空を見上げて
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2009年05月

オスモカラーは安全?!


オスモカラーは無公害塗料なので、健康塗料として使える。

はい、間違いではありません。

今までのオスモカラーの記事にもあるとおり、環境負荷も、勿論人間への悪影響も極力減らして性能を追求した、優れものです。

ひまわり油を原料として、室内用は天然ワックス成分であるカルナバや、カンデリラを豊富に含み撥水性や耐摩耗性に優れ、屋外用でもひまわり油を丁寧に精製し、他社塗料では3回塗り仕上げだったりするところを2回塗りで仕上げられ、耐久性も当然優れていながら、天然木外装ではどうしても避けられない塗り替えの時でも、旧塗装の剥離を必要としないという利点があります。


ただし、ご注意いただきたい事が2点あります。


1つは、基本的にはシックハウスに関わる基準の規制対象外か、F☆☆☆☆(規制値の基準の中で、もっともシックハウス原因成分の放散が少ない等級。だが、完全に安全なわけではない。)等級なので安全なのですが、絶対に無害というわけではありません。


極微量の石油由来成分を含むからです。


こういうと、「安全ではないじゃないか・・・」と思われがちですが、そこはオスモです。

食品衛生試験に合格していますし、なにより、その石油由来成分というのも、「化粧品に使用されるような純度」であったり、「医療用の薬を包んでいるカプセルくらいの純度」迄精製されていますので、一概に石油と聞いて警戒するほどではないことが分かっていただけるかと思います。

実際、使用されている成分は無毒といわれているんですが、分類上は石油系に分類されるため、完全自然系といわれてはいないのはこういった理由からです。

そのため、アレルギーなどをお持ちで敏感な方の場合はごく稀に、アレルギー症状が出てしまうことがあります。

これは、他の天然塗料に含まれる天然成分である「オレンジ油」や「テレピン油」でも、同じことが言えます。
いかに天然原料でも、その天然成分に肌などが負ける場合があります。
極限まで精製した石油系でも、天然成分でも起こりうることです。

ですからアレルギーをお持ちの方や肌などが敏感な方は、ご使用前の段階で試験的に一部分に使用していただいて、揮発分による影響や手肌などへの影響を見ていただくことをお勧めします。


そしてもう1点は、屋外用で使用されるであろう「オスモ ウッドステインプロテクター」は、防腐剤を含んでいる、ということです。


もちろん原料はひまわり油ですが、屋外環境において、防腐性能が求められる塗装が必要な場合に使用するので、誤解のないように十分注意をしてください。

とはいっても、木部塗装で木材に含浸し表面に塗膜を作らないという性質は変わりませんので、ペンキをたっぷり塗布して、10年もたたずにボロボロと塗膜が剥がれ落ちて、塗膜を削ってから塗り直し・・・といったことがありません。

木材を活かす塗料に変わりはないということです。


そんなオスモカラーに待望の新商品が仲間入りします。


屋外木部用のクリヤー(無色)塗料、「オスモ ウッドステインプロテクター クリヤープラス」です。

詳しくは近日お伝えしますが、今まではクリヤーの外装用塗料というのは、直射日光を受けない場所の使用に限られていました。

そのため、外装木部には必ず着色が必要だったわけです。

それがなんと、無着色が可能になったんです。

今まで、探しておられた方にとっては、待ってました!!の商品です。

近日ご紹介予定ですので、ご期待ください!



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大事に永く使うと高くつく?!!


春も過ぎて納税の季節。

何やかんやと税金の納付書が届きます。

毎年やりくりに困る季節です。

その税金の中で自動車税があるんですが、よーくみると「ん?前年よりもあがっとる・・・」んですわ。

保険やあるまいし、税金料率改定かぁ!?なんて思っていました。

そこで聞いたんです。自動車税課に。

「もしもし、昨年より自動車税があがっているんですけど・・・」

「はい、お車の初年度登録から13年以上が経過しておりますので、税率があがっております。」

だって。

やっぱり、上がってた。

しかも、とても気に入っていて、丁寧に乗り、メンテナンスもきっちりし乗り続けるつもりの愛車を、古いものは買い換えろといわんばかりの税金アップ。

当然、現代の車よりは燃費ものびにくく排出ガスの基準が甘いかもしれません。(とはいえ、リッター11くらいはいきますよぉ・・余談。)

