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とっても貴重なスポルテッドの在庫

日本人は、自然の様々なものを受け入れ美しい、あるいは稀少であると大切にしています。
木材における「杢(もく)」もそのうちの一つ。
ケヤキやタモなどに出る、水玉模様のような「玉杢」やトチなどに代表される縮み杢など、通常の木目とは異なるものに美的感覚を刺激されるものですが、こういったものはどうでしょう・・・

スポルテッド 3


言うときますけども、ゴミとちゃいまっせ・・・
また、管理が悪くて「やってもたぁ!・・・・」というパターンとも違うんです。

ちゃんとした売り物、それもこれを求める人に向けた特別仕様!


ヨーロッパなど外国においては、こういった変色したものなどを「スポルテッド」などと呼び、オークやビーチメープルなどの樹種は日本での杢と同じ様に、珍重されているのです。
日本でも、黒柿という普通の柿に黒い筋が現れたものが、とても珍重されていますが、それと似た感覚?かもしれません。

といっても、こちらは杢というのとは少し趣が違うように思いますが、近年これに引き合いがあるんです。
普通の人が見ると、まるで「汚く」すら見えるかもしれません。

スポルテッド 2

しかし、これも自然の産物。
こんな模様が欲しい、と思ってもできる物ではないことから、「ほしい人は欲しい」ものになるんですね。

まぁ、杢の出た木材自体も「これが欲しい!」と思ってしまうから価値があるわけで、理屈は同じなんですが未だに私もスポルテッドには若干抵抗があるのも事実。
こうなると、木部自体の強度は殆どありません。
なので、やはり木材の性質自体も重視したいところが、見た目重視になってしまうところに抵抗が・・・・

もともと、このような「模様」が生まれるのは、木材を腐らせる菌糸のせい。
いつもは悪者の腐朽菌の仕業。
黒い線は、黒色菌が成長した範囲に残る「なわばり」みたいなものだといわれていますし、また2種以上の菌糸がぶつかった部分の境界だともいわれていますから、そうやって聞くとやはり、黒柿の模様の様に、なんかミクロの世界のロマンを感じてしまいますが、う〜む、やっぱり木質部がふにゃふにゃと腐朽してしまうのはちょっとなぁ・・・
(もちろん、使用するときは固めて使うのですけども・・・)

まぁ、私はまだまだ「境地」には達していないんでしょう。
これもまた、引く手あまたな材料のうちの一つ。
お好きな方、どれくらいあるでしょうか?!?

ナラのスポルテッドは少々残っていますよ。

スポルテッド 1


*写真の材は栃スポルテッド。現在の在庫とは異なります。


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