空を見上げて
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2010年02月

とても永持ち木の玩具


物の価値ってどういう尺度できまるんでしょう・・・

当然、物には価格というものがあって取引されるわけですが、その価格も相場や買い気によって左右されますので、はっきりとした基準にはなりませんね。

近年は、食料品でも衣料品でも「安価で高品質」なものが次々と世に出て、価格だけでは一概に昔のように「安かろう悪かろう」というふうに判断できないようになってきました。
良いものが安く、安定的に入手できるのはとてもありがたいことです。

価値観は十人十色、人によりけりですが、価格に関係なく造りこみが良いとか、稀少なものであるとかといったものは、単純にはその物の価値は計れません。

私の手元に、35年以上前に製造された木製の玩具があります。

35年前の積み木







塗装が剥げたり、傷がついたり、ひもが朽ちたりしてしまっていますが、まだまだその物の持つ機能は少しも衰えていません。
それどころか、ピカピカの新品よりも味が出て、塗装の剥げた部分なんかは木の地肌が見えているのですが、塗りつぶしの塗装だからと中途半端な木材でなく、無塗装でも使えるほどの良材を使っていますし、無塗装のものもよく見てみると栃の木の縮み杢がきらきらと光り、とても美しいものです。

35年前の積み木135年前の積み木235年前のブリキのアヒル








今現在でも、木製の玩具や遊具は入手できます。
というか、おそらく以前より入手しやすくなっていると思います。

ですが、その中でも「木製」というだけを売りにしているものがあり、確かに安価ですが材料が今一つのものだったり、加工精度が今一つのものも少なくありません。

それらは一時は遊ぶことができるでしょう。
ですが、耐久性の低そうな玩具は遊んで壊れるとどうなるでしょう。
木製でも、おそらく処分されることになるでしょう。

ここが大切です。

「一時の物」を買うのではなく、永く使えるものを買う。
素材や作りこみそして愛着が持てるものを、です。

物の価値を決めるのは、一つはお金かもしれません。

ですがそれがすべてではありませんよね。

安くてよいものを手に入れる喜びも当然ありますし、経済的でとてもよいと思います。
ですが、もうひとつ。
どうしても安価では入手できないものもあります。
その物の持つ価値が高いものです。

これはすべての人向けではないかもしれませんが、天然素材や凝った造りの物は、それなりの価値がありそれなりの価格があります。
それを納得して購入すれば、当然愛着がわきますし、それにこたえてくれるだけの永い年月を伴にすることができると思います。

価値のあるものを使い、永く大切にできるように・・・

そんな商品をお届けできるように、これからも努力していかないといけません。
この遊具のように、味が出てくるまで・・・



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小さな気づき


ちょっとした理由があり、木材サンプルを水洗いした時のことです。

以前から、一部の樹種のフローリングなどで水かかりの後に、表面が「毛羽立つ」ことをご紹介してきましたが、今回水洗いしたことでケバの出方と出易い樹種を見ることが出来ました。


サンプル作成用サンプル

 これらを水洗いしてみました。





そのときに気がついたことがあります。

それは広葉樹でも木裏が毛羽立ちやすいということです。
広葉樹でもというと語弊がありますが、針葉樹の場合は毛羽というよりも木裏は逆目(木の繊維が逆立ってくる状態)が起こりやすいのですが、毛羽立ちも木裏の方が木表よりも出来やすいということは意識していませんでしたので、新しい発見でした。

針葉樹のように年輪を持たない(環孔材で年輪のように見える導管-木材中の水液を通す細胞組織-の並びはありますが)広葉樹は、それらの成長輪に起因する材の差が出にくいと思っていたのですが、やはり水分を含ませた場合には、木表はどうということはなくとも木裏は導管周辺の木肌が立ってきてしまいました。