ですが、それをエコ替えか何か知りませんが、古いものをスクラップにして、新しいものを勧めようとする、その国の方針にに合点がいきません。

それなら、排出ガス浄化装置などの不足を補えるようにする措置を講じる方がよっぽど有効だと思うのです。


前置きが長くなりましたが、今の日本の住宅の政策で「超長期住宅」なんていう言葉が出始めています。

日本の住宅をスクラップアンドビルド(作っては潰し・・・)というサイクルから、家の寿命を延ばし、長期にわたって住み続ける事の出来るものにして行こうという取り組みです。

俗にいう「200年住宅」です。

いろんな語弊があるので、この言葉についての言及は避けますが、上述したような車のスクラップアンドビルドのようなことをしておいて、果たして住宅だけを大事に出来るんでしょうか。

メンテナンスして住み継いでいけるんでしょうか。

住み継ぐ価値のある家が今どれだけ建設されているでしょうか。
ほんの一握りです。

建築業の方たちは今頑張って、長期住宅の模索をされていますが、はたして国がきちんと運用できるのか・・・・

20年後くらいに固定資産税か何かの評価額に基づいて産出すると、急に資産価値が暴落するので、早めに立て替えた方が良いですよ・・・なんていう風にならないことを願っていますが、いかがなもんでしょう。


愛車をポンコツのように扱われているような気持ちになったときに、ふと、思いました。


しっかりとした仕事のできる会社に依頼していけば、自ずと住み継げる家はできます。

後は、使用材料に反映するコストを施主様が負担できれば必ず出来ます。

国から「古くて価値のない家は高率で課税しまっせぇ!!」といわれないように間違いのない素材を使って良いものを残していきたいものです。





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ミツバチ不足は対岸の火事?!


少し前から、「ミツバチ不足で作物の出来にも影響」という記事を何度も目にしていますが、つい最近の何かの記事で読んだ「輸入に頼りすぎから来る問題だ」といったようなことを目にして、以前から思っていたことですが、今回のミツバチ不足も材木屋にとっての「対岸の火事」とはいっていられないことを改めて感じました。

もとより、輸入することや、海外の材を使用するのを悪とするものではなく、そうやって、国内に目を向けない事が問題です。

善悪の問題ではなく、バランスも含めた物事の先を見た考え方の問題ですよね。


木材でいえば、近年は日本の樹木、特に杉や桧を使わず安価な輸入材を多用する住宅。

輸送するのにたっくさぁーーーんの燃料を燃やして来るわけですが、それでも日本の人件費よりは安いらしく、価格で国産材を圧倒しています。

性能云々は抜きにして、輸入材の一時の価格の安さにとらわれていると、関税のアップや伐採制限での入荷の減少などの影響を受け価格が急騰したり、一気に入手困難になってえらいことになったりします。

