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自ら輝く樹木


あっという間に、もうずいぶんと前に見つけた記事になってしまったけれど、投稿する機会がなく延ばし延ばしになってしまった・・・
新聞紙面の科学関係のコラムに「光る街路樹」、というものを見つけました。

ホタルやクラゲなどの生物が美しい光で発光するのは、発光するたんぱく質を持っているからだそうですが、その光るメカニズムは異なる様で、ホタルは発光たんぱく質、クラゲは蛍光たんぱく質になる。
「発光」は、自ら光る事ができるが、明るさは蛍光にはるかに及ばない。傾向は明るく光るが自ら発光できない。

そこで、これら2つの長所を組み合わせることができないか?!
そこで、双方のたんぱく質がごく近い場所にあると一方で生まれたエネルギーが、もう一方へと映るFRET(フェルスター蛍光共鳴エネルギー運動)という現象に着目したそうな。
そして自らその現象をおこすことのできるたんぱく質を作り、ナノスケールの光源という意味で「ナノ・ランタン」と名付けられた。
昨年には、発光物質の溶液をかけて反応をおこした結果、暗闇で本が読めるほどの明るさ=満月ほどの明るさの発光を実現したといいます。

今後発光・蛍光双方の遺伝子を更に改変させれば、より明るくそして様々な色を出すことも可能だといいます。
また、発光物質を作る遺伝子も一緒に導入できれば、いつまでも光を放つことができるようになる。

表題の光る街路樹とは、これらの遺伝子を街路樹などの樹木に組み込んで、木々を発光させて夜の街を照らそう、という発想なのです。
もちろん、ただの照明の代用で省エネだというだけではなく、停電時の補助灯としての役割も期待されているようですよ。

LED等で電飾された街路の風景の輝きは綺麗なものですし、街路樹が街を照らしてくれる、そんなのもいいかな?!とは思うものの、「植物が常時発光している」という状態は、やはり今の頭ではちょっと理解できません。

光る街路樹


大阪でいうと、御堂筋のイチョウ並木が夜に自ら発光している様な感じ?!
確かにライトアップはしなくていいかもしれないけど、ムードあるかな・・・?!

もちろんこの技術は街路樹に限ったことではなく、その他の分野にも大きく活用されることと思いますから、更に可能性を広げてもらいたいという気持ちです。
現在の照明器具程の照度になれば、それこそ住宅街には電柱灯ではなくポツポツ点在する街路樹自体が夜の帰り道を照らしてくれる、そういう景観もわるくないかもしれません。


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