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木が○○に・・・ほんまでっか?


一昨晩、早くも眠くなりかけた目をこすりながら書類をこしらえていた時、たまたま気分転換にとつけてみたらいきなり「木から○○ができる、しかも・・・・」という見出しが飛び込んできました。

それは、「えー?本当なの?!」という様な研究結果や調査内容を交えて楽しむ某番組の中のお話だったのですが、「木」という一文字が出たからには見ないわけにはいかない(もともとその番組が面白いこともあり・・・)ということで即座に録画モードに入ったのですが、木からできるものって、何かわかりますか?!

つい先日簡単に、木材を構成する組織であるセルロースやヘミセルロース、リグニンと言ったお話をしたところなので、少しわかりやすいのではないかと思いますが、これらの細胞組織というレベルになると、木は私たちが知る木材としての塊ではなく、ストロー状の細胞の集合体であることがわかります。

ほんまでっか 3


ですので、それ位小さなレベルまで木を分解して、成分を分けたりすると物凄く意外なものが出来たりするんです。
私たちが日常使う「紙」の原料の多くが木であることは知られていると思いますが、セロハンテープが木からできていることはご存知ですか?!

あの透明で薄くて便利で、どう考えても木材の塊からは想像できないのに、木からできている。
一体どうゆうこっちゃ。

それと同じような感じで、冒頭の○○もつくることができるのです。
さて、それはなんでしょう・・・・・

ほんまでっか 1


まず、絶対わかりませんよね。
それは「麺」です。

ホンマでっか 4


実は私も食品はあんまり想像していませんでした。木材の利用法となると多くは産業用や工業用など一般消費者からは少し遠い分野で活用されるものが多い様に感じるのですが、なんと生活に欠かせない食の分野だとは驚きませんか?!しかも、木からできた物を食べるんですよ!?
さらに、その麺はカロリーが何と6Kcal/100gしかないという、超低カロリー食品なのです。
そんなものが何故実現できるかというと、原料になっている木の細胞のセルロースは元々0(ゼロ)Kcalで、食感をだすためにコンニャクの成分を混ぜている為に6Kcalになるのだそう。

それでも、「もやし100グラムの半分のカロリーしかない」というからさらに驚き。
コンニャクも超低カロリーですが、0(ゼロ)には敵いません。
スタジオの出演者の方たちも驚いていましたが、実際に食べてみると柔らかいものの、そんなに違和感は無い様子。
因みに私も食べた事ありません。

ほんまでっか 2


実は、木材は他にも「バイオエタノール」(エビと木から燃料)の原料としても既に着目されていたり、服の原料になる「木糸」も開発され実際に販売されています。

そんなに有用な用途があるなら、もっと早くにわからないものかな?!と思ってしまいがちですが、永い間木材の組織であるセルロースを「簡単に」分解する事ができる技術の開発に時間がかかったのです。それに肝心のセルロースを溶かすためには溶剤が必要で、今までは二硫化炭素というものを使用していたそうですが、この麺には、食品にも加工にも使用される「水酸化ナトリウム」を用いているところが大きなポイントで、それだからこそ、食品である「麺」を作ることができたようです。
以前から、それが簡易に素早くできれば、コストも安く環境にも優しい多用途な素材としての木材利用が開けることは様々なところで聞いていたものの、実際はそう容易では無かったのです。
そう思うと、皆さんからすると小さくて厄介者な「シロアリ」や「キクイムシ」達は、機械的で薬品を用いるような技術が無くとも、人間が困難だと言っているセルロースの分解作業を自身の体一つで行ってしまうのですから、凄いヤツら、なのです。


その物の形だけにとらわれていると、決まった利用法しか浮かばないところを、突き詰めていけば様々な分野への広がりを見つけることができる。しかもそれが生活に欠かせない食品になるものが木材であるという素晴らしい事実にワクワクとしました。

実際に量産し、手元に届く様な形になるには5年程かかるということでしたが、それ位先には、ヒノキラーメンとスギ焼酎(バイオエタノール技術)のお夜食っていう組み合わせが出てくるのか?!
材木屋の飲み会の締めは、もうこれしかない!!
太らないし、木材利用に貢献できる!そんな言い訳のできるお酒の締めはないですからね!
早く入手したいです!




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