確かに、国産材は今まで寸法はえぇ加減、納期もえぇ加減、欠点の修正なんて聞く耳持たずなんていうのがザラでした。

改善をやんわり頼んでも「そんなこというたって、でけへんでぇ。しゃぁないわ。そんなことまでやってるとこあれへんでぇ。」というのが日常でした。

そうやっているうちに、輸入材にどんどんシフトしたわけです。

価格も安いし、見た目も綺麗。

真面目にやっている生産者も当然いらっしゃったわけですが、これが日本の癖なのか、一気に国産材はシェアーを失っていきます。

そして、輸入材に頼っているといつもそう。
入荷がなくなるんです。

今回のミツバチみたいに、何らかの理由で入荷が急激に減る。

そうすると、取り合いで価格も急騰、それでも品不足。

結局、困るわけです。

余りある国産材でまかなっていれば、そんなことはないだろうに、です。


ここでお願い。

貿易も大事ですが、そちらに偏るんではなく、バランスを取りながら、単純な価格だけで物事を判断せずにいくことが大事だと思います。


輸送分の二酸化炭素も減るでしょうし、日本の木材の消費につながり森も若返るでしょうし、雇用も増えるやも知れません。

そしてきっちりと日本の中にお金が残ります。

金は天下の廻り物、きちんとした消費によって廻ったお金が内需を潤す。
そういった社会にすると、もっと日本も元気が出てくるような気がするんですが、いかがでしょうか。

どちらにせよ、一方偏重でなく、先を見据えた行動を取りたいものです。

ミツバチの一件も決して対岸の火事ではないことを肝に銘じて・・・・





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子供に贈る木琴


昨日の朝の読売新聞に「父ちゃんの手作りの木琴 宝物」という記事がありました。

その言葉をみて、食い入るように記事をよみました。

なぜかというと、私も5年ほど前に子供のために木琴製作にチャレンジしたからです。

初めて、子供が市販の木琴を叩いてたいそう喜んだ、あの笑顔が忘れられなかったことがきっかけでした。
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国産タモ 玉杢耳付き薄板


私が木材の商売を手伝い始めたころは、その木目の美しさから窓の枠材やドア枠などによく使われていた材、それがタモです。
今でも板材を多数在庫しています。

一昔前はよく似た樹種の「シオジ」を含めてタモ材として多用していました。

近年では工場で仕上がってくる紙の化粧シート材の枠が圧倒的ですが、やはり使い込んだときの風合いや、触った感じなどは本物でないと味わえないものですので、これから建築なさる方はご検討を・・・


タモ材は、化粧単板(木材を薄くスライスしたもの。主にベニヤ板などに貼り付けて使用する。)にも使われていて、飽きの来ない木目とあいまっていつの時代も人気があります。

オーク材に似ていて、雄大な杢が人気です。


それ以外には昔から家具材にも使用されていますし、どことなく「ケヤキ」のよう
な雰囲気が出るので、洋風だけでなく和風家具にも使われています。


弊社がご用意している「タモ金具不使用木製名刺ケース」も装いを選ばずに使うことが出来、落ち着いた木目で好評を博しています。

タモ名刺ケース素材拡大









その他では野球のバットがやはり有名です。

近年では蓄積量が少なくなり、良材が減っていますが昔からバットにはタモ材が使用されてきました。

木材がいろんなものに加工される理由」の記事にもまとめましたが、タモ材は非常に強靭で、粘り気があり簡単に破断しませんが、ただ単に硬いだけではなく、ボールを打つ感覚を正確に手に伝え、それ以外の衝撃を緩和して、手への負担を軽減するという機能を持っています。

ね、すごいとおもいませんか?!

たかが木材、されど木材。

そんな長所を持ったタモ材のもう一つの魅力。

それは「杢」です。

縮み杢や、玉杢が現れるものがしばしばあります。


今回はその玉杢の出た板材ですが、又珍しく耳のついた状態で、薄板に挽かれていました。


タモ玉杢薄板耳付き板








  四国から来た材だそうです。

  材面を見るとふわふわと浮かぶような水玉のような模様が多数見られます。


タモ玉杢拡大1








  この杢が削ると一段と美しく、正に浮かんだ水玉なんです。



厚みが薄いので、敷板や壁にかけて装飾でもいいなぁと思ったり、いろいろとふくらんできます。

こんな杢はいつでも出るものではなく、成長の加減や環境に大きく左右されます。


天然木の天然の芸術です。


それを身近においていただけるチャンスです。

大きな材ではないので、何かと使えると思います。

当然、杢の観賞もありです。

まだ杢の素晴らしさを体験したことのない方、是非この機会に触れてみてはいかがでしょうか。

木材の不思議に、又一歩踏み出すきっかけになることまちがいなしです。


タモ玉杢拡大2 

 

 

 

 





*タモ材の注意点

・タモ材は環孔材のため、白太がキクイムシの被害を受ける可能性があります。特に耳付き材ですので、白太部分を含みますので、あらかじめご了承下さいます様お願いいたします。

