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担当の一か月の出来事、総集編(汗) 

さてさて、往復800kmの道のりがあっても向かった先。
そこにあったものはこんな材でした。

天然林材 1

前回製材される前の状態の原木です。

さぁ、これを見たらいよいよわからなくなってきませんか?!
前回言った通り、割れてるし小径木だし・・・
これらは一部分ですが、うずたかく積まれている原木の中からセレクトしていき、製材するとこんなものができるのです。
そして、私のお目当てはこれなのです。

天然林材 8


意味がおわかりでしょうか。

写真の原木は、直径わずか16cmほど。
なんだ、めちゃくちゃちっさいじゃないか!!こんなの製材してどうするの?!
なんとか105mm角の柱くらいは使えるかもしれないけど、わざわざそのために800km走っていくの?!

そう思ってもらえればうれしいです(笑)。

こんなもの、とおもわれるもののために出張を繰り返しているのです。アホなことをしている。それが正しい答えかも知れません。
しかし、お気づきだろうか。
私の人差し指ほどの幅しかない、この原木の木目を・・・・


実はセレクトしている原木というのは、こんな「直径16cmで樹齢100年以上」という、普通ではなかなかありえないものばかりなのです!!
わかるでしょうか、この意味が・・・

上の写真、私が指をおいている材の左にも丸太がありますが、それは写真の焦点が合っていなくても年輪が数えられるほどに目立っています。
もちろん、色の差もありますがほぼ同じ大きさの原木ながらも、成長スピードの違いから、60年以上右の原木の方が樹齢を重ねているのです。


木材においては、木目が細かいほうが素直だし美しい木目が形成されるので好まれてきましたが、近年ではなかなかそういったものを見かける機会が減りました。
植林された成長の良いスギやヒノキを見る機会の方が増えたこともありますが、銘木として出荷製材されるものを見る機会が減ったこともあるでしょう。
それに、林業の聖地である奈良県の吉野地方でも、大径木での木目の詰まった良材は産出されますが、これほどの小径木で木目の細かいものは、そうはありません。

天然林材 2

これも、直径でいうと24cmほど。

しかし、中央の年輪はなんとか数えることができますが、端にいくともう判別が不可能。
つまり、一年での成長量が1mmにも満たないようなスピードということです。
わかりますか?一年で1mmも太くならないのですよ?!(年輪幅で)

こんな丸太を製材すると、先の様な人差し指ほどの木目が美しい木が生まれる、というわけです。


私の興奮がつたわるでしょうか・・・
いや、伝えきれません。
こんな見事な材を見るのは久しぶりです。

在庫している材の中にはもちろん、こんなものもありますが、それはずっと以前に製材されたものや、現在ではなかなか入手できないようなものばかり。
そう、屋久杉や木曽桧のような、そんなイメージです。

そんな原木が目の前にゴロゴロと・・・・
興奮せざるを得ませんよね?!



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