、少し長めの「お菜箸」を作りました。
だから余計に大変でした。

作った材料の中には水分を吸って「毛羽立った」物もあるのですが、それは材料の性質。こんなのダメだ!なんて木に失礼。
同じような木目のタモとナラでも、タモはそうなりませんが、ナラは顕著に毛羽立つのです。
他にも杢(もく。材に出る特有の外観。)のあるものの中には、強度の低いものもあるということも考えておかないといけません。
同じ木材とはいえ、本当にキャラクター豊かでそれぞれの正確が見えて面白いものです。
木材には、それぞれ適材適所がある。それは今回のように木を利用する場合にある適性や向き不向きを、昔の人はきちんと考え、また知って使っていたわけです。
本当にすごいと思います。

「マイ箸ブーム」は一段落したとはいえ、ブームで終わることなく、正しい木の利用方法と物を大切にすることにつながるマイ箸作りを、これからも続けていき、皆さんの身近に少しでも木のある生活をお届けしたいと思います。

あぁ、なんか自分の宿題を終えたような気分・・・複雑な夏の一コマでした。



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木と二酸化炭素(CO2)の関係 −追記 木はなにでできている?−


さて、先日のお話「木と二酸化炭素の関係」は参考になったでしょうか?!
真剣になりすぎて、自由研究には少し専門的すぎたかもしれませんね(汗)。

今回は少し前回の追記をしたいと思います。
というのは、前回は主に二酸化炭素(CO2)のことについてを述べていますが、今回は少し触れたままになっている「木は何でできているのか?!」ということについてお話しましょう。

といっても、専門書のような分けのなからない用語を使う難しい話は大学ででも勉強してもらうとして、できるだけ噛み砕いた話で進めたいと思います。
(もちろん、正確にはもっと複雑で記述の誤りがあるかもしれませんので、学術的正確性は求めないでくださいね。)

さぁ、前回のお話を思い出してください。
お話の途中で、「木は光合成をし、葉から吸収した二酸化炭素を酸素と炭素に分けて、酸素を出して残りの炭素で体を形成している」と書きました。

式にするとこうでしたね。

  CO2 −  O2  = C
  (気体)   (気体)  (固体)

では、木は炭素だけでできているのか?!というと、それも少し違います。
正確には、炭素を含んだ物質でできているのです。

その物質というのは「リグニン」、「セルロース」そして「ヘミセルロース」です。
これらは全て炭素を含んでいる物質です。
この3種が木の主要化学物質です。「木の正体」でしょう。
つまり、木は大地に根をはり、その恵みで大きく太くなっていく!イメージですが、実際はその根から取る水分と養分は、上記の3種の物質からなる木の細胞の生命活動を支えているのです。

そして、その細胞壁をつくる原料となるものが糖分であり、その糖分を生み出すのが「光合成」なんです。
水と栄養だけでできているようなイメージの木が、実は光合成が大きな鍵になっていたのですね。
木は、自分を形成する主成分を自ら作り出している、いわば高等な生物なのかもしれません。

物言わず、動かず、風雪にじっと耐えている木々たちが実はとても神秘的な方法でそのカラダを維持しているのです。
そう考えると、街や公園で見る街路樹の一本一本も、大切に思えてくるではありませんか。
私たちは摂取したエネルギーを消費しながら生きています。
反対に、木々たちは人々に必要な酸素を作り出し、また伐られたあとも木材として私たちに大きな恩恵を与えてくれます。
私たちも、木々たちとまではいかなくても誰かの、または何かのために尽力できるような環境にありたいものですね。

因みに、光合成のお話などは木検にも出題されていますから、今回と前回のお話は受験生要チェックですよ!!

庭のきゅうり



 ウチの緑化&恩恵、きゅうりちゃん。

 今年は30本収穫したそう・・・







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木と二酸化炭素(CO2)の関係


子供たち、夏休みの宿題はできたかな?!
かくいう私も、「お盆はまだまだ夏休み、盆踊りが終わってからが勝負やな」とか、勝手に思ってましたので、偉そうにはいえないのですが、やはりその宿題の中で難敵だったのが「自由研究」でしょう!

