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私が苦手な樹種、カバザクラ 〜さらに樺(カバ)を知る〜 

私の趣味の一つとして、巨樹巨木に逢いに行くことがあります。
拙ブログ記事の中でも紹介していますし、ホームページににおいても少しずつではありますが、巨樹の位置情報とともにブログ記事へのリンクを進めています。
そして業界新聞においても「材木屋の巨樹木甦」と称し、木材とし手の性質とともに全国の巨樹を紹介しています。
そんな私ですが、今まで樺の巨樹に出逢った記憶はほぼありません。
もちろん、その分布が北方に限られることも大きな理由ですが、やはり木材として優秀であるため数百年という樹齢の者たちは既に伐採されてしまったのかも知れません。

その中で、ダケカンバだけは幹周り5.5mというものが山梨県に存在するそうです。
こちらにもいつか逢いに行ってみたいものです。

前回、ダケカンバの用途としてサクラとして学校関係の床材として使用されてきたと書きましたが、住宅のフローリング材とは違って短尺で幅が広くなくとも利用できることが、ダケカンバの樹形を活用できることや、住宅ほどにその材面に気を遣わずともカバ材としての性質を有していれば問題ないことも、もしかするとその理由なのかもしれません。

施設用無垢フローリング


このように利用されるダケカンバは、マカバと分けられることなく「カバ材」として流通することが出来るわけですが、その用途にも属することのできないダケカンバが出てくる。
その要因の一つがピスフレックと呼ばれる黒い条状の模様。

木材としての雑カバに分類されているダケカンバの中で、材質の優良なものはマカバへ移行。
しかし、辺材の白い部分が多くピスフレックの多いものは木材として(色が白く材質が劣ると定義する)のシラカバへと移行することがあります。


ダケカンバ(雑カバ)幅広無垢一枚物フローリング 

写真を見る限りでは、白い材面が非常に美しい無垢フローリング。
しかし、これは弊社の清涼樺(せいりょうかば)幅広無垢一枚物フローリングに入ることのできなかった、雑カバフローリングのセレクショングレードです。
無垢フローリングとしては全く問題はないのですが、写真では見えづらいものの、ピスフレックが多く入っているのです。

白い材面であるにも関わらず、メジロカンバほど白くなくピスフレックが目立つためにメジロカンバになることもなく、シラカバとは厳密にいえば材質が異なる。
そういった理由で、個性的ではあるもののカバの無垢フローリングとしての地位を確立するまでには至りませんでした。

材の持つ性質を重視する木材としての序列でいえば「マカバ>ダケカンバ>シラカバ」となるわけですが、マカバになりうるものもあれば木材としてシラカバに分類されるものも出る。
それがダケカンバ。
これも正式な分類ではなく、私の経験上の分類と市場の一部での流れですから、樹木としてのカバには関係のないものですが、木材ではこういった仕分けも行われるという一例です。

木材界で雑カバという名称で扱われるダケカンバ。
樹種としては勇壮な名称だと思うのですが、木材としての扱いは何とも中途半端で残念なものだと感じてしまいます。

ダケカンバ(雑カバ)幅広無垢一枚物フローリング 3


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