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縁(えん)には涼しげなやさしさを 青森ひば無垢一枚物フローリング 〜カスクオーク番外編〜

前回前々回カスクオークフローリングいかがでしたか?!
幅広のプルミエグレードとUNIのセレクショングレードということで、グレードの個性や表情がわかりやすかったのではないでしょうか?
そのカスクオークフローリングには、もう少し続きがあるんです。
それはカスクオーク自体ではなく、もう一つの樹種のお話。

使っていただいた面積自体は一部分だけですが、実は主役のカスクオークよりも早く、ほぼ即決という勢いで採用決定していただいたのがこちら。

青森ひば 1

縁側で一際、むちゃくちゃ綺麗な貼上がりをみせているこのフローリング。
何かわかりますか?
いや、カメラでもとらえきれていないのですからわかるはずがないですね。
真打登場!といった感じで喜んでいるのは私だけでしょうか。
このべっぴん(美人?)真打は、「青森ひば無垢フローリング(AH−11P)」です。

私がこのブログを書き始めた当初から、フローリングや羽目板、そして幅広のカウンター材の在庫などを紹介してきた、一押し樹種です。
お客様からはよく、「戸田さんはどの木が一番好きですか?!」という質問を受けるのですが、その答えに困る、という答えよりも「まだ世界中のすべての樹種をみてないので、判断できませんよぉ!」と冗談半分本気半分のような答えをするわけですが、お勧めしたい樹種は?!と聞かれると私はこの「ひば」のお話をします。

その耐朽性の高さから、土台や風呂などの湿気や水かかりのある場所での用途もさることながら、なんといってもその特有の香りが心をつかむのです。
いや、大抵の人はその香りに拒否反応を示します。
いくら材質が優れていても、その香りには即KOです。ダメな人はダメ、良い人には良い。はっきりしています。
木目やその表情はヒノキに似てはいるものの、若干黄色みがかった材面はヒノキのそれとは違い、どこか凛とした端正な雰囲気すら感じさせます。

もちろん、用途やデザインなどの諸事情を考慮するのですが、どうしてもこの近畿地方においての「ひば」の知名度の低さを考えると、もっともっと知ってもらいたくなるのです。
私が材木屋として仕事を覚え始めたころから「ひば」や「米ヒバ」のことは知ってはいたものの、米ヒバは流通していたものの、いくら探せど「ひば」を見つけることができませんでした。
もちろん、インターネットなど発達していませんでしたし、木材の情報も今ほど多くない時代です。
恥ずかしながらまだ米ヒバは米国方面のヒバだと思っていた時代のこと。
そんなある日にたまたま出会った青森ひば。
木材の香りフェチ(香り以外も、ですが・・・)の私は一瞬でその虜になり、そこに頭の中にあったひばの秘めたる材質の優位性という知識が融合し、こんな良い材ならばもっと多くの人に届けたい!と思ってきた次第。

なにせ、自宅の土台にも使っているくらいですから・・・

そんな「ひば」ですが、おすすめの話は聞いてもらえるものの、ほぼ90%くらいの確率で香りがアウト!
くさいとか、土のにおいやとか、花壇やとか・・・
そんなことで、なかなか近畿で市民権を得られていないひばが、今回は即決というありがたい出会いをいただいたことに、カスクオークには申し訳ないですが、主役はこっちか?!というくらいに贔屓目なのです。
しかしながら今回は、私の気持ちとお施主さんの要望のスイッチの切り替えがぴったりと一致したようで、まるで真っ暗な部屋に電気がついたような、本当に「よっしゃ、これにしよ!決まり。」というスピードでの採用に至ったのです。

青森ひば 3


汚したくない、日焼けが気になる、ととっても気にかけて大切にしていただいている青森ひばフローリング。
過保護すぎ!(笑)
汚れを気にされるお施主様からの、塗装をしたほうが良いか否かの質問に、さすがに私も青森ひばフローリングだけは無塗装で!!とお願いしたのですが、それも「塗らなくてよかった」と言ってもらえる香りが生きていて、しかも塗っていないから余計に過保護(笑)にしていただいているようで・・・

どうしてもコストを優先させると、このような数字などでは出しにくい良さや、決してアピール度の高いとは言い難い優れた材質のものというのは、採用されにくくなります。
ヒノキとの区別も、つきにくいですし・・・

だからいいんです。私もあえては勧めません。
しかし、おすすめは?!と聞かれると必ずと言っていいほど口にしますから、そうなったときには話を聞いてくださいね。

おっと、感情論ばかりになってしまうのは、入れ込み具合の表れとしていただくとして、実物はというと本当に端正。
写真ではとらえづらい柾目など、年輪を数える自分の目が疲れるほど細かいところもあって楽しかったり、かといえばゆるゆるとした大きな木目があったりと、貴重な天然林からの材であることがにじみ出ています。
これはもう、ステータスの一種。
「うちの縁側は青森ひばなんですよ!」
その良さを知らない人にでも話したくなるような、そんな木材。それが青森ひば無垢フローリング。

施工事例よりも、思い入れ記事のようになってしまいましたが、やっぱり自分が良いと思ったものは勧めたい。
それが現実になったということです。
ぜひ、この気持ちに乗ってこられる方(笑)、ひば談義とともにおうちの中に「黄色い風」を取り込みませんか?!

青森ひば 2



・青森ひば無垢一枚物フローリングはこちらから

前回までに紹介している物は以下からご覧ください。
・カスクオーク幅広無垢一枚物フローリングはこちらから
・カスクオーク幅広無垢つなぎ目V溝フローリングはこちらから
・そのほかの無垢フローリングラインナップの記事はこちらから
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