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この温かさは床暖房不要!?  桐(キリ)幅広無垢一枚物フローリング

さぁ、今日で4回目を数える桐材特集の最後は、特徴的な用途が生活の中で触れる機会が少なくなった桐を、現代生活においてもっとも感じやすい部分である床に活用した、幅広無垢一枚物フローリングとして紹介します。

桐(キリ)幅広ムク一枚物フローリング3

前回までに、これでもかっ!というほどに桐材のお話をしてきましたので、その特徴は伝わっていることと思いますからもういうことはないと思いますが、ここではフローリングとしての桐材に注目したいところです。

なんといっても先ず、桐の無垢フローリングにおいて言いたいことは、その特筆すべきあたたかさ。
もちろん、弊社の記事を読んでいただいた方の中には、木材そのものが温かいわけではなく「あたたかく感じる」のだということを知っているはずですが、桐に関しては、「あたたかい」と言い切りたくなるほどにその足触りは特筆すべきあたたかさです。
これに関しては、さすがにヒノキスギも太刀打ちできません。

五感で感じる木材シリーズである木の床の不思議でも取り上げた通り、木材はその独特の細胞組織により、様々な特性を持ち重いものから軽いもの、硬質なものから柔らかなものまで多岐にわたる個性を持っていますが、木材以外の素材と比較した場合に、木材の接触温感が非常にあたたかく感じる理由は、人間の体温を奪いにくく、またその組織の中に空隙を多く含む「軽軟な」木材ほど保温性に優れているからだということでしたね。
そう、その軽軟な木材の中で、日本で最も軽い木材として紹介したものが桐材。そして、その断熱性と保温性も前回までにお伝えした通りです。

桐(キリ)幅広ムク一枚物フローリング5

いまだに無垢フローリングの問い合わせの中で多くいただくのが「床暖房に使用したい」という声です。
一昔前とは違い、住宅の断熱性は飛躍的に向上し高気密高断熱の住宅の普及が進む中で、エアコンとともに一般的な住宅設備となった感のある床暖房。
日本の住宅事情を考えたとき、土地を購入すると同時に建築会社の決定する「建築条件付き宅地」の場合、その多くに「床暖房標準装備」の文字が見て取れます。
以前とは違い、日本の住宅も「夏涼しく冬暖かい」ことが当たり前のように考えられている中で、足元から温めてくれる床暖房があるのは当然のような現在を反映してのお声だと思っています。
通常、そんな床暖房設備に無垢フローリングを合わせようと思うと、「激しい昇温とそれに伴うフローリングの伸縮」を抑制しなければいけないために、その選択肢はどうしてもウレタン塗装のUNIフローリングになってしまいます。(伸縮や鳴りをご理解のうえなら別の話ですが)

いや、それでも無垢フローリングを使いたい、といった場合の一つの選択肢がこの桐(キリ)幅広無垢一枚物フローリング。

桐(キリ)幅広ムク一枚物フローリング1

軽軟でなおかつ断熱性が高いその材質は、寒い冬場においてフローリングに触れる足から逃げていく体温を最小限にとどめ、触れた瞬間から冷たさを感じにくい数少ない無垢フローリングです。
それにより、床暖房がいらない、とまではもちろん言い切れませんが少なくとも現在のようなある程度の断熱性のある住宅であれば、フローリングから感じる接触冷感というものは極めて少ないのではないかと思います。

もちろんその軽軟な材質ですから、指摘されやすいであろうと想像する「傷」は避けて通れません。
しかしながら、たとえハードウッドと称される広葉樹の無垢フローリングを使ったとしても、傷はつくもの。
硬いということは硬質感を持ってはいますが、硬質な木材は重硬であるがゆえに冬場の接触冷感が強く、特に室内暖房の届きにくい廊下や洗面所、北側に位置する場合の多い納戸などのフローリングの場合には、せっかく無垢のフローリングなのに、冬には素足や靴下では通りたくなくなるくらいに冷たく感じるために、同じ傷がつくのであれば、「あたたかな」桐無垢フローリングを使ってもらいたいものです。

