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年輪が詰まっている材は強い?! 

前から書きたかったネタに着手(書き始め)する時、少し慎重になります。
凄く気持ちだけが前のめりになって、誤った見方や考え方になっているのではないかと思うからです。

少し前に、木のお話のウソ・ホントという記事を書きましたが、どうしても自分の信じたい情報を正しく評価するような状態になったり、自然の物だけに理論よりも理想論があたかも本来の性質であるかのような材ばかりを取り上げてしまいがち。
だから、とっても書きたいネタほど、ずっと温め続けていていつまでも出せずに期を逸するということも少なくありません(汗)。

その肝心のネタというのは、昔ながらの材木屋さんならば今でも信じていたい(私も含め)もの。
それは、「年輪の詰まっている材は強い!」というもの。

今まで何度もこの「強い」について触れていますが、今回の場合は簡単に言えば「材としての強度が高い」という意味です。
これは、昔ながらの材木屋さんであれば感覚的にはとっても納得できるお話だと思います。

ここで賢明な(?!)否、敬虔な拙ブログの読者の方であれば(笑)、上記の理論は半分は間違っていることを容易に推測できるはずです。
その理由は、以前のタモ材での比較記事とそれに関連する「水を通す木材」の記事を見てね!!


道管通水実験 5


さて、では残りの半分はどうなのか?!
結論としては、半分正解で半分は不正解、といったところでしょうか。
なんともすっきりとしない答えではありますが、これが無垢材!
なにせ言い切れないんですから(笑)。

しかし、一例は示す事が出来ます。
それを今回は見ていきながら、「強さ」について考えてみたいと思います。

一般的に考えて、「強い」というものはそれに比例して「硬い、重い」というイメージが連想されると思います。
カーボンファイバーなどの一部の化学素材を除き、天然材料においてはおそらくそういったことが言えるかと思いますが、それは木材においても同じことです。
水に沈むような重硬な木材は概して強度的にも優れています。
もちろん、それにも理由があるわけですが、それでは同じ樹種で比較するとどうなのか?!
今回は非常に身近な木材であるヒノキを例に見てみることにします。

ヒノキは重硬といわれる木材ではありませんが、一般的に多く流通している樹種の中では中庸以上の性質と重量感ですし、比較する対象が得やすいことから、採用することにしました。

用意したのは、ヒノキの板2枚。
同じ大きさで樹種も同じ。

木目の詰まった材は強いのか?! 1


違うのは、木目が詰まっているかどうかということ。(節のあり無しもありますが・・・)
まずはこの両者の重さを量ってみることにします。
そしてその結果から様々な推測をしていきたいと思っていますので、いろんな想像を膨らませてご覧になって下さいね!



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コメント
1. Posted by Toshi   2021年04月01日 19:08
5 いつも拝見し参考にしております。有益な記事をありがとうございます。
私は、家具工房を自営しているものです。ナラやタモ、ケヤキなどの環孔材は、目が詰んでいる古い木を糠目と言って狂いにくいため重用されます。テーブル天板やキャビネットの鏡板などには、木目が美しく反らないために向いていますが、しかしそれでイスを作るには、ホゾが折れるなどの障害が発生しやすい面があるようですね。それゆえにあまりにも年輪の詰まった材は、木材としての強度はとても弱いと考えています。
2. Posted by 戸田材木店より   2021年04月01日 21:15
コメント頂戴しありがとうございます。
また、拙記事をいつもご覧いただいているとのこと、恐縮です。
家具製作をされていますと、建築よりも一層材の質に関して感じられるところがあると拝察します。
環孔材については特に顕著ですね。
私は針葉樹も広葉樹も木目の詰まったものが好きなので、広葉樹でも糠目を好んでしまいます。
本題ですが、広葉樹では糠目になりますがそれが針葉樹の場合だと同様に考えられるのか?!ということと、材木屋さんの理論ではそちらの方が重硬であるということになるので、実際のところをみてみたいので次回以降に比較します。
引き続きご覧くださいませ(^^♪
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