毛羽の原因としては、細胞組織の水分膨張があるようですが、どうもそれが導管の大きさと、成長の早さによる肌理の細かさにも関係があるようです。

今回は、環孔材であるナラ、タモ、クルミ、ホワイトオークなどが顕著に毛羽立ち、散孔材のカバは若干の毛羽で、同じ散孔材のメープルはそんなに気にするくらいではありませんでした。
(写真上段、左からナラ、タモ、クルミ。写真下段、左からカバ、ブラックウォールナット、ホワイトオーク。)


ナラ表面ケバタモ表面ケバクルミ表面ケバ







カバ表面ケバ 3ブラックウォールナット表面ケバ 2ホワイトオーク表面ケバ







特に大きく出たのはナラとホワイトオークです。
ナラはロシア産で、比較的目が詰まっています。
もう一方のホワイトオークは北米産で、成長がよく、目が粗いものです。

ホワイトオークとナラホワイトオーク表面ケバ 2








どちらも毛羽が大きいのですが、その中でもホワイトオークは導管の大きさと、成長輪の大きさの関係か毛羽が大きく、広範囲に広がって現れました。
はっきりとした原因は分かりませんが、上記のような理由からでは?!と推測しました。
写真から成長輪の差と、表面の毛羽の大きさがお分かりになれますか?

このことから、水かかりのあるキッチンのフローリングや、洗面台や洗面所フローリングなどにする場合は注意が必要な点だと思います。
どちらにせよ、塗装してのご使用が基本だとは思いますが、なおかつできることなら木表を使って塗装仕上げとするのがよいかもしれません。
実際は広葉樹は木裏と木表が混用されている為、難しいかもしれませんが。

これも、無垢の木材の一つの特性ですので、ご理解をいただきたいと思います。
人間も寒いと鳥肌がたちますし、暑いと汗もかきますしね。
どちらも生き物です。

特徴があることをお知りおきくださいますように。

見逃してしまいそうな小さなきづきでした。



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高樹齢 百年杉柾浮造り無垢一枚物フローリング展示しています。


大切な住宅の一部分であるフローリング。
一部分なのですが、家にいる間は、風呂や就寝時以外はほとんどずっと足に触れている、とても大事な部分です。

近年は、住宅に特別のこだわりを持つ方以外にも、「いつも触れる床だけは」というご意見や、またはきちんと木材の性質から理解された方は樹種指定で「床は温かみのあるこの木材で」、などの単純な見た目のデザインではない部分での御相談を頂くことが多くなってきました。
とても嬉しい事です。

何度か書いてきたように、「無垢だから・天然の木材だから」というだけの安易な理由や、ただの売り文句としての「無垢材」の独り歩きではなく、お客様自身が住宅の事、そこに住まううえでの生活上の心の豊かさや住み心地の事を考えて御採用いただくことが嬉しく感じます。

そんな無垢のフローリングに関していろいろとご意見をいただくなかで、予想以上の好評をいただいているものがあります。
何だとおもいます?
稀少樹種であるブラックウォールナットの幅広もあります、個性豊かな表情を見せるメープル)や、森林認証材から加工したホワイトオーク(ナラ。まだご紹介できていませんね・・・・)などの広葉樹が候補でしょうか?

実はまったく違って、正反対の針葉樹「杉のフローリング」なんです。

間伐材が安いから(全ての間伐材が安いとは限りません。)といって使われることはありますが、和室などの化粧材(木味を見せる木地の仕上げ材)以外は、ことフローリングに関しては軟らかく、比重が低いという特性からくる「隙間がすく、反る、傷がつく」などの理由で、なかなか人気が集中するということが少ないのですが、これだけは違います。

弊社の「杉柾浮造り無垢一枚物フローリング」です。


DSCF0540-1DSCF0542-3







柾目といって、板にしたときに木の木目が一直線に通って出る物の事で、杉の丸太から少量しかとることのできない特別な製材方法で切り出される原板を使い、特殊な加工工程を経てそんじょそこらにないような「深くてしっかりとした浮造り(木の硬い組織部分を浮きたたせる技法)」を実現しています。