本当に苦手でした。
皆さんはどうでしたか?!子供さんたちはどんなことを研究しようと考えているんでしょうか?!
もし、まだ何も考えが浮かんでいないなら、今回の記事が少しだけ助けになるかもしれません。
アレンジして夏休みの自由研究に活用できると思いますので、ちょっと真剣に木のお話をしたいと思います。

今回の話題は「木と二酸化炭素(CO2)の関係」。

皆さんは京都議定書により、二酸化炭素の出る量を減らそうと決められたことは知っていますね。
しかし、その「出る量を減らす」ことの方法の一つとして、「木」が大きな役割を担っていることは意外と知られていないのではないでしょうか?

ここで、「そうか、木を伐らずに保護してやればいいんだ!」という声が大きく聞こえてきそうですが、保護も大切ですがそれは回復の非常に難しい、熱帯雨林などの原生林のような環境の話。
地球温暖化や環境破壊の現況としてよく出てくる熱帯雨林。
確かに、その森は減少していましたし、森林破壊といわれてもおかしくない伐採がされていたこともあったのでしょう。
しかし、それを引っ張り出して日本の森林や、その他森林資源(資源として活用できる木を有する森。)のある国にそのまま当てはめることはできません。
高級外国車と軽自動車を比べるようなもの。
同じ車ですが、基準も何も全く違うもの。それは上記の森も同じ。

実は、日本のように森林資源のある国は、木を積極的に活用することも二酸化炭素の出る量を減らすことにもつながるのです。
日本は国土の67%が森林という、森林大国です。
その日本の森は一年間でどれくらいの量の二酸化炭素(CO2)を吸収すると思いますか?
目に見えないし、そんな話聞いたこともない、想像もできないよ、といわれそうですが、その量は森林1ha(ヘクタール)で15〜30tの二酸化炭素(CO2)を吸収といわれています。
そしてその時に12〜23tの酸素(O2)を作り出してくれます。
この作業はみんながよく知っている「光合成」といわれるものですね。

光合成は葉から(根っこからではないことに注意ですよ。)二酸化炭素(CO2)を吸収し、酸素(O2)を作り出してくれる作業です。
コレを算数に例えると次のようになります。

  CO2 − O2 =  C
  (気体)   (気体)  (固体) 

となります。

この式を見て何か気がつきませんか?
そうです、二酸化炭素(CO2)から酸素(O2)を取り出した後に残るのが炭素(C)です。
木の中には光合成をした後に炭素が残るというわけです。
この残った炭素が固体=固定化された二酸化炭素で、木の体は吸収した二酸化炭素の固体状態である炭素でできているということです。

それゆえ、「木は炭素(二酸化炭素)の貯蔵庫」ともいわれます。
この貯蔵は、燃やしたり腐らせたりしない限り、ずっと気体として放出されることはありません。
それは伐採されても同じです。
つまり、木は伐っても二酸化炭素を増やすわけではないのです。
しかも、植物の中にある炭素量は大気中の二酸化炭素の炭素量の2〜3倍なのだそうですから、大きな貯蔵の役割を果たしてくれているのです。

また、木々が有効に光合成をして森林として二酸化炭素を取り込むには文字通り「光」が必要です。
その光は、鬱蒼と茂った森林には差し込みません。
太陽の差し込む、整備された森林こそが二酸化炭素の吸収には役立つというわけですね。(もちろん、原始的な森や、乱伐がいけないのは言うまでもありませんので、一概に混同はできませんが。)

茨木産桧 2



 明るい森。適切な管理のされた山です。

 原生林とは全く異なる、持続可能な森林資源の森です。





日本のような人工的に植えられた木々が大きく育ち、様々な用途に活用できる状態である場合は、二酸化炭素を貯蔵した状態で伐採し、次に二酸化炭素を吸収してくれる若木を植えれば、理論上はどんどん二酸化炭素を吸収固定し、大気中の二酸化炭素量を減らし、つまり出る量も減らすことができるということ。
ただし、一様にどこでもそれでいいわけではありません。
将来、どの様な森の形にし、木材生産だけではない役割を考えていかねばならないことが前提です。

