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人が守るべきものとは・・・松林と天橋立 


松とその風景を守るために「雑木」とされる広葉樹を伐採する。
景観を守っていくには大切な事なのかもしれませんが、一方で自然の流れも知っておきたいと思いながら新聞記事を見ていました。

見出し通りに、「青松を守る事」が主眼なのですがやはりそれだけをクローズアップするだけではなく、見えていない他の部分にも注目したいと思います。
そのために、私が継続して行っている伐採授業

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使われることなく廃棄されようとする状況が多い松を活用することの意味、そして松が森林で果たしている役割や他の樹種との関係、そして松をはじめとした樹木が木材としてどのように利用され、可能性を持っているかを座学と実地研修を通じて学んでもらっています。

建築用の木材を生産することに主眼を置いた人工林とは異なって、森林では単一の樹種だけで成り立っているわけではありません。
そして、その礎を作る役割を果たしている樹種の一つが松であること。

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その松が作る環境が、その後の森林を豊かにしていくこと。
その流れを理解すると、森林の見方も変わるし樹種の役割や生育に関する感じ方が変わってきます。
今回、「雑木」とされている広葉樹たちもそれぞれの個性をもって周囲の環境に適応して育ってきている樹種。
松が耕した土壌にやってきた次世代の樹種だったのですが、景色の維持を主眼におくとやはり人がコントロールしていく必要があるということ。
景勝地では保護されるべき松ですが、松くい虫蔓延防止の観点では、各地で松の伐採が多く行われ樹種転換されているようです。
事情により、守るほうにもなり伐られる方にもなる。
複雑な立場の松。


弊社は、森の礎づくりをしてくれた松を、少しづつではありますが無駄にすることの無いように活用すべく、伐採とともに環境としての松のお話を含めた授業と利用を進めています。
それとともに、違う場所では見事な成長をしていても活用先が確定していない広葉樹の利用を促進すべく、日本の広葉樹無垢フローリングシリーズ(なら・かば・たも・樟他)をはじめ、様々な利用方法を模索しています。


海岸の景勝地保護とそれぞれの樹種の役割のお話。

ひとくくりにすることができませんが、双方のことを知ったうえで見続けていきたい景勝地事情であることには変わりありません。

天橋立 3


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