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石山赤松(せきざんあかまつ)幅広無垢一枚物フローリング

異例に長いシリーズになってしまった地松物語
結局は、材そのものよりも松という樹種の持っているストーリーや、その個性がもたらす人との関係などがメインになってしまいましたが、その個性が必要とされなくなって人から遠ざかっている(人の方から・・・)ということが、綴っていながらも寂しくなってしまうのでした。

しかし、松自体がなくなってしまっているわけではありません。
今でも、少ないながらも松の材を出荷し素晴らしい松の木材を届けている地域もあるのです。
今回は、シリーズにて紹介する機会の少なかった松の木材としての活躍の場を広げる、「地松の超幅広フローリング」をご紹介したいと思います。

石州赤松幅広無垢一枚物フローリング4

わざわざ「超」とつけるには理由があります。
無垢フローリングの通常の製品幅というのは、おおむね「90、もしくは105mm」です。
それは、反りや伸縮などの無垢の木材特有の性質を加味していることが大きな理由です。
木材、とくに板材は幅が広くなればなるほどに反りが大きく出てしまいます。これは、無垢材が避けては通れない「異方性」という特徴の結果です。
しかしながら、今日の地松の超幅広フローリングの幅はなんと、「180mm!!」。
通常の90mm幅無垢フローリングの2倍の幅!
弊社ラインナップには150幅という幅広フローリングもありますが、それをも超える180mmです。

石州赤松幅広無垢一枚物フローリング18

この地松超幅広無垢フローリングの材は「アカマツ」。
石山赤松幅広無垢一枚物フローリングです。
弊社の無垢フローリングのラインナップでは、国産黒松(男松・雄松)無垢一枚物フローリングもありますが、こちらは赤松。
もちろん、国産赤松です。
現在建材やフローリングとして流通している松というと、一般的には「レッドパイン」と言われるヨーロッパからきているアカマツが主流
ですが、市場からほとんど見かけなくなったとはいえ、こんなに美しい日本の赤松のフローリングをお届けすることができるのは、本当に幸せです。

地松シリーズにおいて、マツはスギやヒノキのように特有の香りがない、としましたがそれは材になったときには、特筆すべき香りがあまり感じられない、ということ。
松林に入ったことのある人は感じたことがあるでしょう。
あのすがすがしい緑を感じる中にも、どこかほっこりとする松の脂の香りを・・・
本当は、とても良い香りを発する樹種ではあるのですが、その香りのもとはやはり脂。
近年では「ヤニがでる」といって「嫌われる存在」になってしまっていますが、古くの和風建築では住まい手の手入れによって磨き上げられる松の脂の輝きは、本当の銘木として扱われ、和風建築においての玄関や、そこから続く長い廊下に貼り伸ばされる地松のフローリング(縁甲板)は、見事という以外の何物でもない存在でした。
そう、いわば高級建築の代名詞だったのです。

石州赤松幅広無垢一枚物フローリング12

今回紹介している石山赤松幅広無垢一枚物フローリングは、その昔から有名な縁甲板ではなく、1820mm長さの一枚物の板目のフローリングです。
和風建築を彩ってきた柾目の松の縁甲板ももちろん見事なものです。
しかし、柾目では見えない板目に出る、その樹種特有の表情や色合いの変化、そして端正なだけではない力強い松本来の性質を感じることのできる表情は、現代の建築においての洋の東西を問わない住宅に取り入れるに十分なものだと思っています。

無垢材の材質の選定において、「スギだと和風すぎる」なんていう意見をもらう時がよくあります。
マツもそうです。
確かに、双方ともヒノキを含めて古くから和風建築を支えてきた樹種でもあり、イメージが固定化されているところもあるでしょう。
でも、そんなのは使う人の考え方次第。
スギでもマツでも、使い方によっては全く固定観念にとらわれないものになりますよ。

石州赤松幅広無垢一枚物フローリング17

実際、みなさんレッドパインを洋風住宅にたくさん使っておられる。
あれもマツですよ。
気にしなくていいんです。
それに、このように1820mm長さだからこそ生まれる長手方向の目地部分が、木目の間延びを抑えて、さらにリズミカルな雰囲気を作ってくれるので、「フローリング」と呼ぶにふさわしい仕上がりになっています。

石州赤松幅広無垢一枚物フローリング16

レッドパインばかり引き合いに出してしまって恐縮ですが、じゃあ、そのレッドパインと何が違うの?!と思われますよね?
その最大の違いは・・・・・仕上げ、です。
ん?!仕上げ?!!そう、仕上げです。

