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無塗装は塗装用に非ず


無垢の木材は千差万別。
日頃からお客様にもお伝えしている通り、同じものが二つとなく特徴も必ずしも同じ様に現れることは無いのですが、もう一つ注意しないといけないのは弊社でも多く取り扱う「無塗装」の木材の取扱い。

流通している多くの無垢フローリングは、基本的にウレタン塗装されているものが多いものです。
汚れを防ぐため、見た目がつるっとしていて綺麗、塗装の手間が省ける、それ以上に無垢材の呼吸による伸縮作用を抑える事ができる、ということで塗装をされているわけです。
そして、それに対して塗装をしていないもの、という意味合いでの「無塗装」と表記して出荷しているのですが、場合によっては「塗装するためのもの」というように、少し勘違いして捉えられる場合がありますので、注意が必要です。

無塗装の商品は、決して現場塗装用として設定しているわけではありません。
あくまでも「塗装がされていない状態」という意味です。
もちろん、弊社の商品にも塗装仕上げをされている方は多くいらっしゃいますが、樹種やグレードなどによっては「塗装面が不均一」になったり、「塗装うまくのらない」といったことも出てきます。
その一例として多くあるのが欧州赤松などの、樹脂分の多い樹種に浸透性の木目の見える着色塗装をした場合。

レッドパイン1

同じ木材で、しかも一本の木材の中でも色の濃淡ができるところもあれば、塗装前は同じ様に見えていた色合いも、同じ着色をしているのに濃淡ができたり、はたまたネイキッドグレードの場合には節などの表情の部分で「てかり」がでたり、塗料が上手に浸透しない、ということもあります。

よく考えると、今まで多くは木材への塗装は塗装職人さんがされることが多くありました。
職人さんは、一つずつ木の表情や状態を見て塗る為の下地をこしらえたり、塗料を調節したりしていたものですが、手軽に扱える浸透性塗料(俗にいう、オイル塗装)の普及により、透明仕上げも木目の見える着色仕上げも、大工さんからお施主様までが簡単に行えるようになり、それにともない「下地処理をしない」や「木の特徴に合った塗料を選択しない」、「塗装ムラの可能性を理解できない」という様な事が起こるのだと思います。


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