桐(キリ)幅広ムク一枚物フローリング7

そしてもうひとつ、桐無垢フローリングは傷のつかないピカピカの合板フローリングなどにはない、大きな特徴を持っています。
それはその足触り。
触れた時のあたたかさとともに感じるのは、さらっとした木肌の質感。
軽軟であることはあたたかさだけではなく、触れた感触の良さがあることも大きなポイントです。
それは、メープルカエデ)などの滑るような滑らかさでもなく、チークのようなしっとり感でもなく、広葉樹の中では柔らかく表情豊かなことで人気のある胡桃(クルミ)ともまた違う、さらっと感です。
それは、表面が平滑だということではなく反対に木目はしっかりと感じられる環孔材であるにもかかわらず、適度に肌につき滑るのとはちがう質感であるとともに、柔らかな歩行感があることで足に感じる「硬さからくる疲れ」を軽減してくれます。
そう、天然のクッションです。
コンクリートやアスファルトの上は、靴を履いていてもやはり歩行し続けることで疲労が蓄積されるもの。
その足から伝わる疲労感を和らげてくれるのは、軽くやわらかな桐無垢フローリングの持ち味です。

軽い比較で引き合いに出るバルサとの大きな違いは、桐は木目と色合いが楽しめること、でしょうね。

桐(キリ)幅広無垢一枚物フローリング6

昔からおおらかではっきりとした環孔材の木目は、日本人が装飾や内装に賞用してきたもの。
特に幅広一枚物でお届けする桐(キリ)無垢フローリングは、のびやかで大きな木目が1820mmの長さで途切れなく楽しむことができます。
オークなら)のように力強いものでも、バーチかば)のように控えめなものでもなく、すこし緩やかな流れを思わせるような木目をたのしめるのが桐なのです。
もちろん、この木目はそのままでもきれいなものですが、木目が見えるような塗装を施すことで、濃淡がすくないことによる木目を生かした着色塗装フローリングの下地とすることもできます。(もちろん、浸透性の塗りつぶしではない塗料を使用してくださいね。)

木材の良さと言われる、衝撃を緩和してくれることやあたたかく感じさせることなどの長所を端的に表している桐(キリ)幅広無垢一枚物フローリング。
硬さといった物差しだけでフローリングを選ぶのではなく、あたたかな無垢の木材の特徴を最大限に活かしたフローリングとして、桐(キリ)幅広無垢一枚物フローリングをお勧めします。


プルミエグレード貼り上がりイメージ

桐(キリ)幅広ムク一枚物フローリング2

・桐(キリ)幅広無垢一枚物フローリング以外の無垢フローリングの記事はこちらから

・無垢フローリング・羽目板の一覧はホームページからどうぞ


桐(キリ)幅広無垢一枚物フローリング(寸法表記はすべてmm単位)

・寸法

15×150×1820 

・形状

一枚物

・エンドマッチあり

・品番と価格

CP-13P OPC一枚物 無塗装 15×150×1820 プルミエ
¥8,640(税込)/6枚入り(1.63屐

・運賃

別途地域により、お問い合わせください。

・グレード

プルミエ:材の特色を活かしたトップグレード

・納期

無垢商品の為、該当年度の原材料が限られている都合いつでも生産するということができませんので、余裕を持って確認ください。


*ご検討の前に弊社からのメッセージを必ずご覧ください。 

お問い合わせ・ショールームのご予約はこちらから

・表情の違い 参考

桐材の変色

桐(キリ)幅広ムク一枚物フローリング8

軽微な節跡など

桐(キリ)幅広ムク一枚物フローリング9

部分的な変色

桐(キリ)幅広ムク一枚物フローリング4

エンドマッチ部分(桐の特性上毛羽のようになります)

桐2

長手面取り部分拡大(材の特性上、毛羽立ちのようになるところがあります。)

桐1


*1,桐無垢フローリングは、湿度や紫外線により変色の大きい樹種です。
施工後の環境により、灰汁により茶〜濃茶褐色に変色します。(下はわざと湿度の高い環境に置いた場合)

桐フローリング 変色後

*2,桐は材中に含む灰汁が表面にでることで変色していきますが、施工中の養生材によっては空気に触れている部分とそうでない部分で出方に変化があり、場合によっては下のように筋状に出る場合もありますので、養生材と養生方法にはご注意ください。(フクビ化学 エコフルガード系は使用しないでください。)

桐フローリング 養生跡


木のビブリオが、それぞれの木が持つストーリーとともに、こだわりの木材をお届けするブログと、稀少木材・無垢フローリングのホームページです。

・樹種別無垢フローリングのブログ記事一覧 http://trackback.blogsys.jp/livedoor/muku_mokuzai/1611916

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