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子供達よくやった 日焼けによる木材の退色 於出窓実験室


暦上は秋だというのに毎日ジリジリと照りつける太陽。

外で遊んだ後、暑いからと言って遊んだままにほおっておいた遊具の一部は、この時期おそろしい程の早さで劣化します。

直射日光


そして暑いだけではなく、私たちの肌にまさしく突き刺さっているかのごとく降り注いでいる紫外線を含む太陽の光は、人間の肌を焼くだけではなく同じ細胞組織の塊である木材の木肌も焼く事は、今までもお伝えしてきました。
特にブラックチェリーブラックウォールナットなどの色調の変化が著しい樹種は、変化後の色合いを知っておいていただく事が重要でもあります。

その色調の変化を見る為に使用しているのが、わが出窓実験室
と言ってもただの出窓なだけですが、なにしろ直射日光抜群!朝イチの登り始めの太陽から沈まぬ西日までの長時間を日光にさらされるその場所は、実験室と言わずしておけぬ環境であります(笑)。

そんな実験室ですが、子どもたちにかかれば限られたスペースに設けられた駐車場よろしく、障害物を置いたり整然とミニカーを並べたりして遊んでいたようで、私が他の用事で利用しようとしていたフローリングのカットサンプルが、その障害物として活躍していたのですが、ふと見ると何か印象が変わっている・・・・

あぁ〜、子どもたちたまにはえぇことするやん!!

なんと、直射日光の過酷な環境である出窓実験室に、私が気がつかない間に並べられていたカットサンプルの色が、見事に変化しているのです。
子供にきくと、かれこれ桜の季節位から(ちょっと曖昧だけど)ずっとそのままだったということなので、約4ヶ月という時間、日にさらされていたことになります。
では見てください。

ヤケた表面

こうやって見ると、別に遜色なく感じますが、裏返して見ましょう。

ヤケなし裏面

同じ並びです。どうです?!はっきりと色の違いがみてとれます。


これらは、エインシェントオークとエインシェントバーチのフローリングの切り落したものですが、参考にエインシェントオークの施工された元の色合いを見てみましょう。

エインシェントオーク幅広無垢一枚物フローリング 2


こうやって見ると、印象が大きく変わることが理解できると思います。
一般的に見られる木材の色調は主に、黄白色や灰褐色、赤茶色系が多く赤や黒に近い色調の濃い木材は珍しく、常に容易に入手できるものではありません。
そのため、無垢フローリングにおいてもブラックチェリーやブラックウォールナットを始め、黒檀やカリンと言った濃い色調のフローリングを希望されるケースもよくあります。
その時に一緒に俎上に上がるのがエインシェントオークとエインシェントバーチなのですが、カットサンプルや写真の印象ばかりを頭に描いておられると、出窓実験室の様な環境に施工されたフローリングは退色が大きく、印象が変わることがあることを念頭に置いてもらう必要があります。

冒頭の様に、長時間の直射日光は人間の皮膚と同様に木材の表面も変質させていきます。
もちろん、色調が深くなっていく樹種もあれば、この様に反対に浅くなっていくものもあります。

また、エインシェントオーク・エインシェントバーチは色調の変化だけでなく、特有の香りがあることやこすれた部分が白っぽく見え易いこと、など独特の性質があります。
様々な変化が現れる木材ですが、特に変化が大きいものはやはり目につきやすいものですから、採用にあたっては配慮をお願いしたいところです。


冒頭のキックスケーターも、ついこの間乗っていたものを庭にほったらかしにしていたらあんな状態に・・・
太陽の力恐るべし・・・
そして、なかなかよい実験結果を得られた子供たちのお遊びに御褒美をかんがえなければ。。。

コース


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