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え?ウッドライフアドバイザー?

前回、言い訳しておいてよかった・・・
本当に出張前後はどうしても仕事追いつかなくなるので、記事アップロードがおそくなってしまいます。すみません。


さて最近、弊社事務所に一枚のファックスが届きました。

そこには、初耳な資格の名前が大きく書かれていました。
なぬ?!ウッドライフアドバイザー?!

ウッドライフ・・・3


なんじゃ、それ?!

そう思っていると、ちょっと怪しいメールアドレスから、同じくウッドライフアドバイザーを取得しませんか?!という案内までくるではないですか・・・・
ちょっと驚き、というよりこうなったら怖くなります。
これだから、ネット時代のビッグデータはおそろしいです。
どこからともなく、私が木材関係者であり木に興味があり、関係する資格を取得していることがわかり(公開していますしね・・・)、見ず知らずのアドレスからメール勧誘があるのです!
信じられる情報なのかどうか、わからなくなります。

しかし、ファックスの方は弊社取引先のかなり大きな企業からの勧誘なので信用性は高いのですが、不審なメールまで来るとちょっとどんなものか見てみないと不安です。

本当は、木のある生活のアドバイザーか・・・そりゃ、材木屋としては取得しとかなければ・・・・となるところですが、ネット検索してみると、なんかちょっとイメージと違うみたい。
日々、木のある生活をとりいれてもらいたいと思い、無垢フローリングや木材製品、木工材料などを紹介していますが、20年以上木材に携わっていてもまだまだわからないこともあるし、うまく説明できないところもあるのですが、この資格の受講時間はなんと2時間+試験30分。
おぉ、そんなに早く取得できるのね。

ホームページにて詳しくみてみると、「木を知り伝える資格」とある。

ウッドライフ・・・1


なるほど、木に触れる機会が少なく身の回りで木の事を知る機会も少ない状況を変えるために、木を学びその良さを伝える人をふやそうということなのね。
それはどんどん増やしてもらいましょう。

しかし!!有資格者として多くの人が木の事を語るのは良い事ですが、その反面心配なこともあります。

それは、イメージだけの流布と安易な啓発によって、木や木材の事が正しく伝わらなくなることです。
単純な意味での「間伐材」や「森林率」、「使われない国産材」は木材への興味をひくには大きな役割を果たしたと思いますが、「間伐材=捨ててしまうものだから安い」、「森林率=木は有り余っている」、「国産材=安い外材のせいで使われないで残っている」という、単純な回答を生み出し、誤解を含むイメージすら持たれる場合もあります。

今、国策もあり「木や森林」というのは大きなキーワードで、イメージ戦略やブランド戦略に活用されているように思います。
木の事を少しでも掲げていると、環境に配慮しているような良いイメージ。
住宅にしても、「天然素材」と「木」や「無垢」という言葉は、チラシや広告の常用漢字になっているとすら感じます。。
イメージ戦略ですから、方法としては間違ってはいないのですが木を愛する材木屋としては、イメージアップの為だけに木や森という言葉を利用しすぎないでほしいのが正直なところ。
本当は、木や森林には伝えたいもっと大変な状況があり様々な問題があるのです。

平易にうまく伝えられませんが、そんなに木材が優れていてよいものならば、なぜこんなにあらゆる物の流布が進んだ今も利用が進まないものがあるのか?!
建築業界に限っても、なぜ建築材料メーカーは印刷シートや塗料で固めた木質材料ばかりを開発するのだろう?!
いや、建築に限らず以前は木や森からの産物であった「無垢なるもの」が、代替材料になってしまったのは何故だろう。
それは無垢の木材では、様々な問題(と思われている部分)があるからだ、と私は感じます。もちろん、木材よりも一部の性能的に優れているものがたくさんあるからです。

割れない、色が変わらない、加工がし易い、同じ品質のものがいつでも作れる、しかも安い・・・・・

実体験です。
家にいる間中ずっと触れているフローリングですら、無垢の木材を「傷がつく、汚れる、隙間がすく」と敬遠されるのです。
そこだけは、無垢の木材で・・・と思う部分までです。

もちろん、木は建築の為だけにあるものではありません。
だから、様々な活用可能性がありますが、やはり多くは建築や住宅内部にウェイトが大きくなるでしょう。

果たして、テキストをダウンロードして講習動画を視聴すること(手元の案内は2時間講習)で、どこまで「木の専門家」になりえるのだろうか。

おそらく多くの方が受講されるに違いない。
木のプロである材木屋さんが、「資格」に水をあけられることの無いように、さらに木の事を勉強しておかなくてはならないですな。
もしかしたら、木の事を話すことができない材木屋さんは、ウッドライフアドバイザーさんにおいてけぼり、になるかもしれませんよ・・・

ウッドライフ・・・2


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