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担当の一か月の出来事、総集編(汗) 

さぁ、担当戸田昌志の4月珍道中・・・じゃなかった、出張中の報告の続きを参りましょう。

渡り鳥の上昇気流に乗って(笑。前回末参照)やってきたのは、植林林業の聖地。
樹齢数百年の木々が林立する、ただ開いた口が塞がらない、そんな風景が連なる山です。

BlogPaint


どうです!!
こんな木が道端に・・・それも舗装路ですよ(汗)。
何年生くらい?!200年くらいでしょうか?!
この近くの区画が大体250年生と言われていますから、それに近い位なんでしょう。
別にいつもの巨樹巡りに来ているわけではありませんよ。
もちろん、そこに該当しそうなくらいに立派なものがあるのですが、今回はこんなに立派に成長したものが林業として育てられた結果であること。
つまりは用途があれば伐採対象にもなるということを皆、肌で感じることが一つの目的。
そしてこの巨杉を含めた大径木林業の現在と、その対極として今後材としての活用が見込まれる広葉樹と、その広葉樹を育む山を知る研修に行ったわけです。

所有者さんのあるところの場合においてはいつも通り、ある程度私がシナリオを作りまして現地の事情に詳しく所有者さんに連絡のとれるK氏にアテンドをお願いしました。

先ずは、先程の様な巨杉が生える施業地を歩くのですが、そこにある立木のサイズや切り株のサイズ、そして切り株に残っている年輪の様子など、普段はそんなに気に留める事が無いようなことも、圧倒されるような切り株のサイズとそれを物語る林業の歴史のお話を聞くと異常に特別でいつも自分たちが見ている林業とは何ぞや?!と考えさせられるようになります。

企画研修会 1


私がツアーを企画する時のいつもの手口(笑)ですが、絶対に素晴らしい山や美しい木材ばかりを見せることはありません。
材木屋としては、綺麗で素直で美しい木材と山を見てもらって、購入利用意欲をかきたてるのが本来の商売というものでしょうが、どうもそれができません。
もし、非のうちようのないような素晴らしいものしかないとしても、その素晴らしいものが作られた歴史や関わった人の事などをお話しますが、日本の山や木材産業はそんな理想的なところばかりではありません。
いや、それは非常に稀過ぎるケースでしょう。
むしろ、必ず「光と陰」があるといってもいいのではないでしょうか。

どこかで問題があったり、若しくは目をつぶっている課題があったり・・・
だから、私はいつもそれらを比較できるように考えています。

こんなに良質で立派なスギやヒノキがある、といいたいところですが実際はそうではない場所がすぐ近くにある。
または、木々に責任はないのに施業の仕方等に問題があり、結果とても残念な山と化しているところ。

企画研修会 4


こんな傷も、本当はクマやシカの被害であれば深刻ではあるもののまだ納得できます。
しかし、このような完全に人為的なキズが多く存在するところがあります。

いい加減な伐採や、他の木の事を考えない伐採。
若しくは、伐採というよりも山のことも考えず、根こそぎ搬出することのみを考えた伐り取りのようなやり方。
こんな状態のところが、先の数百年の樹齢の山からほんの1時間もしない場所に存在しています。

はたしてこれは「林業」なんだろうか?!
木を切って搬出して木材か何かに利用する。
その林業と同じ流れですが、内容や先に見えて来るものには大きな隔たりがあります。
ただ、自然を荒らしているだけの様に感じます。

しかし、これも良い作業とそうでないもの、計画的に綺麗に続けられた林業と全く無頓着で林業になってはいないもの。そんな二つを合せ見るから気がつくものです。
普通は山で木を切って搬出していれば林業だと思いますし、それが小径木を含んでいるならば「間伐作業なんだな!」と、ある意味良いイメージを持たれてしまいます。

しかしここは、間伐とかそんなものではありません。
後に残るものは一体・・・と悲しくなるような現実のみ、なのです。


木のビブリオが、それぞれの木が持つストーリーとともに、こだわりの木材をお届けするブログと、稀少木材・無垢フローリングのホームページです。

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