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戸田先生の伐採授業、2019年度大阪研修  

暑い中、一通り市場の見学を済ませた一行。

最後に、私が倉庫より積んできた木材のうちで学生に見ておいてほしい、化粧柱のお話に移ります。

市場


化粧柱とは、和室や室内屋外にそのまま意匠として見える形で使用する柱のこと。
昨年までは、市場にも化粧柱がおいてありましたが今年はゼロ。

一昔前からの和室の減少や、大壁造という工法の変遷で化粧柱というものの使われる場面がほとんどなくなり、今年からは市場から姿を消してしまいました。
話せば長くなるので割愛しますが、諸事情で現在は扱われない為に弊社持参なのです。

枝打ちのことなどを勉強しているであろう学生さんに、実際どのような製品になるのかということと、材木屋がそれをどのようにして販売しているのかなどを説明。


そして折角なので、重さ体験!で一人づつ方に担いでもらいます(笑)。

市場 6

丸太を重機で運び出すことと違い、乾燥した「今使える木材」というものの重さがどのようなものなのか。
材木屋が方で担ぐというのはどんなものかという事の体験です。

私が若い時は、ひと夏でTシャツの肩の部分だけを何枚も破るほどに担いだものですが、それも昔。
機械の登場や建築方式の変化で、今はこのような体験をしてもらうことでの、昔話のひとコマになったのが悲しい部分。

昔話のついでに、戸田先生も昔を思い出して一気に2本担ぎだ!!

市場 8

本当に、こうやって2本や3本、一気に担いでました。
昔の話です(汗)。
肩に担ぐ仕草がぎこちない学生を尻目に、なんとか本物の材木屋の面目躍如!!

少しは材木屋としての姿を見せておかねばなりませんからね!本物ですよ、私(汗・・・)。


さて本来は、様々な材が見られて比較して、良質なものや用途に沿ったものを競り購入できる場所、それが市場。
現在は理想的な市場の姿とは異なるかもしれませんが、このような学び場としても活用できるようにしなければ、単なる流通の一部分というだけの時代は既に終わっていると思います。
学生さんたちには、この市場見学の最終でお話しましたが、山から優良材を出荷して街で使いたい人とだけつながればいい、とは思って欲しくない。それだけではいけません。

市場がどうして存在するのか。(最近は意義が問われていますが・・・・)
そして、市場があるから出来ることがあるということ。
それを考えてほしいのです。

市場 7


材のストック機能や多様な商品を集める集材力、そして金融としての位置づけも欠かせません。
価格重視で、いつでもどこでも同じ木材が入手しやすい現代においては、市場の様に多様な木材をストックしておく必要性はないのかもしれません。

しかし、実際は無ければ非常に困るという事に気がつかない現状。
そういった事情も知ってもらって、今後の山での活動や出荷に活かしてもらいたい。

そんな思いを持って、それぞれの材の違いをお話しています。
市場の意味を考えて、今後の流通を支えられる人になってほしいとの想いをこめて、初日の戸田先生の課外授業は終了です。


さて、話が長くなったので宿に向かう前にお手洗いを済ませてくださいよ!、と声をかけたそのお手洗い。
どうも、この市場には人間以外の利用者があるようで、そちらに向けての貼り紙がされていました。

市場 1


大阪は、カラスにまで訴えかける街なのかっ!!!

府外の学生はさぞかし驚いたことでしょう。
いや、大阪でもこんな貼り紙、普通はみませんよ・・・・・
市場で最も驚いた瞬間。
ここでした・・・・・・・

 
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