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虎穴に入らずんば虎児を得ず・・・


今年になって何故かもう3回も依頼がありました。
もちろん、木に関する依頼で少しトキメクようなものだったりするのですが、どうしても慎重派の私には、依頼を頂いたお話に飛び込む勇気がなく・・・

その慎重になってしまう依頼というのは、「木材の買い取り」。
通常は、木材の買い取りということはしていないのですが、今年寄せられた買い取り依頼のお話は、ちょっと話が違いました。
何が違うかというと、先ず第一にその量。
「100㎥あります」とか、「50tあります」と言った街の材木屋である弊社が買い取るには多すぎる量であること。
もうひとつはいずれも「なかなか入手しづらい木材である」ということ。

在庫2


もしかしたら、木材業界のかたならピーンと来ていらっしゃるかたもおられるかもしれませんが、現在では注文しても用意できない様な材料を、あるはずがないというような量で持っている、というから、先ず驚きます。
しかし、その後にすぐ、なんで?!という疑問が浮かびます。
もちろん、日本でも色々な会社や個人がいらっしゃって、手持ちで寝かせているというようなパターン(集材がこうじて、銘木館を立てられたような・・・)もあるでしょうし、世界にはまだまだ計り知れない量の稀少木材が眠っているかもしれませんから、自身の小さい物差しで判断はできないにしろ、あまりにも量的に揃いすぎていて、しかもそれを処分したいというので、またなんで?!となるわけです。

一本、一つ当たりは相場的には考えられない位に安かったりするのですが、全て買い取るとなると莫大な金額に・・・
もし、この材料が本当にまともで商売に乗れば、儲かることはもちろん稀少な木材をたくさん所有できるという、「病木」が出そうになるのです。
首を突っ込みそうになるのですが、心の中の「エンジェルショウジ」が言います。「そこまでのもの、何かあるで・・・慎重に、きちんと考えて、調べて決断やで!!」と。
その後に「ロストエンジェルショウジ」が言います。
「これだけのもの、持っててみぃーな。凄いで。欲しいやろ?!な?な?」
本当に病みそうです。
弊社のビジネスが、もう少し大きなものだとある種の「投資」感覚で出来るのかもしれませんが、用途の限られる木材ですから余計に手を出すには慎重になってしまいます。

在庫


結局は詳しいお話を聞いている時点で、自分で見て触って感じていないものは遠慮させてもらおう、自分には大きすぎる、と丁寧にお断りするのです。
しかし、断った後も「ロストエンジェルショウジ」には心をチクチクと指されることになるのですが・・・・・



まぁ、そのうちの1件は本当に所有されているもので、色々な木材関係のお会社に尋ねられているけれども、内容が・・・・といったような事を耳にしましたので、結果、扱わなくてもよかったということがわかり、少しつかえが取れたのですが、いずれにせよ「虎穴に入らずんば虎児を得ず」。
決断には何事もリスクがつきものではあるものの、やっぱり私にはいつになっても「虎の子」は捕まえられないようです。
まぁ、せいぜいトラッキーどまりか・・・・・・・・

虎家族





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