空を見上げて
トップページ » 大きな機会(opportunity)のために、15年ぶりの倉庫掃除、始めます。

大きな機会(opportunity)のために、15年ぶりの倉庫掃除、始めます。

前回の冒頭に書いていた「無駄なスペース」である部分の一つ、倉庫。

無駄?!1


近年では、街中の材木屋サンは嵩(かさ)高くて置き場所ばかり必要な自社倉庫での木材の在庫をやめ、駐車場やマンション、賃貸物件や収益物件として店舗にしたりと「有効活用」されている場合が多いです。
先日来られた建材メーカーの営業さんも、「材木屋サンは材木だけでは食べていけませんよねぇ・・・不動産とか別の事をメインにしないと・・・」と言っていたのが真実で、純粋に木材の販売だけの業務では業として材木屋を続けていくことが難しい時代になっています。


人工乾燥木材が今の様に普及する前や、木材需要の旺盛な時代には多くの在庫を抱えながら、そのストックで業務をこなしていた部分が多くあったように思います。
ストックをするには保管場所がいるわけで、自然と土場や倉庫が必要になり在庫が増えていく。
しかし、急激に「在庫販売」というスタイルが必要とされない時代になり、土地面積の広い材木屋サンほど「無駄なスペース」が生まれた。
そんな感じです。

現在でも、貴社の荷受場所にしている土場にマンションを建てませんか?!、という営業さんが来ますし、面白半分のからかいで「マンション出来るのはいつなん?早よ、売ってしもうたら仕事せんでもいけるんちゃう?笑」と言う人もいますが、やはり無駄なスペースに見えているんでしょうね。
確かに、冒頭の様に収益物件でもあれば業務としては非常に有難いわけですが、そんな事をするわけにはいきません。

場所

この「無駄なスペース」は、祖父である(故)会長が決して余裕があったわけではない中で、大きな決心をして作ってくれた場所です。
現在の様に陸路の発展していない時代に、木材産地から船で木材を仕入れたり、増える需要に対して少しでも良い木材をストックするために残したスペース。
今はまだ、マンションにするわけにはいかないのです。

倉庫もその一部。
そして何より、倉庫が資材保管と共に大きな役割を持っていたのは、大工さん達の加工場所の確保、です。

少し前の時代を知らない方には想像しにくいものだと思いますが、木材は保管場所と共に加工場所というものが必要です。
建築に使うため、家具を作るため、全てにおいて大きな塊の状態から組み上げられるように、孔をつくったりつなぐ部分をつくったり、または表面を綺麗にするために削ったりする事も同じです。
それらには全て「場所」が必要です。

無駄?!2


しかし、大きな建築会社以外はなかなかその「場所」を確保維持しにくい。
特に、一人で営業し工事までされる大工さんなどはなおさら。
仕事はあっても、仕事をするための加工場が無い!。そんな状況でした。
その為、大工さん達が十分に仕事ができるように、倉庫の一部を加工作業場にして大工さんに開放したのが会長でした。(もちろん、私の生まれる前の話。)

「自分たちが仕事をしていけるのも、大工さんたちお客さんが仕事をしてくれるからや。だからウチは仕事ができる環境を作ってやらんといかん。大工さんに頑張ってもらわなアカンしなぁ!」

そんな事を言っていました。
しかし、会長の友人の材木屋サンは同じことをしていても、作業場使用料を設定されていたり、加工作業で出る木端などの廃棄料を設定されているところもあったそうで、「ウチも、もらえたら楽なんやけどのぉ・・・はははは。」といつも笑いながら言っていたのを覚えています。
だって、土地があるということは土地維持費もかかるし加工すれば処分費用も必要。(現在の様にバイオマスみたいなものもないし、たまる量が半端なかった・・・)
費用を頂くのは当たり前?!

20180523_163324


しかし、ついに会長は費用をもらうことはありませんでした。
もちろん、今もです。
最初から費用をもらうためにしていたのではないから当然なんですが、子供のころの私は心の中では、費用をもらえばいいのに・・・と思っていました。

しかし現在、大工さんの加工仕事の機会が殆ど無くなった時代、それでもやはり加工仕事をされる大工さんも少数おられるのです。
小さなものから比較的大きなものまで。
そして今回は、特に大きな建物の為スペースの確保できる弊社作業場にて、仕事をさせてほしいという御依頼でした。
御本人も、とても頑張って活動されている職人さんです。それになにより、とってもいい仕事をされるのです。
いくら建物が大きくても、やはり建築自体が良いものでないと「面白味=やりがい」がありません。
木が活きる建築になる仕事間違いなしの案件。
断るはずがありません。


無駄、がらくた置き場と言われ続けたスペースが今、再度求められる存在になろうとしています。
会長が造り社長が維持してくれた作業場スペース。
存分にその存在意義を発揮してもらう時が来たのです!!

無駄?!3


ということで、数カ月で終われるかわかりませんが、数十年分の整理整頓を始める決意をしたところです。
そう、決意表明です。


木のビブリオが、それぞれの木が持つストーリーとともに、こだわりの木材をお届けするブログと、稀少木材・無垢フローリングのホームページです。

・樹種別無垢フローリングのブログ記事一覧 http://trackback.blogsys.jp/livedoor/muku_mokuzai/1611916

・戸田材木店・セルバのホームページ
http://selva-mukumokuzai.jp




これより先はプライベートモードに設定されています。閲覧するには許可ユーザーでログインが必要です。



コメントを書く




情報を記憶: 評価:  顔   星