空を見上げて
トップページ » たのもう!! 木の虫が研究施設の門をたたく 〜森林総合研究所の樹木園〜

たのもう!! 木の虫が研究施設の門をたたく 〜森林総合研究所の樹木園〜

前回の木材標本館にての興奮は、学名を使ってのやり取りや普段はなかなか見ることができない樹種の標本を手に取ることによるものですが、それ以外に私の原動力の元となっている「これとあれは何が違うのか?!」という素朴な疑問が、研究レベルにおいても行われているということを知ることができたから。

総研2

単純な樹種の特定というだけではなく、似ているものや見分けのつきにくいものを見分ける方法などを研究されていることが、目で見てわかるとともに、こういったところが違うということをきちんとデータにしておられることがとてもうれしいのでした。
そういうことって、知っている方から聞くか研究結果に出会わないとわからないことで、そういったチャンスが増えることはとても有意義です。
聞く人がおらず、まずは自分の五感をフル稼働して大きな時間と労力をかけてひとつづつ覚えることから始めた私からすれば、のちに続く人たちが同じような苦労をすることなく、木のことを学ぶことができる機会が増えるということです。
それも、とてもワクワクしたポイントだったのです。

単純に考えるともう、私の興味はここで尽きたようなものですが、実はここともう一つ、楽しみにしていた場所があります。
次はそこに向かうのです。
まぁ、それもあってこの場を離れることができた、とでも言いましょうか・・・

森林総研のよいところ。
それは、食堂がワンコインで利用できること!!・・・・(本当の話。ほぼワンコイン。安すぎる・・・)
基、それも相当驚いた(研究もできて御飯が安い!なんて、なんと恵まれているんだ!)のですがそうではなくて、研究施設の中にとどまらず敷地内すべてが研究のためにある、ということです。

その意味はこれです。

総研6

いきなりマニアックな樹種を出してしまいましたが、変わった材木屋である私の記事なので、いきなりマニアックでちょうどいいでしょう。(トガサワラのお話もしないとなぁ・・・板材も紹介したいし、派生して米松の話もしたいし・・・やりたいことだらけ・・汗)
つまりは、敷地内に樹木の見本林があるということです。

見本林というのは、私にはめちゃくちゃありがたいのです。
植生をその場で正確に知ることができるうえ、樹皮や葉、果実(球果)や学名の解説を一度に知ることができるこういった展示方法は、私の記事をつづるうえでも非常にありがたい素材であることは言うまでもありませんし、なにより、いくらリアルな写真を掲載している書籍を読むよりも実際に感じることのできる教材が解説付きで目の前にあるというのは、贅沢以外の何物でもありません。

樹種により、似ている者同士でも葉っぱの香りが違うとか、樹皮が違うとか、果実が異なるといった違いを感じることができるのです。
しかもここはめっちゃありがたい展示方法が行われているのです。
それというのは、、、

総研5

え?!だからなんなの?!!

そう思われるでしょうか。
私にとっては、こんなにうれしいことはなく・・・

ここは、樹木の科目ごとや、近縁種ごと、または似たような樹種同士などが同じ区域にまとめてあり、ゾーンやテーマごとにも分けられているために、一度に非常に多くの情報を得ることができるのです。
若いころによくやった、専門書のページに指を挟みながら「こっちは葉っぱがこうやろ・・・で、こっちはちょっと長くて・・・」とかいう抽象的な覚え方ではなくて、もう五感に直接情報を詰め込むことができるフィールドですので、頭の処理が追いつかない位!!

もちろん、書籍の情報も大切ですが、なにより自分が感じることによって得ることのできる情報というのは、吸収量も処理できる量も、応用できる範囲も極端に広いので、圧倒的に得るものが多いのです。
そう、私の2つ目の目的はまさにココ。

しかも今回は、ほかの参加者の方たちのために職員さんがついて解説までしてくださり、案内板にはない情報を目で見て触ることができる中で耳から吸収できるという環境に、みなさん満足されていました。

もちろん、ここも案内いただく時間だけで足りるわけもなく、しぶしぶ次の予定に向かうのですが、こういった環境も一般に公開して、知識見識を深める人が増えることを願うばかりです。

木のビブリオが、それぞれの木が持つストーリーとともに、こだわりの木材をお届けするブログと、稀少木材・無垢フローリングのホームページです。

・樹種別無垢フローリングのブログ記事一覧 http://trackback.blogsys.jp/livedoor/muku_mokuzai/1611916

・戸田材木店・セルバのホームページ
http://selva-mukumokuzai.jp


 



これより先はプライベートモードに設定されています。閲覧するには許可ユーザーでログインが必要です。



トラックバックURL
コメントを書く




情報を記憶: 評価:  顔   星