・薄板の板目材で、杢木のため、ソリや狂いが出やすくなっております。
無垢薄板の特徴とご理解下さい。



国産タモ 玉杢耳付き一枚物薄板


・寸     法 :長さ約1m80cm×幅22cm〜30cm×厚み1.5cm
          
・形     状 :無垢一枚板 節なし

・価     格 :¥4000(税込¥4200)/枚

完売いたしました。ありがとうございます。

・運     賃 :別途 地域によりお問い合わせ下さい

・状     態 :天然乾燥材、仕上げ加工別途です。


*ご検討前に、下記ご注意と弊社からのメッセージをご覧ください。


・ご  注  意 :
          
1、薄板のため幅方向の反りが避けられません。厚みを落として、平滑に仕上げてください。(実際の仕上がり厚は若干表示より薄くなります。)  



ぜひ一度お問い合わせください



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本物?!ニセモノ?!これっていいの? ブラックウォールナットの場合


いつも感じていることですが、先日また「これって本物なの?!」という電話がかかってきました。


それはいつもながらに樹種のことについてでした。

「アジアンウォールナットはブラックウォールナットなの?!」という問い合わせでした。


巷に出回っている無垢フローリングの中の商品選定で、「アジアンウォールナット」と、「ブラックウォールナット」があり、価格がぜんぜん違う・・・というものです。

これ、よくあることです。

以前にもお話しましたが、木材には「材質が似ている」とか「雰囲気が似ている」
等の理由で、全く違う樹種を代用品として紛らわしい名前をつける癖があります。

そしてそれを説明なしに「○○○○ウォールナットです」、といって売ってしまう。


これってどうなんでしょう。

もし、予算の都合や究極的にこだっわっていないから雰囲気だけでいいよ・・・くらいなら、きちんと説明して納得してもらう前提で、代用品を使ってもらうのはよいと思います。

アジアンウオールナットが悪いわけでは決してありません。

ですが、あたかも本物のように類似品を売るその売り方は良くないと思うのです。

近年はしっかりと明示して、話を聞かせてくれる業者さんが増えましたが、まだ表題のように、「これって本物なの?」と疑わないといけない商品があるようです。

弊社の取り扱いのブラックウォールナットは正真正銘の本物です。

価格を見れば一目瞭然。稀少な材ですから、それなりの価格です。

アジアンウォールナットとは全く違います。

前後しますが、アジアンウォールナットはクルミ科の木ではなく、2〜3種の樹種(主にシクンシ科の木材や、その仲間のロック・ファー、またはアカシアに着色している場合もあります)に、似たような着色をしているものです。

すぐ分かる判別法は重さと硬さです。

もし本物のブラックウォールナットなら柔らかく、暖かい手触りがあり、重さも色の割には拍子抜けするくらいに軽いです。

一方アジアンは重たく、冷たく、そして硬いものです。

木目のほぼ筋状の導管のようなものしか見えないはずです。


こんな違いがあるのに、お客様の中には値段のみで判断され、説明されることなく、アジアンウォールナットを購入されている方がいらっしゃいます。


ここで申し上げたい。

お客様はきちんと品物を見て判断し、それに見合う対価を支払い、業者はきちんと説明し、本物を届ける。

こういったことを、きちんとやりましょう。

じゃないと、良い家が建たないです。

お客様にも申し訳ないです。

がんばって、少しでも本ブログタイトルである「本物の無垢木材」を広げるため、頑張ろうと意気込んだ、今回の問い合わせでした。



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「オーク」って、樫(かし)の木!?


「オーク材」というように、家具や建材に表記されていますが、あれって何の木かご存じですか?

一昔前まで、いや今でもたまに見かけますが、オークとは「樫の木のことである」と説明しているものがあります。
これって正しいんでしょうか?!


現代においては、答えは×です。


今更ながら・・・・と思われるかもしれませんが、いまだに意味として混用されているところが多いことと、踏み込んだ答えを知るすべが少ない木材の世界に迷い込まれた方の為に、「オーク」について少しお話したいとおもいます。

一般にオークといった場合に指すものは「楢(なら)の木」で、樫の木ではありません。完全に間違いとはいえないですが、現在では一般的には楢(なら)を指すのが一般的です。


ではなぜ、オーク=樫(かし)と思われるようになったのか・・・


理由はいたって明解。

最初に翻訳した方が樫の木と訳したからだそうです。
まぁ、材の雰囲気が似てると言えば似ていますが、正式には種類も用途も重さも違います。
よく誤って用いられるのが、ワイン関係の書籍。当然、樫の木と訳しているわけですが・・・


