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残念ながら、絵にかいた無垢材を実体化することはできません。


あれ、最近ちょっと独り言記事が増えている様な気がするぞ・・・・
というか、気のせいではなくやはり人と接する機会が多かったり、考えさせられる事が多かったりするために、余計にそうなるんだとは思いますが、今回はあんまり良くない独り言だなぁ・・・



「それは、最終やる人間と協議してください」

ってなことを言われてぞっとしたことを思い出したから。

これは、建築家さんと木材をふんだんに使った建築計画のお話をしていた時のセリフです。
とても面白く、お客さんの興味をひきそうな木の使い方を考えておられたので、良い建築になるだろうなぁ、と思っていたのですが、いざ木材選定から材料手配という様な段階になったところで、先のお言葉。

私が施工の際の不足や、多岐大量にわたり必要な同種同サイズの木材(若しくは異樹種異サイズ)の調達の可能性と、工期の心配をお話したところ、そういったことは施工する側が供給する側と協議して解決するものだから、今自分に言われる問題ではない、というわけです。

輸入板材


さっきまでのワクワク感はどこへやら。

その言葉で一気に、可哀想な間に合わせの木造建築の匂いがしてきたので、きちんと無垢材を使う場合に起こり得る状態の理由を説明して、供給不可能になる場合の状況などから、完璧な実現が難しい場合もある事を伝え、折角の大規模な木材の活用のお話は弊社の元へ声がかかることはなかったのですが・・・・

それでいいのです。

計画をされる方、設計を担当される方が木材の可能性や意匠性を求めてとても高いレベルで色々と試行錯誤されることは、木材のそれらを伸ばしていくきっかけになるかもしれない部分です。
しかし、それを実現するためには、構想した人間から供給、施工する人間まで全てがゴールに向かって一緒に進まないと、理想の実現は難しくなります。
完成したとしても、どこか中途半端だったり当初とは見えない部分が相当違っていたりということが起こります。

公共建築物に地域産材を活用するという取り組みにも例がある様に、一様の「縛り」を設けてしまうとかえってやりにくくなることがあります。

手入れ中


だから、専門分野は単発で自分の関わる部分だけ見るのではなく、もっと大きな視線で全てに関わる必要があります。
材木屋も、設計士さんや施工の人とのコミュニケーションをとる必要があります。
あなたは納材でしょ!、ではなくて、一緒に考えていきましょう!、じゃないと。

これからは更に施工する大工さんや工務店さん、そして設計士さんとも関係を深めながら、よりよいものをお施主様に届けられるようにしていくために、お施主さんや建築士さんとの勉強会や協力会、イベントなどを構想中(進行中もあり!)。

建築全体のバランスが取れる様な無垢材の使い方を模索していきます。
夏休みの間に、いろいろと作戦ねらなきゃ・・・




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