DSCF0545-4DSCF0546-5








加工の詳細はご紹介できないのですが、通常の浮造り加工品はプレナー加工した原板をブラシのついた加工機に通して杉の板の軟らかい部分である夏目が削られて出てきた状態での出荷なんですが、弊社の杉柾浮造り無垢一枚物フローリング(節あり板目浮造りもあります。)はそこからさらに加工が進み、削るだけではない工程も含んで出荷になるのですが、見ていただけると一目瞭然、ブラシ後を残すことなく綺麗に硬い組織である冬目が立ち、さらに良質な杉の原木が持つ美しいピンク色の赤身(木の中心部に近い一般的に色の濃い部分)と、すがすがしい白さの白太(木の辺材部、一般的に薄い色合い)が際立ち、その物の持つ脂分によって艶を増していく味わいのある物に成長してくれます。

時間経過での艶の出方2

 赤身部分はこれくらい色付きます。
 塗装や人工乾燥では出ない風合いです。




その色合いの持つ味わいもさることながら、特殊な浮造り加工によってできる表面の凹凸は、なんともいえない気持ちのよい足触りを実現していますし、杉の軟らかい組織である夏目が削られていることで、傷も付きにくくなっていますし、刃物加工でピカピカにした杉材では出せない風合いを醸し出しています。

その百年杉柾浮造り一枚物無垢フローリングは弊社のショールームに約畳一枚分の大きさで常設展示していますから、実際に自分の足で十分にその質感を味わっていただくことができます。
当然、板目の古希杉板目浮造り無垢フローリングも展示していますので、ご来店いただいてどちらにしようか悩んでいただくことをお勧めします!!


杉板目節あり浮造りフローリング拡大1杉板目浮造り木口より拡大







その他の樹種も展示していますので、御予約の上お越しいただけることをお待ちしております。

無垢木材ショールーム 木志庵 内装







お問い合わせ、ご予約はこちらからどうぞ。
無垢木材についてはこちらをご覧ください。


子供さんにも大人気!!
「これ、足気持ちいい!!」とはしゃぐこと間違いなし?!ですよ。

杉柾浮造り一枚物無垢フローリング












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防犯対策、大丈夫ですか?


こちら
をご覧ください。


先日見た記事なんですが、詳細に防犯対策がデータとして掲載されていましたので、一度ご覧になってみてはいかがでしょうか。
会員登録は必要ですが、有益な情報がいっぱいあるので覗いてみてください。

一時はテレビやなんかのマスメディアでもたくさん取り上げられていた「防犯」。
ですが、今になっては少しその時程の注目が薄れてきたように感じます。

記事にはどのエリアが比較的狙われやすいかや、どういった注意が必要か(雨樋はまっすぐだと泥棒が登りやすくなるので注意など・・)が、元泥棒さんへのインタビューという形式でまとめられています。

うちには来ないだろうとか、セキュリティーで対策しているから大丈夫などと言わないで、記事を読んで再度気持ちを引き締めていただきたいものです。
弊社のこの記事内では詳しくはお伝えできないのですが、単なる泥棒というだけでなく、予想以上に深刻な被害をもたらすケースも起こりえる場合があります。

対策を講じられることをお勧めします。
まず会員登録して、防犯記事をご覧ください。
そして、費用の大きい画期的な対策はすぐにはできなくとも、地域ご近所のみなさんのお話の中で、「こんなことが考えられるらしいから、気を付けましょうね。」という話題を作ってください。
侵入犯は地域のコミュニティーがしっかりとしているところは敬遠する傾向にあります。
目撃されたり、通報される可能性が高くなるからです。

そんな風に、お金をかけなくてもできる「ご近所付き合い」という防犯システムを張りめぐらせて、まずは対策としてください。


それでも不安、または用心をしたいという方は、弊社にご相談ください。
商品を郵送して完了というものではないもので、地域が限定され大変申し訳ないのですが、弊社が動ける地域では「防犯ガラスへの交換」や「クレセント(窓のカギ部分)の増設」、その他の作業を弊社スタッフがさせていただきます。


