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ささくれが起りませんか?!

ショールームにお越しいただくと、よくいただく質問があります。


「ささくれが起きたりしませんか?!」



確かに、アフリカなど熱帯産の硬い木材の中では何かの拍子に一部分が欠けたりすると、とっても硬く鋭い棘の様になる場合があります。
中には、杉は柔らかいから傷がつきやすくて、その傷の部分がささくれて足に刺さるから駄目だ、とおっしゃる方もおられます。
でも、通常使用の範囲ではささくれるということは少ないと思うものの、意外と心配されることが多い。

確かに、手足などに刺さると痛いものではありますが、無垢の木の繊維や細胞組織で構成されている木質部分ですので、金属や薬品のついた合板の様に「疼いてたまらない痛み」というものはありませんから、私は平気なんですがそうも言ってはいられません。

スギやヒノキの針葉樹が柔らかく傷がつきやすいので、その部分がささくれることが気になるのでとおっしゃって広葉樹を検討されるケースがあります。
ナラやタモなどの広葉樹はどうなんだろう?、と考えていてショールームの床を眺めているとあるじゃないですか!!

広葉樹のささくれ?! 1

お客様のこられる前に掃除をした時の布が、少し絡まっている!
ここはもしや?!

そう思って布きれをとってみると・・・

広葉樹のささくれ?! 4


スマホ写真ではこれ以上に接写できず分かりづらいですが、引っかかっていた部分をよく見ると、そこは道管。
ナラやタモなどの広葉樹に見られる組織で、分かりやすく言うと孔の様になっている部分です。
(孔になっている、ということを視覚的に見るにはこちら!)
その部分が、ちょうど端の部分にかかっていてその上、斜め方向に向いている為に繊維の細かな布をひっかける状態になっているのでした。

割れているわけでもないのですが、懸念されるささくれに似た状態。
指で触れても少しチクッと引っかかる。

しかしながら、これは広葉樹の木部組織。
いえば木の特徴そのもの。

靴下やストッキングなどを履いて足をひきずったりすると、必ず引っかかるでしょう。
だからと言ってこれを受け入れられなければ、無垢のフローリングは採用できません。

住まい方と付き合い方。

相手に全てを求めるのではなく、自らがどうすればよいかを並行して考える。
なんだか家族や夫婦に似ていませんか!?
無垢フローリングも、おうちの完成とともに一緒に過ごしていくもの。
家族や夫婦同然に、気づかいながら過ごしていける方にとっては最良のパートナーです。


ささくれが起きるかどうか、ではなくて、ささくれが起きたらどのようにしたらよいですか?!、と聞いていただけるようなお客様が増えるように、もっともっと木材の組織や成り立ちについても触れていかねばと思っています。


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