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私が苦手な樹種、カバザクラ 〜さらに樺(カバ)を知る〜 

樹木としてのシラカバは、景観の美しい樹木としても有名ですし、写真でも絵になるものですが木材となると途端に別の話に。
私にとっては、その美しい白い木肌は非常に魅力的で、メジロカンバとは異なった魅力を感じるわけですが、残念ながらメジロカンバはようやく市民権を得ているものの、シラカバは樹種名以外では語られることはありません。
特に、木材としては敢えて語ることがない、ということです。


白樺(シラカバ)幅広無垢一枚物フローリング 2


材の見た目だけでいうのであれば、フローリングとしても十分に美しく用途としてはカバ本来の「明るく照らす」という「木語」通りに、非常に明るいイメージではあるものの、本来の用途とは異なります。

先駆種であり森のパイオニアであるシラカバは、非常に成長の早い樹種。
だからこそ、先駆種として生き抜いていけるわけですけども、もともと白い木材というのは腐りやすく変色しやすく、そうなるともちろん耐久性が低く、さらに割れも出やすい、という木材に求められる性質においては非常に不利な性質を持っているため、以前はアイスクリームの匙(通称、スコップ・・・というのは大阪だけ?!)や楊枝、低価格な割り箸など、「使い捨て」用途の安価な製品に多く使用されていた樹種でした。


白樺(シラカバ)6


木材としての平均比重は0.64と、決して軽軟ではない数値ではあるものの、やはり優良材とされるマカバやのちに紹介するミズメなどとは全く異なるように感じます。
それは手触りであったり、薄板にした時の感触など様々ですが、工業や生活用品の中に木材の用途が多かった時代には、特別に有用である性質を持たなかったことで、その樹種が重要視されなかったのがシラカバ。
しかしながら、その白さや広葉樹の利点である無味であること、木目を感じさせないことなどで口に食べ物を運ぶ用途の匙としての用途に活用されていたのだと思います。

現在ではこの「スコップ」も見かけることが少なくなりましたが、もしかすると割り箸と同じように日本のシラカバではないのかもしれません。
口に入れるといえば、内科のお医者さんが「はい、喉をみますね〜」といって下を抑えるあの「棒」もシラカバでできているものもありました。
これも今はあるのかないのか・・・

アイスクリームの匙にしても、口に入れた時の違和感の無さはある意味、シラカバが持つ大きな利点であるでしょうし、安価であったとはいえ特徴的な適材適所なのではなかろうかと思います。


とはいえ、やはり辺材である白っぽい部分の多い材は、木材としての価値は一段も二段も低く見られてしまう。それがシラカバ。
その理由はダケカンバ(雑かば)と同じく、ピスフレック!!
耐久性が低く変色もしやすく、せっかくの白い材面に「ミミズの這ったような」茶褐色の筋が現れる・・・
用途よりも、敬遠される理由の方がはっきりとしているという、日本での扱いは雑カバよりもさらに気の毒なのがシラカバ、なのです・・・


白樺(シラカバ)幅広無垢一枚物フローリング 4


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