もう一度、みなさんで侵入盗などに用心する気持ちをもちましょう。

まったく木に関係のない話でした。
「木を」つけてくださいとでもくくっておくとしましょうか・・・・
(お粗末でした。)






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禁じ手! 神代欅(ボグケヤキ)の生材を加工しています。


今、弊社作業場にてしてはいけないことをしています。
何でしょう・・・

それは、生材の欅、それも「神代欅」の加工です。

神代欅(ボグケヤキ)加工中神代欅(ボグケヤキ)加工中 縞黒檀とカリン材と共に













基本、木材は乾燥させてから使うものです。
伐採したての木材には木の生命活動に重要な役割を果たした水分が多量に残っており、これをしっかりと抜いておかないと、加工後に乾燥した場合に割れや反り、隙などの狂いを出してしまいます。

特に神代木は、数百年や千年単位の永い年月を空気を遮断された状態で埋もれていたものですから、一気に空気に触れるような切削などの加工をしてしまうと、急激な寸法変化や割れを誘発することになると共に、激しく材が暴れます。
暴れるというのはねじれや反りが大きく出ることですが、特に栗や欅、楡(にれ)などの、通常の木材の状態でも乾燥に注意を払わないといけない「癖の強い樹種」は神代の場合も半端でなく暴れるので、木取りと乾燥は十分に配慮しないといけない項目です。


神代樟 暴れ1神代樟 暴れ2







神代樟の暴れの例です。
不自然に羽見たいになってるのがわかります?!
かなり強烈です。


といいながら、今回、殆ど生木状態の神代欅を加工して、ちょっと拵え物をしています。
生の神代を加工してみるチャレンジ!?ということと、「生木を使うとこんな風になりますよ」という見本?になるであろうという理由からですが、ほんと、いい実験台になってくれそうです。


神代欅(ボグケヤキ)加工中 何の部材!?神代欅(ボグケヤキ)加工中 割れ材








何を造っているかは内緒ですが、いいものが出来ることは間違いなしなので、出来上がったらまたご紹介したいと思います。
因みに、使用している神代欅は地中で過ごした年月が浅かったのか、土中の成分での影響でも変色が浅かったのか、正直色合いがそんなに深くありません。
ですので、「神代」というには少しピンとこないかもしれませんので、埋もれ木という表記がいいかもしれませんが、正確には埋もれ木も「5百万年前の水成岩層から出土する埋没樹林材」をいうものなので、意味合いは異なりますが言葉のイメージとしてはこちらが近いような気がします。
また外国では、数千年単位で沼地などに埋まっていたものが出土したもので、日本でいうところの「神代木」にあたるような「ボグ」と称するものがあります。
ボグオークやボグアッシュというものが存在するらしいのですが、今回の欅は神代というよりも、イメージとしてその「ボグ」の方が私としてはピンと来るので、「ボグケヤキ」と呼ぶことにします。

実際材質自体も、木目が大きい割には柔らかく材中の水分の関係もあるでしょうが、広葉樹とは思えない硬さの無いものでしたので、その点でも沼沢地帯で見つかりズブズブな状態で硬さの無い「ボグ」に似ていると思います。

数年後に乾燥させた状態で、天板材もご紹介するつもりですが、そのときはボグケヤキの命名を思い出してくださいね。

神代欅(ボグケヤキ)







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お気に入りを買いに、芦屋まで


昨日、久し振りに芦屋までドライブに行ってきました。
西宮・芦屋近辺は、学生時分に多くの時間を過ごした街なので、茨木からでも距離を感じずに行くことが出来ますし、大阪とは違った雰囲気を感じるにはとてもよいドライブコースとして、気分転換に出かけることもしばしば。

さて、鼻歌まじりで向かったその場所とは・・・

ここです。


グロリアジーンズコーヒーロゴ








グロリアジーンズ。
無垢木材のページですが、コーヒーの木はここでは買えません。コーヒー豆のお店です。
このお店、大阪にも店舗があるのですが私はずっと芦屋店です。

そこは知っている人は知っている、フレーバーコーヒーのお店です。
耳慣れないと思いますが、フレーバーコーヒーとはコーヒー豆に様々な香りのテイストをプラスしたもののことです。
ですので、飲むとコーヒーなんですが、豆の香りや挽き立ての時のコーヒーの香りが、いつもと違う甘いものだったり、フルーツの香りだったりといろんな香りを楽しめます。
バニラやチョコレート、アーモンド、ブルーベリーやバナナなどの香りがとても楽しいコーヒーです。

