空を見上げて
トップページ » 気になるニュース 皆伐は破壊?!

気になるニュース 皆伐は破壊?!

少し時間が経ってしまってはいるけれども、一般ニュースにまぎれて報じられたこのニュースがすごく気になったので念の為記事にしておきたい。
というか、もしかするとめちゃくちゃ大変なことになるのかもしれない・・・・!とちょっと焦ったからだ。

そのニュースがこちら。

http://www.cnn.co.jp/world/35084028.html

実は、発表された当初(たしかこの9日)とは微妙にニュアンスがかわっている。
当初の見出しは、「ノルウェー国内の森林伐採禁止」だった。
だから焦った。
ふつうは、森林伐採禁止=環境に良い、森が維持されるなどの良いイメージにつながりやすいかと思うところである
しかし私が焦った理由はなぜかというと、ホワイトウッドの流通はどうなるのか?!!?ということが一瞬のうちに頭に浮かんだから。

ここ数年で、いろいろと話題になるかやり玉に挙げられる場面が多くあったホワイトウッド。

ホワイトウッド 1


弊社の記事も、ホワイトウッドというキーワードから見られることが多くあるのは、おそらく消費者の中でホワイトウッドに関する疑心暗鬼が続いているからだと思います。
疑心暗鬼の内容はまた別として、現在の建築業界でかなりのシェアを持っているホワイトウッドの産出国の一つであるノルウェー。
そのノルウェーが森林伐採禁止になると、流通はどうなるんや?!また品不足の異常事態が?!!?!?
特に建築業界に言えることかもしれませんが、供給量を調整して異様に価格を高騰させる(その意図は明らかにされていませんが・・・)ような手法がとられることが多いので、またいつもの「取り合い」が始まると思っていたからです。

えらいこっちゃとおもっていたものの、詳しく調べようと翌日以降見てみるとちょっと内容が変わっていました。
それは「森林伐採禁止」から「皆伐禁止」に変わっていたこと。

記事の見出しにあるように、世界初の森林皆伐禁止国に、なる様子。
皆伐とはその字の通り、みんな伐ってしまうこと、ですが何も木々をやみくもにどこまでも全てなくしてしまう、ということではありません。
言葉を変えていえば「収穫」でもあるのです。
成熟した森林から収穫を行う。
もちろん、破壊的にすべてをなくすことではないのです。
だって、所有者も様々、森林の内容もいろいろなのに皆伐=破壊というイメージを持つのは尚早です。
しかしながら記事の中の「世界の森林破壊を抑制する」という言葉にもあるように、どうしても皆伐は悪だ!と決められているのでしょうね。

だから、この記事事態も皆伐を禁止したから素晴らしい国だ!と手放しで称賛するのではなく、どうしてそのようになったのか、その国の森林の様子や林業の様子はどうなのか、利用の実態は如何になっているのか、ということに想いを巡らせてほしいのです。
というのは、わが国では間伐という名が定着し、イメージすらも良く受け取られているにもかかわらず、森林の整備の状態は決して良いとは言えません。
というか、良い状態に持っていかれている山でも、関係者の方たちは多大な苦労をされているところも多くあります。

日本では、皆伐をしても現状の山を変える必要があるところも多くあるはず。
それに、ノルウェーなどの北欧では当初から皆伐林業が主だったと記憶しているので、その流れを変えていく手順の一つなのではないかとも推察しています。
それが衝撃的な見出しで、しかもちょっと翻訳による意図の伝達の難しさが加わって、林業や森林、木材関係者にとっては耳目を集める結果になったのではないかと思っています。

他国の現状も知り、日本の現状も考える。

記事の最後の方に、熱帯雨林、温暖化や二酸化炭素などの言葉を出して、いかにも環境に配慮している取り組み、のように報告されているのが少し気になりますが・・・

なんでも一方的に否定するのではなく、方法や結果とその意図を様々な面から考えて取り組まなければいけないと思いますが、ノルウェーにおける今回の決定がどのような影響を与えるのか、木材業界人としても、林業や山に関心を持つ一個人としてもとても興味があり続報が気になるところです。
さすがに、ノルウェーに乗り込んだりするほど財力がないので、のちの報道続報があることを期待しつつ・・・

ホワイトウッド 2


木のビブリオが、それぞれの木が持つストーリーとともに、こだわりの木材をお届けするブログと、稀少木材・無垢フローリングのホームページです。

・樹種別無垢フローリングのブログ記事一覧 http://trackback.blogsys.jp/livedoor/muku_mokuzai/1611916

・戸田材木店・セルバのホームページ
http://selva-mukumokuzai.jp



これより先はプライベートモードに設定されています。閲覧するには許可ユーザーでログインが必要です。



トラックバックURL
コメントを書く




情報を記憶: 評価:  顔   星