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木材利用ポイントの残したもの

昨日、久しぶりに懐かしいところからの封書が届いた。
木材利用ポイント事務局である。

今は懐かしき封書


制度の途中では連絡やなんやでしょっちゅう見ていた封書ですが、一体今頃何かと思えば、終了報告だった。
制度開始前は、大勢の関係者が講習会や事前説明会に参加していて、一時はすごい需要が起きるのか?!と思っていましたが、始まってみると全くもって「閑古鳥」で、特に弊社の様な小さな材木屋サンのお客さんである街の工務店さんは、ほとんど取り組んでおられない現状でした。
そりゃ、いきなりスギやヒノキを使って建築をしろといわれても、輸入材でこなしている現場をいきなりかえることできません。
大方の大工さんも工務店さんもスギやヒノキに馴染みが無いですしね。

そんな状況が変ったのは想像通り、米松などの輸入材料がポイント対象樹種として認定され始めたころから。
そうなることは、わかりきってたのに需要の集中し供給不足=国産木材が市場から急に消える=値上げ→輸入材の認定により需要減=在庫余り・・・・・
もっと良いサイクルで運営出来ないものかと思いながら受付窓口業務にあたっていたわけですが、今まであまり公表できなかった申請内容ですが、もう終了だから出してもいいよね?!

おしまい

写真を見て改めて思いますが、およそ47,000,000,000というゼロの数を指で追って数えてしまうほどのポイントが発行され、それと同額のお金が動いたわけですから、如何に大きな事業だったかということ。
でも、これだけのポイント数なのに工務店さんの取り組みが少なかったのは本当に残念です。
又、木造住宅(棟別申請、つまり構造材に規定量を使う事で申請する方法)の割合に比べて、木造住宅+内装外装木質化(構造材+内装材などの無垢材使用)の申請が少ないこと。

邪推すると、本当の意味で普及させたい「木材のよさ」を実感することのできる内装材への無垢材の使用や視覚的・環境的効果を期待する外装への木材のの使用が伸びなかった、いや、とりあえず「木造にすればポイントがもらえますよ!」的なところがあって、申請に適応させた仕様にしていたビルダーさんや大手建築会社さんの申請が多かったということを意味しているはずです。
実際の受け付けがそうでしたしね・・・

制度開始前から、多くの工務店さんに是非、制度を活用して木材の良さをアピールしてください、と言っていましたがやはり「ポイントがもらえる」事が最優先で「木材利用」ポイントでなくてもよかった様な・・・・
まぁ、利用しているからそれでいいのかもしれないけど、木を木の良さを、きちんと理解してもらいたいと願う身からすれば、複雑な気持ちの終了報告。

やっぱり地道にいかなあきません。
木の良さを求めている人に木の事をすすめる人が出会い、各地の本当によい木材を届けることができるようにするために、今日からも少しづついかないといけないですね。
とりあえず、億単位の木材ポイント制度が静かに終了しました。



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