そんなフレーバーコーヒーをもう十数年来愛飲していますが、そのフレーバーの中でも私のお勧めはコレ。

グロリアジーンズ ヘーゼルナッツコーヒー








ヘーゼルナッツです。
柔らかな甘さを持った香りが、コーヒーのもつ苦味以外の味わいとして上手くまとまり、気分を落ち着かせてくれます。

世知辛い世の中、忙しない毎日からの一時の逃避といえば大げさかもしれませんが、休日の気分転換や、リラックスした時間のおともにはもってこいです。
コーヒー好きな方も、またそうでない方も一度試していただきたいものです。



因みに、グロリアジーンズではコーヒー豆の販売ですが、コーヒーの木をお求めの方は、弊社戸田材木店にて取り扱いしておりますので、是非お問い合わせ下さいね。
お待ちしています。

(グロリアジーンズ店舗写真が無くすみません。数年前より駐車場がなくなり、いつも店舗前に一旦停車し、私は車中で待っているもので、すっかり忘れていました。駐車禁止の「緑の人」がたくさんいますので、お出かけの際はご注意下さい。というか、近くにコインパーキングあります・・・そちらのご利用をお勧めします。)





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木材と他材の比較 其の壱 −消費エネルギー−


なかなか伝わりにくいことをわかりやすくお伝えできるのが、数字やグラフでの比較ですね。
今回はちょっと難しい(!?)かもしれませんが、数字を使って木材の性質やその他をお伝えしてみたいと思います。

皆さんは、木が成長し建築やその他の用途を果たせる材木になるまでにどれだけ時間がかかるかお分かりになりますか?
ざっくりと単純に言って、50年くらいでしょうか。
杉などで、水分と日照が多く成長の早いものは例外としても通常はそれくらいの時間が必要ですし、良材を得ようとすれば、100年単位の月日が必要です。

そしてそこから木材になっていくわけですが、1㎥(各辺1mの立方体)の木材を製造(製材)するのに必要なエネルギーは、天然乾燥材で約15kg、人工乾燥では燃料が必要なので約28kgの炭素が放出されるといわれています。
これらを使って一般的な木造住宅を建築すると、一戸当たり約5140kgの炭素が放出される計算になります。

では他の材料の、金属はどうでしょう。
鉱山から永い年月をかけて出来た鉄鉱石などが重機で掘り起こされ、工場に運搬。
それを機械などで精製し、石油などの燃料を燃やして熱を加えて成型し金属板としますね。
木材と同じように、1㎥の金属の材を造るとします。
例えば、鋼材とアルミ。
鋼材の場合は5320kg、アルミにいたっては22000kgの炭素を放出するといわれています。
先ほどの木材の放出量に比べれば、桁違いに多いことが分かります。

これを住宅一戸に換算すると、鉄筋コンクリート製で21814kg(木造の4.24倍)、鉄骨造りでは14743kg(木造の2.87倍)となり、いかに木造住宅が環境に優しいかが分かります。

木材と他材の比較 2

















また、(人工乾燥)木材をひとつ製造するエネルギーを1とした場合、鋼材は191、アルミは791ものエネルギーを必要とするのです。

木材と他材の比較 1



















必ずしも全てにおいて当てはまることではないと思いますが、漠然と木材を使うのはいいことです、きちんと環境配慮もできるのですといっても伝わりにくいものが、少しはわかっていただけたのではないでしょうか。

