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屋外使用の木材の劣化から取り換えまで 〜屋根付き、米松の場合〜

「秋需」という言葉があります。
いや、実在しているのかどうかはわかりませんが、私たちに業界でたまに目にする言葉ですが、暑い夏が終わり心地よい秋になるとともに、建築需要や改修工事に取り掛かる現場が多くなるので、忙しくなるという流れですが、今年に限っては当社もその波に乗ったようで、担当がダウンするくらいの大きな波で・・・

その中でかかわった一つが今回の工事。

実は前々回の一つ前で、屋外木製デッキの取り換えの記事を紹介していますが、その少し後に同じように木製デッキの取り換え工事があったのですが、今回と前回の大きな違いは「屋根の有無」です。

その時も書いていますが、木材の宿命として反りや曲がり、割れや腐れなどは避けられない現象。
そしてそれが屋外になればさらに風雨や虫害、紫外線の影響で屋内との劣化のスピードは比べようもないくらいに過酷です。
しかし、その劣化は止めることはできなくてもスピードを遅くすることはできます。
その方法は、塗装をすることとメンテナンスを続けること。そして屋根を設けること、です。
屋根?!そんなの屋外とはいわないよ・・・
そうではありません。
ウッドデッキなどで可能な場合は、その上部に屋根を設けるだけで風雨と汚れ、そしてなにより日光による劣化を防ぐことができます。

そんなに違うものか?!そう思うでしょう。
今回はそれがテーマです。

普段は、木材のもつ「素材としての優位性」においての劣化対策に偏重しがちですが、そうではなく、同じ木材でも屋根がかかっている部分とそうでない部分での違いが顕著に表れている事例として紹介するのです。

ひばのデッキ5

前回の交換前の素材は木材の優等生「桧」でしたが、今回の屋外木製デッキ材の素材は「米松(べいまつ)」。
今や、日本の住宅のほとんど、と言っていいくらいに普及している構造材の主流材がこの米松です。
私が当社の記事を書き始めたころには何回か、この米松は日本の松と同じではないことを書きましたが、日本の住宅事情にマッチした木材として活躍しているとても有用な樹種です。

その米松ですが、構造材としては強度もあり大きな材をとることができることから、かなり重宝しますが屋外での使用はどうなのか?!
強度のある木材は、やはり耐朽性も高いのか?
気になるところですが、その樹種そのものでは耐朽性を期待できるほどのことはありません。
通常の針葉樹で考えられるのと同じくらい、といったところでしょうか。

では、それに屋根があるとどうなるのか・・・
今回をみると、屋外の木部はできる限り過酷な状況を受けにくくすることの重要性を理解できるはずです。

次回からもう少し写真を出していきましょう。
とにかく、樹種も大切ですがリスクを減らすことの重要性。何度も言いますが、それが今回のテーマです。


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