私も最近まで誤解していたのですが、二酸化炭素が増える増えるといわれるので、どんどん「新しくでてくるもの」というイメージを持っていたのですが、実は増えてはいないんですよね。
わかりますか?!
二酸化炭素の絶対量というのは、一定だといわれています。。
固体で存在するのか、気体で存在しているのかの違いはありますが、その量は変わらないのです。
大気中の二酸化炭素の量は0.03%だそうです。
ですがその極少ないはずの二酸化炭素が、固定化されていた状態から気体となり大気中に放出されて、大気の中でのバランスが狂ってきているのが地球温暖化やその他の事象に大きな影響を与えることになるようです。


少しはイメージが変わったでしょうか?!
木と二酸化炭素の関係が以外に大きく、木は伐採しても二酸化炭素を放出するのではなく、溜め込んでくれている上にいろいろな資材として活用することの出来る、とても重要な存在なのです。
そして、その木を適切に活用し、利用することは決して環境破壊でも温暖化でもないということ。
偏った情報だけでは伝わりきらない「木の果たす役割」。
いや、まだまだ水資源の保有をしてくれることや、浄化作用のこと、実は気温まで調整してくれる森の作用のことなど、たくさんの役割を果たしてくれている木々たち。

その存在を意識することは多くはないでしょうが、私の記事を読んでいる時は、少しだけその木々たちに目を向けてください。
いろんな面から恩恵を与えてくれる木という植物を、見直す機会が多くなるのではないかと思います。

いかがでしょう、このまま丸写し!とはいかないまでも、自由研究の話題にはなったのではないでしょうか?
この機会に親子で木や森について考えるよい機会かもしれませんよ。
明日は近くの公園の木々を見る目も変わるかもしれませんね。



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福井の道端の大タモ


いやぁ、求めているといろんなものに出会える。
以前から書いていることですが、やはり何かつながるところがあるんだろうかと想う事がしばしば。

今回は単刀直入に。
出会ってしまった(大げさですが)。

福井のタモ 3

























民家がぽつぽつと建つ、とある山中の整備された道端に立派な樹を発見。
丁度カーブを曲がったところに突然その姿を現すその巨樹。

これは本当に立派で、背丈こそ高くありませんが、しっかりと太い幹は力強さを感じさせます。
とはいいながらも、案内板も樹種の紹介も、県の指定も受けていないと思われる、本当に何も手がかりのない、ひっそり?とたたずむ巨樹です。

福井のタモ 8



 横からみれば、幹の太さが想像できるでしょうか?









私も恥ずかしながら、瞬時に立ち木まで樹種を判断できるほどの腕前がないため、何の木だろう?!有名なはずなのに・・・と撮影しながら佇んでいると・・・

福井のタモ 7

 ひょっこりと顔を出したトカゲ君。
 巨樹に手を出さないか、みまもっているのかな?!

 実は、この「彼」は後で熾烈なバトルに巻き込まれるのですが・・・





トカゲ君の巣?のすぐ横にはお地蔵さんが立っておられます。


福井のタモ 5


 花が供えられています。大切にされているんだろうな・・・と感じていると、一台の軽トラックが。

 この巨樹の前には無人の野菜直売所があり、そこに来られた地元の方でした。

 何気なしに挨拶をし、念のために樹種を聞いてみると・・










なんと、この木は「タモ」だというではありませんか。
その方の実家にもタモがたくさん植わっていたのと、昔から聞いているので、間違いないそう。
いわれやその他を聞いてみようと、話を進めてみたのですが、残念なことにこの巨樹については樹齢も謂れも、正確な情報がないそうです。
いろいろと調べた方もいらっしゃったそうですが、やはり公開するほどではなかったそうで、今では本当に伝える人も少ないとか・・・
たまに、私のように都会から来た人が尋ねることがあるそうですが、基本的に有名なわけでもなく、市や県で指定されているわけではないので、地元の方の好意で保存されているそうです。

昔は学校の待ち合わせの間に上って遊んだもんやがな・・・、とおっしゃっていましたが、私は登ることは控えました。
折角の盛り土を落としてしまうかもしれませんしね。
でも、子供たちを包む巨樹の役割。都会ではなかなかわからない感覚でしょう。

