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無垢材の個性、許せるところと受け入れられないところ・・・

近頃の若者の情報発信や情報取得はインターネット検索から、その他のSNSに移行しているという。
かくいう私も先日、♯(ハッシュタグ、というのか・・・)の真似をして拙記事の表題を試みた。
弊社も会社フェイスブックページなどを通じての情報発信もしていますので、旬な話題や木材についてはそちらを使うことが多くなりました。

対して、こちらのブログは写真ももちろんですが、木材に関してのいろいろな事や話題を掲載することに移行していっています。
今回の話題は、受け入れられない木材の特徴、です。

少し前に南洋材ブナ材スポルテッドを紹介しましたが、一昔前まではそれも「腐れ、ヤケ」といって廃棄処分でした。

兵ぶな(つわものぶな)スポルテッド A-2

しかし、それが自然の描写として受け入れられ、木質部分が脆くなっているものでさえ利用されるようになっているのですから、時代は変わるものです。
しかしながら、今でも変わっていないところもあります。

たとえば、オークナラ)の虎斑。
柾目材に顕著に表れる、ブナ科に多くみられる放射組織という木材の組織の模様。
ゆらゆらとした炎のようでもあり、銀色のオーロラのようでもあり、私は非常に魅力的に感じますし、これが沢山あるものが好き(一面ではなく木目との混在が)なのですが、一部の方には「ミミズがいるようだ」というように感じられる様で、敬遠される場面もあります。

カスクオーク(ナラ)幅広無垢一枚物フローリング


その他にも、やモミに特徴的な黒っぽい入り皮や、ブラックチェリーのガムポケット、カバの照りなどの杢の模様も同じくです。
その樹種特有の特徴なのですが、時に「汚い」とか「見苦しい」などと言われることもあり、がっかりすることもしばしば。
もちろん、私自身が木が好きすぎることもあり「あばたもえくぼ」的な考えが強く出すぎることで、欠点などという言葉が見当たらないから、気にならないのかも知れません。

私が好きな芳香を有する木材であるクスノキ日本のひば等の香りが「臭い(くさい)」と言われる場面は多くありましたし、精油に有用な成分を多く含む桧ですら、表面に析出する樹脂成分が「汚い汚れに見える」と言われてしまうこともあります。


木曽桧無垢一枚物フローリングの樹脂析出


確かに、あまりにも脂のきついものは桧の涼やかさをスポイルしているかもしれませんが、このような特徴のあるものが桧。
それに、こんなに樹脂成分が残っていることに感激してほしい場面も多いのですが、現在でも美観上好ましくないと言われてしまいます。

だから、人工乾燥でも樹脂分を取り除き、均一な品質で表面に樹脂などが析出しないものの生産に傾いてしまうのではないかと思います。
昔は、頭上の梁から松の樹脂が落ちてくる、ということはよくありました。
といっても、化粧で梁材が現しの家で且つ、地松材を使っている場合ですが、伐採されても樹脂を有していることは、そんな経験を通して知っていたものです。
まぁ、それも特殊な経験となってしまっていますが、樹脂や水分を含まない木材は、ただの木質材料。
もはや無垢材ではありません。


無垢材を使うということは、その樹種の個性を使うということ。
私もいろいろな個性をご紹介しますので、その個性を理解頂いて使ってもらいたいと思います。


木材の自然な個性である節や変色部分とともに、それ以外の個性も受け止めてもらいたい。
素材としての見た目だけではない本質も理解してほしい。
そう思う、今日この頃です。


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