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必要だけども在庫できない、辛い現状

いつでもどんなものでも在庫が出来る体制であればいいのですが、なかなかそうもいかないつらい現状。

建築に使う木材の種類があまりにも狭まり、一定の樹種とサイズ以外は使わないほどに画一化されています。
それは効率的でもありスピードが求められる現在にはあっているのでしょうが、それ以外の木材については何も知らない、というような現状をうむことになった一因でもあると思います。

ホワイトウッド

今回は「バラ板」の注文にこたえる事ができましたが、これからどのように木材の業態が変化していくのかは予測できません。
それでも、弊社は特殊材ばかりを扱っている材木屋ではなく、一般材から銘木、無垢フローリングまで様々なものを扱うからこそ多様な声に対応できると思っていますので、これからも必要とされる木材を供給できる体制を維持していくつもりです。
本年に続けて起きている自然災害である大阪北部地震や台風20・21号を考えても、日頃の建築仕事では殆ど出番が無くなってしまった瓦屋根屋さんや左官屋さんに、修繕や新設の依頼が殺到して、被災住宅の補修が数カ月から1年先、という様な現状を生んでいます。

ただでさえ、屋根瓦や外壁修繕の左官屋さんが極端に不足しているところに、一度に以来があっても、仕事をこなす職人さんの体を分散するわけにはいかず、未だに復旧には遠い状態です。

瓦は重くて地震に弱い、左官仕事は時間がかかって意匠性が低い、木材は腐るし燃える。
揶揄される表現ですが、これらは決してその通りではありません。
しかし、こんな旗を掲げる大きな流れにはなかなか逆流しがたいものです。
木材は、国の取り組みもあり大規模の建築物などにも集成材が採用されたりして、利用は増えてはいますが、それでも、それぞれの材料が誤解や揶揄されることで衰退していった部分があることも、現在の職人さん不足の一員でもあります。

私が伐採授業やその他で、大工さんや学生さんなどと交流を深めてわざわざ山の木を伐りに行くのは、今回の様な材料不足や職人さん不足を危惧するからです。
今、との時だけ必要だからといっても、職人さんも材料も育ちません。
今の為に先の為に継続して仕事があるからこそ存在するもの。

時代が変わった、ということだけではなくそれに適応しながらも職人さんや材料を維持していく方法を、みんなで考えなくてはいけない。
小さな材料から、いつもながらにそう思う「バラ板」販売でした。


在庫品11


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