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木材がいろんなものに加工される理由


近頃は環境意識の高まりによって、いろんなイベントでの「マイ箸つくり」などが好評な木材製品。


木材がいろんなものに加工されるのは、当然加工性の良さというのがあります。

が、理由はそれだけではありません。

きっちりと、適材適所の使われる理由があるんです。

たとえば、上述の箸。

環境破壊の矢面にたたされている割りばし。

あれも、輸入品であって乱伐されているからいけないわけで、もともとは、杉の産地の副産物として生まれるものが中心だったため、一昔前は杉の柾目が割りばしになっていました。

理由は柾目だと、縦(割る方向)に木目が通っているので、割り易いからです。


食品に接するものでいえば、どこの家庭にもあるであろう「お椀」。

「うちは輪島塗です!」というお宅は別にして、木目の見える生地で仕上がっているものは大概、ケヤキ製です。

輪島塗は「ひば」を使うので、例外としてお椀には昔からケヤキです。

理由は加工性の良いのはもちろんですが、温かいものを入れたときにも保温性、断熱性が高いことと、なにより口当たりがよいからです。

ご自宅のお椀をよく見てください。

よく似た木材を使われている場合も多いですが、ケヤキのはずです。

その他では、大工さんが使う道具のカンナ。

装飾や、その他の理由がある場合を除いて、ほぼ「樫」でできています。

手になじむとともに、適度に引っかかりがあって、滑りにくいからだといわれています。

野球のバットには「アオダモ」。

材質は硬いが、粘りがあり衝撃吸収性がよく、また適度にボールを打つ感覚が手に伝わるため、という理由です。
(本当に強度がある材です。昔よく外国人選手が三振などのあと、バットを割りばしみたいにへし折っていましたが、やってみるとわかりますが、あんな簡単にわれません!!なんちゅうやっちゃとおもいます。)


というような感じで、生活の様々なところに理由をもって木材が存在しています。 
少しおもしろくなってきたでしょうか。


様々な記事でこれからも木のことについて触れていきますが、このようなことからでも少しづつ木材に対する興味・関心を深めていってもらえればなぁ、と願っております。



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国産 地栂(じつが・じとが)無垢一枚物幅広フローリング

表題の意味がわかっていただけますか?!


読めば当然理解はしていただけると思うんですが、その名の通り「日本の山に自生している栂(つが・とが)」材です。

大径原木


  立派な国産地栂大径木




一昔前までは、外国の栂が米栂(べいつが・べいとが)といってかなりの量が輸入されていました。(日本産のコメツガと混同しないように・・)
どんどん住宅が建っていて、節付きの材が土台用などで安価で供給されていた時代ですが、いかんせん樹齢が若く、水分を多く含んだ「伐採したて」のような材だったため反りや曲がり、ねじれが激しく、扱うのに難儀をした思い出があります。

今でも一部で使用されていたり、弊社でも節のない乾燥した材は窓やドアの枠などの化粧材用として扱っていますが、一時の勢いはありません。


現在、栂といえばカナダから輸入している「カナダ栂」が有名になっています。
あの、小柄な元力士の方がイメージキャラクターをされている商品です。
カナダの広大な土地から樹齢の高い優良な大径木が得られることが大きな特徴で、色も明るく年輪が細かく、適度に硬いため、様々な需要にこたえられるようです。

ですが、やっぱり日本で建てる家には日本の木がいい。
日本で育って、日本で消費される。
過剰に国産にこだわるのもいかがかとは思いますが、やはり優れている点があるんです。
そこを活かして良い家にしたいものですね。

そんなご希望に沿うように、お届けする国産材フローリング。

今回は「国産栂」です。

   
国産地栂(じつが・じとが)無節







 国産地栂(じつが・じとが)幅広無垢一枚物フローリング150幅無節イメージ



















この樹種は日本語の「ツガ」が学名になっている、珍しい樹種です。

漢字のツガは「木偏に母」で栂(つが)と読みます。

本当かどうか、私も記憶が定かではありませんが、栂の木を傷つけると幹から白い乳液状のものがでてくることがあり、それが母乳のように見えることからこの漢字があてられた、と聞いたことがあります。


