空を見上げて
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この時期の楽しみとこの時の残念

皆さんの地域はどうですか?!

この季節、急に寒くなったと思ったら木々たちは少しづつ進めていた冬への歩みを一気に加速させるときがあります。
そう、春の桜は単一樹種(種類はいろいろとありますが)なのに対して、秋には多くの広葉樹と落葉針葉樹(主に外国種)が山や街路を彩る紅葉(黄葉)です。

もちろん常緑もいいもんですが、次第に移り変わる広葉樹の葉がひらひらと落ちる様は、冷たく感じ始める風と共に季節を目で感じる瞬間です。
特にどうしても車での移動が多いために、この時期は街路樹に目がいきますね。
こんな景色を見ると、花見ではないですが樹木の素晴らしさというのを感じるわけです。

紅葉1

特に常緑樹や低木とともにあるのが、さらにその色合いにメリハリをつけています。
こんな通学路いいなぁ。

もともと紅葉(黄葉)は落葉樹が、冬に(葉を維持する)エネルギーを極力消費しないようにするために、いままで使った自分の一部を「お役御免」にするわけですが、理論的にはよくわかるのですが、そこには不思議がいっぱい詰まっています。
もちろん、どんな基準で紅葉(黄葉)が始まるのかということや、紅葉と黄葉の違い、常緑と落葉の違いなど。
中にはこのように、写真の右側(南側)は黄葉が進んでいるのに左側(北側)はほとんどがまだ青々としている状態を見ると、「太陽当たるほうが黄葉早いんか?!」と単純に思ってしまうくらいに見事な違いを見せたりします。

紅葉4

しかしながら、今回はそんな楽しみとは対照的な事実が、毎年ながら落胆させられるというお話。
なかなか紅葉ドライブ、というような行楽にしゃれ込む余裕がないので、せめて仕事中の街路だけでもその木々の個性ある美しさを楽しみたいところなのですが、ことわが茨木市においては、ある日を境に景色が一変するのです。

あぁ、なんということでしょう・・・
市内にあるいろんな場所のケヤキやユリノキ、プラタナスなどの街路樹として代表的な樹種たちがこんな姿になってしまうんです。

街路

あれ?!どこが街路樹なの?!
と思う様な風景。
完全に枝先ごと切り落されています。

殺伐、といえば言い過ぎですがやはり他地域で紅葉する街路樹の美しさをみると、茨木市に帰ってきたときにとてもさみしくなります。
この街路樹たち、市がうえたんでしょう?!意図があって・・・
ほかの地域も使っているから、勧められたから、一般的だから、いろいろと理由はあるでしょうけども、やはり排ガスに強く早く成長し、選定に耐える無難な街路樹として植えられているんでしょうけど、改めて「何のための街路樹なの?」と言いたくなる。

枝葉を切ってしまうなら、アスファルト舗装の街路に木々は必要ないとも言いたくなってしまうくらいに裸ん坊。
がっくりです。
地面が土であれば降り積もっても多少は構わないでしょうが、車の通行や、アスファルトの上でざわざわと舞う枯れ葉は、「ごみ」以外のなにものでもないのでしょう。
もちろん、実がなれば落ちてきて車道を汚すとかいうこともある。
特にイチョウは強烈なにおいを放ちますし・・・

もちろん、先のように車をよく使う私にとってはアスファルト舗装はありがたいのですが、それでも無残な街路の裸姿は気になります。
2016年度から始まる予定の、大阪府の年間徴収額が11億円になるという「森林環境税」をとるならば、山の整備も大切ですが切り捨てるのではない街路の落ち葉の清掃などにも充ててもらいたいくらいに残念です。

いや、実は茨木市に永く住んでいるとこの仕事をして数年後までは、街路が裸になっていること自体「普通」で、違和感がなかったのですが、ほかの市や地域の街路を気にするようになると、美しい紅葉のトンネルになっている街路などを通った時の心地よさがたまらなく、自身の街にそれがないことの残念さを思います。

茨木市がなんとか街路樹を楽しめる街になるようにしたいものです。
自然というからには身の回りの木々にも注意を向けて、皆さんに落ち葉の一つも受け入れてもらえれば、茨木市にも紅葉のトンネルを楽しめるようになるかもしれません。

皆さんの街はどうですか?!

紅葉5


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