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重要なのは、年月か大きさか?


近頃、一時期に比べて弊社に来店頂くお客様の割合が、ご近所の方と弊社記事を見てから来ていただいた方と半々位になってきました。

どちらにせよ有難いことなのですが、やっぱり記事を見ていただいて来て下さる方とは話がスムーズに進むことが多く、決して手抜きをしているわけではないのですが、とてもすすめやすいのが事実です。

たまに、年配の方でパソコンを触らない方や、調べることなしにふらっと入ってこられる(とはいえ木を探している目的はある)方の場合は、用途から樹種から寸法、要望、数量、材の程度などなど、様々な事をたずねながらの進行になるので、少々時間がかかったりします。
それはそれで全く問題ないのですが、そういう時に限ってある程度材を絞り込んでいってお値段をお話すると、「えぇー、そんなにするの?コレ?!」となる場合が少なからず存在します。
お客様にとっては希望を伝えているだけなのですが、希望に近づけていくと、やはりその辺に転がっているような木切れ、というわけにはいかず色々と提案するわけですが、彫刻にしろ趣味の製作にしろ、「これくらいの大きさなら安いものだ」という先入観もあるのかもしれません。

「端材でいいんで」
こうおっしゃる方は少なくなりましたが、どんな材でも端材=廃棄するもの=無料若しくは安い、という関係の上に物を見ていると、物の価値ではなく大きさだけが価格を判断する材料になってしまいがちです。
彫刻用や細工物用と聞いて木目の良いものを、と思うのですが「大きさの割に・・・」という価格に感じてしまうと受け入れられない事があります。
それは人それぞれで、自分の予算というものがありきですので仕方がないのですが、100年や200年以上かけて育った木は例え端切れであっても小さくても捨てるようなものではありません。

切り残し

その時間の流れを考えてもらうと、大きさではない尺度で材料を選んでもらえるんではないかと考えています。

そういう意味では、私が木に対して考えている事を綴っている弊社の記事をご覧いただいてから来店してもらえる方は、例え小さくても木曽桧であれば「ヒノキなのにそんなにするんですか?!」と驚かれることはないですし、大切に使っていただけるように無駄なく材料を考えてくださっているので、材をお届けする側としてもとても安心できます。

もちろん、誰でも購入予算というものがあります。
できれば、こんな樹種のこんな寸法でこれくらいの予算で出来ますか?!ということをお尋ねください。
できる限りの回答をさせていただきますし、その方が私も大切にしまっておいた材が「そんなに高いの?!」と言われてしょぼくれる事が少なくなります(笑)。

求められている材は「端材」なのか「木材」なのか・・・
良いものを製作されるのであれば、やはり相談していただいて「木材」を探して頂く方がいいと思います。
その中で、もしかすると丁度切り残しなどのサイズがあるかもしれません。
木材への入り口の角度を少し変えてもらって、先ず大きさありきではなく、希望の材質である大きさに如何に製作物を近づけられるか、ということも考えてもらえれば、無駄も少なく良い材が入手できることと思います。

上手に想いを伝えてもらって良い材を探していきましょう。
探しているのは材の大きさだけですか?それとも良い材で希望寸法があるか?ですか?!・・・考えてくださいね。




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