福井のタモ 6














しかし、道路と反対側は少し弱った部分があるものの、盛り土や雑草の手入れなどをされているそうなので、樹精が弱っているというわけではなさそうです。
ただ、周辺の集落の方だけでは、手を入れるにも限界があるでしょうから、タモの生命力を信じるという方法が今は一番の策なのが歯がゆいです。

そんな話をしている間に先ほどのトカゲ君、一歩も動いていない。
なんでかな?とおもっていたら、すぐ後ろに蛇がおる。
両者、気配を感じ取りあいながら牽制してる。
生死のバトル。
トカゲ君助けたいけど、自然の摂理と思いとどまって眺めること10分。
「ザザァっ!!」と音したとおもったら、トカゲ君ジャンプ。
蛇もびっくり、あわてて追うけどトカゲ君は既に排水溝へ。
大樹の下での生死のかけひき。スゴイの見た。


福井のタモ 4














少しわかりづらいけど、私と比較。
背丈はそんなにないけど、ホントに幹は立派です。

福井のタモ 2




 風格のある幹。ボコボコが何ともいいがたい雰囲気。










いつも巨樹には興味を持っているとはいえ、あちこちで出会うわけではありません。
が、今回のようにたまたま通って出会うこともあるんです。
しかも、名もない巨樹に。
願うことの大切さと信じることの意味を感じるような気がします。

出会えたことに感謝し、これからもずっと健康な姿で立っていてくれることを望み、その地を後にする私でした。


福井のタモ 1















福井のタモ所在地

福井県の山中。
コレに関しては、お知りになりたい方はショールームまでお越し下さい。
あまりに人が押し寄せても、樹にとってはしんどいかもしれません。本当に好きな方にはお会いしてお伝えいたします。



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お盆休暇のご案内


8月は毎年感じますが、なんとも早い!
12月や1月も相当早いですが、今月もすごいスピードで一日が過ぎていきます。
忙しくさせていただくありがたさをひしひしと感じます。

さて、そんな早い8月の連休であるお盆の弊社の休業日のご案内です。
本年は13日(土)から16日(火)までの4日間をお盆休みとさせていただきます。
お休み中に頂いたご連絡、お問い合わせは順次回答させていただきますので、少々お待ちくださいませ。
それでは良い休暇を過ごしてくださいね。

海
















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明日は休業日となります。


台風になり損ねの影響でしょうか?今朝は朝から雲が多く、ところによっては雨の降っている大阪です。
その影響があるのかないのか、早朝より大阪周辺の道路はいつもになく混雑しております。
名神高速も京都で10キロ以上の渋滞、中国自動車道もいつものように宝塚方面で渋滞、そして一般道も各所で渋滞で、配送に少してこずってしまいましたが、みなさん行楽やドライブでしょうか・・・・・

週末の連休、安全に気をつけていきたいものですね。

さて、明日は月に一度の休業日となっています。
久しぶりに御予約が無い為、ちょっと遠出をしていますので、週末にご連絡いただきましたお問い合わせについては、準備が出来次第の回答となりますので、ご了承くださいませ。

次週のお問い合わせをお待ちしております。
それでは、よい週末をお過ごしください。




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やっと合格 木力検定中級


以前に記事にて紹介していた「木力検定」という、木の事に関するウェブ版の検定を覚えてらっしゃいますか?
既に何回かチャレンジした方もいらっしゃるでしょう。
いかがでしょうか?中級クリアされましたか?!

あんまり偉そうなことは言えなかった私ですが、この度やっとこさ中級をクリアし「ウッドコンシェルジュ」なる称号(笑)を名乗る事が出来るようになりました!

中級!

























チャレンジする事4回・・・

お恥ずかしながら、かなり難問。という印象でなかなかてこずりましたが、これで面目躍如です!!
上級は会場にての試験になるそうですが、中級以上に難しいなら何回受験しないといけないことやら・・・
できれば、樹種当てとかの実技?重視になるといいのになぁ・・・少しは勝機あるのに・・・

とはいえ、ひとまずは安心しました。
これで少しは根拠を持ってお話できるかな?!
でも、いつも言っている様に、試験の為の勉強をして得る資格となることのない様に、生きた知識と経験を豊富に用いた上で接客させていただくことには変わりありませんね。
称号に甘んじることなく、更に努力する決意を新たにしました。
取り急ぎ、皆さまに御報告でした。



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