空を見上げて
トップページ » 純粋(ピュア)こそすべて・・・

純粋(ピュア)こそすべて・・・

日々木材と接していると思うこともあります。

弊社は、高級な一枚板や超弩級の逸品モノばかりを扱う銘木屋(めいぼくや)さんではありませんので、住宅資材全般、ベニヤ板も販売している事から「ニーズに合わせてもっともっと木材に特化し、こだわった特殊な木材の扱いを増やしたい・・・」なんていう気になることもあります。

在庫


特に、無垢材の受注のお話が少ない時期なんかがそうです。

倉庫で次か次かと出番を待っている乾燥材達や、無垢フローリングの框(かまち)と呼ばれる部材用に屹立している者たち、はたまた銘木屋さん並みの一枚ウン十万円するような一枚板(そうそうないけど・・・)までが、倉庫に入るたびに私を見つめるようでゾワゾワするのです!


一度は考えるのです。
良しと思ったこの道は、たった一つしかないのではないか?!
この道を進むには、これ以外のものはあってはならないのだ!
特に根が真面目な(?!)私ですから、これが良い!と思うと純粋に追い求めたくなるところがあるために、実は自分の周りにある他のものに気がつかなかったりする時があるのです。

例えば普段は、無垢のフローリングでも基本的に無塗装かオイル塗装をおすすめしています。
それは、生活する上でもっとも多くの時間を、自身の脚が触れている部分であり、できる限り木その物の肌触りから様々なものを感じてもらいたいからです。

しかし、実際はそうでない時も必要なのです。
先日の様に床暖房設備に使用する場合や、お客様が塗装品を好まれる場合など。
無垢のフローリングだけではありません。
時には、集成材の様に幅も長さもつないでいるフローリングや抗菌、耐傷性の高い合板フローリングにお話がうつる場合も同じです。

そんなの、無垢一枚物の無塗装以外はフローリングとは言えない!なんてことをいっていると、如何に純粋であろうともお客様の求めるものをお届することはできないのです。
フローリングも木材も、扱っている人間の押し売りになってしまえば、良い商品でも喜んでもらうことはできません。

そのとおり・・・


ですが、そういった場合も様々な提案ができるのが翻って私の長所でもあるのです。
普段から合板も扱い、輸入木材も一般建築材も趣味の木材も、そして建築現場にも通じているからこそ、色々な状況を加味した木材の提案ができる。
それが現在私のいる意味なのだと思っています。
そこをたよって声をかけてくれる工務店さんや若い監督さんもいるのです。

もし、現在の建築において主流木材である「ホワイトウッド」の取り扱いがなく、一途にスギやヒノキの国産材のみ!とピュアな想いを持ち続けていれば、メディアで話題になった「ホワイトウッドは腐る」の記事の真実が見えずに、お客様にも本当のところをお話することはできなかったでしょう。
しかし、ホワイトウッドも扱いもちろんスギやヒノキも扱うからこそわかる事がある。
そんなのは逸品物をあつかう銘木屋さんではわかりえないこと。


いろいろと言ってみても、やっぱり最後は材木屋らしく木を売って喜んでもらって、そして自分も会社も喜びたい。
そこに尽きるけども・・・

「人の為」と書いて「偽(にせもの、いつわり)」と読む。

高校自分の現代文の先生がおっしゃっていた事です。
その時は、あまり良い意味合いで用いられていなかったのですが、今となれば「人の為を考えて、よくすれば自分も良くなる!それは偽りではなく最終的には自分の喜びの為」と考え、木材でお客様も山も自分も「よくなる」様に努めよう、と考えています。

べニアや新建材を売っていても不純じゃないんだ、純粋(ピュア)に全てを扱える強みだと信じ、今日もせっせと頑張るのでした。


木のビブリオが、それぞれの木が持つストーリーとともに、こだわりの木材をお届けするブログと、稀少木材・無垢フローリングのホームページです。

・樹種別無垢フローリングのブログ記事一覧 http://trackback.blogsys.jp/livedoor/muku_mokuzai/1611916

・戸田材木店・セルバのホームページ
http://selva-mukumokuzai.jp



トラックバックURL
コメントを書く




情報を記憶: 評価:  顔   星