森林はきちんと計画的に使いさえすれば持続可能な資源です。
正しい知識で有効に使っていけるよう、私たちが考えていかないといけない時代になっています。

地球が永い年月をかけて作り出した金属を、これまた地球から何万年?かけてでてくる石油を燃やして、一瞬のうちに消費してしまう。
木材も、地球が育んでくれた大切な資源ですが、先に述べたように計画的にすれば持続可能ですし、使用できるようになるまで最短で50年です。
50年周期で管理できれば当然、減らすことなく持続できるサイクルが出来る、現実的な材料です。

これらのデータから、少しは木材の利用に関して、環境破壊だから伐採してはいけないと言う極論だけでなく、保存樹以外の有効利用ということに対する誤解が少しは改善されるのではないかと思っています。

昨年の大河ドラマでも主役が語っていましたが、「一方聞いて沙汰するな」です。
必ずしも木材だけが良いわけではありません。
当然短所もあるわけで、偏った意見では判断できないところが多いものですが、少なくとも持続可能な資源であることは確かです。
ですが、その持続可能性も私たちの使い方ひとつにかかっています。

それぞれが、偏見なく物事を見た結果として、木材が選択されるようになることを心待ちにしながら、少しづつすすんでいくことにしましょうか。

またの機会にも、少し別のデータを紹介したいと思います。
お楽しみに。





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今の時代のブランド戦略とは


先日のザ・リッツカールトンホテル大阪から学ぶ本物のサービスの記事でもいろいろと感じたことをつづりましたが、その記事を書いている時にお届けしたかった、もう一つの内容を記事にしたいと思います。
直接木には関係ないですが、ご興味を持っていただける方は続きへどうぞ。





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世界三大銘木一覧 -紫檀・黒檀・鉄刀木(タガヤサン)- 


昨年からしようしようと思っていながらなかなかできなかった、写真撮影がやっと昨日済みました。

昨年ご案内した、「本鉄刀木(ほんたがやさん)金具不使用木製名刺ケース(名刺入れ)」に、以前にご紹介して完売した金具不使用本紫檀木製名刺ケース(名刺入れ)と、こちらも在庫僅少となった金具不使用縞黒檀木製名刺ケース(名刺入れ)をたして、「紫檀・黒檀・タガヤサン」の世界三大銘木として記念撮影をしたかった為、本紫檀木製名刺ケースをご購入いただいていたお客様のところに無理行ってお邪魔して、撮影をさせていただいてきました。

こちらです。


紫檀・黒檀・タガヤサン 1


  左から本紫檀・縞黒檀・本鉄刀木(本タガヤサン)





紫檀・黒檀・タガヤサン 2


  違う角度から裏面の木目を写しています。
  これは中央が本紫檀です。




どうでしょう、一堂に会した三大銘木。
なかなか揃えて実物を見る機会はないと思います。
図鑑などの写真ではわかりにくいですし、材が揃っていてもそれぞれの「手触り」や「硬さ」、「木目」をしっかり確認するためには同一サイズであるととてもわかりやすいものです。

当然、今回撮影した3種類は同一規格サイズですから、各材の微妙な艶の違いや重さが実感できて、貴重な絵となりました。

こうやってみると、唐木はやはり迫力のあるものですね。
良い写真がとれたことと、大切に保管していてくださることを実感した、満足の撮影会でした。



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ザ・リッツカールトンホテルから学ぶ本物のサービス


昨日の午後、某住宅サッシメーカーさんの主催の住宅版エコポイント制度の勉強会に行ってきました。
まだ必要十分な情報を提供出来ていない状態でスタートした制度だけに、参加人数もかなり多く、時間の都合上か不明点の質疑応答の時間も無く、少し物足りない感じがしました。

その中で、エコポイント講習とは別に講演がありそちらも興味深く聞いてきました。

内容は「生涯顧客をつくる(お客様を感動させる)本物のサービス」〜顧客の心を掴む、サービスの本質とは!〜というものでした。
講師に元ザ・リッツカールトン大阪営業統括支配人で、現株式会社YASHIDA・CS総研代表取締役の林田正光先生をお迎えしての講演でした。
どうしてもご紹介したくて記事にします。ご興味のある方は続きをご覧下さい。

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