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ワインが遠くから語りかけるこれから・・・


この前の日曜日、発売日以降ずっと買いそびれていた趣味の専門誌を買いに本屋さんへ。
昔は好きな本は、発売日には必ず買いに走っていたもので、よく読んでいた小説なんかも「初版本」ばかりを購入していたものです。
でもやはり、時間の使い方や生活はかわるもの・・・いつしか発売日のチェックも忘れるようになり、優先していた本屋行脚も、3カ月に一回なんていうペースになったりして・・・

そんな中で買ってきた趣味のワイン専門誌の巻末(を一番に読むのが癖)、編集後記に私にとって衝撃的な事が書かれているではないですか!

「ワイナートをだしている美術出版社が民事再生法の適用を申請し・・・・(略)」

ん!??!えぇーーー?!
そんな言葉しか出てきません、最初は。
だって、あのワイナートです、まさか・・・

専門誌1


こう思うのは、ワイン好きの方にはとても有名なワイン専門誌であり、近年のワインブームを引っ張ってきたであろうことと、何より嗜好品であるワインを「芸術的写真」で、更なる高みに到達させるような紙面の構成には、ワインは好きであるが芸術的センスに乏しい私は、魅了されたものである。
早速調べてみると、なんと3月に申請されているでないの・・・また驚き。

私、今でこそ購入していないものの、ワイナート誌は創刊号からストックしています。
因みに、もう一つのワイン専門誌である「ワイン王国」も創刊号から・・・
そしてもちろんのこと、今回の件を知ることとなった「リアルワインガイド」誌も創刊号からあります。

しかし、以前にも少し書いていますが、ワイナートとワイン王国の2大専門誌については、始めは季刊だったものがワインブームが去ってしまったころから(事実関係はないかもしれないが、そう感じた)、両社仲良く隔月刊に変更されてしまった経緯があり、自分のワインよりも子供用品が入用になる機会が増えているというときに、ワインの購入を控え、車雑誌はそのコーナーへ行くことすらしなくなり、メンテナンスのサイクルを伸ばしてまで創刊号からの蒐集を続けていた我慢の糸がついに切れ、今では購入しなくなっていたので気が付かなかったのです。

もちろん、私も創刊号から購入しているものを途中でやめるのは、ものすごく勇気が必要でした。
それも2誌ともです。今まで4か月で3600円ほどだった出費が倍の7200円になるのです。さすがに厳しい。
他の趣味を控えていることや、ワイン自体を減らして雑誌を購入し続けていることを直接出版社に訴える内容を送り、なんとか季刊に戻してもらいたかったのですが、そう思っている間に民事再生法・・・

嫌いになったわけではなく、どうしようもない一つの事がかみ合わなくて別れてしまった恋人の「のちの姿」の様で、本当に悲しく驚きました。

ワイナートの紙面は正しく芸術で、表現力と視覚的訴求力の創出に欠ける私にとって、1ページめくるごとに現れる、生産者の横顔や薄暗いブドウ畑の様子、今にもその弾力を感じることができるかのようなフカフカな土の様子など、目で味わうワイン雑誌でした。

紙面1


もちろん、ちょっと難解で専門的すぎる内容も、うんちく好きな私にはハマってくださいと言わんばかりのものでしたし、特集を組まれる産地や生産者のワインは、どれも欲しくてたまらないものでした。

紙面3


いや、昔話をしても仕方がない。
まさかなくなることはないだろうと信じていたワイナート誌が、そんなことになるなんて、信じられませんがもしかすると、それが今の世の流れで、いくら比較的高級な嗜好品であるワインという産物を好む愛好家でも、隔月刊になったことや内容の革新性のなさ、ネタ切れと感じる特集内容には、飽きていたのかもしれない・・・勝手にそんな想像をしてしまっていました。
否、もしかすると富裕層の影響ではなく私のように、極限まで我慢して購入し続けていた層が購入しなくなったのかもしれないな・・・

とはいえ、ワイナートのみを扱っているわけではないので理由はワインには偏らないでしょうから、あくまでも私の邪推として下さい。

グランクリュといわれる超高級ワインはそれなりの需要があるが、マイナーな産地のワインや今までその秀逸性を知られていなかったワイナリーはそういった層にはあまり受けない。
そして私のような何かを我慢してやっとこさ購入している「趣味の頑張り屋さん層」が手にできるワインの価格も諸事情により上がり続けているために販売不振(というか、手が出ない)。
それに生産地の天候や不作などで影響は大きいもの。

でも、これらは意外と木材にも当てはまると感じるのは私だけかな・・・
住宅に天候や不作での影響というのはほぼないものの、一流ハウスメーカーの高級木造注文住宅は順調に販売されているのに対し、昔ながらに木材をアピールしていた小規模事業のところや増改築を専門にされているお客さんは、大きく減少しました。
そして今、その木材も危機です。
ワインの対岸の火事ではありません。
ちゃんと考えないといけません。
次回、しっかりと考えてみましょうよ。

専門誌2


(懐かしい銘柄が表紙を飾ってる。この白ワインもよく飲んだなぁ・・・)



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