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お花見と桜のそれぞれ 



ついこの間まではつぼみに少し色がついてきたかなぁ…位だったと思っていたのに20℃近い気温が続けば、あっという間に咲くものですね。

シンボルツリー


サクラは日本の国花でもあります。
英名は flowering cherry .
会社のシンボルツリーのソメイヨシノもグングンと枝を伸ばしながら綺麗な花を咲かせています。
しかしながら弊社のソメイヨシノは少し変り者で、何故か幹の下側、つまり根に近い部分から順に昇る様に咲いていくのです。
毎年のことですが、公園や通りの桜は一斉に開花し、美しいピンクに染まるのですが、うちのは毎年見ているもののやはり今年も下から順に、でした。

元々植えたのは一株だった(植えた本人の会長夫人の言葉による)のが、現在はまるで3株植えたかのように横に広がりを見せ、枝ぶりも立派になってきました。
通りを歩く方の中には、通勤や通学途中に弊社の桜を眺めるのを楽しみにしていただいている方もいらっしゃるという話を耳にしますと、今年も頑張って綺麗に咲いてくれよー、と力が入ってしまいます。

さて、一言に「桜・さくら」といっても、バラ科サクラ属の中には「アンズ、アーモンド、ウメ」等も含まれています。
そういえば、ソメイヨシノよりも先に似たような花を咲かせるはずです。
因みに一般的に食されているサクランボ(sweet cheryy)は西アジア原産で明治時代にセイヨウミザクラが日本に入ってきた物で、日本のサクラと称されている種はあまり食用の実はつけないと言われます。

そして巷のお花見の主役であるソメイヨシノの他にも多くの種類があります。
桜餅や柏餅に使われる葉を持つオオシマザクラやヤマザクラ、開花時期の早い寒緋桜などです。

ソメイヨシノは元々はエドヒガンとオオシマザクラの交配種と言われています。
あおい葉の出る前に一斉にピンクの花を咲かせる美しさが見事な品種ですが、変異体や雑種というものは、通常の交配では増えていくことができないので、全てが挿し木や接ぎ木から生まれたものということになるため、ソメイヨシノは「クローン桜」である、といえるかもしれません。
その為に、一斉に開花する美しさを楽しめるともいえますが、同じ時期に植えられたソメイヨシノの並木は、一斉に寿命がきてしまうことも懸念されています。
もともとそんなに寿命の長くないソメイヨシノですが、一斉に枯れてしまう恐れもあるという事で、ソメイヨシノ並木のあるとことでは景観上も気にかけておられるようです。
標準的な桜だと思っているソメイヨシノの意外な一面、というところでしょうか・・・

ソメイヨシノの片親ともいえるオオシマザクラは、生の新鮮な葉には香りがないが、塩漬けしているうちにクマリンと呼ばれる芳香成分が醸成されます。オオシマザクラは葉が大きくクマリンの香りが強いので餅を包む葉に重用されているのです。

他にも人の口に入るものと言えば、サクラ茶やサクラ湯。
おめでたい席で見かけるお茶は、「お茶をにごす」ことを嫌ってオオシマザクラ系の八重桜である「関山」の花を梅酢と塩で漬けたものを目にします。

住宅資材として少量ながら出てくるのは「ヤマザクラ」。
材面はソメイヨシノの花の色とは程遠い、少し暗い色合いを含んだ部分があり、「これが桜ですか?!」と言われますのでこちらから先に「イメージとは違うと思いますよ」と言っておくほどです。
そういう点でいえば、高級家具やフローリングで人気のアメリカクロミザクラ「ブラックチェリー」の方が薄紅のイメージに近く、人気の高さがわかる気がします。

ブラックチェリー


フローリングでも「桜」の言葉の持つイメージというのは大きい様で、中国などから輸入するフローリングには「●○桜」とか「桜○○」というものもあり、樺(カバ・バーチ)に着色したものがあったり、「黒桜桃」や「桜桃」という、桜か桃もかどっちやねん?!というかそもそも桜か?!というものもあり、やはり木材の表記の難しさには少し閉口します。
(中国名「黒桜桃」=ミヤマザクラ、「桜桃」=シナミザクラを指す場合が一般的な様です。)

そして最後に忘れてはならないサクラ、「エドヒガン」。
普段あまり意識して見かけることはないですが、実は意外と市の指定樹木になっていたり、大木があったりします。
といいますか、サクラの巨樹古木の殆どがこのエドヒガン種です。
花や樹木の好きな方は、ソメイヨシノの様に画一的ではない花や幹の表情に魅力を感じる方が多くいらっしゃるそうですが、やはりあまり目にしないようにおもいますね。

さて、それでは次回はこんな花の時期に紹介するには「いつも通りの」オフシーズンの為見ていただく花が無く気がひけますが、そのエドヒガンの巨樹(老木・古木?!)を一つ紹介する事にしましょう。
お花見のできない写真で恐縮ですが、サクラ巨樹古木の記事続きます。





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