建築材としては昔から関西では「栂普請」といって、高級材として扱われてきた歴史がありますが、現在ではその木味を生かせる建築需要が減少したのと、材がほとんどとれなくなったので、国産栂は目にする機会がなくなりました。

植林もされていないと思われるため、ほぼ天然林からの木材になるためとても稀少です。


節あり全景節あり全景












栂が建築で使用されているのを見学する一番良いところは、「お伊勢さん」で有名な伊勢の「おかげ横丁」でしょう。

材料のほぼすべてに国産の栂材が使用されています。
ざっと、1000㎥は使われているそうです。
観光と、勉強をかねての旅行によさそうです。


さて、そんな栂材の特徴としては、確かに少し(かなり?!)性根が曲がっている材もあり、基本暴れん坊な木材ですが、適度に硬く美しい杢目を持ち、使うほどに艶を深めて行く様子は、楽しみでもあり、住宅の価値を紡ぎだすにふさわしい材だと思います。


無節全景








このあたりが、外国産材では出せない所かと思います。

というのは、外国産材は日焼けが早く、その焼け色も素早く茶色っぽく変色するため、艶のある深い美しさが出にくいように感じます。

そんなことからどうしても、古びていく美しさというのが日本の自生木材の方が勝るのではないかと私は思います。


その国産栂、産地としては主に関西から西の地域から九州、屋久島にも分布します。
屋久島に行った折、樹齢455年で老衰により伐採された栂の切り株をみました。
立派な株でした。


栂の材色は初めは乳白から黄白色ですが、時が経つにつれだんだんと深い黄褐色に変わっていき、艶のある風格を醸し出してくれます。


施工後アメ色に


  施工して、美しく経年変化している栂フローリング



そして表面は成長の緩やかな部分の目の細かな部分と、節の近辺で大きくうねった部分との静と動を併せ持つ見事な材面になっています。


目細材


  ゆっくりと成長した天然ならではの目細材
  これを製材して・・・・




目細材

  こんなきれいな肌がでてきます。







そしてその杢目の中に見える特徴的な白い筋は、「フロコソイド」という物質で、一見チョークの粉のようですが、栂を区別するチャームポイントになっています。

栂材特有








そんな国産栂を木取りしてフローリングにしました。


節あり全景    








より栂の自然の木目を堪能できるように、幅広の15cmというのもご用意。
そして、贅沢にも15cmの幅広の材をさらに厚みを厚く残した、幅広厚物2.5cm厚のものもあります。


15cm幅を表現



   縞黒檀名刺ケースと、15cm幅広材との大きさ比較



9cm幅材と比較


   9cm材との比較。スケールが違います。






天然林から数えるほどしか出てこない貴重な樹木、国産栂。
それを贅沢にも使用できるチャンスです。

当然、上述の色や木味を堪能していただくべく、乾燥はじっくりと桟積みをして時間をかけた、天然乾燥としています。
急激に木材の樹脂分や、色艶を奪う人工乾燥ではなく、手間暇はかかりますが、木を大切にする乾燥手法がとられています。


選別中の栂フローリング








栂の木の名前の語源は「継ぐ(つぐ)」から来ているという言い伝えがあります。
そんな栂の木を是非、数世代住み継げるような素晴らしい家なるようにという想いを込めてご採用いただいて、時代と共に味わいを深める木材とともに過ごしていただきたいとおもいます。


節あり材


  15cm幅広材節ありの表情





無節、上小節込グレード



  15cm幅広材無節上小の表情




*国産栂の注意点

・品質管理をしていますが、そのなかにも、若干のヘアークラックや軽微な木口割れのあるものを含む場合があります。
 限りある材の有効使用としてご了承ください。

・節ありの材にはパテ処理を施していますが、経年での変化でのストッキングや靴下の引っ掛かりが起こる可能性があります。

・本文にもあるように、もともと栂は気性の荒い方の樹種です。中には激しい反りや曲がり材も含まれる可能性があります。出来るだけ切り使いしていただくようようにお願いいたします。

