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世界に一つは世界一?! 〜日置のハダカガヤ 〜

今回のハダカガヤの紹介は、きちんとストーリーを紹介したいこともあり、2回に分けて「鎖」のお話しとともにお伝えしましたが、もう一つお伝えしないといけないことがあり、今回までがハダカガヤシリーズとなりますので、もう少しお付き合いください。

ハダカガヤだけでも、十分に貴重ではあるのですが、実はハダカガヤのある磯宮八幡神社の見どころは、前回に少しお話しした「両脇を含めた3本の姿」であるのです。

日置のハダカガヤ14

写真の中央が、前回までにお話ししたハダカガヤ。
そして、写真奥と手前が通常のカヤの大木です。

これは、社の裏手の道路からの写真ですが、きれいに3本が並列で立っている姿がなんとも珍しくあるのです。
この並びだけでも、指定を受けそうな社叢を形成しているようにも思うのですが、通常は巨木の周りには普通の樹木はあっても、このように大木が並んで立っているというの珍しいもの。

長野県に行った際、境内や広い公園の中にあるケヤキの巨樹の周辺に「ボッコボッコ」と同じようなケヤキの大木がまさしく林立している、というような情景を見たことがありますが、それはそれで驚くのですが、それとの違いは、3本がきれいに並列しているということと、図ったかのように、ハダカガヤを中心として並んでいる姿は、木の神さまがおなりのような感じがして、とってもありがたい気分になります。

日置のハダカガヤ12

よく考えると、両脇の2本は通常のカヤであるといいますが、もしかするとこのハダカガヤの遺伝子を持ったものではあるまいか?!
そんなことを思うのですが、現地にてのお話では「鎖」の話と種子をまいても通常のカヤにしか育たないというお話に気を取られてしまい、両脇の2本の由来を確認することを失念しておりました。

ハダカガヤの樹齢を考えると、正式な記録は残っていないのか伝承されていないのか、それはわからないのですが・・・

境内には、このカヤたちのほかにも立派なヒノキがあり、私が訪れたときはちょうど寸前に「檜皮(ひわだ)」をむかれたところでした。
なんでもこのあたりの有望なヒノキの檜皮が集められて、近々どこかで葺き替える境内の屋根材とされるらしいです。
現在は茅葺きなどとともに、檜皮葺きも材料と人手の確保に苦労されているようですから、喫緊の状態を肌で感じたような気分でした。

カヤは基本的に常緑針葉樹なので、季節によって葉を落とし切る、ということはありませんが、新旧の葉の交代は常に起こります。
これだけの大木になると、このように裏の道路も役目を終えた葉っぱできれいに化粧されます。

日置のハダカガヤ13

民家や学校があるものの、比較的静かな環境ですのでこれからもハダカガヤたちはゆっくりと過ごすことができるでしょう。


次回はこの流れで、カヤの樹木のお話を少し続けたいと思います。


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