地松シリーズを見てもらっていればお分かりの通り、地松の大きな魅力の一つはその「艶」です。
現在では敬遠される、といっていた「ヤニ」ですがそのヤニのもととなる脂は、材表面の美しい艶をもたらします。
これは、脂を多く含む樹種の特権で、光り輝くような材面の艶は広葉樹に多く現れる「杢」にも負けず劣らず素晴らしいものです。
その艶をきちんと感じられるようにするためには、材の表面の仕上げが大切なのです。
古くから大工さんが鉋(かんな)などの刃物を仕上げに使うのは、もちろん木の性質を考えてのこともありますが、やはり刃物で仕上げられた木材の表面の美しさは光沢があり、材がもっとも活きる仕上げなのです。
そのため、石州赤松幅広無垢一枚物フローリングは超仕上げという仕上げ方法にこだわって作られているため、広葉樹フローリングやほかの針葉樹フローリングにはない、この輝きが得られるのです。

石州赤松幅広無垢一枚物フローリング13

そして贅沢なのはその幅だけではありません。
写真からもお分かりの通り、石州赤松フローリングはほぼ節を含まないプルミエグレード規格!
そのため、純粋に地松の木目の伸びやかさや色、時には力強く乱れるような木目を見ることができるのです。

石州赤松幅広無垢一枚物フローリング6


さて、プルミエグレード規格の材ですが、赤松特有の表情として芯材と辺材の色差があります。
いわゆる赤身と白太です。

石州赤松幅広無垢一枚物フローリング7

赤松、と言われますが材が必ずしも赤いわけではありません。
多くは綺麗な黄白色系の素地に、脂っぽい黄色を印象付けるような木目があるよう感じですが、時にきれいな赤身を含むときもあります。
火照ったお嬢さんの頬のようなピンク色が美しい赤身もあれば、このように色白美人もありますよ。
どちらも美しい赤松の表情!

石州赤松幅広無垢一枚物フローリング14


無垢フローリングにおいて、同じ赤松であるレッドパインは多くの方に手ごろな価格で無垢材を届ける役割を果たしてくれました。
しかし、一方で「パイン(マツ)は安い無垢材」というイメージができたことも否めません。
スギのページにも書きましたが、無垢材を選定する時に「スギかぁ・・・」と言われるさみしさと同じく、無垢フローリングにおいての「パインかぁ・・・」があらわすさみしさは、同じ樹木であるにも関わらず、価格という要因に左右されるさみしさをあらわしている代表格のように感じています。
しかし、それを覆すのが木のビブリオたる矜持。
その木の持つストーリーや性格を知ることで、ただのスギ・ただのパインではなく、自分のためのスギ・パインになるべく語るのです。
今回の石山赤松も言わずもがな。
「安物のパイン」ではなく、日本に生きる稀少な地松の物語をお伝えすることで、日本の赤松が大切な樹木の一つとして認知されることの一助となるようにしていきたいのです。

丁寧に仕分けし、乾燥し仕上げる工程を目の当たりにすれば、この赤松を我が家に迎えられる喜びを感じることができるのですが、時間の限られる皆さんに代わって、私がちゃんと目をかけてきていますから、この超幅広赤松、あるうちに尊べ!!ですよ。
(養生乾燥中!!)

石州赤松幅広無垢一枚物フローリング1


いよいよ稀少になってくる地松を、過去の樹種にするのではなくもう一度、私たちの生活の一部である床へと活躍の場を広げることで、若木が育つ循環する環境を作ることができるように、この贅沢な超幅広を味わってくださいね。

石州赤松幅広無垢一枚物フローリング15


プルミエグレード貼り上がりイメージ

石州赤松幅広無垢一枚物フローリング2


・石山赤松(アカマツ)幅広無垢一枚物フローリング以外の無垢フローリングの記事はこちらから

・無垢フローリング・羽目板の一覧はホームページからどうぞ


石山赤松(アカマツ)幅広無垢一枚物フローリング(寸法表記はすべてmm単位)

・寸法

15×180×1820

・形状

一枚物

・エンドマッチあり

・品番と価格

SA-19P OPC一枚物 無塗装 15×180×1820 プルミエ
¥30,240(税込)/5枚入り(1.63屐

・運賃

別途地域により、お問い合わせください。

・グレード

プルミエ:材の特色を活かしたトップグレード

・納期

無垢商品の為、該当年度の原材料が限られている都合いつでも生産するということができませんので、余裕を持って確認ください。


*ご検討の前に弊社からのメッセージを必ずご覧ください。 

お問い合わせ・ショールームのご予約はこちらから

・表情の違い 参考

軽微なヤニツボ

石州赤松幅広無垢一枚物フローリング8

松特有の樹脂道 1

石州赤松幅広無垢一枚物フローリング10

松特有の樹脂道 2

石州赤松幅広無垢一枚物フローリング11

赤身と白太の色違い

石州赤松幅広無垢一枚物フローリング5

*この他、特有の脂分によって削り残しのような仕上がりになる部分が出ることがありますが、樹種特有のものとして活用をお願いいたします。

木のビブリオが、それぞれの木が持つストーリーとともに、こだわりの木材をお届けするブログと、稀少木材・無垢フローリングのホームページです。

・樹種別無垢フローリングのブログ記事一覧 http://trackback.blogsys.jp/livedoor/muku_mokuzai/1611916

・戸田材木店・セルバのホームページ
http://selva-mukumokuzai.jp



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