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その理由は 虫つかずと狼よらず 第一部「おがら」

「お盆」という、一年の一区切りをまた一つ通り過ぎてしまいました・・・
もうこの年になると、お盆の休暇をどのように楽しむかよりも、どうやってたまった仕事をこなすかということや、どうやって日頃できていないことを進めていくかを考える時間のほうがながくなってきているのが、若干さみしくもあるこのごろなのですが・・・

お盆といえば、迎え火に送り火。
そんな風習がないということろもあれば、懐かしいと感じる方もいると思いますが、ウチではこれがないとお盆ではないという大切な行事。
もちろん、お墓に参ってご先祖様をお迎えするわけですが、そこで登場するのが「おがら」。

おがら2


この、なんの変哲もない、というか販売されているということが昔は信じられなかった夏の密かな風物詩である「おがら」は、ちゃんと意味がある(当たり前・・・)ということに気が付いたのは最近のこと。
正しく言うと、その意味を知ったのが、といったところです。

おがらは、故人の初盆などの時にも使われる場面の多い、仏教と関係のある(関係づけた)ものだったんですね。
そのためにお盆の我が家の風習にも必ず「おがら」だったのだと知るわけですが、その意味はズバリ!!

「虫がつかないから」

おがらは、麻の皮をむいたもので「あさがら」という風にもよばれていますが、上記の理由から古くから神聖な植物と考えられてきて、そのため、悪いものを祓いその煙をたくことで正常な空間を作り出す、という意味があるそうです。

おがら1


虫がつかないから!、というのはあるお寺さんのお言葉ですが、まぁそのままなんだと思います。
現在のように清潔な空間というものが少ない時代、ましてや化学合成の防虫剤や殺虫スプレーなどない時代。
大切な食料や花、草木はたくさんの虫にやられたことでしょう。

そんな中で、虫のつかない様は神のしるしにほかならなかったのでしょう!!・・・か。たぶん。

昔から伝わるものというのは、意外と生活や神仏に関連しているものが多くありますが、やはり「おがら」もそうなんだと感じます。
色気もなく、枯れ果てたような姿のおがらですが、やはり「シーズンもの」としての大きな意味を、今も伝えているんだと実感する8月です。

そこでふと思うわけです。
そうやんなぁ、木にも神聖な木とかあるけど中でも宗教に大きく関係しているもの、あるよなぁ・・・。
わかります?!
どちらかというと木ではなく「葉」というほうがイメージがしやすいかもしれません。
おがらよりも目にする機会の多い神聖な植物。
それは、榊(サカキ)と樒(シキミ)。

聞いたことがあるでしょうか。次回からは、この2つについてちょっと宗教も絡めて、おがら関連のつながりを作っていきましょう。



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