・材面にヤニスジや変色も軽微なものが含まれます。

・無節材(上小節材もあり)もご用意できますが、稀少品のため必要数量、納期などの都合上ご用意が間に合わない場合もございます。単価共都度ご確認ください。

神代(かみよ)の時代からの贈り物、神代木の栂「神代栂(じんだいつが・じんだいとが)」も、少量在庫しております。
その特有の節と美しい木目を味わう為に、国産地栂幅広無垢一枚物フローリングの框材や、カウンター材としてみてはいかがでしょうか。

神代栂 3















・国産地栂無垢フローリング  (寸法表記は全てmm単位)

・寸    法 :15×150×1950  (幅広)
              :15×120×1950   (幅広)
         :15×105×1950  (通常) 
         :25×150×1950  (幅広厚物)
         :25×120×1950  (幅広厚物)
       
・形    状 :一枚物

・入    数 :幅  広  150   12枚入り(3.51屐
         :幅  広   120     15枚入り(3.51屐法
         :通  常  105   18枚入り(3.68屐
         :幅広厚物 150    6枚入り(1.87屐
         :幅広厚物 120    8枚入り(1.75屐

・エンドマッチ :あり

・価    格 :一枚物 無塗装 幅広150 無節    ¥お問い合わせください
                                                        (税込¥-------)/3.51
        
               :一枚物 無塗装 幅広150 節あり    ¥35800(税込¥38664)/3.51

               :一枚物 無塗装 幅広120 無節     ¥お問い合わせください
                                                          (税込¥-----)/3.51

         :一枚物 無塗装 幅広120 節あり   ¥35800(税込¥38664)/3.51

         :一枚物 無塗装 通常105 無節    ¥お問い合わせください
                                                          (税込¥-----)/3.68
        
               :一枚物 無塗装 通常105  節あり   ¥35700(税込¥38556/3.68

         :一枚物 無塗装 幅広厚物150 無節  ¥お問い合わせください
                                                         (税込¥-----)/1.75
        
               :一枚物 無塗装 幅広厚物150  節あり  ¥23300
                                                              (税込¥25164)/1.75

               :一枚物 無塗装 幅広厚物120  無節  ¥お問い合わせください
                                                            (税込¥-----)/1.87
        
               :一枚物 無塗装 幅広厚物120  節あり  ¥24400
                                    (税込¥26352)/1.87屐 

別に、数量は限られますが上小節材も少量あります。      

・運    賃 :別途、地域によりお問い合わせ下さい。

・グ レー ド :無 節   材の特色を活かした稀少材グレード
         
          上小節  小さい節や軽微なヤニつぼを含みます。

          節あり   節、パテ補修込み。      
         
・納    期 :無垢商品のため、余裕をもってご確認ください。 


*ご検討の前に弊社からのメッセージを必ずご覧ください。 


・お問い合わせはこちらから                
・その他の無垢フローリング・羽目板ラインナップはこちらの記事下段から
       

・表情の違い 参考


フシの大きさ名刺ケースと比較


   幅広節拡大 縞黒檀名刺ケースと大きさ比較






流れ節


   幅広流れ節拡大





節目


   幅広節目






栂材特有


   栂材の特有の白っぽいスジ





樹脂



   樹脂の出ているもの




スジ



   黒っぽいスジや入り皮




フシ拡大



   集中した大節




星割れ節


  
   節の星割れ




割れ補修



   節補修1




節補修



   節補修2




板目割れ



   板目部分の軽微な割れ



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木の作品 特殊なもの


木材はいろんなものに加工されます。

道具類、生活の中の食器類、机やその他木工品などです。

そんな中で、用途の決まっている樹種もあります。

先日、ご来店されたお客様と木材の材質のお話している時「くすのき」の話になり、その方は以前くすのきで木魚をこしらえられたとのことでした。


くすのきは仏像彫刻などにも使用しますが、木魚にも使用される珍しい樹種といえるかもしれません。


そんな話をしていておもいだしました。

そうだった、ウチの木魚は・・・・


桑の木 木魚








  これです。


  艶の出た年代物です。

  この木魚は「桑」でできています。




前述のくすのきも木魚にしますが、その他に桑が珍重されています。

良質な桑の木が少ない上に、音が響くように27cm角くらい(写真の木魚でも)の大きさの原木からまるまる削りだしたものの中を、更に空洞にくりぬかないと作れないものですから、当然とても貴重なものです。

