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「三大チ祭り」終わる  ΑΑ

妙にものものしいタイトルになっていますが、特段悪いことをしたわけでもなくましてや、「血」などあろうはずが無いのですが、昨年から続く一連の流れがまさしくこの「チ祭り」だったのです。


木材の世界にも、多少の樹種ブームはあると思います。
その時代ごとの流行色や好まれる木目の傾向というのはあって(それもメーカーさんとかいろんな人が造ることなのかもしれないけど)、同じ樹種に注文の集中することがあります。

またそれとは別に、偶然にも同じ木材への問い合わせが集中したり、口裏合わせでもないのに来店のお客さまのほとんどが同じ傾向の木材や樹種を希望される場合があります。
ただし、この場合はたまたま何かのきっかけで、探していた樹種にであったというケースであったり、その樹種についてネットサーフィンしていたら偶然にも「こんな零細で、銘木屋でもない街の材木屋の発信記事をみつけた」、という理由でありがたくもお問い合わせを頂くケースがあります。

もちろん、有名な樹種や沢山販売できる樹種、というのはわざわざ私が発信せずとも有名な材木屋さんやネットショップさんで購入できます。
それに、ホームページがあるもののインターネット検索へのSEO対策等にも全く投資していない弊社を見つけて頂けるなんて、普通では考えられません(笑)。
それなのに!弊社までたどり着いてご連絡いただけることは本当にありがたいこと。
感謝感激なのです。


そんなありがたいお客さまのおかげで、昨年から年始にかけては「祭り」を開催することができました。
その名も「三大チ祭り!!」

「チ」というのは、樹種名の頭文字であり「チリ杉・チーク・イチイ(一位)」のこと。
それぞれに非常に特徴を持った樹種ですが、そんな特殊な樹種が一年の間に非常に多く出荷された珍しい状況でした。
チリ杉は、現在では非常に稀少な「美しい木目と高樹齢幅広材」という組み合わせ。
楽器業界では、スプルースと同様に非常に均質に木目の並んだチリ杉の柾目が好まれるようですが、材木屋としては柾目もよいもののやはり、屋久杉と見まがうほどの木目や特異な杢に魅力を感じてしまいます。

こんなに細かい木目はなかなかありません!

チリ杉祭り 3


「チ祭り」では、1m×2mを含む幅広の一枚板を50枚近く販売しました。
天井材になる、ということなのですが想像できますか?
1m〜2mの一枚板の天井ですよ・・・
普通なら、日本建築の堂々たる門の鏡板(戸の中心にはまる板)になるほどに大きなもの。
それが頭上に?!

チリ杉祭り 2


凡人は想像できません。
樹齢数千年にもなり、非常に巨木に育つというチリ杉ですが一般に目にすることは殆どありません。
そんな中在庫していた材に、たまたま弊社にたどり着いていただいたことで巡り合っていただきました。
さらに、その数週間後にはやはり上記の楽器用途であるというお客様から、のおたずねで角材を販売することに・・・
それも非常に美しい杢が出ている角材でしたが、おそらくきれいに通った柾目材に生まれ変わっているんだろうと思います。
まさか、大きくPRなどしていない在庫品から、チリ杉という珍しいご注文が続くなんて・・・と思っていたら今度に訪れた祭りは「チーク」でした。

チーク祭り 1


弊社は、先日お伝えしたように無垢フローリングでもチークを多く扱っていますし、在庫でもチークの板材を少々持っています。
そんなこともあり、無垢フローリングとしてチークを検討したいというお声を頂きました。
しかし、普通のフローリングではないんですよ。
祭りのフローリングですからね。
実は、「幅300mm、厚さ30mm」のチークフローリング!!です。

なんと・・・
300mm幅というのは、弊社が普段扱っている無垢フローリングのレギュラーサイズである150mmの倍にあたるサイズ。
どれだけ幅広かというと、写真の通り。

チーク祭り 3

私が手を置いているのは、普通で考える幅広フローリングの150mmのロックメープルフローリング
この比較で、300mmがどれほどの大きさかわかっていただけるでしょうか!!?

しかも、すこぶる色と木目のよいチーク材です。
私が宝物として持っていた材ですが、いくつかを見て頂いてリビングに貼ることが出来る数量をお買い上げいただきました。
リビングに貼る数量、と言いましたが厚みも普通のフローリングである15mm倍である30mm!
つまりは厚み体積が倍になるということで、それだけで1㎥を優に超える材積に・・・
㎥あたりの価格を考えると・・・・材木屋さんならばすぐに「!!!」と計算できる価格になる驚きのフローリング原板の出荷となりました。

そして、そんな珍しいご要望と併せて弊社から別にご提案したものが、同じくチークのフローリング。
こちらは、すでに「和風家屋にネシアンチークをつかっていただきました!」にて詳しくご紹介していますが、少し報告しておきますと、このチークフローリングは「芯材部分を厳選した150mm幅のフローリングで、なおかつ適切に管理されたチーク林の原木のみを使用して製品化された無塗装のフローリング」なのです。

チークも樹木ですから、辺材の白い部分が含まれます。
その部分をグレーディングによってネイキッドグレードに回し、芯材中心のプルミエグレードを製作。
その原木も、国によって管理された森林からの原木をしようしているので、古くから知られる天然林のチークから比べると、木目や色合いに若干の差があるものの、それでもきっちりと管理された森林から出てくる丸太を使いながらも、芯材部分を厳選してこんなに美しいチークにできるということを見てもらうことが出来ました。

チーク祭り 4


現場ではオイル塗装が施されていましたが、通常のチークフローリングは着色ウレタン塗装がされています。
色ムラやチークらしからぬ白太部分は着色されているわけですね。
しかし、このチークフローリングは芯材のみのプルミエグレード!なので、着色することもなく自然なチークの質感とチーク脂の「ヌメリ」を感じることのできる貴重な材なのです。

更にこの直後、数量は限られていますが上記と同じチーク無垢フローリングで、テーブルを製作したい!ということで150mm幅の一枚物を出荷しました。
一枚物で製作できるというお考えがなく、UNIが当たり前と思われていたところでしたが、一枚物のチークを使っていただくことが出来て非常に喜んでいただきました。
因みに、周囲にはメープルの白い縁を回していただいて!
お客様用に今後も製作したいなぁ、というご満足の声を頂いたことは言うまでもありません。


そして、最後に訪れたチ祭りは、知っていても見る機会の少ない、一位(イチイ)のチ祭りとなったのでした。

一位祭り 2


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