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必要だけども在庫できない、辛い現状


今の時代、バラ板という言葉すらほとんど聞かないのに、それをまとめて購入したいといってわざわざ弊社を訪ねてきてくださったわけです。

在庫品3

もちろん、在庫商品ですので喜んで販売はするのですが、通常は一年に数えるほどしか出荷のない商品をなぜたくさん?!

そんな疑問を確かめるまでもなく、お客様からその理由を聞くことができました。
弊社スタッフいわく、いつもは他の店にお世話になっていたものの、そちらには常時在庫を置かなくなり、探した結果弊社が見つかった、ということ。

なるほど。
一昔前までは、材木屋さんには必ずと言っていいほど在庫されていた商品であるバラ板ですが、使われる場面が極端に少なくなり、どの材木屋さんも在庫をしないようになり、いざというときには商品がない!!という場面に直面しているのだ、ということがわかりました。

材木屋さんには、在庫しても売れない商品になってしまってはいるものの、職人さんの仕事の中には必ず必要になる場面もあり、いざ職人さんが来られた時に商品の在庫がないということが増えている様子です。

わからなくもありません。
売れるか売れないかわからないものを在庫する必要はないと思いますし、無駄なものかもしれません。
そう、立場を替えれば私たち材木屋にとっての近年の地松がそれであって、構造梁にも使われないし土木用材にも杭にも使われない。
伐採しても売れない、使い道がないということになれば、わざわざ伐採することもない、商品にする必要もない。

地松杭丸太1


ということで、地松の杭がほしいというときにもすぐには答えることはできず、わざわざ時期を見計らわないと作ることができなくなる。
以前は土木用の杭というと必ず松で、いつでも用意してもらえたものですが、今は私の周りでは注文しなければ入手することもむつかしくなっています。

それはやはり売れないからですよね・・・
売れないものをずっと在庫するわけにはいかない。

今回のお客様にとってはそれがバラ板だったわけで、ほかの材木屋さんにとっては在庫するべき商品ではなくなった、ということなのでしょう。
もちろん、弊社でも一年かけても売り切ることができない商品が、果たして在庫に値するのかどうかは疑問になるところですが、もしかしたら弊社の存在意義はそこに出てきているのかもしれません。


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