くすのきの様に大木になるならまだしも、桑はそうではないのでなかなか一般にはお目にかかれないのではないかと思います。


「魚が化して龍となる」という故事によるものであるそのデザイン。

ドクロのような形相ですが、下部をよーく見ると龍がモチーフであることがみてとれます。


いろいろな特殊用途に使用される木材。

今回思いついたのがこの木魚。

たまには材質も気にかけながらいろんな道具を見たり触ったり。

そうしながら、せわしない生活の中で気持ちを落ち着けて読経する時間があってもいいかもしれません。







木ぃクンmuku_mokuzai  at 13:15コメント(6)トラックバック(0) この記事をクリップ! 

世界最長寿の木


高齢化社会といわれて久しいですが、人間の寿命は長生きでも90年そこそこ。

まぁ、ギネス認定の長寿の方などは別として、大体それくらいでしょうか。

しかし一方、木はどうかというと、更に更にずううぅっと長生きです。

桧や杉などでも200年〜300年という樹齢のものもいまだに元気に残っていますし、おおまかに平均樹齢は300年位といわれている針葉樹でも、有名な屋久島の屋久杉などはゆうに樹齢2000年を超え3000年以上というのも存在します。


42小杉を育む森


   霧が立ち込める屋久の森





1000年の樹齢に満たないものは屋久杉とはいわず、「小杉」といっているくらいですから、どんな長者が存在するかはいわずもがな・・・


41霧の中の小杉


   これから成長する小杉たち





そんな木の世界でも、ギネス級の長者がいるんです。


少しご存知の方なら勿論、縄文杉の7200年(科学的検証では2100年程度といわれていますが)といわれるものが最長老に認定されるのでは・・・!?と思いがちですが、なんと、それをも打ち破る超長者が存在するんです。

25縄文杉1

 

 

  

  霧の中にそびえる巨躯。

  縄文杉。

  これを凌ぐ樹齢とは・・・



スウェーデンにて、トウヒという樹木の仲間がなんと、樹齢「9550年!!」というものが現存することが確認されているんです。

きゅ、9550年て・・・・・

9550年前は何時代!?!

っていうよりも、今は西暦2009年。

遥か彼方というような昔です。

恐竜が出てきそうな勢いです。


もうすぐで一万歳も夢ではありません。

ただ、縄文杉のような巨木ではなく、私が見た写真では、岩場にはえている若木、そんな印象の細く小さい樹木でした。

やはり風格では縄文杉でしょうかね。台桧(たいひ=台湾桧)もかなりの風格ですから、2台巨頭というところですか・・・・


しかし9550年の樹齢の中で、どんな世界の出来事を経験してきたのか想像も出来ませんが、何とも夢のある話です。

以前に、樹齢300年ほどのケヤキの大木を伐採して切り出した板材に、戦国時代の侍の霊が憑いているといわれ、寺院にてお祓いをしていただいたという話を耳にしたことがあります。

その霊は、そのケヤキの大木の上で敵の攻撃の見張りをしていたそうです。

というのも、そのケヤキが、その時代から立派な大木だったから、見張り台にはうってつけであったからだそうで、亡くなってからもずっとその木に残り、見張りを続けていたそうです。

全ての木がそうであるわけはないですが、少なくとも上述の屋久杉やトウヒは、そんな人間の生き方や、世界の移り変わりをずっと見守ってきた目撃者です。

木も生き物、そして、人も然り。

様々な時代を生き抜いて今があるわけです。

少なくても100年からの樹齢の木を使って建築や、木工をすることが多々ありますが、100年も風雨に耐えてきた木材を大切にすると共に、感謝の気持ちをもって使っていきたいものです。


100年生きた木材は100年以上は使う。

そんな当たり前のことが出来るような木材業界になるように、これからも活動したいと思います。





木ぃクンmuku_mokuzai  at 13:15コメント(0)トラックバック(0) この記事をクリップ!